秦良玉
ランサー | |
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真名 | 秦良玉 |
読み | しん りょうぎょく |
性別 | 女性 |
身長 | 166cm(186cmという説もある) |
体重 | 46kg |
出典 | 明史 |
地域 | 中国 |
属性 | 秩序・善 |
声優 | 下屋則子 |
デザイン | しまどりる |
レア度 | ☆4 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 第二部中国異聞帯にて登場。カルデアの危機に対処すべく「凍眠英雄」の中から選ばれ目覚めさせられた。そのため、サーヴァントではなく生身の人間としての登場である。
- 始皇帝の命により幾度もカルデアのマスターの前に立ちはだかる。シャドウ・ボーダーの奪取も成功させるなど彼女が敗走を重ねていた訳ではないのだが、それでもあきらめずに事態を打開してゆくカルデアのマスターについに咸陽に攻め入られ、最終防衛線で最後まで戦い、命を落とした。
- 人物
- 温厚で上からも下からも信頼される人格者で、難事にも柔軟に対応できる優れた頭の回転と応用力を持つ。
- マスターに対しても忠誠心が高く、若干過保護気味はお姉さんのように接してくる。
- 能力
- 韓信のような異常に突出した能力がある訳では無いが、万事に優れ、前線での戦いも指揮もこなす。
- 彼女が部下と共に愛用したと言われるトネリコで出来た槍には、特に逸話があるわけではないが、反英雄のサーヴァントをやや畏怖させる効果がある。
- ただ彼女を英雄足ら占めたのは何よりも「忠義」。夫を無実の罪で投獄されても尚、時の皇帝のために戦い続け、あちこちの軍が無視した救援要請にただ一人私財を投げてまで応えたその忠義は、疑い深く重臣を何度も処刑していた崇禎帝にさえ、彼女を称えるための詩を贈らせた程である。
- 中国異聞帯ではその忠を捧げる相手は始皇帝であったが、それでもその忠義は曲がる事はなく、最後まで戦い抜いた。
バリエーション
秦良玉〔中国異聞帯〕
- 『Fate/Grand Order』の中国異聞帯に登場する秦良玉。
- 異聞帯の凍眠英雄であり、当然ながら霊体ではなく生身の存在である。
- 正々堂々とした武人で異邦人である主人公らへの思いやりも持っているが、始皇帝への忠誠はそれ以上であり、勅命と状況の必要性があれば騙し討ち行為も辞さない。
- かつて『儒』を焚するための始皇帝による殲滅行為で生まれ故郷の村を丸ごと失っているが、その原因を始皇帝の言葉通りに「蒙を啓いて惑わされたからだ」と考えており、始皇帝の唱える平和の在り方を絶対的に信ずる。
- その信念は死の間際まで曲がる事はなく、咸陽の最終防衛線にてカルデアとの戦いに敗れて倒れる時も「各々が知恵を持ち争いが絶えない」という汎人類史に呪詛を吐いて息絶えるという悲しいものだった。
- 「男の浪漫」だけは賛同できないようで、始皇帝がデザインして韓信が大興奮していた「
多多益善 号」を見た時は、一人引いていた。
- なお、下記の宝具は使用できない。理由としては、該当する彼女のエピソードそのものが異聞帯には存在していないからと思われる。代わりに「永世平和の詔」という常時発動でほぼ同一の効果を使用してくる。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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ランサー | 主人公 (Grand Order) | C | B | A | D | A | B | 対魔力:C | 白杆槍:B 忠士の相:B 盗賊打破:B |
宝具
- 崇禎帝四詩歌(むよくにしてちゅうぎのうた)
- ランク:B
種別:対人宝具(自身)
レンジ:0
最大捕捉:1人 - 秦良玉に対し、時の皇帝崇禎帝が送った四つの詩歌。
- 都に召喚された秦良玉は、盗賊征伐の失敗の責任を取るものと考え、部下に私財を与えて覚悟を決めたが、彼女に贈られたのは恩賞と皇帝自らが作ったという彼女を讃える四つの詩歌であった。
- なお、異聞帯での生者としての彼女はこの宝具を持たない。『儒』は民にはあってはならないものという始皇帝の考えを絶対順守する彼女は、自らが詩に興じるという考えを持たない。サーヴァントとして召喚された、汎人類史での彼女が持つ宝具である。
- 『Grand Order』では「自身に「通常攻撃時に敵単体の防御力をダウン3ターンする状態」を付与&「クリティカル攻撃時に敵単体の強化状態を解除する状態」を付与&「被クリティカルダメージ時に味方全体のHPを回復する[注 1]状態」を付与[注 2]&攻撃力を大アップ[注 3]」という効果のArts宝具。
- なお、効果説明の文章量から文字のサイズがかなり小さくなっており読みづらくなっている。
真名:秦良玉
- 秦良玉。明の武将。
- 中国正史で唯一列伝を持つ女性武将。
- 中国の正統な歴史書である『二十四史』の中で、唯一女性で立伝されている武将として有名。
- 少数民族出身で忠州という土地を治めていた馬千乗という男の妻となり、夫と共にある叛乱の鎮圧に従軍した。
- その後、民事訴訟などで獄死してしまった夫の後を継いで、将軍となった彼女は盗賊を幾度も退けた。
- 彼女が率いる部下達はトネリコの槍を持ち、白杆兵と呼ばれ恐れられたという。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- メインストーリー『人智統合真国 シン』配信と共に実装。
人間関係
Fate/Grand Order
- 始皇帝
- 中国異聞帯で主君として仕える相手。
- 直接的には彼の手によって故郷が滅ぼされる事になったが、その点についてはまったく恨んでおらず彼の平和な治世を肯定している。
- 衛士長
- 中国異聞帯では彼によって目覚めさせられた。
- 韓信
- 中国異聞帯で自分と同じタイミングで目覚めさせられた凍眠英雄。
- 一般的に言って異常な彼のノリをそのまま受け入れている。
- ただ「男の浪漫」的な面についてはまったく意見が合わない模様。
- 主人公 (Grand Order)、マシュ・キリエライト
- 中国異聞帯を訪れた異邦人。
- 当初は戦いには無縁そうな気質と、それでも戦わざるを得ない汎人類史を鑑みて多分に同情的であったが、カルデア一行が「儒」だと認識した途端に敵対的になった。
- マタ・ハリ
- 2019年のバレンタインイベントでは、マスターにチョコを渡す際に彼女から色々アドバイスを貰っていた模様。
- ラクシュミー・バーイー
- パールヴァティーの幕間の物語で共演。
- 一緒にボードゲームを行う仲ではあるが、彼女の目を覆わんばかりのサイコロの目の悪さに若干呆れている。
生前
- 張献忠
- 中国史史上最大の殺人鬼。「大西王」を自称した存在であり、彼女が伝説を残した反乱を起こした。
- 汎人類史と異聞帯のどちらにも存在したが、いずれにせよ故郷の四川は壊滅的な被害を受ける事になった[注 4]。
- 特に異聞帯では彼の煽動によって故郷の村が反乱に参加し、始皇帝の手によって滅ぼされたため「儒」を嫌悪する発端になっている。
- 沈雲英
- 同時代の少女将軍で、彼女も張献忠と戦った。
- 崇禎帝
- 明王朝最後の皇帝。猜疑心が強い人物で重臣の多くを処刑したが、秦良玉と沈雲英の忠義は認めて将軍の位を与えた。
名台詞
Fate/Grand Order
本編
- 「多多益善号、ぜんっぜんダメです!」
- 始皇帝と韓信の手によってシャドウ・ボーダーを解析して作られた多多益善号がまったく役に立たなかった事についての報告。
- 基本的に主君とその軍師には畏まって接する彼女が珍しく感情を露にしたシーンである。
メモ
- マテリアルでは身長が「186cmという説もある」と書かれているが(その場合、ケツァル・コアトルを上回る長身となる)、マイルーム会話で「六尺一寸[注 5]なんて、見栄を張りすぎちゃったかなぁ」と本人が語っているため『Grand Order』では166cmの方が真実かもしれない。
- 下屋則子氏演じる人型キャラクターとしては、何気にシリーズ初となる「非桜系」。メタ的な部分で言えば、同クラスであるパールヴァティーとの明確な差別化を図る意味もあるのかも知れないが、属性は同じ「秩序・善」だったりする。
- ボイスは『Grand Order』のサービススタート初期頃に収録しており、その後新規で録り直しをしたとのこと。[出 1]
話題まとめ
- 「棗林雜俎」という書に「秦良玉は側仕えの美少年を従えていた」という記述があるため、プレイヤーにショタコン属性や逆ハーレム持ちとしてネタにされることがある。
脚注
注釈
出典
- ↑ 『Fate/Grand Order カルデア・ラジオ局』第107回より