源頼光/丑御前

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アヴェンジャー
真名 源頼光/丑御前
読み みなもとのらいこう/うしごぜん
性別 女性
身長 152cm
体重 39kg
好きな物 ない
苦手な物 全てが嫌い、全てが憎い(第一・二再臨)
自分を阻むもの(第三再臨)
天敵 坂田金時
出典 『吾妻鑑』『丑御前の御本地』など
Fate/Samurai Remnant
地域 日本
属性 秩序・悪
副属性
一人称
二人称 あなた
声優 戸松遥
デザイン 本庄雷太
レア度 ☆5
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要[編集 | ソースを編集]

復讐者サーヴァント

略歴
期間限定イベント『盈月剣風帖』では特異点「夢幻泡影盈月」を作り出した異星の使徒「伯爵」と接触し[注 1]盈月を与えられる。そして世をこわただすために、贋作空想樹「盈月」の完成を目指す。
そしてその後は、正雪をマスターとして逸れのサーヴァントたちを撃退していたが、主人公が特異点にレイシフトしてきたことで正雪と共にカルデアや、彼らと組んだヤマトタケル宮本伊織、さらにはカルデアに味方しない第三の陣営である地右衛門ジャンヌ・ダルクと敵対する。
横須賀では独自に行動し、正雪の魔力を用いて玖賀耳之御笠を召喚、主人公らに差し向ける。玖賀耳之御笠が敗北した後は自身の裏に「伯爵」がいることを明かし、退却した。
その後、盈月の器を手にした正雪と共に主人公やタケル、伊織と戦うも敗北。正雪を刺し、丑御前としての本性を表す。
そして正雪がマスターでないこと、特異点の人間は主人公のみであること、江戸城に贋作空想樹・盈月を隠していたこと、正雪がホムンクルスであったことを明かし、空想樹の種子から生み出された正雪を多数差し向けて去っていった。
江戸城の結界が解かれた後は贋作空想樹の下で主人公らと相まみえる。圧倒的な力で彼らを捻じ伏せて、主人公を盈月に取り込ませようとする。
しかし、ジャンヌ・ダルクがその身を犠牲にして舞い戻らせた地右衛門によって弱体化してしまい、そのまま主人公らに敗北。自身は消滅し、贋作空想樹も伐採された。
人物
黒いボディスーツに身を包んだ少女。第二再臨ではその上から鎧を纏う。
声色は低く、短く切り揃えられた髪も相まって男児を装っているようにも見える。
第三再臨ではがらりと容貌が変わり、手足に鎧を纏った白髪で褐色の少女といった姿になる。
基本は「盈月の儀」の記憶を持ち越しているため、丑御前〔ライダー〕と同じく「世をこわただす」ことを目的としており、カルデアに召喚された後もそれは変わらない。
源頼光と比べると母としての性質が大きく減じているようで、坂田金時と出逢っていない頃の肉体及び精神で現界している。
源頼光は幼少期、父である源満仲によって感情なき“兵器”であることを求められており、過酷な生活を送っていた。そのためか、少女の姿をしている源頼光/丑御前は「母性なき鏖殺兵器」としてのみ成立している。
また源満仲に厳しく叱られていた記憶が時折蘇るようで、突然泣き出すことも。他にも「バレンタインの贈り物をマスターに引かれた」と勘違いして大泣きするなど、子供っぽい一面も垣間見える。
能力
二刀の童子切安綱を主武装として用いており、またそれに黒炎や雷を纏わせて斬撃する。刀から雷撃を放つこともある。
他にも、鎧の大袖からは黒い炎を放つ。
第三再臨では、脚部に付いた巨大な絡繰仕掛けの副腕が持っている金剛杵を主武装とする。
この金剛杵からも雷撃を放つことができ、また自身の両脇に浮遊している円盤で敵を切り裂くことも。
武器を使うだけではなく、紫炎を纏った踵落としをすることもある。

ステータス[編集 | ソースを編集]

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
アヴェンジャー 主人公 (Grand Order) B+  A+  復讐者:D
忘却補正:B
自己回復(魔力):A
狂化:EX
鬼神の顕:A 
童子切安綱:A
魔力放出(迅雷):A
魔性鬼神:EX
独武者:C 

宝具[編集 | ソースを編集]

牛王反転・迅雷風烈(ごおうはんてん・じんらいふうれつ)
ランク:A
種別:対城宝具
レンジ:0~20
最大捕捉:500人
丑御前の乗騎である大神使が、ほんの一時ながらも牛頭天王の力を爆発的に増幅させ、前脚での強烈な叩き付け(踏み付け)を行う。
大質量の叩き付けやそれにより引き起こされる大雷撃・大旋風によって効果範囲内の全てを破壊する。
発動の際、丑御前自身は第三再臨の姿となって大神使を操る。
『Grand Order』では「敵全体に強力な〔地の力を持つ敵〕特攻攻撃[Lv]<オーバーチャージで特攻威力アップ>&クリティカル発生率をダウン(3ターン)&低確率でスタン状態を付与(1ターン)」という効果のQuick宝具。
牛王反転・悪逆無道(ごおうはんてん・あくぎゃくむどう)
ランク:B++
種別:対都市宝具
レンジ:1~90
最大捕捉:800人
牛頭天王の荒ぶる力を受けた大神使が、高まりきった魔力のために自壊しながらも激走する。
ただでさえ巨体の大神使が纏った雷を周囲に放ちながらの超高速突撃を行うことで、幅1km、長さ十数kmの広範囲に渡って大破壊を巻き起こす。
聖杯戦争にあってはまず真名解放することが難しい、対英霊ではなく対都市規模の攻撃が優先される無差別広域破壊宝具である。
『Grand Order』では基本的に真名開放されない。

真名:源頼光/丑御前[編集 | ソースを編集]

平安時代最強の神秘殺しであり、平安武者の代表格である源頼光。このサーヴァントは自らをそう名乗る。
しかし源頼光の名は虚偽ではないが、完全な真実でもない。
その正体は丑御前。源頼光の兄弟として伝承に語られる存在だが、実際には鬼子であった頼光の魔性・異形としての側面が顕在化した存在。
牛頭天王の子───即ち祇園精舎の神、帝釈天と祖を同じくする神の力を受けた子。雷の神にして天帝インドラにまつわる半神とも言うべき超常の存在である。
かつて、父・源満仲に殺されそうになっていた赤子の源頼光は母によって助けられ、生地から遠くの寺で育つ。
そして源満仲に呼び出され、源氏の次期棟梁としての教育を受けるも彼は頼光を人ではなく、人ならざる力を有する異形、生きた刃として扱った。
つまるところ、感情なき“兵器”であることのみを満仲は頼光に求めていた。
怪異の骨と血で形作られた特注の黒鎧に身を包み、人ではなく、女ではなく、ただ刃であり、怪異鏖殺の兵器として稼働し続ける───
そんな生活も、満仲の方針が変わったことで終わりが訪れた。坂田金時と頼光が出会い、満仲の命令を越えて頼光が金時に対し感情を発露したためである。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order
期間限定イベント『盈月剣風帖』の開催に伴い、期間限定サーヴァントとして実装。

人間関係[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]

主人公 (Grand Order)
期間限定イベント『盈月剣風帖』では敵として対立するも、彼/彼女の魂に宿る死の気配[注 2]を嗅ぎつけて世をこわただすためにそれを用いようとする。
カルデアに召喚されて彼/彼女のサーヴァントとなった後でもそれは変わらず、今度は贋作空想樹ではなく摂津の大具足に彼/彼女を埋め込みたいとしている。
伯爵
『盈月剣風帖』では彼と通じて暗躍していた。
しかし、丑御前本人としては彼の上司である異星の神もいずれこわただそうとしていた。
由井正雪
「盈月の儀」でライダー霊基の自身と共に戦った、かつての主がサーヴァントとなった姿。
『盈月剣風帖』では彼女をマスターとして扱う傍ら、彼女の宝具によって生み出された正雪自身の残骸によって贋作空想樹を作り出していた。
カルデアにおいては彼女の正しさが失われないよう祈る一方、第三再臨の姿では彼女に会うべきではないとしている。
ヤマトタケル宮本伊織
「盈月の儀」におけるセイバーと、そのマスターがサーヴァントとなった姿。
『盈月剣風帖』でも自身と敵対し、何度か刃を交えた。
カルデアに召喚された後でも三度目は自分が勝つとしていたり、ここまで来れば縁ともしている。
地右衛門
「盈月の儀」におけるマスターの一人がサーヴァントとなった姿。
『盈月剣風帖』終盤では彼によって自身を弱体化されてしまい、敗北へと繋がる結果になってしまった。
彼からは「源頼光をやめたことが敗因」だと言われている。
玖賀耳之御笠
『盈月剣風帖』において、横須賀にて正雪の魔力を用いて召喚し、共闘したサーヴァント。
奇しくも彼は『地獄界曼荼羅 平安京』にて召喚され、源氏と戦ったことがある。
望月千代女
『盈月剣風帖』にて、横須賀で相対したサーヴァント。
彼女の不意を突いて海に落としたものの、ヤマトタケルの宝具発動を防ごうとした際は宝具「口寄せ・伊吹大名神縁起」で逆に不意を突かれてしまった。
マシュ・キリエライト
彼女と近づきたいようで、ご機嫌を伺ったりもしている。
恐らくは、彼女の持つブラックバレルが目的だと思われる。
渡辺綱
彼を「よく仕上がった源氏武者」と評しており、父である満仲が自身に求めていたのは彼のような人間性だったのかもしれないと語っている。
酒呑童子
自身が源頼光の別側面であるためか彼女からは驚かれており、好みを尋ねられている。
伊吹童子
理由は不明だが苦手としている。
第三再臨では彼女もカルデアにいることに反応を示している。
茨木童子
彼女の瞳を見て、何かが混ざったものだと言及している。
そして興味を持ったのか、彼女に名前を尋ねていた。
アルトリア・ペンドラゴンアーサー・ペンドラゴン
彼らの過去を察してか、辛い道を歩いてきたのだとしている。

生前 [編集 | ソースを編集]

源満仲
自身の父。
彼の苛烈な教育を受け、頼光は幼少期を育った。
彼と過ごした幼少期は曰く「苦しみと痛みに充ちていたが、同じくらいに蕩けるほど暑く、甘美な日々だった」らしい。
坂田金時
足柄山の怪童丸。
彼を見ると激しく取り乱し、自分が自分でなくなってしまう心を得てしまうらしい。
第三再臨では魂を穢されるとしており、第一・第二再臨の自身と彼が会ってしまえば自分が壊れると語っている。
自身のバレンタインシナリオではマスターが彼を呼んだ際、大泣きしていたのをぴたりと止めてマスターを制止したり、マスターが「金時と家出する」と言った際は頼光共々困り果てて降参するなど、カルデアにおいては一種のセーフティのような存在になっている。
源頼光
自身の別側面。大人になった自分自身。
『盈月剣風帖』では当初その名を騙り、クラスもライダーと偽っていた。
丑御前は彼女を「か弱き私自身」としており、「金時がいなければ私に抗えぬほど弱かった」や「牛頭天王の力も扱いきれない半端の身」と語っている。
自身のバレンタインシナリオでは贈り物のお返しにマスターの魂を貰おうとしたところ、彼女に割って入られることとなった。
一方でマイルームでは彼女が狂ってしまったことや、彼女が見せる笑顔に対して反応をしている。

名台詞[編集 | ソースを編集]

メモ[編集 | ソースを編集]

  • アヴェンジャーのクラスなのは、盈月の儀の記憶を忘れずに「自らの霊基は忘れえぬ炎たる復讐鬼こそが相応しい」としたため。
    • しかし元の霊基はライダーであり、宝具もライダー時と同等である。
    • なお『盈月剣風帖』では当初ライダーを名乗っていたため、序盤では戦闘の際ライダーという名称のアヴェンジャーとして登場している。矛盾塊
  • カルデアではその危険な性質を鑑みて、宮本伊織ヤマトタケル由井正雪源頼光坂田金時渡辺綱望月千代女といったサーヴァントたちから、陰ながらローテーションで監視されている。
  • ライダー時からその姿は酒呑童子と類似している点が多かったが、第三再臨では伊吹童子の「簡易霊衣:大蛇神の分け御霊」の姿に近しくなっている(銀髪や褐色の肌など)。
    • さらに水着霊基の「簡易霊衣:荒ぶる真夏の女神」とは、籠手や足部分の鎧も共通している。

話題まとめ[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]

  1. 伯爵によって自身が召喚された可能性もあるが、詳細は不明。
  2. 恐らく、ブラックバレルを使用したことによるもの。

出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]