「ネタバレ/Fate/Grand Order」の版間の差分

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===[[異聞帯]]===
 
===[[異聞帯]]===
 
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==概要==
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ロストベルト。過った選択、過った繁栄による敗者の歴史。歴史の残滓。
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“不要なもの”として中断され、並行世界論にすら切り捨てられた“行き止まりの人類史”。異なる歴史を歩んできた人類の年表。一時の点ではなく、帯として現在まで続いたもの。異聞帯のサーヴァントは存在するが、このサーヴァントは汎人類史のサーヴァントとは比べ物にもならない強さを持つ。
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特異点を『正しい歴史が間違ったもの』ならば、異聞帯は『何も間違ってはいない』世界。言うなれば、汎人類史とは異なる歴史でありながら、特異点のように狂った世界ではない領域である。だが異聞帯は[[並行世界]]ですらない。本来なら百年で打ち切られる歴史が、現在まで続いてしまった世界。いわば『汎人類史に敗北した歴史』が地球上に突如として現れた。[[特異点]]とは違い、現代の今の時間軸に7つの異常地帯が浮かび上がっている。テクスチャの上書きであるため、点ではなく帯。最早転換点は過ぎ去り、異聞帯は歴史を紡いでいる。多くの知られざる異聞史の中からより強力なもの、汎人類史を押しつぶせるほどの可能性を持ったものが、侵略兵器として用いられた。異聞帯という人類史による地球そのものを攻撃し、ダ・ヴィンチやクリプターはこれを濾過異聞史現象と呼ぶ。
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宇宙からの侵略が始まり、三ヶ月ものの間は汎人類史の人類は抵抗という名の長い戦いを繰り広げた。
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しかし隣国を牽制・監視する手段に長けていれど宇宙からやってくる侵略者には何のプランを持ち合わせてないために、あらゆる抵抗は無意味に終わり、最後まで侵略に抵抗していた合衆国は消滅してしまった。
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かくして地球は完全に漂白された惑星と化し、一握りの生存者の目の前に映るのは、かつての面影の欠片もない、何もかもが一新された白い荒野が広がっていただけである。
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逆転の目も、生存の目もなく、あらゆる活動はなんの成果も現さないという、正しく絶望的な状況を生存者は受け入れてしまったが、[[デイヴィット・ブルーブック]]はその上で過去の記録を漁ろうと行動していた。
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“異星の神”による侵略が終わった今、カルデアの抹殺は余分な仕事、クリプターにとっては雑務でしかないが、障害であることも否定できない。
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[[コヤンスカヤ]]は「異聞帯はいつかは破綻する」「すべては『異星の神』が降臨するまでの暇つぶし」と評している。
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=== 濾過異聞子現象 ===
 
=== 濾過異聞子現象 ===
 
<ruby><rb>異聞帯</rb><rt>ロストベルト</RT></RUBY>という人類史による、地球そのものへの攻撃。<br>
 
<ruby><rb>異聞帯</rb><rt>ロストベルト</RT></RUBY>という人類史による、地球そのものへの攻撃。<br>
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:副題:消えぬ炎の快男児
 
:副題:消えぬ炎の快男児
 
:[[オフェリア・ファムルソローネ]]の担当地区である北欧の異聞帯。北欧神代が終わらずに、続いている世界。
 
:[[オフェリア・ファムルソローネ]]の担当地区である北欧の異聞帯。北欧神代が終わらずに、続いている世界。
:異聞帯の王は[[スカサハ=スカディ]]
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:異聞帯の王は[[スカサハ=スカディ]]。雪と氷で出来た城に住んでいる。城の内部は礼装がなければ霜だらけになるほどの寒さ。異聞帯全体を覆う氷雪は<ref group = "注">汎人類史のノルウェーは一部を除くと、北欧は豪雪地帯ではない。</ref>、[[スカサハ=スカディ]]の一部で、相当な魔術師でなければ判別できない微小な単位の魔力を纏い、魔力が分子レベルで絡みついており、[[スカサハ=スカディ]]は氷雪の上での出来事の全てを見聞きする事が出来る。氷雪の上での出来事の全てを見聞きする事が出来る。この氷雪が邪魔をして単純な魔力探知すらできず、霊脈の感知もできない<ref group = "注">これが一因となって、北欧異聞帯ではサーヴァントを常時召喚する事が困難。</ref>。氷雪の魔力が完全にマナと人類史の双方をコントロールしている可能性もある。さらに遠距離通信にも障害が発生し、数キロ圏内に接近しなければ通信は出来ない。魔力は静的でとても落ち着いており、そこにあるのが自然な様に穏やかで、一定の魔力のまま凪いでいる。感覚的には優しいと表現できる。
 
:世界地図で言えばロシアの国境から先、スカンジナビア半島全域を嵐の壁が覆っている。空想樹は外からは視認できたが、異聞帯内部からは見えず、余人の手の届かない場所で成長を続けている。
 
:世界地図で言えばロシアの国境から先、スカンジナビア半島全域を嵐の壁が覆っている。空想樹は外からは視認できたが、異聞帯内部からは見えず、余人の手の届かない場所で成長を続けている。
:分岐点は紀元前1000年頃。神代級の神秘が残されており、巨人種のヨトゥン種が存在する。一面の銀世界で、気温は摂氏3度。だが風は冷たくなく、空は清々しい程の快晴。夜になると気温は零下数十度まで落ちると思われる。魔力濃度はロシアよりも高い。氷雪に覆われた白い凍った山嶺が長く続いており、山嶺の半ばから北部にかけて、木々がない場所に青色の火炎が浮かんでいる。青い炎は自然現象としては不自然な魔術的な効果によるものとされ、燃焼する物質がないように見えるのに炎が浮かび、僅かたりとも延焼せずに炎が固体の様に山の上に乗っている。低温下でしか発生しない氷雪と、高温そのものである火炎が同居し、独特で美しくも神秘な光景を生み出している。木々は針葉樹の形をした氷で、氷が削り出された様な、木々の形をした氷が無数に突き立っている。このような環境であるため、多くの生物は生息できないが、巨人は沢山棲息している。
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:分岐点は紀元前1000年頃。神代級の神秘が残されており、巨人種のヨトゥン種が存在する。一面の銀世界で、気温は摂氏3度。だが風は冷たくなく、空は清々しい程の快晴。夜になると気温は零下数十度まで落ちると思われる。魔力濃度はロシアよりも高い。氷雪に覆われた白い凍った山嶺が長く続いており、山嶺の半ばから北部にかけて、木々がない場所に青色の火炎が浮かんでいる。青い炎は自然現象としては不自然な魔術的な効果によるものとされ、燃焼する物質がないように見えるのに炎が浮かび、僅かたりとも延焼せずに炎が固体の様に山の上に乗っている。低温下でしか発生しない氷雪と、高温そのものである火炎が同居し、独特で美しくも神秘な光景を生み出している。木々は針葉樹の形をした氷で、氷が削り出された様な、木々の形をした氷が無数に突き立っている。このような環境であるため、多くの生物は生息できないが、巨人は沢山棲息している。汎人類史ではスウェーデンの南部のヴェッテルン湖の上には雪に覆われた山間部がある。
:汎人類史ではスウェーデンの南部のヴェッテルン湖の上には雪に覆われた山間部がある。
 
 
:空にはあまりにも大きすぎる太陽が浮かんでいる<ref group = "注">北欧やゲルマンの伝承には「太陽の様に見えるが、太陽ではないもの」という話はない。</ref>。サイズは汎人類史の記録にも存在しないほど。通常よりも巨大だが、実際に太陽が膨張するのは数十億年後。仮に異聞帯が環境を変質させ、宇宙に存在する太陽を赤色恒星へ変えたのであれば、雪や氷どころか地表は砂漠になり、[[主人公 (Grand Order)]はまず生存できない環境となっているはずなので、巨大な太陽は宇宙空間にある恒星ではないとされる。
 
:空にはあまりにも大きすぎる太陽が浮かんでいる<ref group = "注">北欧やゲルマンの伝承には「太陽の様に見えるが、太陽ではないもの」という話はない。</ref>。サイズは汎人類史の記録にも存在しないほど。通常よりも巨大だが、実際に太陽が膨張するのは数十億年後。仮に異聞帯が環境を変質させ、宇宙に存在する太陽を赤色恒星へ変えたのであれば、雪や氷どころか地表は砂漠になり、[[主人公 (Grand Order)]はまず生存できない環境となっているはずなので、巨大な太陽は宇宙空間にある恒星ではないとされる。
:炎の山と氷の山が隣り合っている土地の高所だけが、草木や花が生えている。これは比較的、炎に近い高所である為に氷や雪が溶けた水、温かな空気、氷や雪が溶けたことで露出した土などのお陰で草木が生育できる状態になっている。此処にはどんな病気も治し、特に熱に良く効くとされる薬草が生えている。ただし、巨人種が歩いたり寝たりしている。この場所は集落では昔話として伝わっている。
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:炎の山と氷の山が隣り合っている土地の高所に、草木や花が生えている花園が存在する。これは比較的、炎に近い高所である為に氷や雪が溶けた水、温かな空気、氷や雪が溶けたことで露出した土などのお陰で草木が生育できる状態になっている。此処にはどんな病気も治し、特に熱に良く効くとされる薬草が生えている。ただし、巨人種が歩いたり寝たりしている。この場所は集落では昔話として伝わっている。
:異聞帯全体を覆う氷雪は<ref group = "注">汎人類史のノルウェーは一部を除くと、北欧は豪雪地帯ではない。</ref>、相当な魔術師でなければ判別できない微小な単位の魔力を纏っており、魔力は分子レベルで絡みついている。これが邪魔をして単純な魔力探知ができず、霊脈の感知もできない<ref group = "注">これが一因となって、北欧異聞帯ではサーヴァントを常時召喚する事が困難。</ref>。氷雪の魔力が完全にマナと人類史の双方をコントロールしている可能性もある。さらに遠距離通信にも障害が発生し、数キロ圏内に接近しなければ通信は出来ない。この氷雪は[[スカサハ=スカディ]]の一部で、氷雪の上での出来事の全てを見聞きする事が出来る。
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:シャドウ・ボーダーから観測できる範囲には汎人類なら存在するはずの都市や町が一切ない。集落は存在しており、暖かさは上述した花園にも引けを取らず、雪と氷と炎が広がる異聞帯でも人類が生活できるようになっている。牧畜として羊を飼っており、内部の農耕地で小麦、果実の木々など作物を育てている。集落の近くにはぽつぽつとだが巨人がいる。集落の外には出てはいけない決まりで、外に出られるのは神さまのしもべとして定められた御使いだけ。他の集落とはやり取りはないため客の類は来たことがない。唯一の出入り口である大きな扉は独特の雰囲気で、大扉を基点として集落を巨人種や獣、魔術的な存在を弾く御使いの呪いによる結界で覆われているが<ref group = "注">デミ・サーヴァントであるマシュにも少しとはいえ負荷がかかる。</ref>、氷雪に混ざる魔力と結界の性質が似ている事により、集落の中に入るまで結界にマシュは気付けなかった。定めの日にやってくる御使いはルーンを授け、ルーンによる癒しで病気を治してくれる。定めの日の前日では大人は準備で忙しくなるため、食事の用意や熱の治療も自分で行わなければならない。第23集落は汎人類史でいうヴェッテルン湖の北西にあるヴェーネルン湖の場所にある。
:シャドウ・ボーダーから観測できる範囲には汎人類なら存在するはずの都市や町が一切ない。集落は存在しており、牧畜として羊を飼っている。人間は適応変異は起こしてはいないが、服装は2018年のものとは異なる。集落の近くにはぽつぽつとだが巨人がいる。集落の外には出てはいけない決まりで、外に出られるのは神さまのしもべとして定められた御使いだけ。定めの日にやってくる御使いはルーンを授け、ルーンによる癒しで病気を治してくれる。定めの日の前日では大人は準備で忙しくなるため、食事の用意や熱の治療も自分で行わなければならない。
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:人間は適応変異は起こしてはいないが、服装は2018年のものとは異なる。言語はスウェーデン語だが訛りがきつく、少しだけ聞き取りずらい。
:永きに渡って平穏が満ちており、互いに争う者は一人もいない。獣が獲物を喰らう事はあるが、そこまで。人も獣も徒に争わず、憎しみ合わない。あったとしても、狼一匹が吠える程度。組織だった対抗勢力も存在しない。
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:永きに渡って平穏が満ちており、悪意らしきものはなく、互いに争う者は一人もいない。獣が獲物を喰らう事はあるが、そこまで。人も獣も徒に争わず、憎しみ合わない。あったとしても、狼一匹が吠える程度。組織だった対抗勢力も存在しない。
 
:この異聞帯の行く末は、ヴォーダイムの異聞帯に関わる。
 
:この異聞帯の行く末は、ヴォーダイムの異聞帯に関わる。
 
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2018年7月23日 (月) 11:52時点における版

Fate/Grand Orderのネタバレ事項をまとめるページです。まだプレイをしていない方、自力で攻略したい方、まだ読んでいない方、そしてネタバレを好ましくない方はこのままお引き返しください。

なお、このページ以下に記載されている情報は未確認であり、正確性について一切の保証はいたしません。あらかじめご承知置きください。
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宝具宝具索引

スキル

クラス

二つ名

小辞典

幻想種

魔術礼装

特異点

異聞帯

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虚数潜航艇シャドウ・ボーダー

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