イシュタル

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アーチャー (Grand Order)

  • 真名:イシュタル
  • 身長:159cm / 体重:57kg
  • 出典:古代メソポタミア神話
  • 地域:メソポタミア
  • 属性:秩序・善
  • 性別:女性
  • CV:植田佳奈

弓兵」の疑似サーヴァント

略歴
人物
扇情的な服装と、身の丈の倍もある弓を掲げた女性。
今回は波長の合う遠坂凛を依代とした疑似サーヴァントとして召喚されたため、本来の姿ではない。元の姿はもっとグラマラスのようだが、これはこれで気に入っているようだ。
女神らしく人間を見守るのが役割と語るが、「人間は生き延びるか、滅亡するのかしら?」と笑いながら見守るというニュアンスである。
人間であれ神々であれ、気に入った相手は全力でモーションをかけているが、自分の意に染まらない者には悪魔の如き残忍さを見せている。
イシュタルは我が強く、憑依先の人間を尊重することなく振る舞うが、性格は憑依先の人間が善よりの人格を持ったことで大きく影響を受け、残忍さは奥に引っ込み、善い部分である慈悲深い一面が前に出るようになる。とはいえ、すぐ血が上りやすかったりするが。
マスターである主人公に対しては『からかい甲斐のある人間』と見ており、彼女は自分の方が偉いと思っているものの、憑依体である凛の性格がベースにあるためか、決して彼を見下したりはしない。普段は女王然とした姿勢を取りつつも、親愛と友情をもって接する。
しかし絆を深めるにつれて元からの面倒見の良さと感情移入してしまう情の弱さがたたり、『からかい甲斐のある玩具』から『行き先を見守るに足る、大切な契約者』へと評価を変える。マスターの誕生日には何をプレゼントすれば喜ぶのかを思案している姿が見られるなど、世話焼きな一面も。
元から浪費、大損、ケアレスミスを苦手としており、疑似サーヴァントになってからは自己嫌悪に陥るほどまでに拍車が掛かっている。
能力
巨大な弓であり飛行船である『天舟マアンナ』を主武装とする。
疑似サーヴァントになった影響か依代となった人物の強い意向か、本来なら自由自在でほとんど万能な神気がなぜか宝石にしか蓄積できず、他にも人の域を超えているとされる「他者を惹き付ける力」からは束縛効果が外されて実質カリスマスキルと同等と、元の姿に比べて力は大分制限されている。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
アーチャー 主人公 (Grand Order) B B B EX A A++ 対魔力:A
単独行動:A
女神の神核:B
美の顕現:EX→B
輝ける大王冠:A
魔力放出(宝石):A+

宝具

山脈震撼す明星の薪(アンガルタ・キガルシュ)
ランク:A++
種別:対山宝具
シュメル神話においてイシュタルが行った最も「破壊的で」「残忍な」行為、神々の王でさえ恐れ、敬った霊峰エビフ山を"ただ気にくわないから"と蹂躙し、死滅させた逸話を宝具にしたもの。
メソポタミア神話によると、イシュタルはエビフ山に分け入り、一歩ごとにその神威を増し、最後には山脈の頂を鷲づかみにし、その地脈の心臓部に槍を突き刺し、エビフ山を崩壊させたという。
この逸話を元に、宝具使用の際は金星にワープ、管理者権限で金星の概念を手中に収め、概念惑星としてマアンナの弾倉に詰めて放つ、という神をも恐れぬ行為をやってのける。
またの名をジュベル・ハムリン・ブレイカー。
マアンナ
メソポタミア世界を駆ける神の舟であり、地球と金星を結ぶ星間転移門(ゲート)。
疑似サーヴァントであるため、基本、ワープ機能は封じられている。
メソポタミアの神と言いながら、イメージは金星から地球を攻めに飛来したインベーダーのそれである。

真名:イシュタル

イシュタル。金星の女神であり、人に繫栄をもたらす豊穣の女神であり、戦いと破壊を司る女神でもあり、『天の牡牛』という恐るべき神獣をウルク市へ送り込んだ、とにかく傍迷惑な女神。
真名であるイシュタルはアッカド神名。シュメル神名ではイナンナといい、名としてはこちらの方が古い。

登場作品と役柄

Fate/EXTRA CCC
回想シーンやギルガメッシュのセリフ中に名前のみ登場。
Fate/Grand Order
  • 〔アーチャー〕キャラクターデザイン:森井しづき / 設定作成:??? / レア度:☆5
『二代目はオルタちゃん』の開催に伴い期間限定でガチャに追加。イベントガチャ限定サーヴァントであり、恒常的な入手手段は現状ない。

人間関係

生前

ギルガメッシュ
求婚するもあっさりと断られる。それを侮辱と感じたイシュタルは報復として父であるアヌ神に泣きつき、"最強の神獣"天の牡牛を地上に放ったことでエルキドゥが死亡する原因を作った。
そのこともあってか、ギルガメッシュからは筆舌に尽くしがたいレベルで嫌われており、イシュタルの側も「私を袖にした、最高に趣味が悪くてワガママな金ぴか」と悪態をついている。
また、ギルガメッシュが人理修復に手を貸していることに関してはこの異変を起こした元凶の正体より驚いているらしい。
エルキドゥ
彼とギルガメッシュが天の牡牛を討伐したことに怒ったイシュタルの「人の身で神の獣を殺したことは罪であるため、両名どちらかの死を求める」という願いが神々に聞き届けられたことで衰弱死する。
エレシュキガル
姉である冥界の女神。かつて一言申すために万全の備えを以て彼女の下に向かったつもりが、文字通り身ぐるみ剥がされ刺殺されるという無残な結果に終わる。
『Fate/Grand Order』第七章では対の神性を持つイシュタルと依代を共有する形で同時に召喚されており、時折彼女の肉体に乗り移ることで現世で活動していた。
イシュタルに凛の『颯爽と生きる、責任感のある女』の部分が影響しているならば、エレシュキガルには『生真面目な秀才、恋にも真剣な少女』としての凛が現れている。

Fate/Grand Order

遠坂凛
依代となった人物。
目が赤色であることを除けば容姿が酷似しており、マテリアルでの「金星の(赤い)悪魔」というワード、宝石に魔力を込めて放つ攻撃方法など、彼女よりとなっている。
また、父親への依存が消えたのも、幼くして父を失った彼女に影響された可能性が高いとギルガメッシュは推測している。
エミヤ
守護者である彼を見て説教しに行こうとしている。
彼の方からは依代との関係故か「ついに狂ったか」と評されている。

その他

遠坂凛 (EXTRA)
ギルガメッシュ曰く転生体かの如く性格の似た人物。
沙条愛歌
ギルガメッシュ (Prototype)曰く同系列の存在。

名台詞

「無名の英霊まで居るんだぁ……ふぅん? 人間らしい全体浄化の仕組みだけど、酷いものね。
 ちょっと私、一言叱りつけてくるわ。カッコつけるのも大概にしろって」
エミヤ所属時の台詞。イシュタル自身は彼に対して特に関連性も因縁もないが、彼の境遇に思うところがあったのだろうか。
「アイツが人に力を貸すなんて驚きね……この異変を起こした元凶の正体より驚きよ。
 何の事かって? 決まってるでしょ。私を袖にした、最高に趣味が悪くてワガママな金ピカの事よ!」
で、彼女にとっては因縁の相手である金ピカギルガメッシュ所属時の台詞。
「私を楽しませなさい、とは言わないわ。人間にそこまで求めてないしね。
 せめて、飽きさせないよう踊りなさい。それなら、ちょっとだけ付き合ってあげるから」
マイルーム会話「絆Lv1」。当初はマスターに対して期待している素振りを見せておらず、同時に神としての威厳を見せている。……この時点では。
「踊りなさい、とは言ったけど…まさかここまで行動的だったなんて。
 砂漠に行ったり、溶岩地帯に行ったり、果ては訳の分からない固有結界。
 ごめんなさい!舐めてました。アナタ、ウルクの民と同じくらい冒険的よ?」
マイルーム会話「絆Lv2」。そのマスターがウルクの民の如き行動力で人理修復はもちろん、それと全く関連のない騒動を自分の意志で解決した事に驚き、なんと謝ってしまう。
「私の扱いに慣れてきた?それは結構。あまり愚かな真似をして、私をイライラさせないでね。
 …え?どうしてかって、そりゃあ…つい、カッとなって弓を射ったりでもしたら大変というか、自己嫌悪で金星を壊しそうというか…何言ってるのかしら、私」
マイルーム会話「絆Lv3」。このような性格ではマテリアルでも傍迷惑な女神と評価されるのも無理はなかろう……。
「私は完成されている。女神として、支配と采配を常として。
 だからかしらね。アナタみたいに未完成なものを長いこと見ていると、変な気分になるっていうか…
 あぁもう、まだるっこしい!要は、放っておけないってこと!」
マイルーム会話「絆Lv4」。絆を深めていくうちに、未完成なマスターに対して放ておけなくなったようだ。
「あぁもう、白状する! 白状します! アナタのことが嫌いじゃないわ。
 …だって、よく足掻くし、よく藻掻くし、なんだかんだと最後まで負けないし。
 だから、これからは私がアナタの勝利の女神になってあげる。
 うふっ、覚悟なさい。たとえ冥界へ逃げようと、その首根っこ離さないんだから」
マイルーム会話「絆Lv5」。どのような試練においても屈しないマスターに女神もついに認め、これからはマスターの勝利の女神になることを誓う。

メモ

  • 『Grand Order』サービス開始時から存在する諸葛孔明以来の、1年以上間を開けて登場した2人目の疑似サーヴァント。
    以前より『CCC』でギルガメッシュ遠坂凛 (EXTRA)を見て「あの悪女めイシュタルの転生体か?」と発言しているほど性格的には似ているらしく、イシュタルが凛に憑依するのはさほど不思議ではないのかもしれない。

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