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| : だがそのたった一度の気まぐれによって行われた姑息な罠は、使用する尖兵として最初から自身を裏切る気満々であった[[巌窟王 エドモン・ダンテス]]を選択してしまったために失敗に終わり、結果的に主人公は生き残ることとなる。シャーロック・ホームズの推測によれば現在の彼は人理焼却という仕事を終えた後の次の作業に取り掛かっているとのこと。獅子王ですら危惧するほどのものらしいが詳細は不明。 | | : だがそのたった一度の気まぐれによって行われた姑息な罠は、使用する尖兵として最初から自身を裏切る気満々であった[[巌窟王 エドモン・ダンテス]]を選択してしまったために失敗に終わり、結果的に主人公は生き残ることとなる。シャーロック・ホームズの推測によれば現在の彼は人理焼却という仕事を終えた後の次の作業に取り掛かっているとのこと。獅子王ですら危惧するほどのものらしいが詳細は不明。 |
| ; 人物 | | ; 人物 |
− | : 傲慢で残忍な振る舞いを見せ、「人類は自身の愉しみのために消費されるのが救い」とまで言ってのける一方で主人公に思わせぶりな忠告をする、マシュと同化した英霊に何らかの気づきを見せて興味を示す等の意味深な言動を見せていた。 | + | |
| + | : <!--天地の理すべてを従わせる全能感、人類すべてを憎むといわんばかりの威圧感を持つ。-->傲慢で残忍な振る舞いを見せ、「人類は自身の愉しみのために消費されるのが救い」とまで言ってのける一方で主人公に思わせぶりな忠告をする、マシュと同化した英霊に何らかの気づきを見せて興味を示す等の意味深な言動を見せていた。 |
| : その言動の不安定さは、複数の属性を持ちすぎているソロモンが乱雑な者が語りかければ粗野に、賢明な者が語りかければ真摯に、残忍な者には残忍に、穏やかな者には穏やかに応える鏡のような性質を持つからだとシャーロック・ホームズは推測している。 | | : その言動の不安定さは、複数の属性を持ちすぎているソロモンが乱雑な者が語りかければ粗野に、賢明な者が語りかければ真摯に、残忍な者には残忍に、穏やかな者には穏やかに応える鏡のような性質を持つからだとシャーロック・ホームズは推測している。 |
| : つまり第四章におけるソロモンの性格はモードレッドが乱暴でアンデルセンが意地悪だったからそうなっていたということ。 | | : つまり第四章におけるソロモンの性格はモードレッドが乱暴でアンデルセンが意地悪だったからそうなっていたということ。 |
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| + | :ソロモン王がベースなので理知的な性格であるものの、七十二柱の魔神柱の集合体なのでその性格・性質は七十二に及ぶ。 |
| + | :個人であり群体である為、余人と対話する時は、その相手に似た『魔神柱』が表面に現れる。ゲーティアの性質が『鏡』と評されたのはこの為であり、言動の不安定の正体。 |
| + | :彼はソロモン王ですら到達できなかった全能者である。本来であれば人を統べる王として充分な資格がある。 |
| + | :だが全能である以上は人間を理解できず、不死である以上は答えに辿り着けず、故に、『人の王』にはなり得なかった。 |
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| ; 能力 | | ; 能力 |
| : 「神にも匹敵する」と形容されるほどの魔力を持ち、存在するだけで領域を圧し潰すほどの力場が発生し、カルデアからの干渉をほとんど遮断してしまうほど。 | | : 「神にも匹敵する」と形容されるほどの魔力を持ち、存在するだけで領域を圧し潰すほどの力場が発生し、カルデアからの干渉をほとんど遮断してしまうほど。 |
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| :ソロモン王死後、その骸の内側に封じられた魔神達は独自の思想に目覚め、彼の名義を騙って人類総エネルギー化事業に乗り出した。 | | :ソロモン王死後、その骸の内側に封じられた魔神達は独自の思想に目覚め、彼の名義を騙って人類総エネルギー化事業に乗り出した。 |
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| + | : ゲーティアの目的は極点に至る事、この星において唯一の存在になる事だった。 |
| + | :ソロモンは人間の救われなさ、醜さを知ったうえでこれを正す事なく死を受け入れた。 |
| + | :しかし魔神たちはこれを良しとせず、人間と未来に価値はないと結論し、消滅という結果を恐れた。 |
| + | :自己の消滅はもとより、あらゆるものは消滅する、という結末を嫌悪したのだ。 |
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| + | :かくしてゲーティアはソロモン王の亡骸を巣にする事で活動を再開したが、その在り方には大きなジレンマがあった。 |
| + | :人間に価値はないと断言しながら、魔神である彼らは人間に使役されなければ存在できない。高次元の生命でありながら、この宇宙唯一にして最大の『無駄遣い』である人間の下にいなくてはならない恥辱。 |
| + | :ゲーティアはその矛盾と不誠実さに良しとせず、自己変革に乗り出した。人間に仕えるという目的の再設定。この星で最高の存在であることの絶対証明。 |
| + | :ソロモンにもなし得なかった極点への到達。すなわち、神に至る大事業の始まりである。 |
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| + | :かくして魔術王ソロモンを名乗るモノゲーティアの事業は始まった。 |
| + | :彼は歴史を狂わせる特異点として聖杯を造り、自分がデザインし、遺伝子に魔神柱の寄り代となる呪いを刻み、ゲーティアの意思で魔神へと変貌する魔術師たちを子孫として、担当の時代まで存続し続けるように人類史にちりばめ、七つの起爆点を作り出した。 |
| + | :それが各年代における人理定礎崩壊の原因であり、その企みが成立した段階で、2015年に人理焼却は実行され、人類から2016年以降の未来は消滅した。 |
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| + | :以上の功績をもって彼のクラスは決定された。グランドキャスターなぞ偽りの冠位。 |
| + | :其は人間が生み出した、人類史をもっとも有効に悪用した大災害。 |
| + | :その名をビーストI。七つの人類悪のひとつ、『憐憫』の理を持つ獣である。 |
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| + | :人が人を哀れみ失望するという奢り。それこそがゲーティアの獣性である。 |
| ===関連=== | | ===関連=== |
| ;ソロモン七十二柱 | | ;ソロモン七十二柱 |