ラーマ

提供: TYPE-MOON Wiki
2017年2月3日 (金) 23:59時点における58.183.239.220 (トーク)による版
ナビゲーションに移動 検索に移動

セイバー

  • 真名:ラーマ
  • 身長:168cm / 体重:65kg
  • 出典:ラーマーヤナ
  • 地域:インド
  • 属性:秩序・善 / カテゴリ:天
  • 性別:男性
  • CV:沢城みゆき

剣士」のサーヴァント

略歴
Fate/Grand Order』第一部五章では西暦1783年のアメリカで召喚される。
同じくこの時代に召喚されたシータがケルト軍に囚われている事を知ったラーマはシータを奪還するために狂王と戦うも、「抉り穿つ鏖殺の槍」を食らって心臓の八割を破壊される瀕死の重傷を負う。
彼女と再開するまでは死ぬわけには行かないと気合で生命を繋ぎ留めているところをジェロニモに保護される。
第一部終章では時間冠位神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅤの座を統括する兵装舎ハルファスと交戦する。
人物
赤髪の少年。一人称は「余」だが、シータに対しては「僕」。
精神性はまだ発展途上だが知識だけは老年のものという境遇と、王族出身の出自からか若干尊大な物言いをするが、基本的には「王様」として立派な存在であろうと日々努力を続ける少年。
基本的には目下の者や動物に対しては慈悲を示し、橋作りを手伝っていたリスを治療の呪文で治したりもしている。反対に他者を顧みない暴君に対しては当たりがきつくなる。
シータに対しての生前の行いを深く悔いており、シータに出会うということが最大の目的になっている。
能力
『偉大なる者の腕』によりセイバーでありながら、アーチャー・ランサーとして活躍することも不可能ではない。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
セイバー 主人公 (Grand Order) A B A+ B B A 対魔力:A
騎乗:A+
神性:A
武の祝福 :A
カリスマ:B
離別の呪い :A

宝具

羅刹を穿つ不滅(ブラフマーストラ)
ランク:A+
種別:対魔宝具
レンジ:1~10
最大捕捉:1人
魔王ラーヴァナを倒すために、ラーマが生まれた時から身につけていた不滅の刃。魔性の存在を相手に絶大な威力を誇る。
本来は矢であり、弓に番えて射つものであるがセイバーになりたかったラーマが無理矢理剣に改造した。ただし投擲武器としての性能は捨てておらず、結局この剣もブン投げる。
『Grand Order』では単体攻撃に加え、初出となる「魔性特攻」の効果を持つ。この魔性に該当するエネミーは公式からの発表はないが、5章より追加されたバイコーンなどのエネミーが該当することが確認されている。
偉大なる者の腕(ヴィシュヌ・バージュー)
ランク:A
種別:対軍宝具
レンジ:1~50
武器により変化
最大捕捉:500人
聖人ヴィシュヴァーミトラにより、あらゆる神魔に対抗するために授けられた数々の武器。
投擲武器である円盤(チャクラ)、投槍シューラヴァタ、棍棒モーダキーとシカリー、シヴァ神が持つ三叉槍ピナーカなど、その数は圧倒的。
神性が高ければ高いほどヴィシュヌに近い存在と見なされ、持ち込む数が多くなる。ランクAであればセイバーでありながら、アーチャー・ランサーとして活躍することも不可能ではない。

真名:ラーマ

ラーマ。インドにおける二大叙事詩の一つ、「ラーマーヤナ」の主人公。
聖人から様々な武器を授け、高名な猿ハヌマーンが率いる猿の軍勢と共に、魔王ラーヴァナと彼が率いる軍を相手に戦い続けた。
そもそもラーヴァナは、大神たるブラフマーを騙して得た力により、神々をも使役する羅刹の王。唯一人間でしか倒せないと謳われる魔王であった。
神々の訴えを聞き届けたヴィシュヌは全てを忘れてただの人間――ラーマとして転生した。
コサラの皇子として生まれたラーマは生まれながら聡明であったが、親族の陰謀により王位後継者の地位を剥奪され、国を追放されてしまう。
彼と共に旅立った愛する后シータを魔王ラーヴァナに連れ去られたラーマは、彼女を取り戻そうと敢然と戦いを決意した。
愛する者を求めて、ラーマは十四年間も戦い、遂に魔王ラーヴァナを倒すことができた。――しかし、彼はその過程で致命的な失策を犯してしまった。
猿同士の戦いに介入し、味方の猿スグリーバを手助けする為に敵対していた猿バーリを殺した際、ラーマは背中から騙し討ちにしたのだ。そういった卑怯な行為に怒ったバーリの妻はラーマに呪いを掛けた。
貴方はたとえ后を取り戻すことができても、共に喜びを分かち合えることはない
シータを取り戻したが、不貞を働いてるのではないか、そういった疑念が民に広まり、ラーマもまた疑ってしまった。
そうしたばかりに、シータと永遠に引き離されてしまった。
ソレに悔いた彼は、死ぬまでシータを忘れることも、新しい妻を娶る事もなかった。
……この呪いは、英霊になってもなお彼を縛り付け、ラーマとシータを引き裂いている。
そう、聖杯戦争であっても、二人は決して出会えないのだから――

関連

離別の呪い
生前の行動によって、バーリの妻に掛けられた呪いがスキルとなったもの。
サーヴァントとして召喚される場合、ラーマとシータは「ラーマという英霊枠を共有する」「ラーマとシータは同時に召喚できない」という制約を受けている。
これによって、ラーマとシータは聖杯戦争において同時に現界することができない。

登場作品と役柄

Fate/Grand Order
  • 〔セイバー〕キャラクターデザイン:輪くすさが / 設定作成:東出祐一郎 / レア度:☆4
第五特異点解禁に伴い実装。
ちびちゅき!
生徒役で登場。
この世界では呪いがないのでシータと幸せに過ごしている。

人間関係

Fate/Grand Order

ナイチンゲール
アメリカにて致命傷を負った自分を治療することに全霊をかけてきた女性。
女子供の如く抱えられながら北米を東へ西へ駆けずり回られ王のプライドを色々台無しにされる。
しかし治そうとしてくれることには素直に感謝はしており、彼女も「生きようとする」意志の強いラーマには好意的。
カルナ
同郷の英雄。彼の腕を見込んで弓での勝負を所望する。二人ともアーチャークラスではないのだが…。
カルナが師事したパラシュラーマはラーマと同じくヴィシュヌ神の化身で、ラーマとパラシュラーマは一度だけ会った事がある。
アルジュナ
同郷の英雄。一人の妻を兄弟五人で共有するのは価値観が合わないようだ。
アルジュナを導いた英雄クリシュナはラーマと同じくヴィシュヌ神の化身。
クー・フーリン〔オルタ〕
第五章で敵対した相手。
卓越した武技を見て善悪を超越した境地にあると見なし、だからこそ弱者まで鏖殺する姿に怒りを露にした。
その後心臓を抉られてしまうが、物語の中で傷を癒し、最後に遺恨を晴らすことになる。

生前

シータ
最愛の女性。しかしラーマーヤナにおいては運命に翻弄され離れ離れとなる。
英霊となった後でも彼女を追い求めることが最大の行動理念になるほどだが、「同じ幸福を分かち合えない」呪いのために、聖杯戦争においてすら、通常は彼か彼女のどちらかが「ラーマ」として召喚され、同時に現れることはない。
本作でも第五章シナリオにてサーヴァントとして登場するが、ラーマを助けるために己の命を犠牲にした。ユーザーが入手出来るサーヴァントとしては未実装だが二人の愛はユーザーの心を深く打ち、実装を望む声も多い。
ラーヴァナ
大神を騙して獲得した力により、人間にのみ倒す資格があると謳われる魔王。シータをラーマより奪い取る。

名台詞

「サーヴァント、セイバー。偉大なるコサラの王、ラーマだ。大丈夫だ、余に全て任せるがいい!」
召喚時の台詞。身体が子供になっても王としての自信が消える事はない。
「さてマスター、そろそろ出掛けないか?」
マイルーム会話。マスターに出発を促す。
「余はサーヴァントであり、汝がマスターだ。しかし、余は汝に平伏することはない。当然であろう?それが世の節理というものだ」
マイルーム会話。サーヴァントになっても王の矜持は捨てていない。かと言ってマスターを下僕として扱う訳でもなく、対等な友人の関係を望んでいる。
「彼が施しの英雄か。なるほどあの眼差しはすべてを射抜くが如くだな!彼と弓の腕を競ってもいいかマスター!」
カルナ所属時。
「ほほう、あれこそが恵まれた英雄アルジュナか…しかし妻を共有とは…同郷だがあまりに度し難い」
アルジュナ所属時。妻を共有していることに関してはあまり好意的ではないようだ。
「おまえは! もー! おまえは! マシュ! 主人公! 早く助けに来てくれ……!」
第五章。狂化したクー・フーリンに心臓をやられ、損傷している怪我人だというのに「全力でまとめて消毒する」と自分を担いで敵軍に突っ込んでいくナイチンゲールに。そりゃあそう言いたくなるだろう。
「どこだ……シータ……どこにいる……?
 ……会いたかった、会いたかった。本当に、本当に会いたかったんだ。
 僕は、君がいれば、それだけで良かった……!!」
第五章第11節「ザ・ロック」。ついにシータを探し当てたものの体が限界を迎えてしまい、もはや何も見えなくなる中での魂の叫び。
それまでのやや高慢な物言いはどこかに消し飛び、まるで恋人と巡り会った少年のような喋り方になっている。……おそらくはこちらの方が、彼が自分で言う所の「全盛期の本当の姿」なのであろう。
「余の限界はまだまだ先だが――。限界に到達しても、更にその先に行ける気がする。
 なあ、マスター。余はな、マスターが好きだ。マシュも、ナイチンゲールも。
 小僧っ子にしか見えぬ余の命令をきちんと聞いてくれるこの兵たちも好きだ。
 そして、余にその命を預けてくれたシータが心の底から好きだ。
 好きだから守りたいし、好きだから恐怖に屈せぬ。単純だろう?
 だがな、突き詰めれば――英雄とは、そんな小さな想いから出発するものなのだ」
第五章第20節「北米神話大戦 破」。狂王が待ち構えるワシントンに向かう最中に。

メモ

  • ライダークラス並の騎乗スキルは、ギルガメッシュも使った空飛ぶ戦車ヴィマーナで同じくヴィマーナに乗ったラーヴァナと撃ち合った逸話、あるいは神鳥ガルダがヴィシュヌの乗り物であることに由来しているか。
  • 「羅刹を穿つ不滅」は投げて使うとあるが、実際のアニメーションでは高速回転する光輪となって飛んで行くというもの。
    ヴィシュヌの所有する武器である戦輪(チャクラム)を模しているのかもしれない。
  • 表記こそ別だが、宝具の読み「ブラフマーストラ」はカルナも使用している。大元は創造神ブラフマーが持つ必殺の投擲武器。ブラフマーが使う武器はすべてブラフマーストラなので、形が違えど本質的には変わらない。『Apocrypha』においてはカルナがこの宝具の事を『不滅の刃ブラフマーストラ』と呼んでいる事からも共通点が窺える。
  • 彼にとってブラフマーストラとは「あらゆる魔性を退治する矢」であるため、本来彼はセイバーではなくアーチャーとして召喚される方が正しい。そんな彼がセイバーとなっているのは、彼が会いたいと願うシータに関わる代表的なエピソードが弓であり、弓の宝具(「追想せし無双弓」)を持つため、同じクラスとなることを避けたが故。
    • もっともラーマはそういった事情がなくとも最優のクラスと謳われるセイバーをシータに対する見栄によって選んでいたのではないか、とも語られている。
  • キャラクターデザインの輪くすさが氏はラーマとシータをデザインする際、彼ら2人を同一人物が服を着替え変身した姿だと勘違いしていたらしい。

話題まとめ

脚注


リンク