差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
表記揺れの修正。
35行目: 35行目:  
: 大切なもの一つにのめり込めば一直線である反面、他ヒロインのルートに入ると、ヒロインの前で余計なことを言ってはボコられるなんてことも多い。性別・好意の有無を問わず、平等に接する上に、根が優しいのが裏目に出てしまう。結果、八方美人の無自覚型女たらし。
 
: 大切なもの一つにのめり込めば一直線である反面、他ヒロインのルートに入ると、ヒロインの前で余計なことを言ってはボコられるなんてことも多い。性別・好意の有無を問わず、平等に接する上に、根が優しいのが裏目に出てしまう。結果、八方美人の無自覚型女たらし。
 
: また、怒るとさらっと過激な発言をするなど、荒っぽい面がある。ものに対する執着心が乏しく、ほぼ無趣味。唯一あるとすれば刃物の収集。
 
: また、怒るとさらっと過激な発言をするなど、荒っぽい面がある。ものに対する執着心が乏しく、ほぼ無趣味。唯一あるとすれば刃物の収集。
: 殺人衝動の根幹は七夜の血脈にある。ただこれは正確には殺人衝動ではなく、むしろその「人」を脅かす存在の「魔」に対してのみ反応する退魔衝動である。それ故に、人外に対する攻撃性が強く、作中で「殺した」相手は全て「純正の人間では無い者」ばかりで、一般人は殺したことはない。
+
: 殺人衝動の根幹は七夜の血統にある。ただ正しくば殺人衝動ではなく、むしろその「人」を脅かす存在の「魔」に対してのみ反応する退魔衝動である。それ故に、人外に対する攻撃性が強く、作中で殺した相手は全て「純正の人間では無い者」ばかりで、一般人は殺したことはない。
: この退魔衝動に呑まれると哄笑を上げたり、性格が冷徹かつ嗜虐的に敵を殺す暗殺者に変貌する。他には、後の七夜志貴へと通じる叙情的な物言いをするようになる。
+
: この退魔衝動に呑まれると哄笑を上げたり、性格が冷酷かつ嗜虐的に敵を殺す暗殺者に変貌する。他には、後の七夜志貴へと通じる叙情的な物言いをするようになる。
 
: この時の状態の呼称を[[混血]]のもののそれと同じく意識が「反転」したと呼ぶことがある。
 
: この時の状態の呼称を[[混血]]のもののそれと同じく意識が「反転」したと呼ぶことがある。
 
:: リメイク版の『A piece of blue glass moon』では、根底が変化しており、似たような台詞回しでもその内情が異なっている。表面的にはより感情豊かで明るい人物像になっているものの、それは意識的な演技のようなものであり、本質は非常に虚無的な人物である。それに伴い退魔衝動とは別の部分で尖鋭的な合理性を持っており、一度スイッチが入ると別人のように冷酷な言動を取る場面が見られる。その最たる部分が『必要であれば殺す/壊す。面倒であれば殺す/壊す』というもの。また『死の視える自分<ref group="注">まず実際問題として手先や足先の狂い一つで壊・殺してしまう可能性が有ること。そして、死(宙の終)というものがひどく無意味であり、万物は最終的にソレに行き着いてしまうということを観測し、またそれを証明出来てしまうこと。何よりそれを見せられた結果として、モノの価値が著しく低くなり、壊・殺すことに躊躇いが無くなってきていること。もっと言えば醜く歪な光景に耐えられず、さっさと線をなぞり消してしまいたい衝動に駆られるなど様々な理由が相互的に起因している。</ref>』はいてはならない存在であると苦悩する様子が多く見られるようになった。それらの異常性や恐怖を青子に教わった善良さとその苛烈な人生と共に育まれた美意識<ref group ="注">記憶は封印されているとはいえ、七夜志貴は遠野志貴という人格の土台になっている。</ref>で補正し、善くあろうと努めている。
 
:: リメイク版の『A piece of blue glass moon』では、根底が変化しており、似たような台詞回しでもその内情が異なっている。表面的にはより感情豊かで明るい人物像になっているものの、それは意識的な演技のようなものであり、本質は非常に虚無的な人物である。それに伴い退魔衝動とは別の部分で尖鋭的な合理性を持っており、一度スイッチが入ると別人のように冷酷な言動を取る場面が見られる。その最たる部分が『必要であれば殺す/壊す。面倒であれば殺す/壊す』というもの。また『死の視える自分<ref group="注">まず実際問題として手先や足先の狂い一つで壊・殺してしまう可能性が有ること。そして、死(宙の終)というものがひどく無意味であり、万物は最終的にソレに行き着いてしまうということを観測し、またそれを証明出来てしまうこと。何よりそれを見せられた結果として、モノの価値が著しく低くなり、壊・殺すことに躊躇いが無くなってきていること。もっと言えば醜く歪な光景に耐えられず、さっさと線をなぞり消してしまいたい衝動に駆られるなど様々な理由が相互的に起因している。</ref>』はいてはならない存在であると苦悩する様子が多く見られるようになった。それらの異常性や恐怖を青子に教わった善良さとその苛烈な人生と共に育まれた美意識<ref group ="注">記憶は封印されているとはいえ、七夜志貴は遠野志貴という人格の土台になっている。</ref>で補正し、善くあろうと努めている。
45行目: 45行目:  
:: なお本人の言う通り決して『身体が弱い』わけではなく、病弱と言えるかも怪しい。というのも、彼の不調はあくまでも生命力奪取に伴う貧血のような現象(衰弱死未遂)と、魔眼の反動で血管が切れたり脳が融解しかけていることによる頭痛と、退魔衝動による過剰な発汗と過度な動悸その反動などである。むしろ、そのような状態にありながら、風邪を引いて寝込んだり他の病に罹ったことは一度たりともないらしい。
 
:: なお本人の言う通り決して『身体が弱い』わけではなく、病弱と言えるかも怪しい。というのも、彼の不調はあくまでも生命力奪取に伴う貧血のような現象(衰弱死未遂)と、魔眼の反動で血管が切れたり脳が融解しかけていることによる頭痛と、退魔衝動による過剰な発汗と過度な動悸その反動などである。むしろ、そのような状態にありながら、風邪を引いて寝込んだり他の病に罹ったことは一度たりともないらしい。
 
:: 上記のように根底が変化したため、明確な差異として旧作にはない"[[弓塚さつき]]に尊敬の念を抱いている"描写がある。
 
:: 上記のように根底が変化したため、明確な差異として旧作にはない"[[弓塚さつき]]に尊敬の念を抱いている"描写がある。
:: 女性からの好意に対しても、自身の異常性や寿命を自覚しているため『鈍感』や『朴念仁』というよりも意図的に意識しないようにしているきらいがあり<ref group ="注">具体的なものとしては、弓塚さつきの好意やアプローチを認識したうえで(その場の地の文を含めて)気付いていない素振りをみせている。</ref>、同時に旧作のステレオタイプの”デリカシーがない人物像”が”合理性による虚無的人物像”として描かれている場面が多い。表面的には同じなのだが表現などで細かな調整がなされていたり、さらに旧作から気遣いや配慮をしていても逆効果でヒロインを怒らせる場面などが増えている。
+
:: 女性からの好意に対しても、自身の異常性や寿命を自覚しているため『鈍感』や『朴念仁』というよりも意図的に意識しないようにしているきらいがあり<ref group ="注">具体的なものとしては、弓塚さつきの好意やアプローチを認識したうえで(その場の地の文を含めて)気付いていない素振りをみせている。</ref>、同時に旧作のステレオタイプの”デリカシーがない人物像”が”合理性による非人間像”として描かれている場面が多い。表面的には同じなのだが表現などで細かな調整がなされていたり、さらに旧作から気遣いや配慮をしていても逆効果でヒロインを怒らせる場面などが増えている。
 
:: また、「しりとり」が苦手。弱いのではなく苦手であり、親友の有彦曰く「無理にやらせると泣き出すレベル」でトラウマを抱えている。そのため誘われると非常に強い拒否反応を示す。
 
:: また、「しりとり」が苦手。弱いのではなく苦手であり、親友の有彦曰く「無理にやらせると泣き出すレベル」でトラウマを抱えている。そのため誘われると非常に強い拒否反応を示す。
 
; 能力
 
; 能力
: 運動神経は悪くなく、むしろいい方であるが、体力的に脆弱で貧血が絶えず、体育は苦手。幼い頃に受けた鍛錬の名残か、戦う時の体運びや短刀の扱いには目を見張るものがある。
+
: 運動神経は悪くなく、むしろいい方であるが、体力的に脆弱で貧血が絶えず、体育は苦手。幼い頃に受けた鍛錬の名残か、極限状況における体運びや短刀の扱いには目を見張るものがある。
 
: 戦闘経験が月姫開始時点までは一切存在しないため、敵を殺す覚悟など戦う者の心構えがないために敵と相対しても動揺して本領を発揮できず追い詰められることが多いなど精神的なムラが激しい。
 
: 戦闘経験が月姫開始時点までは一切存在しないため、敵を殺す覚悟など戦う者の心構えがないために敵と相対しても動揺して本領を発揮できず追い詰められることが多いなど精神的なムラが激しい。
: しかし命の危機に晒される、人外の者と相対して殺人衝動が高まると意識が「反転」し、敵と殺し合いをする事に一切の躊躇を持たない冷徹な暗殺者となる。
+
: しかし人外の者と相対して退魔衝動が高まると意識が「反転」し、敵と殺し合いを嬉々として楽しむい冷酷な暗殺者となる。
 
: この際の動きは実際に殺されたアルクェイド曰く、「自分を殺したその時の志貴をそのまま絵に閉じ込めたらこれ以上ないって言うぐらいの芸術作品になるぐらいに完璧な不意打ち」と評するほどの天才的な殺戮技巧を行い、生物としての戦闘能力なら人間を遥かに上回る人外とも対等に戦えるようになる。
 
: この際の動きは実際に殺されたアルクェイド曰く、「自分を殺したその時の志貴をそのまま絵に閉じ込めたらこれ以上ないって言うぐらいの芸術作品になるぐらいに完璧な不意打ち」と評するほどの天才的な殺戮技巧を行い、生物としての戦闘能力なら人間を遥かに上回る人外とも対等に戦えるようになる。
 
: また反転していない状況でも歴戦により戦闘にある程度慣れ、本人なりに戦う覚悟を決めると、反転した時ほどではないが志貴としての理性を保ったまま一般人離れした体術や刃物使いを行うことも可能になっている。
 
: また反転していない状況でも歴戦により戦闘にある程度慣れ、本人なりに戦う覚悟を決めると、反転した時ほどではないが志貴としての理性を保ったまま一般人離れした体術や刃物使いを行うことも可能になっている。
63行目: 63行目:  
:: しかし最も重要な事は、肉体そのものが(おそらく七夜の近親交配)配合による特別性となっている事である。持久力を捨てた『'''速筋過剰の瞬発力特化の筋肉'''』と『'''鳥のように軽い骨'''』を持ち『40mを6秒、場合によっては4秒』で走破するなど人間の<ruby><rb>陸上世界記録保持者</rb><rt>トップ・スプリンター</rt></ruby>に匹敵する身体能力を見せる。更には作中で「七年間の澱」や「全身いたるところが鈍っている」と言われており、これでも全開状態とは程遠い模様である。他には『無茶をすれば天井に貼り付いたり、壁を駆け抜けることも可能』と言われているが『軽いゆえに非常に脆いので、一手しくじれば死ぬ』とも言われている。これは人為的な才能であると言われており、『'''10秒を走るためだけに生まれてきた'''』と称されている。
 
:: しかし最も重要な事は、肉体そのものが(おそらく七夜の近親交配)配合による特別性となっている事である。持久力を捨てた『'''速筋過剰の瞬発力特化の筋肉'''』と『'''鳥のように軽い骨'''』を持ち『40mを6秒、場合によっては4秒』で走破するなど人間の<ruby><rb>陸上世界記録保持者</rb><rt>トップ・スプリンター</rt></ruby>に匹敵する身体能力を見せる。更には作中で「七年間の澱」や「全身いたるところが鈍っている」と言われており、これでも全開状態とは程遠い模様である。他には『無茶をすれば天井に貼り付いたり、壁を駆け抜けることも可能』と言われているが『軽いゆえに非常に脆いので、一手しくじれば死ぬ』とも言われている。これは人為的な才能であると言われており、『'''10秒を走るためだけに生まれてきた'''』と称されている。
 
::端的にいって、完全な対混血用暗殺特化型短期決戦仕様の肉体である。
 
::端的にいって、完全な対混血用暗殺特化型短期決戦仕様の肉体である。
:: これに旧作から引き継がれているだろう"七夜一族最高の才能である父・七夜黄理を更に超える才能"と幼少期に覚えた護身術、そして父の技を盗み見て密かに練習した技の数々を無意識に駆使して、ようやく祖との戦闘をかろうじて可能としている。
+
:: これに旧作から引き継がれているだろう"奇跡とさえ謳われた父・七夜黄理を更に超える才能"と幼少期に覚えた護身術、そして父の技を盗み見て密かに練習した技の数々を無意識に駆使して、ようやく祖との戦闘をかろうじて可能としている。
 
:: さらには『直死の魔眼』も旧作以上の性能を見せており、その一つが『死(零)を起点することによる過去視・記憶の観覧』である。さらには『対象の死ではなく、原理そのものの破壊による能力低下』も行っており、極めつけは(詳細不明であり後の展開の重要な要素とされている)『(空間そのものを殺すような演出ともに)遠隔で足場もろとも相手の脚を殺す』といった離れ業までやってのけていた。
 
:: さらには『直死の魔眼』も旧作以上の性能を見せており、その一つが『死(零)を起点することによる過去視・記憶の観覧』である。さらには『対象の死ではなく、原理そのものの破壊による能力低下』も行っており、極めつけは(詳細不明であり後の展開の重要な要素とされている)『(空間そのものを殺すような演出ともに)遠隔で足場もろとも相手の脚を殺す』といった離れ業までやってのけていた。
  

案内メニュー