「甲賀三郎」の版間の差分

提供: TYPE-MOON Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(記事作成。)
 
 
(7人の利用者による、間の16版が非表示)
2行目: 2行目:
 
|タイトル = アサシン
 
|タイトル = アサシン
 
| 真名 = 甲賀三郎
 
| 真名 = 甲賀三郎
| 読み = こうがさゔろう
+
| 読み = こうがさぶろう
| 外国語表記 =  
+
| 外国語表記 = Kouga Saburou
| 初登場作品 = Fate/Samurai Remnant
+
| 初登場作品 = [[Fate/Samurai Remnant]]
 
| 声優 = 石川英郎
 
| 声優 = 石川英郎
 
| 演者 =  
 
| 演者 =  
19行目: 19行目:
 
| 性別 = 男性
 
| 性別 = 男性
 
| スリーサイズ =  
 
| スリーサイズ =  
| 一人称 =  
+
| 一人称 = 私、我
| 二人称 =  
+
| 二人称 = おまえ
 
| 三人称 =  
 
| 三人称 =  
 
| 異名 =  
 
| 異名 =  
| 愛称 = サブちゃん(FGO)
+
| 愛称 =  
 
| イメージカラー =  
 
| イメージカラー =  
 
| サーヴァント階位 =  
 
| サーヴァント階位 =  
31行目: 31行目:
 
| 天敵 =  
 
| 天敵 =  
 
| 弱点 =  
 
| 弱点 =  
| デザイン = 渡れい、danciao(原案)
+
| デザイン = 渡れい<br>danciao(原案)
 
| 設定作成 =  
 
| 設定作成 =  
 
| レア度 =  
 
| レア度 =  
 
}}
 
}}
<!-- 設定が存在しない項目は削除してください。 -->
 
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
「[[アサシン|暗殺者]]」の[[サーヴァント]]。
 
「[[アサシン|暗殺者]]」の[[サーヴァント]]。
 +
 
; 略歴
 
; 略歴
 
: 盈月の儀において[[ドロテア・コイエット]]により召喚される。
 
: 盈月の儀において[[ドロテア・コイエット]]により召喚される。
: 初めはドロテアに忠実に従っていたが、突如離反。敵として立ちふさがる。
+
: 儀においてはドロテアと共に江戸を歩き、「盈月の儀」の下準備を進めていた。
 +
: 物語中盤では[[土御門泰広]]によるサーヴァントを操る術の支配下にわざと置かれ、主であるドロテアを襲う。
 +
: 「復讐の焔」ルートでは自身のマスターであるドロテアを殺したのと同時に消滅。
 +
: 「一条の光」ルートでは[[宮本伊織]]とドロテア、そして[[ヤマトタケル|セイバー]]によって倒された。
 +
: 「断章・慶安神前試合」のアサシン陣営ルートでは見事試合を勝ち抜き、山のような財宝を手にしたドロテアと共に彼女の故郷へと向かうことになった。
  
 
; 人物
 
; 人物
 
: 灰色の装束を纏う長身痩躯の大男。
 
: 灰色の装束を纏う長身痩躯の大男。
 
: 顔を隠しており感情が読み取りづらく、普段の会話も無愛想。
 
: 顔を隠しており感情が読み取りづらく、普段の会話も無愛想。
 +
: 変装時は法師風の格好をするが、やはり顔は隠している。
 
: サーヴァントとしては仕事人気質で、欠点と呼べることは特に無い。
 
: サーヴァントとしては仕事人気質で、欠点と呼べることは特に無い。
: 神性スキル等を内包する複合スキル「鬼神の顕」を持ち、半神に近い存在となっており、いきなり「主を試してみたい」と敵の術中に態と嵌まるなど、その考え方は余人とはかなりズレている。
+
: 神性スキル等を内包する複合スキル「鬼神の顕」を持つためか半神に近い存在となっており、いきなり「主を試してみたい」と敵の術中に態と嵌まるなど、その考え方は余人とはかなりズレている。
  
 
; 能力
 
; 能力
: 甲賀の祖とあって忍術を駆使するが、搦手一片ではなく、伸縮する長腕による格闘など、白兵戦も得意とする。
+
: 甲賀の祖とあって忍術を駆使するが搦手一片ではなく、伸縮する長腕による格闘など白兵戦も得意とする。
 +
: 子孫である[[望月千代女]]と同じく蛇を操り、蛇の上位種と思われる「大おろち」を差し向けてくることも。
 +
: 操る蛇の毒は非常に強力で、人間相手に即死させるほどではないが、まともに立てなくなるレベルである。
  
 
== ステータス ==
 
== ステータス ==
65行目: 72行目:
 
: ランク:A+<br />種別:変生宝具<br />レンジ:-<br>最大捕捉:1人
 
: ランク:A+<br />種別:変生宝具<br />レンジ:-<br>最大捕捉:1人
 
: 伊吹大明神こと八岐大蛇のもたらした呪を利用し、肉体を最も効果的な戦闘形態へ変形させる。
 
: 伊吹大明神こと八岐大蛇のもたらした呪を利用し、肉体を最も効果的な戦闘形態へ変形させる。
: 大蛇と人間が合わさったかのような姿となり、圧倒的な暴力で蹴散らす。また、人間及び人属性への特攻も得る。
+
: 大蛇と人間が合わさったかのような巨大な姿となり、圧倒的な暴力で蹴散らす。また、人間及び人属性への特攻も得る。
 
: さらに自身を覆う「八岐大蛇の鱗」により、神性を持たない攻撃を無効化する、まさに攻防一体の宝具。
 
: さらに自身を覆う「八岐大蛇の鱗」により、神性を持たない攻撃を無効化する、まさに攻防一体の宝具。
 
: しかし、長い時間宝具を開放していると呪が暴走し、自意識が消失。破壊と殺戮を求める正真正銘の怪物と化す。
 
: しかし、長い時間宝具を開放していると呪が暴走し、自意識が消失。破壊と殺戮を求める正真正銘の怪物と化す。
: 作中では召喚の折に最悪の事態を想定したドロテアにより「宝具により暴走したら、優先的にドロテアを攻撃対象とする」と令呪で制限をかけられていた。
+
: 作中では、召喚の折に最悪の事態を想定したドロテアにより「宝具により暴走したら、優先的にドロテアを攻撃対象とする」と令呪で制限をかけられていた。
  
 
== 真名:甲賀三郎==
 
== 真名:甲賀三郎==
 
: 長野県は諏訪地方に伝わる伝説の主人公。
 
: 長野県は諏訪地方に伝わる伝説の主人公。
: [[伊吹童子|伊吹の神]]に呪われた男。甲賀一族の祖にして、数多の奇怪な術を行使する怪人。
+
: [[伊吹童子|伊吹の神]]に呪われた男。忍者で有名な甲賀一族の祖にして、数多の奇怪な術を行使する怪人。
: 伊吹の国の地底を彷徨い、地上へ生還した後蛇体または龍になったとも伝えられている。
+
: 伊吹の国の地底を彷徨い、地上へ生還した後に蛇体、または龍になったとも伝えられている。
 
 
<!-- === 関連 === -->
 
<!-- ; 関連項目 -->
 
<!-- : 関連説明 -->
 
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== Fateシリーズ ===
 
=== Fateシリーズ ===
 
; [[Fate/Samurai Remnant]]
 
; [[Fate/Samurai Remnant]]
: 盈月の儀を巡る七組のうちの一人として登場。一部で操作可能。忍者というイメージが強いが、動きはかなり鈍重。
+
: 盈月の儀におけるアサシンのサーヴァントとして登場。一部の場面で操作可能。忍者というイメージが強いが、動きはかなり鈍重。
 +
: また、プレイアブルの中では唯一宝具を使用すると一定時間アクションが変わる。
 +
: 後のアップデートにより回想戦でも操作キャラとして使用可能になった。
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
88行目: 93行目:
 
=== Fate/Samurai Remnant ===
 
=== Fate/Samurai Remnant ===
 
; [[ドロテア・コイエット]]
 
; [[ドロテア・コイエット]]
: 召喚したマスター。若輩ながらその手際の良さは評価しており、彼なりの敬意の表れか「姫」と呼ぶが、「レディ」と訂正されるくらいには良好な関係。
+
: 自身を召喚したマスター。若輩ながらその手際の良さは評価しており、彼なりの敬意の表れか「姫」と呼ぶが、「レディ」と訂正されるくらいには良好な関係。
 
: しかし、ある意味魔術師らしからぬ人間性に思うところがあったのか、中盤で土御門による術にあえて呑まれることを選んでしまう<ref group = "注">本来、高ランクの神性スキルを持つ彼であれば容易に抵抗できる程度の呪いである模様で、わざわざマスターにもそのことを伝えていた。その上宝具により暴走した際はそれを跳ね除けており、むしろ令呪を優先しているかのような描写がされている。</ref>。
 
: しかし、ある意味魔術師らしからぬ人間性に思うところがあったのか、中盤で土御門による術にあえて呑まれることを選んでしまう<ref group = "注">本来、高ランクの神性スキルを持つ彼であれば容易に抵抗できる程度の呪いである模様で、わざわざマスターにもそのことを伝えていた。その上宝具により暴走した際はそれを跳ね除けており、むしろ令呪を優先しているかのような描写がされている。</ref>。
 +
: 自身の異傅で土御門の術によって操られた[[李書文〔アサシン〕|逸れのアサシン]]と遭遇した折、傀儡相手であるにも関わらず撤退を決めた彼女の慎重すぎる部分に思うところがあったのかもしれない。
 +
 +
; [[ヤマトタケル|セイバー]]
 +
: 「盈月の儀」におけるセイバーのサーヴァント。
 +
: 「一条の光」ルートでは彼の宝具「絶技・八岐怒濤」で消滅することとなる。
 +
: 彼の宝具は神性を持つ三郎に相性がいいが、伊吹山の神に殺されたとする逸話もあるため、その力を使う三郎に防御面は不利。
 +
 +
; [[丑御前〔ライダー〕|ライダー]]
 +
: 「盈月の儀」におけるライダーのサーヴァント。
 +
: 召喚した大おろちの制御を奪われ、暴走させられた。
 +
 +
; [[土御門泰広]]
 +
: 「盈月の儀」の監督役。
 +
: 彼のサーヴァントを操る術に抗う事も出来たがわざと呑まれ、自身のマスターを試した。
 +
 +
; [[アルジュナ|逸れのアーチャー]]
 +
: 逸れのサーヴァントのうちの一騎。
 +
: 神奈川湊を散策していた際、そこに紐付けられていた彼と出会って交戦することとなる。
 +
 +
; [[李書文〔アサシン〕|逸れのアサシン]]
 +
: 逸れのサーヴァントのうちの一騎。
 +
: 神田で土御門に操られた状態の彼と遭遇し交戦するも、彼に意思が無かったためか戦いの中で沸き立つものも無かったようである。
  
 
=== 生前 ===
 
=== 生前 ===
 
; [[伊吹童子]]
 
; [[伊吹童子]]
: 彼女からサブちゃんと呼ばれている。生前その身から呪を授かった。
+
: 伊吹山に住まう神。生前地底世界に迷い込んだ際、その身から呪を授かった。
 +
: 彼女からはサブちゃんと呼ばれている。
 +
: 「姉君」と呼んでいるが実際は姉弟関係ではなく、「お姉ちゃん」と呼ぶことを彼女に強いられた上での妥協案である。
 +
: 『断章・慶安神前試合』にて彼女が[[伊吹童子〔ルーラー〕|逸れのサーヴァントとして召喚された際]]は、久方ぶりに試される側に回ることとなる。
  
 
; 春日姫、維縵姫
 
; 春日姫、維縵姫
: 三郎の妻たち。ドロテアから女性の扱いが上手いと茶化された際に、妻が複数いたと冗句で返している。
+
: 妻たち。ドロテアから女性の扱いが上手いと茶化された際に、生前は妻が複数いたと冗句で返している。
 +
 
 +
=== その他 ===
 +
; [[酒呑童子]]
 +
: 伊吹童子の別側面。
 +
: 彼女からは『Grand Order』のマテリアルで、自分が言う筋合いはないとしながらも「ほんに、堪忍え──」とコメントされている。
  
=== その他===
 
 
; [[望月千代女]]
 
; [[望月千代女]]
 
: 子孫。
 
: 子孫。
: 神の呪についてあまり悪感情を抱いていない彼に対して非常に恐れている。
+
: 神の呪については彼自身あまり悪感情を抱いていないが、彼女は非常に恐れている。
  
<!-- 登場作品ごとにまとめる場合、基本的に記事のキャラと初めて絡んだ作品にしてください。 -->
+
== 名台詞 ==
<!-- ; 人名 -->
+
; 「やはりおまえは面白き娘だ。それでこそ、おまえを試す甲斐がある。」
<!-- : 説明 -->
+
: 公式キャラ紹介での台詞。
 +
: 一見ドロテアのことを気に入ったように見えるが……。
  
== 名台詞 ==
+
; 「こう見えて、妻もいた。……複数。」
<!-- できる限り作品順・時系列順に記述してください。また、長すぎないよう、原作の一連の会話全てを引用するなどは控えてください。 -->
+
: ドロテアを'''お姫様抱っこ'''して崖をジャンプして褒められた後の台詞。
<!-- 「迷台詞」「○○としての台詞」等、引用する台詞の種類によって項目名を適宜変更、ないし項目を新設して下さい。 -->
+
: 恐らく、春日姫と維縵姫のことだと思われる。その人間離れした風袋からは想像できない夫婦関係である。
<!-- ; セリフ -->
 
<!-- : 説明 -->
 
  
 
== メモ ==
 
== メモ ==
*今回の盈月の儀において唯一、召喚の際に触媒が用いられたサーヴァント。儀に参戦するために召喚する候補を徹底して調べ上げ、さらに宝具に対する保険もかけられると、召喚者の慧眼が光るが、皮肉にもその有能さが仇となって裏切りを引き起こす形になった。
+
*盈月の儀において唯一、召喚の際に触媒が用いられたサーヴァント。
 +
**用いられた触媒は「諏訪大社の御座石の欠片」。諏訪大社に祀られている諏訪大明神ことタケミナカタが自身の縁者であるために、ドロテアはこれを用いて召喚を行った。
 +
**儀に参戦するために召喚する候補を徹底して調べ上げ、さらに宝具に対する保険もかけられるドロテアの慧眼が光るが、皮肉にもその有能さが仇となって裏切りを引き起こす形になった。
  
 
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
 +
; 長腕の忍者
 +
: 『Samurai Remnant』は言わずとしれたコーエーテクモゲームス(オメガフォース)によって手掛けられたため、初期は無双ゲーとも噂されていた。
 +
: そんな本家無双シリーズには、[[織田信長]]などFateシリーズに登場する有名な戦国武将も登場するが、伸縮する腕を駆使する長身の忍者として[[風魔小太郎]]が登場する(風魔自体は江戸初期まで存在していたとされており、残念ながら本作では登場していない)。
 +
: 直接関わりはないが、このように無双シリーズと似た要素を持つ箇所も見られるので、両者のファンは探してみるのも一興だろう。
  
 
<!-- == 商品情報 == -->
 
<!-- == 商品情報 == -->
125行目: 164行目:
 
=== 注釈 ===
 
=== 注釈 ===
 
<references group = "注"/>
 
<references group = "注"/>
<!-- 本文には<ref group = "注">内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
 
  
<!-- === 出典 === -->
+
=== 出典 ===
<!-- <references group = "出"/> -->
+
<references group = "出"/>
<!-- 本文には<ref group = "出">内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
+
 
 +
== リンク ==
 +
* [[登場人物]]
 +
* [[サーヴァント]]
  
<!-- == リンク ==  -->
 
<!-- * [[登場人物]] -->
 
<!-- * [[サーヴァント]] -->
 
  
<!-- ソートキー(牽引用読み仮名) -->
 
 
{{DEFAULTSORT:こうかさふろう}}
 
{{DEFAULTSORT:こうかさふろう}}
<!-- 濁点・半濁点は除く。「っ」のような小書き文字は「つ」のように大きくする。「・」のような区切り文字は半角空白「 」に変える。 -->
 
  
<!-- カテゴリ -->
+
 
 
[[Category:登場人物か行]]
 
[[Category:登場人物か行]]
 
[[Category:Fate/Samurai Remnant]]
 
[[Category:Fate/Samurai Remnant]]
 
[[Category:サーヴァント]]
 
[[Category:サーヴァント]]
 
[[Category:アサシン]]
 
[[Category:アサシン]]
<!-- 必要だと思った作品などのカテゴリをつけること。 -->
 

2024年4月30日 (火) 04:15時点における最新版

アサシン
真名 甲賀三郎
読み こうがさぶろう
外国語表記 Kouga Saburou
性別 男性
身長 220cm
体重 170kg
出典 甲賀三郎伝説
地域 日本
属性 中立・悪
一人称 私、我
二人称 おまえ
声優 石川英郎
デザイン 渡れい
danciao(原案)
初登場作品 Fate/Samurai Remnant
テンプレートを表示

概要[編集 | ソースを編集]

暗殺者」のサーヴァント

略歴
盈月の儀においてドロテア・コイエットにより召喚される。
儀においてはドロテアと共に江戸を歩き、「盈月の儀」の下準備を進めていた。
物語中盤では土御門泰広によるサーヴァントを操る術の支配下にわざと置かれ、主であるドロテアを襲う。
「復讐の焔」ルートでは自身のマスターであるドロテアを殺したのと同時に消滅。
「一条の光」ルートでは宮本伊織とドロテア、そしてセイバーによって倒された。
「断章・慶安神前試合」のアサシン陣営ルートでは見事試合を勝ち抜き、山のような財宝を手にしたドロテアと共に彼女の故郷へと向かうことになった。
人物
灰色の装束を纏う長身痩躯の大男。
顔を隠しており感情が読み取りづらく、普段の会話も無愛想。
変装時は法師風の格好をするが、やはり顔は隠している。
サーヴァントとしては仕事人気質で、欠点と呼べることは特に無い。
神性スキル等を内包する複合スキル「鬼神の顕」を持つためか半神に近い存在となっており、いきなり「主を試してみたい」と敵の術中に態と嵌まるなど、その考え方は余人とはかなりズレている。
能力
甲賀の祖とあって忍術を駆使するが搦手一片ではなく、伸縮する長腕による格闘など白兵戦も得意とする。
子孫である望月千代女と同じく蛇を操り、蛇の上位種と思われる「大おろち」を差し向けてくることも。
操る蛇の毒は非常に強力で、人間相手に即死させるほどではないが、まともに立てなくなるレベルである。

ステータス[編集 | ソースを編集]

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
アサシン ドロテア・コイエット B+  C+  EX  気配遮断:A+ 鬼神の顕:B 

宝具[編集 | ソースを編集]

化身・伊吹大明神縁起(けしん・いぶきだいみょうじんえんぎ)
ランク:A+
種別:変生宝具
レンジ:-
最大捕捉:1人
伊吹大明神こと八岐大蛇のもたらした呪を利用し、肉体を最も効果的な戦闘形態へ変形させる。
大蛇と人間が合わさったかのような巨大な姿となり、圧倒的な暴力で蹴散らす。また、人間及び人属性への特攻も得る。
さらに自身を覆う「八岐大蛇の鱗」により、神性を持たない攻撃を無効化する、まさに攻防一体の宝具。
しかし、長い時間宝具を開放していると呪が暴走し、自意識が消失。破壊と殺戮を求める正真正銘の怪物と化す。
作中では、召喚の折に最悪の事態を想定したドロテアにより「宝具により暴走したら、優先的にドロテアを攻撃対象とする」と令呪で制限をかけられていた。

真名:甲賀三郎[編集 | ソースを編集]

長野県は諏訪地方に伝わる伝説の主人公。
伊吹の神に呪われた男。忍者で有名な甲賀一族の祖にして、数多の奇怪な術を行使する怪人。
伊吹の国の地底を彷徨い、地上へ生還した後に蛇体、または龍になったとも伝えられている。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

Fate/Samurai Remnant
盈月の儀におけるアサシンのサーヴァントとして登場。一部の場面で操作可能。忍者というイメージが強いが、動きはかなり鈍重。
また、プレイアブルの中では唯一宝具を使用すると一定時間アクションが変わる。
後のアップデートにより回想戦でも操作キャラとして使用可能になった。

人間関係[編集 | ソースを編集]

Fate/Samurai Remnant[編集 | ソースを編集]

ドロテア・コイエット
自身を召喚したマスター。若輩ながらその手際の良さは評価しており、彼なりの敬意の表れか「姫」と呼ぶが、「レディ」と訂正されるくらいには良好な関係。
しかし、ある意味魔術師らしからぬ人間性に思うところがあったのか、中盤で土御門による術にあえて呑まれることを選んでしまう[注 1]
自身の異傅で土御門の術によって操られた逸れのアサシンと遭遇した折、傀儡相手であるにも関わらず撤退を決めた彼女の慎重すぎる部分に思うところがあったのかもしれない。
セイバー
「盈月の儀」におけるセイバーのサーヴァント。
「一条の光」ルートでは彼の宝具「絶技・八岐怒濤」で消滅することとなる。
彼の宝具は神性を持つ三郎に相性がいいが、伊吹山の神に殺されたとする逸話もあるため、その力を使う三郎に防御面は不利。
ライダー
「盈月の儀」におけるライダーのサーヴァント。
召喚した大おろちの制御を奪われ、暴走させられた。
土御門泰広
「盈月の儀」の監督役。
彼のサーヴァントを操る術に抗う事も出来たがわざと呑まれ、自身のマスターを試した。
逸れのアーチャー
逸れのサーヴァントのうちの一騎。
神奈川湊を散策していた際、そこに紐付けられていた彼と出会って交戦することとなる。
逸れのアサシン
逸れのサーヴァントのうちの一騎。
神田で土御門に操られた状態の彼と遭遇し交戦するも、彼に意思が無かったためか戦いの中で沸き立つものも無かったようである。

生前 [編集 | ソースを編集]

伊吹童子
伊吹山に住まう神。生前地底世界に迷い込んだ際、その身から呪を授かった。
彼女からはサブちゃんと呼ばれている。
「姉君」と呼んでいるが実際は姉弟関係ではなく、「お姉ちゃん」と呼ぶことを彼女に強いられた上での妥協案である。
『断章・慶安神前試合』にて彼女が逸れのサーヴァントとして召喚された際は、久方ぶりに試される側に回ることとなる。
春日姫、維縵姫
妻たち。ドロテアから女性の扱いが上手いと茶化された際に、生前は妻が複数いたと冗句で返している。

その他[編集 | ソースを編集]

酒呑童子
伊吹童子の別側面。
彼女からは『Grand Order』のマテリアルで、自分が言う筋合いはないとしながらも「ほんに、堪忍え──」とコメントされている。
望月千代女
子孫。
神の呪については彼自身あまり悪感情を抱いていないが、彼女は非常に恐れている。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「やはりおまえは面白き娘だ。それでこそ、おまえを試す甲斐がある。」
公式キャラ紹介での台詞。
一見ドロテアのことを気に入ったように見えるが……。
「こう見えて、妻もいた。……複数。」
ドロテアをお姫様抱っこして崖をジャンプして褒められた後の台詞。
恐らく、春日姫と維縵姫のことだと思われる。その人間離れした風袋からは想像できない夫婦関係である。

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 盈月の儀において唯一、召喚の際に触媒が用いられたサーヴァント。
    • 用いられた触媒は「諏訪大社の御座石の欠片」。諏訪大社に祀られている諏訪大明神ことタケミナカタが自身の縁者であるために、ドロテアはこれを用いて召喚を行った。
    • 儀に参戦するために召喚する候補を徹底して調べ上げ、さらに宝具に対する保険もかけられるドロテアの慧眼が光るが、皮肉にもその有能さが仇となって裏切りを引き起こす形になった。

話題まとめ[編集 | ソースを編集]

長腕の忍者
『Samurai Remnant』は言わずとしれたコーエーテクモゲームス(オメガフォース)によって手掛けられたため、初期は無双ゲーとも噂されていた。
そんな本家無双シリーズには、織田信長などFateシリーズに登場する有名な戦国武将も登場するが、伸縮する腕を駆使する長身の忍者として風魔小太郎が登場する(風魔自体は江戸初期まで存在していたとされており、残念ながら本作では登場していない)。
直接関わりはないが、このように無双シリーズと似た要素を持つ箇所も見られるので、両者のファンは探してみるのも一興だろう。


脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]

  1. 本来、高ランクの神性スキルを持つ彼であれば容易に抵抗できる程度の呪いである模様で、わざわざマスターにもそのことを伝えていた。その上宝具により暴走した際はそれを跳ね除けており、むしろ令呪を優先しているかのような描写がされている。

出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]