「ファントム・オブ・ジ・オペラ」の版間の差分

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:ただし、これは人物欄のとおり自身の内面を彼が理解し務めて抑えているからであり、信頼度が上がると主人公を性別を問わずクリスティーヌと誤認する等、微妙に影響を受けているのが分かる。
 
:ただし、これは人物欄のとおり自身の内面を彼が理解し務めて抑えているからであり、信頼度が上がると主人公を性別を問わずクリスティーヌと誤認する等、微妙に影響を受けているのが分かる。
 
*宝具の「地獄に響け我が愛の唄」は前述のとおり彼が殺害してきた犠牲者達の遺体を組み合わせて作ったパイプオルガンのような巨大演奏装置というグロテスクなもので、その形成は[[キャスター (第四次)|Zeroキャスター]]およびそのマスターの[[雨生龍之介|龍之助]]の所行を、ダメージと付加効果を与える大音響という効果は[[ランサー (CCC・赤)|CCCの赤ランサー]]を思わせる。更に[[ランサー (EXTRA・黒)|自身をモデルにした創作により「無辜の怪物」と化している]]、[[バーサーカー (Apocrypha・黒)|真名が作品名そのままで本人にとっては名前ではない]]等、特徴的なピンポイントで前例者が多いサーヴァントといえる。
 
*宝具の「地獄に響け我が愛の唄」は前述のとおり彼が殺害してきた犠牲者達の遺体を組み合わせて作ったパイプオルガンのような巨大演奏装置というグロテスクなもので、その形成は[[キャスター (第四次)|Zeroキャスター]]およびそのマスターの[[雨生龍之介|龍之助]]の所行を、ダメージと付加効果を与える大音響という効果は[[ランサー (CCC・赤)|CCCの赤ランサー]]を思わせる。更に[[ランサー (EXTRA・黒)|自身をモデルにした創作により「無辜の怪物」と化している]]、[[バーサーカー (Apocrypha・黒)|真名が作品名そのままで本人にとっては名前ではない]]等、特徴的なピンポイントで前例者が多いサーヴァントといえる。
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**ちなみに「本人にとっての名前」は今一つ定まり切っていない。ファーストネームの「エリック」のみか、それすらも無く単に「ファントム」と呼ばれる場合が多いが、例外的に1943年の映画版では「エリック・クローディン」、現代劇としてアレンジされた1974年の映画『ファントム・オブ・パラダイス』では「ウィンスロー・リーチ」というフルネームが与えられている。
 
*小説での彼はあくまで先天性の奇形や罹患した病による皮膚の壊死が複合して顔や肌が怪物のようになってしまっただけであり、大型ナイフのような鉤爪といった化け物染みた特徴や、死体製の演奏装置を作るといった猟奇殺人嗜好があるわけではない。しかし、後年の映画や舞台で背景・外見共に幾度となく設定改変されてきた経緯から、無辜の怪物がそれらの内容も内包してしまったと見ることも出来る。
 
*小説での彼はあくまで先天性の奇形や罹患した病による皮膚の壊死が複合して顔や肌が怪物のようになってしまっただけであり、大型ナイフのような鉤爪といった化け物染みた特徴や、死体製の演奏装置を作るといった猟奇殺人嗜好があるわけではない。しかし、後年の映画や舞台で背景・外見共に幾度となく設定改変されてきた経緯から、無辜の怪物がそれらの内容も内包してしまったと見ることも出来る。
 
**余談となるがその最たるものは1989年に製作された映画で、この作中では外見・行動共に最早シリアルキラーそのもの。その映画でファントムを演じたのは'''ナイフの爪を付けた手袋を嵌める'''シリアルキラー、フレディ役で有名なロバート・イングランドである。
 
**余談となるがその最たるものは1989年に製作された映画で、この作中では外見・行動共に最早シリアルキラーそのもの。その映画でファントムを演じたのは'''ナイフの爪を付けた手袋を嵌める'''シリアルキラー、フレディ役で有名なロバート・イングランドである。
 
*「狂気の笑みを浮かべる仮面と憂いの表情を浮かべる素顔」「浮遊して移動し、鉤爪で攻撃する」「時代がかった礼服とはためくマント」「芝居がかった口調」「一見まともに会話できるように見えて、実際は精神が異常な状態にある」と、メルティブラッドシリーズの[[タタリ/ワラキアの夜|ワラキアの夜]]を思い起こさせるキャラクターである。
 
*「狂気の笑みを浮かべる仮面と憂いの表情を浮かべる素顔」「浮遊して移動し、鉤爪で攻撃する」「時代がかった礼服とはためくマント」「芝居がかった口調」「一見まともに会話できるように見えて、実際は精神が異常な状態にある」と、メルティブラッドシリーズの[[タタリ/ワラキアの夜|ワラキアの夜]]を思い起こさせるキャラクターである。
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*「モデルとなった人物」については諸説あるが、有力と言われている一人がファーストネームを同じくするフランスの作曲家「'''エリック・サティ'''」。…もっともサティ本人に殺人やストーカーの逸話が存在する訳ではないが、「コンサート主催者に自分のギャラが'''高すぎる'''とクレームを付ける」「'''完奏に半日以上を要する'''曲を作る」等の奇行で知られた人物であり、そこからイメージが膨らんだのかも知れない。
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**仮に地のサティが'''自分自身'''として召喚された場合、本来ならば[[キャスター (Apocrypha・赤)|お馴染み]][[キャスター (CCC・青)|文豪]][[キャスター (Fake)|トリオ]]を筆頭に今作における[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|同業の大先輩]]や[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|ロリジジィ画家]]の例があるように、芸術家キャラのお約束としてキャスター枠となるはずである。それがアサシン枠となったのは、ファントム役を与えられた事による「無辜の怪物」の影響に加えて「ただそこに存在し、日常生活を妨げる事も、意識的に聴かれる事も無い」というサティの作曲理念「'''家具の音楽'''」がアサシンとしてのスキル「気配遮断」に当てはまった可能性も考えられる。
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== リンク ==
 
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* [[登場人物]]
 
* [[登場人物]]

2015年9月2日 (水) 15:06時点における版

アサシン (Grand Order)

  • 真名:ファントム・オブ・ジ・オペラ
  • 身長:185cm / 体重:80kg
  • 出典:『オペラ座の怪人』
  • 地域:欧州
  • 属性:混沌・悪
  • CV:置鮎龍太郎 / イラスト:縞うどん

Fate/Grand Order』に登場するアサシンサーヴァント。呪わしい異形の顔を、髑髏仮面で隠した男。

略歴
真名はファントム・オブ・ジ・オペラ。十九世紀を舞台とした小説『オペラ座の怪人』に登場した怪人の、恐らくはそのモデルとなった人物とされている。
とあるオペラ座地下の広大な地下迷宮に棲まい、オペラ座の寄宿生でコーラス・ガールを務めていたクリスティーヌという女性に恋をしたことから彼女を姿を隠して指導。
同時にオペラ座関係者への脅迫や実力行使により彼女を歌姫へと導くも、恋敵の出現や自身への信頼を揺らがせ始めたクリスティーヌの様子から暴走し始め、遂には殺人にまで手を染めた。
人物
その異形の姿とは裏腹に、普段の態度は紳士的。
しかし、これは彼が自身が凄まじい悲哀と憤怒を秘めていることを深く自覚しており、これを表出させないために「紳士としての自分」を演じることで自らを律して保っているものに過ぎない。
本来ならば意思疎通が不可能なほど重篤な「精神汚染」を抱えており、もしもその悲しみと怒りが解放されてしまえば再び悲劇の幕が上がることは確実である。
能力
「無辜の怪物」により異形化し、長大な鉤爪や浮遊移動を生かして敵対者に襲い掛かる。
また、女性なら誰しも聞き惚れるほどの歌声で足止めを行う、オペラ座の各所に仕掛けを施した腕前で作成した宝具により多くの敵をまとめて薙ぎ払うといった、異形のみに頼らない戦闘手段も備えている。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
アサシン 主人公 (Grand Order) B C A D D B 気配遮断:A
無辜の怪物:D
魅惑の美声:B
精神汚染:A

宝具

地獄にこそ響け我が愛の唄(クリスティーヌ・クリスティーヌ)
ランク:B
種別:対軍宝具
かつての犠牲者たちの死骸を組み合わせて作成された、パイプオルガンに似た形状の巨大演奏装置。敵全体に強力な防御力無視のダメージと、弱体耐性ダウンの効果を与える。

登場作品と役柄

Fate/Grand Order
アサシンのサーヴァントとして登場。レア度はUC(☆2)。イラストレーターは縞うどん。
メインシナリオでは第一章で登場。ジャンヌオルタが召喚したサーヴァントの一人として登場し、主人公達に敵対する。

人間関係

クリスティーヌ・ダーエ
生前に恋し、彼女の愛を得ようと歪んだ感情のままに行動し、遂には殺人や放火にまで手を染める。しかし、愛こそ勝ちえなかったものの彼女の真摯な心により救われ、彼女の幸せを一途に願い続けた。
主人公 (Grand Order)
彼曰く声が美しい。ただし、絆レベルが高くなるとたまに男女関係なくクリスティーヌと混同しているような呼びかけをされる。

名台詞

「唄え、唄え、我が天使……『地獄にこそ響け我が愛の唄クリスティーヌ・クリスティーヌ』!」
宝具発動。「地獄にこそ響け我が愛の唄」。歪んだ情念で作り上げた、報われぬ愛の形。

メモ

  • 清姫と同じく、本来なら同ランクでなければ意志疎通不能、しかもAランクという重度の精神汚染を負いながら主人公らと問題なく意志疎通している特異なサーヴァント。
ただし、これは人物欄のとおり自身の内面を彼が理解し務めて抑えているからであり、信頼度が上がると主人公を性別を問わずクリスティーヌと誤認する等、微妙に影響を受けているのが分かる。
  • 宝具の「地獄に響け我が愛の唄」は前述のとおり彼が殺害してきた犠牲者達の遺体を組み合わせて作ったパイプオルガンのような巨大演奏装置というグロテスクなもので、その形成はZeroキャスターおよびそのマスターの龍之助の所行を、ダメージと付加効果を与える大音響という効果はCCCの赤ランサーを思わせる。更に自身をモデルにした創作により「無辜の怪物」と化している真名が作品名そのままで本人にとっては名前ではない等、特徴的なピンポイントで前例者が多いサーヴァントといえる。
    • ちなみに「本人にとっての名前」は今一つ定まり切っていない。ファーストネームの「エリック」のみか、それすらも無く単に「ファントム」と呼ばれる場合が多いが、例外的に1943年の映画版では「エリック・クローディン」、現代劇としてアレンジされた1974年の映画『ファントム・オブ・パラダイス』では「ウィンスロー・リーチ」というフルネームが与えられている。
  • 小説での彼はあくまで先天性の奇形や罹患した病による皮膚の壊死が複合して顔や肌が怪物のようになってしまっただけであり、大型ナイフのような鉤爪といった化け物染みた特徴や、死体製の演奏装置を作るといった猟奇殺人嗜好があるわけではない。しかし、後年の映画や舞台で背景・外見共に幾度となく設定改変されてきた経緯から、無辜の怪物がそれらの内容も内包してしまったと見ることも出来る。
    • 余談となるがその最たるものは1989年に製作された映画で、この作中では外見・行動共に最早シリアルキラーそのもの。その映画でファントムを演じたのはナイフの爪を付けた手袋を嵌めるシリアルキラー、フレディ役で有名なロバート・イングランドである。
  • 「狂気の笑みを浮かべる仮面と憂いの表情を浮かべる素顔」「浮遊して移動し、鉤爪で攻撃する」「時代がかった礼服とはためくマント」「芝居がかった口調」「一見まともに会話できるように見えて、実際は精神が異常な状態にある」と、メルティブラッドシリーズのワラキアの夜を思い起こさせるキャラクターである。
  • 「モデルとなった人物」については諸説あるが、有力と言われている一人がファーストネームを同じくするフランスの作曲家「エリック・サティ」。…もっともサティ本人に殺人やストーカーの逸話が存在する訳ではないが、「コンサート主催者に自分のギャラが高すぎるとクレームを付ける」「完奏に半日以上を要する曲を作る」等の奇行で知られた人物であり、そこからイメージが膨らんだのかも知れない。
    • 仮に地のサティが自分自身として召喚された場合、本来ならばお馴染み文豪トリオを筆頭に今作における同業の大先輩ロリジジィ画家の例があるように、芸術家キャラのお約束としてキャスター枠となるはずである。それがアサシン枠となったのは、ファントム役を与えられた事による「無辜の怪物」の影響に加えて「ただそこに存在し、日常生活を妨げる事も、意識的に聴かれる事も無い」というサティの作曲理念「家具の音楽」がアサシンとしてのスキル「気配遮断」に当てはまった可能性も考えられる。

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