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| :[[イヴァン雷帝]]の宝具『我が夢路に這い出よ黒犬』で生み出された存在。 | | :[[イヴァン雷帝]]の宝具『我が夢路に這い出よ黒犬』で生み出された存在。 |
| :『序/2017年 12月31日』で[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ]]が引き連れて[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]に侵攻した。 | | :『序/2017年 12月31日』で[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ]]が引き連れて[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]に侵攻した。 |
− | :『[[永久凍土帝国 アナスタシア]]』では、ロシアの異聞帯の村々を巡回しており、[[ヤガ]]達から税金代わりに狩った獲物を徴収している。 | + | :Lostbelt No.1『[[永久凍土帝国 アナスタシア]]』では、ロシアの異聞帯の村々を巡回しており、[[ヤガ]]達から税金代わりに狩った獲物を徴収している。 |
| ;人物 | | ;人物 |
− | :<ruby>皇帝<rb></rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>のオプリチニキ。[[イヴァン雷帝]]の親衛隊。 | + | :<ruby>皇帝<rb></rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>のオプリチニキ。イヴァン雷帝の親衛隊。 |
| :黒い兵士。人間を苦しめるために編成された部隊。人の皮を被った悪鬼。 | | :黒い兵士。人間を苦しめるために編成された部隊。人の皮を被った悪鬼。 |
| :全身黒ずくめの服装に鳥を模したマスクという異様な姿をしている。 | | :全身黒ずくめの服装に鳥を模したマスクという異様な姿をしている。 |
| :伝承によれば、狗の頭を持ち、黒衣を纏い、黒毛の馬に乗り、黒い馬具をつけ、馬の首には犬の頭をくくりつけている。 | | :伝承によれば、狗の頭を持ち、黒衣を纏い、黒毛の馬に乗り、黒い馬具をつけ、馬の首には犬の頭をくくりつけている。 |
| :同時に獣毛を箒状に編んだ鞭を持ち、「裏切り者に対しては犬のように襲い掛かり、箒で掃き出す」という意味合いを込めたという。 | | :同時に獣毛を箒状に編んだ鞭を持ち、「裏切り者に対しては犬のように襲い掛かり、箒で掃き出す」という意味合いを込めたという。 |
− | :人間ではなく[[イヴァン雷帝]]の宝具によって生み出された存在で、その在り方は[[使い魔]]に近い([[シャーロック・ホームズ|ホームズ]]が交戦した際、人間味を感じなかった)。 | + | :人間ではなくイヴァン雷帝の宝具によって生み出された存在で、その在り方は[[使い魔]]に近い([[シャーロック・ホームズ|ホームズ]]が交戦した際、人間味を感じなかった)。 |
| ;能力 | | ;能力 |
| :手鎌とボウガンを武器として使う。 | | :手鎌とボウガンを武器として使う。 |
| :集団の暴力としては圧倒的であるが個々の力は弱く、[[ゴルドルフ・ムジーク]]の鉄腕魔術「<ruby><rb>鉄の拳</rb><rt>ゴッフパンチ</rt></ruby>」で倒せる程度。 | | :集団の暴力としては圧倒的であるが個々の力は弱く、[[ゴルドルフ・ムジーク]]の鉄腕魔術「<ruby><rb>鉄の拳</rb><rt>ゴッフパンチ</rt></ruby>」で倒せる程度。 |
− | :ただし首都モスクワに近づけば近づくほど強化され、モスクワ近辺では一体一体が低ランクサーヴァントに近しい力を持つ。[[ベオウルフ]]はイヴァン雷帝への信仰心が強ければ強いほど、殺戮猟兵が強くなると推測していた。 | + | :ただし首都モスクワに近づけば近づくほど強化され、モスクワ近辺では一体一体が低ランク[[サーヴァント]]に近しい力を持つ。[[ベオウルフ]]はイヴァン雷帝への信仰心が強ければ強いほど、殺戮猟兵が強くなると推測していた。 |
− | :加えて、[[イヴァン雷帝]]が夢を見ている限り無尽蔵に再召喚する事が出来るため、無限に復活する。 | + | :加えて、イヴァン雷帝が夢を見ている限り無尽蔵に再召喚する事が出来るため、無限に復活する。 |
| :心臓に当たっても倒れないが、脳を一撃すると倒れる。 | | :心臓に当たっても倒れないが、脳を一撃すると倒れる。 |
| :スキルは「睨め付け、捕獲せよ」を使用する。 | | :スキルは「睨め付け、捕獲せよ」を使用する。 |
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| ==メモ== | | ==メモ== |
− | *史実のオプリチニキ(もしくは、オプリーチニキ)は、皇帝直轄領(オプリーチニナ)を統治・守護する為に1565年に創設された。
| + | ;史実におけるオプリチニキ |
− | **当時のロシア帝国は大貴族の権勢が皇帝の権力を上回る程で、地方には貴族達の私領が多数存在していた。これらの私領を没収し、皇帝の権力基盤を強化する為にオプリーチニナ制度が作られた。
| + | :史実のオプリチニキ(もしくは、オプリーチニキ)は、皇帝直轄領(オプリーチニナ)を統治・守護する為に1565年に創設された。 |
− | *隊員は主に下級貴族出身者から選抜されたが、指揮官クラスには皇帝に忠誠を誓った門閥貴族から選抜されていた。
| + | :当時のロシア帝国は大貴族の権勢が皇帝の権力を上回る程で、地方には貴族達の私領が多数存在していた。これらの私領を没収し、皇帝の権力基盤を強化する為にオプリーチニナ制度が作られた。 |
− | *1565年に活動を開始すると、主に大貴族を中心に粛清の嵐が吹き荒れ、その犠牲者の総数は最大で1万人を超えるとも言われている。
| + | :隊員は主に下級貴族出身者から選抜されたが、指揮官クラスには皇帝に忠誠を誓った門閥貴族から選抜されていた。 |
− | *しかし、皇帝の後ろ楯を得た事で次第に暴走するようになり、大貴族とは無関係な人々まで血祭りに挙げていくようになる。1571年にノヴゴロドで数千人も虐殺した事で活動は下火になり、翌1572年にイヴァン雷帝の命令で解散する事となる。
| + | :1565年に活動を開始すると、主に大貴族を中心に粛清の嵐が吹き荒れ、その犠牲者の総数は最大で1万人を超えるとも言われている。 |
| + | :しかし、皇帝の後ろ楯を得た事で次第に暴走するようになり、大貴族とは無関係な人々まで血祭りに挙げていくようになる。1571年にノヴゴロドで数千人も虐殺した事で活動は下火になり、翌1572年にイヴァン雷帝の命令で解散する事となる。 |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |