柳生利厳

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柳生利厳
読み やぎゅう としよし
本名 柳生利厳
別名 柳生兵庫助ひょうごのすけ
性別 男性
種族 亡霊
一人称
二人称 貴様
初登場作品 Fate/Samurai Remnant
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概要[編集 | ソースを編集]

『Fate/Samurai Remnant』に登場する亡霊。

略歴
『断章・柳生秘剣帖』にて登場。
慶安3年に死亡した後にただの亡霊として現世を彷徨っていたようだが、盈月の儀の影響を受けて変質し、形を成す。
ある夜に偶然辻斬りにあった骸を見てそれが柳生宗矩の仕業であると確信し、生前の未練であった「柳生宗矩を超えること」を果たすために柳生宗矩の宝具『陰・柳生秘剣帖』で出現した忍群の制御を奪うなどして暗躍していた。
そして遂に、御徒町で柳生宗矩や宮本伊織の前に姿を現し交戦する。
そこから逃げた先の浅草で彼らに追い詰められるも、柳生宗矩が自身の追い求めていた本来の柳生宗矩と異なる事が判明。
その事実に衝撃を受けつつも、本性を現した柳生宗矩に誘われて彼と共に宮本伊織やバーサーカーと死合いを行う。
最期は敗北して地に倒れ、勝負の楽しさに浸りながら消滅していった。
人物
当初は黒い面頬をした侍としての姿をとっていた。変化後は見上げるほどの巨体となり、髪も赤くなってさながら鬼のような姿となる。
気性は荒く、生前から持て囃されていた本来の柳生宗矩を目の敵にしていた。
その胸には生涯秘め続けていた「強者との死合い」という欲求があり、それを柳生宗矩には見抜かれていた。
能力
尾張柳生の開祖である新陰流三世であり、柳生新陰流を用いた剣技を放つ。得物は侍姿では普通の剣、変化後は赤い大太刀。
しかし剣聖ではない柳生宗矩に技では劣るようで、辻斬りを行った際は相手に一撃で致命傷を与えることができなかった。
だが同時に、その生涯を捧げて磨き上げた技の数々は、剣聖ではない柳生宗矩にはいなすのが精々であるらしい。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

Fate/Samurai Remnant
『断章・柳生秘剣帖』にて、敵として登場。
侍姿と変化後の姿の2種が登場する。

人間関係[編集 | ソースを編集]

Fate/Samurai Remnant[編集 | ソースを編集]

柳生宗矩
イフの霊基で召喚された柳生宗矩。
『Samurai Remnant』作中では彼と戦うために暗躍していた。
後に彼が本来の柳生宗矩でないことが判明し、それに衝撃を受けたが最後には彼と共闘することになる。
宮本伊織バーサーカー
辻斬りを追っていた江戸の浪人と「盈月の儀」におけるバーサーカーのサーヴァント。
柳生宗矩の願いにより彼と共に戦うことになる相手。
中村格之進
辻斬りを恐れた彼に『陰・柳生秘剣帖』で呼び出された忍群を貸し与えるなど、表向きは味方として接していた。
彼からは「先生」と呼ばれ半ば狂信されていたが、自身としてはただ柳生宗矩と戦うための駒に過ぎなかったため、御徒町で容赦なく殺害した。

生前[編集 | ソースを編集]

柳生但馬守宗矩
叔父にあたる、自身が未練を持っていた本来の柳生宗矩。
亡霊となってまで彼を超えることに執着していたが、終ぞそれは果たされることがなかった。

名台詞[編集 | ソースを編集]

メモ[編集 | ソースを編集]

話題まとめ[編集 | ソースを編集]

尾張柳生と江戸柳生
一般に柳生利厳が尾張徳川家に仕えたことからそちらの系譜を「尾張柳生」、柳生宗矩が江戸の将軍家に仕えた事から「江戸柳生」と呼ばれている。
……のだが、利厳の父である厳勝が祖父の石舟斎の長男であったが怪我のため柳生家を継げず、関ケ原の戦いで徳川家康に仕えて功績をあげた宗矩が柳生家を継いだ事情があり、さらには石舟斎から「新陰流の正統」を利厳が受け継いだ事情もあって、尾張柳生では「自分達の方が柳生の正統である」という意識が非常に強く、江戸柳生に対する対抗心も大きかったとされている。(たとえばFateシリーズに大きな影響を与えた「魔界転生」でも両者が対立している場面がある)
『Fate/Samurai Remnant』での「宗矩を越えたい」という意識もそのあたりの事情から来ているものと思われる。そして『Fate/Samurai Remnant』で出会った「柳生宗矩」が「柳生家を継がず影の立場である裏柳生の総帥となった宗矩」であったのは何とも皮肉である。


脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]


出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]