カリー・ド・マルシェ

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カリー・ド・マルシェ
外国語表記 Curry de Marche(Kirsten)
本名 キルシュタイン
別名 空柩のキルシュタイン
初登場作品 シエルさんインドです
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概要

死徒。カレー。

略歴
本名キルシュタイン。「空柩のキルシュタイン」[注 1]
かつて、シエルの身体を使っていた頃のロアの配下だった死徒。当時は特に側近ということもなく、末端にいたらしい。
ロア討伐後はインドに潜伏。埋葬機関に入ったシエルの初任務の相手として討伐されかかる。
が、しかし、討伐に赴いたシエルは、弱りきったキルシュタインに肩透かしを食らう。キルシュタインは「血を飲めない死徒」であった。
何故なら、彼は出会ってしまったのだ。この星の宝とも言える料理、その味に。それを前に、血など口にできなかったのである。
その料理こそがカレー。以後の彼は、カレーに全てを捧げているのであった。
結局、血が飲めないので教会には無害と判断され、またこれでも死徒には顔が利いて利用価値があるため、討伐されずに放置される結果となった。この時、シエルがカレー好きとなった原因を作る。
人物
カレー。とにかくカレー。
髪型は白髪の角刈りで、鼻の下には同じ色をしたカイゼル髭を生やしている(ただし、冒頭、シエルに討伐されかかった時には(顔の下半分くらいしか出ていなかったが)、細身の顔でひげも生えていなかった)。体格はマッチョ。口調は少々カマっぽい(こちらも、冒頭ではごく普通の男性口調)。
能力
触れた物の性質に干渉できる超抜能力を持つ。力の弱くなっている現在、その干渉力は「味」に限定されている。これを使って、全ての血をカレー味にする研究をしているらしい。ただし現在のところ、味自体はカレーにすることは可能でも、とても不味いものしか作れない。その味はカレー味なのにシエルが「まっずー」と吐き出し、遠野志貴には「翡翠の料理と同レベルかも」と言われる程で、当然カリー当人も口にできない。
いずれは美味いカレー味を実現し、血を大量に飲んで、死徒二十七祖を目指すのだとか。

登場作品と役柄

月姫

シエルさんインドです[出 1][出 2]
シエルがカレー好きになった逸話が書かれた漫画作品に登場。

人間関係

ミハイル・ロア・バルダムヨォン
かつての上司。
シエル
カレー好き仲間(?)。
遠野志貴
「シエルのダーリン」。
いつか美味なカレー味を実現できた暁には、シエルのために彼を真っ先にカレー味にするとのこと。

名台詞

「カレーの味を知ってしまったからよっ!」
彼の在り方はコレにつきる。

メモ

  • 一応、肉体を維持する分の血は摂取しているらしい。
  • ちびちゅき!』では、シエルが運営しているカレー専門店の店名に彼の名前が拝借されている。
  • Fate/strange Fake』では、彼と明言されていないがハンザ・セルバンテスの口から「人間の料理に執着し、本能に抗いながら料理を作り続ける死徒」の話が出てきている。
  • 近年では「死徒に人間の味覚はない」という設定がなされているので、カレーの味に魅了されたという彼のパーソナリティ自体が大きく影響を受ける事になったのだが現状どういう解決を取ったのかは不明。
    • 一部のファンからは、カレーには厳密には味覚でなく神経刺激による痛覚に由来する辛味を持つためではないかと推察されている。何にせよ是非とも再登場が待たれる。

話題まとめ

嘘から出たまこと
初出はTYPE-MOONの旧HPにおける座談会での奈須氏の発言。シエルがカレー好きとなった原因として「のちに二十七祖の一人として加わる、死徒きってのお笑い担当」というカリー・ド・マルシェの設定がまことしやかに語られた[出 3]。この冗談を真に受けて(というより、あまりの突飛な設定に座談会の中で武内氏から「また騙されるところだった」と指摘されているのだが、それに対して奈須氏は「カリー・ド・マルシェまではほんとだよ」と発言していた)「シエルさんインドです」の原稿を描き終えた武内氏が「奈須、カリーの能力ってこんなんでいいかな?」と聞いたところ、奈須氏に「そんな死徒いねえよ」と即答され、二人の友情が本気で崩れそうになったのだとか[出 4]。この漫画は「シナリオの奈須の監修を受けてはいますが基本的に武内の創作なので、月姫のオフィシャルなストーリーではありません。」というあとがきが添えられている[出 1]

脚注

注釈

  1. 桐嶋たけるの「MELTY BLOODX」では「空櫃のキルシュタイン」表記だった。

出典

  1. 1.0 1.1 サークル「少女標本」の同人誌『宵月星』に掲載
  2. 『月姫読本 Plus Period』に再録
  3. TYPE-MOON スタッフ座談会第二夜 http://www.typemoon.org/etc/zadan/zadan2.html, 2001年3月3日
  4. 『月姫読本 Plus Period』pp.164-165 「コメント」

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