「アステリオス」の版間の差分

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: 『Grand Order』メインストーリーでは第三章で登場。[[エドワード・ティーチ|黒髭]]に狙われていた[[エウリュアレ]]を守るべく結界を展開しており、そのとばっちりで足止めを食らい原因究明のために迷宮に踏み入った主人公らを敵と判断して攻撃を加えたが、最終的に主人公とエウリュアレとの間で誤解を解き、[[フランシス・ドレイク|ドレイク]]の提案で揃って仲間に加わる。その後は、持ち前の怪力によって様々な場面で活躍を見せる。
 
: 『Grand Order』メインストーリーでは第三章で登場。[[エドワード・ティーチ|黒髭]]に狙われていた[[エウリュアレ]]を守るべく結界を展開しており、そのとばっちりで足止めを食らい原因究明のために迷宮に踏み入った主人公らを敵と判断して攻撃を加えたが、最終的に主人公とエウリュアレとの間で誤解を解き、[[フランシス・ドレイク|ドレイク]]の提案で揃って仲間に加わる。その後は、持ち前の怪力によって様々な場面で活躍を見せる。
 
: 拉致されたエウリュアレを奪還すべく向かったアルゴー号との戦いにおいて、ヘラクレスに単身立ち向かう。その命を一つは奪ってみせたものの敵うはずもなく、最終的に自身が死ぬのを承知の上で[[ヘクトール]]の『不毀の極槍』にヘラクレスもろともその身を貫かせ、共に串刺しになったヘラクレスごと船から飛び降りる。いかにヘラクレスが不死身と言えどこうなっては彼が力尽きるのを待つほか脱出の術はなく、エウリュアレが主人公らと共に撤退できるだけの時間を稼ぐことに成功した。
 
: 拉致されたエウリュアレを奪還すべく向かったアルゴー号との戦いにおいて、ヘラクレスに単身立ち向かう。その命を一つは奪ってみせたものの敵うはずもなく、最終的に自身が死ぬのを承知の上で[[ヘクトール]]の『不毀の極槍』にヘラクレスもろともその身を貫かせ、共に串刺しになったヘラクレスごと船から飛び降りる。いかにヘラクレスが不死身と言えどこうなっては彼が力尽きるのを待つほか脱出の術はなく、エウリュアレが主人公らと共に撤退できるだけの時間を稼ぐことに成功した。
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: 『Fate/Labyrinth』では物語の最終幕にて、『Grand Order』とはかけ離れた姿で登場した。
 
; 人物
 
; 人物
 
: 仮面をつけた初期の外形からは想像もつかないが、仮面を外したその顔は屈強な肉体に反して意外なほど幼く、言葉遣いや発言内容も子供の様である。
 
: 仮面をつけた初期の外形からは想像もつかないが、仮面を外したその顔は屈強な肉体に反して意外なほど幼く、言葉遣いや発言内容も子供の様である。
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: バーサーカーのサーヴァントとして登場。レア度はC(☆1)。イラストレーターはしまどりる氏。
 
: バーサーカーのサーヴァントとして登場。レア度はC(☆1)。イラストレーターはしまどりる氏。
 
: スキルや宝具による独特の長所こそあるもののバーサーカーは入手も容易なので☆1の彼を積極的に使う必要も少なく、当初はあまり日の当たらない存在だったが、ストーリー第三章での活躍でその存在感を増した。
 
: スキルや宝具による独特の長所こそあるもののバーサーカーは入手も容易なので☆1の彼を積極的に使う必要も少なく、当初はあまり日の当たらない存在だったが、ストーリー第三章での活躍でその存在感を増した。
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; [[Fate/Labyrinth]]
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: 亜種聖杯戦争の開催者により、亜種聖杯や取り出された霊核を利用して召喚される。
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: 作中では真名こそ記載はなかったものの、「狂戦士」「ダイダロス大迷宮の主」「巨盾の如き鉄仮面」「豪刃の双斧」といった記述からアステリオスであることが分かる。
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: 通常とは形式の違う強引な形で召喚され体中が血液の濁流で構成された異様な存在と化しており、言葉を発することもない召喚者の意のままに動く尖兵と化し、最奥部へと到達した者達へと襲い掛かった。
  
 
== 人間関係 ==
 
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: エウリュアレ同様に自身の名前を呼んでくれたことを喜び、彼を「ますたー」と呼んだ。
 
: エウリュアレ同様に自身の名前を呼んでくれたことを喜び、彼を「ますたー」と呼んだ。
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: 亜種聖杯を利用し、自身の意のままに動く尖兵として彼を召喚する。
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: 迷宮の怪物として猛威を奮ったが、それを遥かに上回る存在の力を借りた少女により消え去ることとなった。
  
 
=== 生前 ===
 
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**とはいえ、スキルのランクも高く、こちらはランクと性能に相関関係があるので強力な部類である。「怪力」は攻撃力アップ、「天性の魔」は防御力アップの効果があるので、筋力と耐久の高さを再現している気分になれなくもない。なお、これらのスキルと『万古不易の迷宮』を組み合わせて与ダメージ・被ダメージを大きく制御するのがゲーム上での彼の主戦法である。
 
**とはいえ、スキルのランクも高く、こちらはランクと性能に相関関係があるので強力な部類である。「怪力」は攻撃力アップ、「天性の魔」は防御力アップの効果があるので、筋力と耐久の高さを再現している気分になれなくもない。なお、これらのスキルと『万古不易の迷宮』を組み合わせて与ダメージ・被ダメージを大きく制御するのがゲーム上での彼の主戦法である。
 
*アステリオスの父であるミノス王の娘にも「エウリュアレ」という名前の女性がいる。アステリオスは[[エウリュアレ]]のことを出会えなかった姉と重ねていたのかもしれない。ちなみにこの「エウリュアレ」は[[オリオン]]の母でもある。
 
*アステリオスの父であるミノス王の娘にも「エウリュアレ」という名前の女性がいる。アステリオスは[[エウリュアレ]]のことを出会えなかった姉と重ねていたのかもしれない。ちなみにこの「エウリュアレ」は[[オリオン]]の母でもある。
 
+
*『Fate/Labyrinth』では"迷宮"の話の幕引きに相応しい存在として、しかしGOの描写とはかけ離れた伝承通りの迷宮の怪物として召喚される。なお、「ちびちゅき」や「コハエース」のようなオールスター系作品を除いた外部作品への『Grand Order』初出サーヴァントの出演はこれが初である。
 
==リンク==
 
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* [[登場人物]]
 
* [[登場人物]]

2016年1月24日 (日) 00:39時点における版

バーサーカー

  • 真名:アステリオス
  • 身長:298cm / 体重:150kg
  • 出典:ギリシャ神話
  • 地域:ギリシャ
  • 属性:混沌・悪
  • 性別:男性
  • CV:鳥海浩輔 / イラスト:しまどりる

Fate/Grand Order』に登場する「狂戦士」のクラスのサーヴァント。牛の被り物を着けた全身傷跡だらけの怪物。

略歴
『Grand Order』メインストーリーでは第三章で登場。黒髭に狙われていたエウリュアレを守るべく結界を展開しており、そのとばっちりで足止めを食らい原因究明のために迷宮に踏み入った主人公らを敵と判断して攻撃を加えたが、最終的に主人公とエウリュアレとの間で誤解を解き、ドレイクの提案で揃って仲間に加わる。その後は、持ち前の怪力によって様々な場面で活躍を見せる。
拉致されたエウリュアレを奪還すべく向かったアルゴー号との戦いにおいて、ヘラクレスに単身立ち向かう。その命を一つは奪ってみせたものの敵うはずもなく、最終的に自身が死ぬのを承知の上でヘクトールの『不毀の極槍』にヘラクレスもろともその身を貫かせ、共に串刺しになったヘラクレスごと船から飛び降りる。いかにヘラクレスが不死身と言えどこうなっては彼が力尽きるのを待つほか脱出の術はなく、エウリュアレが主人公らと共に撤退できるだけの時間を稼ぐことに成功した。
『Fate/Labyrinth』では物語の最終幕にて、『Grand Order』とはかけ離れた姿で登場した。
人物
仮面をつけた初期の外形からは想像もつかないが、仮面を外したその顔は屈強な肉体に反して意外なほど幼く、言葉遣いや発言内容も子供の様である。
生前の事からか最初は突き放す態度が見られたが、本当の「名前」を呼んでくれるものに対しては身を呈して守る一面がある。
能力
ハルバードに似た二丁の斧で戦う。
彼が封じ込められていた迷宮を具現化するEXランクの宝具を所持している他、さらに島一つ分に影響を及ぼせるだけの結界を張ることもできるが、この結界はデミ・サーヴァントであるマシュなら突破できる程度のものらしい。
筋力は他のサーヴァント全てと比較しても桁外れでおり、重傷を負ったボロボロの体で船底に穴の開いた「黄金の鹿号」を背負って岸まで泳いだり、宝具を用いずに『十二の試練』を突破する等、文字通り化け物じみている。
ヘラクレスと同ランクの狂化Bを保有しているが、たどたどしいながらも言語を喋り、会話による正確な意思疎通が可能なので、他のバーサーカーよりは遥かに御しやすい。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
バーサーカー 主人公 (Grand Order) A++ A++ C D E A 狂化:B 怪力:A
天性の魔:A++

宝具

万古不易の迷宮(ケイオス・ラビュリントス)
ランク:EX
種別:迷宮宝具
由来:世界最古の迷宮とされるクレタ島のクノッソスの迷宮。
アステリオスが封じ込められていた迷宮の具現化。一旦発現してからは、「迷宮」という概念への知名度によって道筋が形成される。アステリオスが死んだ場合は迷宮が崩壊する。
『Grand Order』では敵全体の攻撃力と防御力をダウンさせるという効果になっている。絆クエストクリアによって更に1ターン限りだがより強力な攻撃力・防御力ダウン効果が追加される。

真名:アステリオス

アステリオス──「雷光」を意味する「本当の名前」を与えられたこの怪物(えいゆう)が、その名で呼ばれることはほとんどなかった。
ミノス王の牛を意味する「異名」世界的に知られていたからだ。その名こそが――ミノタウロス。

彼は。クレタ島を支配するミノス王の妻であるパシパエが牡牛との間に産んだ、牛頭人身の怪物。生まれついての魔獣・反英霊。
彼の扱いに困り果てたミノスが彼を封じ込める為の場として高名な工匠ダイダロスに建造を命じた。そう「決して出られぬ迷宮」――ラビリンスを。


生まれついての怪物は、生まれついての英雄に倒されるのが筋書きだ。
アステリオスはラビリンスに忍び込んだ英雄テセウスによって、討ち果たされた。
ミノス王に命じられるまま、何も知らない子供を殺した。――彼の本質が邪悪ではなかったとしてもその所業が悪である以上、倒されることが宿命だ。


たとえ──彼が闇ではなく、光を求めていたとしても。
陰鬱な迷宮ではなく、涼やかな自然の風を、豊かな森を求めていたとしても。

登場作品と役柄

Fate/Grand Order
バーサーカーのサーヴァントとして登場。レア度はC(☆1)。イラストレーターはしまどりる氏。
スキルや宝具による独特の長所こそあるもののバーサーカーは入手も容易なので☆1の彼を積極的に使う必要も少なく、当初はあまり日の当たらない存在だったが、ストーリー第三章での活躍でその存在感を増した。
Fate/Labyrinth
亜種聖杯戦争の開催者により、亜種聖杯や取り出された霊核を利用して召喚される。
作中では真名こそ記載はなかったものの、「狂戦士」「ダイダロス大迷宮の主」「巨盾の如き鉄仮面」「豪刃の双斧」といった記述からアステリオスであることが分かる。
通常とは形式の違う強引な形で召喚され体中が血液の濁流で構成された異様な存在と化しており、言葉を発することもない召喚者の意のままに動く尖兵と化し、最奥部へと到達した者達へと襲い掛かった。

人間関係

Fate/Grand Order

エウリュアレ
第三章での相方。怪物と呼ばれた自分の本当の名前を呼んでくれた存在として彼女のために力を尽くそうとする。
なお、彼女が必ずしも善良なだけの存在とは思っていないようで、タマモキャットのキャラクエでは「ちょっとだけじゃあく」とのこと。
主人公 (Grand Order)
エウリュアレ同様に自身の名前を呼んでくれたことを喜び、彼を「ますたー」と呼んだ。

Fate/Labyrinth

ヴォルフガング・ファウストゥス
亜種聖杯を利用し、自身の意のままに動く尖兵として彼を召喚する。
ノーマ・グッドフェロー沙条愛歌
迷宮の怪物として猛威を奮ったが、それを遥かに上回る存在の力を借りた少女により消え去ることとなった。

生前

テセウス
生まれついての怪物であったアステリオスを討ち果たした、生まれついての英雄。
ミノス
義父。異形であったアステリオスを忌み嫌い、「怪物」としての役割を押し付けた。
しかしながら、その一方で彼を曲がりなりにも「息子」と認めて自分の父の名を与え、更にはご丁寧に「食事」まで用意するなど、彼に対しかなり屈折した感情を抱いていた事が伺える。

名台詞

「まよえ……さまよえ……しね!」
宝具開放。彼がかつて存在していた迷宮が具現し、敵を取り込む。
「ころ、した、ころした、ころした、ころした!なにもしらない、こどもを、ころした!
 ちちうえが、そうしろって。ちちうえが、おまえはかいぶつだからって!
 でもぜんぶ、じぶんのせい、だ。きっとはじめから、ぼくのこころは、かいぶつだった
 でも、なまえを、よんでくれた。みんながわすれた、ぼくの、なまえ…!
 なら、もどらなくっ、ちゃ。ゆるされなくても、みにくいままでも、ぼくは、にんげんに、もどらなくちゃ…!」
「ますたぁ、も、なまえ、よんでくれた。みんな、かいぶつだと、きらわなかった!
 うまれて、はじめて!うまれて、はじめて、たのしかった…!
 ぼくは、うまれて、うれしかった!
 えうりゅあれを、よろし、く…!ぜんぶ、えうりゅあれの、おかげ、で――
 ぼくは、えうりゅあれが、だいすき、だ!」
第3章にて、イアソン率いるアルゴノーツとの戦いで窮地に陥った主人公一行の為、単身でヘラクレスに立ち向かうアステリオス。
生まれついての怪物であろうと、その心までが怪物とは限らない。 誰もが忘れてしまった自分の本当の名前を呼んでくれたエウリュアレとマスターを守るため、彼はヘクトールの放った宝具をあえて受け止め、自分の体ごとヘラクレスを貫かせ共に海へと沈んでいった。
大英雄かいぶつを相手に戦った怪物えいゆうの最期は、彼らの心に深く刻まれた。
「――ぼくは、あすてりおす。
 ぼくのなをよんでくれるひとがいてくれるかぎり。
 ぼくはおまえをきょぜつする…!!」
幕間の物語「その手を、君に」にて、自分の影と対峙して。
――いつかまた、だれかのてをにぎりたい。
――ぼくは、そうおもった。
自分の影を撃破した後、迷宮を出る際に自分を怖がらずに手を握ってくれたマスターを見ての独白。

メモ

  • 筋力と耐久がA++、宝具のランクがEXと、まさしく破格と言えるスペックを持つサーヴァント。
    ストーリー三章においては、宝具でもなんでもないただの打撃であのヘラクレスの『十二の試練』を一度破るという信じがたい快挙を上げている。
    • ただし『Grand Order』におけるゲーム上の性能とステータスや宝具ランクには関係がなく、HPや攻撃力はレアリティに結びつくところが大きいため、そのスペックの高さはゲーム中では生かされない。
      『Fate/EXTRA』のようなシステムだったらそれこそ猛威を振るうことになったのだが。
    • とはいえ、スキルのランクも高く、こちらはランクと性能に相関関係があるので強力な部類である。「怪力」は攻撃力アップ、「天性の魔」は防御力アップの効果があるので、筋力と耐久の高さを再現している気分になれなくもない。なお、これらのスキルと『万古不易の迷宮』を組み合わせて与ダメージ・被ダメージを大きく制御するのがゲーム上での彼の主戦法である。
  • アステリオスの父であるミノス王の娘にも「エウリュアレ」という名前の女性がいる。アステリオスはエウリュアレのことを出会えなかった姉と重ねていたのかもしれない。ちなみにこの「エウリュアレ」はオリオンの母でもある。
  • 『Fate/Labyrinth』では"迷宮"の話の幕引きに相応しい存在として、しかしGOの描写とはかけ離れた伝承通りの迷宮の怪物として召喚される。なお、「ちびちゅき」や「コハエース」のようなオールスター系作品を除いた外部作品への『Grand Order』初出サーヴァントの出演はこれが初である。

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