名も無きマスター
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名も無きマスター | |
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性別 | 女性 |
デザイン | リヨ |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要[編集 | ソースを編集]
無限に広がる平行世界の果て、主人公とは異なるカルデアから来たマスター。
- 略歴
- ジャック・ザ・リッパー、ナーサリー・ライムを初めに、様々なサーヴァントを召喚し、『FGO』2周年の配布サーヴァントにするため、更に神の要素を持つ人造神を生み出すべく、聖杯とうどん粉を混ぜてポール・バニヤンを生み出したが、出来上がったのが「愉快なサムシング」だったことを知り、バニヤンに見切りをつけて特異点を閉じ込めた[注 1]。
- 主人公が特異点の事件を解決する道中で遭遇し、バニヤンを貶めたことから対立、主人公と共に行動するサーヴァントに敗れて消滅してしまう。
- 彼女が事件の元凶であり特異点にバニヤンを封じ込めた……と思われたが、実は彼女もまたバニヤンの心象世界に取り込まれただけに過ぎなかった。
- 性格
- 外見こそリヨぐだ子であるが、こちらでは
アプリで全裸はマズイのかボロボロになった魔術礼装・カルデアを着用している。 - ソーシャルゲームの素晴らしさはなんとなく楽しめるところにあり、自分を含めた「非課金勢」のマスターが「課金しなくとも星4以上のサーヴァントを入手することが出来る」配布サーヴァントほど大事なものはないと述べている。
- 一方で価値があるのは星4以上のサーヴァントだけと語って所謂「低レア」のサーヴァントを見下しており、育てようとさえしていない[注 2]。
- こうした性格からか、星1のサーヴァントであるポール・バニヤンを「モノ」「出来損ないのサーヴァント」と侮蔑し、反論した主人公に対して「絆でレア度の限界は越えられない」「選ばれるのはサポート編成をレベル90以上の鯖で埋めたマスターだけ」「限界まで強化したカレイドスコープやイベント礼装を湯水のように持つマスターが謳歌する現状を終わらせたい」とまくし立てる等、高レアのサーヴァントや礼装にばかり目が向いており、それらを持つ廃課金勢マスターに対して鬱屈した感情を抱いている―――同時にこれらの裏を返すと、FGOでの低レアサーヴァントがもつ長所やコストが軽い礼装で上手くパーティーを編成するというプレイヤースキルの部分に頭が回っておらず、愛着のあるサーヴァントを聖杯で強化することさえ考えていない等、所謂「ユーザーの負の側面」を体現したような性格である。
- また、バニヤンを貶めたことで主人公と契約をしたサーヴァントはおろか、自分が召喚したジャックやナーサリーにまで敵意を向けられると「ジョーク」だとお茶を濁してやり過ごそうとする、自分が消滅させられそうになった途端にみっともなく助けを請う等、主人公はおろか、元ネタのリヨぐだ子ともかけ離れた人間性をしている。ちなみにあらゆる願いを叶える第三魔法である聖杯は「強化用のアイテム」としか理解していなかった。
- 非課金勢ながら初期からプレイしており、一応人理は修復済みらしい。また星5サーヴァントも獲得しているが、ほとんどレベルを上げていなかった。
第一部クリアはフレンド&コンティニュー頼みだった疑惑が…
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]
- Fate/Grand Order
- 期間限定イベント『オール・ザ・ステイツメン! ~マンガで分かる合衆国開拓史~』第三節にて登場。
人間関係[編集 | ソースを編集]
- ジャック・ザ・リッパー、ナーサリー・ライム
- 召喚したサーヴァント達。それなりに交流はあったが、友情を育んだバニヤンに対する非道な仕打ちを知られて激昂される。
- 最後には二人に助けを求めるも、彼女たちからは拒絶の言葉とともに見限られた。
- ポール・バニヤン
- 生みの親。しかし、自身が望む高レアリティのサーヴァントではなかったため存在価値すら認めず、「違法サーヴァント」として森の奥に置き去りにしてこっそり処分しようとしていた。
- (こちらの)マシュ・キリエライト
- リヨぐだ子同様に「なすびちゃん」と呼ぶ。さすがにモノ呼ばわりはしないが「飼い犬」と呼び方は酷い。
- 主人公 (マンガで分かる!FGO)
- 他人の空似。
名台詞[編集 | ソースを編集]
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
- 「無数に広がる並行世界の果て、あなたたちとは違うカルデアより来たマスター。それが、私です」
- 主人公と初めて出会った時の台詞。
- 「あなたもマスターならわかるでしょ!? 我々非課金のマスターにとって、配布鯖ほど大事なものはないってことが!」
- 主人公になぜポール・バニヤンを生み出したのかを聞かれて。配布鯖はどれもこれも強者揃いなので、非課金で遊ぶマスターにとってはこの上ない希望の一つであるのは確かだが。
- しかし溜めに溜めたQPと聖杯を注ぎ込んで出来たのが「愉快なサムシング」である事を知るや否や、バニヤンを「こんなモノ」と嘲ってしまう。
- 「いやいやいやいや、どう見てもモノでしょう?
てか☆1だよ、☆1! フレポに出てくるアレっすよ!
そんなものに何の価値があるの! 価値があるのは☆4以上のサーヴァントだけ!」 - バニヤンを「モノ」扱いしたことに怒りを露にした主人公に対して。
- 暴言に対して悪びれるどころか逆上して反論する。
- 「んんんんんんんん~~~~!ぐうのねも出ない正論ときたくぅわ――――!
ん。でもまあ落ち着きましょうよ。私のプレイスタイルと、君のプレイスタイルは確かに違うけど、
宝具スキップも出来ない運営に忠誠を誓って、そんな出来損ないのサーヴァントと心中するつもり!?」 - プレイスタイルは人それぞれだと言われて。一度は怯むも、高レアリティのサーヴァント以外は存在意義すら認めない彼女は
しれっと運営に毒を吐きながら低レアリティのサーヴァントも快く受け入れる主人公の考えを真っ向から否定する。 - なお、名も無きマスターが「宝具スキップに関して言及している」所は、リヨぐだ子の「宝具演出スキップ機能実装を望んでいる」所と見事に一致している。
でも宝具スキップ出来ないことについては賛同意見が正直多く「心中したくないけどシナリオ上でそう誓わされたみたいでいやだ」という意見もぼちぼち聞こえた。
- 「ニーズがないものに存在価値はないんでしょ。 バニヤンちゃんは、ま、失敗だったねー。
だから人知れず森で消えて欲しかったのに、こんなところまで連れてきて……
私が欲しいのは☆5鯖か、百歩譲ってもアストルフォきゅんだけ。
ここまで来た以上、バニヤンをそして異界から紛れ込んだあなたたちを抹殺します」 - バニヤンを特異点に閉じ込めたことを主人公から聞かれて。上述の台詞を合わせると、バニヤンを始めとする。低レアサーヴァントをこれでもかと見下ているのが分かる。
- ジャックとナーサリーは友達であるバニヤンに対して手酷い仕打ちを行った名も無きマスターに我慢ならず怒りを顕にした。
- 「え? ほんとに私を倒す流れになってる? やだなあ。ちょっとしたジョーク。ジョークですよ?
私だって人理を救ったワケだし、ちょっとぐらい自分好みのサーヴァントをもらってもですね、」 - 人知れず消滅させようとした事にエジソンやジェロニモからも敵対されたことに今までの無礼な行動、暴言の数々をジョークだとお茶を濁そうとしている。
- しかし言い切る前にマシュに遮られてしまう。
- 「いいでしょう。バニヤンを庇うというのなら戦うまで。
私の違法サーヴァント製造を知った以上、ただで返す気もなかったからね。
君たちの浄く正しいパーティーと、私の貧 く美しいパーティー。
どちらのカルデアが優れているか、勝負といこうじゃないか!」 - 戦闘開始前の台詞。
貧 くとは言うものの、後述通りしれっと星5のサーヴァントも懐に忍ばせていた。 - 一応、その事は戦闘後に主人公に突っ込まれたが、本人曰く初期勢だから星5サーヴァントも一応は所持しているとのこと。
引いただけで育成は放置していたのかレベル一桁だったが。
- 「そんな―――この特異点でなら、石を使わずに召喚し放題だったのに……!
ああ、夢から覚める……。助けて、ジャック、ナーサリー……!」 - 戦闘終了後の台詞。「聖晶石を使わずに召喚し放題な夢」は覚め、ジャックとナーサリーに救済を求めるが、現実は非情であった。
彼女達の友達であるバニヤンを「モノ」扱いして存在意義そのものを否定した挙句、無責任にも人知れず処分しようとしていた事が発覚した以上、二人から見放されるのも殆ど当たり前の話である。
- 「違う―――私は―――みんなに笑って欲しくて―――!」
「あと他にHなコトとかいっぱいしたくて―――!」
「ぐわああああああああああ! しまった、最後に本音が漏れてしまった―――!」 - 消滅前に発した最期の台詞。
何気に良いことを言ってるが結局欲望ダダ漏れの発言をして自ら墓穴を掘ってしまい、もはや人間とは思えぬヤツメウナギの口と目のような凄まじい顔グラと共に名も無きマスターは特異点からアカウントBAN消し去られた……[注 3]。
メモ[編集 | ソースを編集]
- 散々配布を含む高レアサーヴァントばかり持ち上げる言動をしている通り、戦闘では1WAVE目と2WAVE目ではコラボキャラを除いた配布サーヴァントのみで編成されたパーティーを使っているが、最終WAVEではまさかのアルトリア・水着アルトリア・槍アルトリアというアルトリア三騎士統一のパーティーを使用して多くのプレイヤーの怒りを買ったとか。特に限定SSRの水着アルトリアはイベント直前で復刻ピックアップがあったばかりにそこで狙うも獲得できなかったプレイヤー達の逆鱗に触れたという。無課金で当てたとすれば豪運の持ち主だが。
- 姿形がそっくりなリヨぐだ子との差異の一つに「使用したアルトリアを含むサーヴァントの育成を全くやっていない」というものがあった。
- リヨぐだ子は作中で「目当てのサーヴァントを引いても、次は育成という名の地獄の作業が待っている」と語っており、そして少なくともアルトリアとマシュには限界までフォウカードを
食べさせて使用したり、アルトリアにマナプリズム交換で手に入れた経験値カードを食べさせようとする(結局呼符交換を選んだが)ほか、新年プレゼントにおびただしい数の素材を要求したり霊基保管庫にこれまたおびただしい数の種火をジャンヌ諸共溜め込んでたりなど、各種育成要素についてはバッチリ体験済みである節がある。 - 加えてリヨぐだ子はガチャという言葉に狂喜狂乱するほどのガチャ廃人であるが、バレンタインガチャで大量の負の遺産を生み出したり、槍アルトリアで210連爆死したりと「相当な課金をした上で上述のアルトリア派生サーヴァントの所持には至らなかった可能性が大きい」という点も別人説を裏付けている。
- というか、そもそも本当にリヨぐだ子だったら通常のFGO主人公とその率いたサーヴァント達が束になっても恐らく歯が立たない。一万年前にレイシフトさせられてそのまま現代まで生きていられ、ジャンヌを素手で血みどろの宝箱にし、ソロモン(ゲーティア)を締め上げたとなれば…少なくともこの名も無きマスターのようにおおよそ素直に退場などしなかっただろう。
リヨぐだ子の扱いが色々おかしい気もするが気にしたら負け。 - 「ますます~」第43話にてリヨぐだ子はいまだに槍アルトリアを所持していないことが判明したため、リヨぐだ子とは別人であることが確定した。
- リヨぐだ子は作中で「目当てのサーヴァントを引いても、次は育成という名の地獄の作業が待っている」と語っており、そして少なくともアルトリアとマシュには限界までフォウカードを
- 名も無きマスターが真にカルデアのマスターであるならば、その消滅が意味するところはやはり故郷世界の剪定事象であろうか。主人公が消滅する――というか全滅エンドの『EXTELLA』アルテラルートは開始時タイトルで「剪定事象」である事を明記している。あるいは多くのサーヴァントと絆を結ぶはずのカルデアのマスターが「目的達成の為の道具としてのみサーヴァントを利用する」残酷な性格の持ち主だった時点で、「多少の差異はあっても未来は同じになる大幹の並行世界群」から著しく外れてしまい、剪定の対象となった可能性も考えられる。
っていうかクドいようだがやっぱり気にしたら負け。- マシュの事は「ならどうして私のなすびちゃんは★5にならないんだい?」という程度には愛着を持っているようだが、バニヤンの特異点には連れ立ってはいなかった。終局特異点の戦いを経た後のマシュは確かに戦線に立てない状態にはなったが、この名も無きマスター側のマシュについてはほぼまったく語られる事が無かったため、真相は神のみぞ知る。
- その後、第2部6章クリアに伴いマシュのレベルキャップは解放され★5の上限相当である90となった。…が、それはシステム上もカード表現上も★4レアリティのままからの聖杯転臨という処理であり、マシュは★5にはならなかった。名も無きマスターの不満はある意味未来を当てていたようである。
- 夢から覚めるというセリフや、なぜかマシュがいないことから、『Apocrypha/Inheritence of Glory』などのように意識だけ飛ぶタイプでやってきていた可能性もある。
- 徹底的にバニヤンをディスりまくり、主人公達の怒りを買い、戦いの末に消えていった彼女だが、結局バニヤンは二周年の配布サーヴァントとして実装され、マスター達からも高い評価を得ているので、当初の目的は完遂されているというのは何とも皮肉な話である。
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
出典[編集 | ソースを編集]