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| : 生前の伝承に基づいた本来のバーサーカーとは異なる存在。一人称は「俺」。 | | : 生前の伝承に基づいた本来のバーサーカーとは異なる存在。一人称は「俺」。 |
| : 「異形の如き巨大な容姿」とされる本来のバーサーカーと違い、体格はランサー・キャスター時と大差はない。ただし、その服装や宝具他装備類は赤黒く歪で刺々しい意匠に変貌しており、邪悪さが目に見えて強調されている。 | | : 「異形の如き巨大な容姿」とされる本来のバーサーカーと違い、体格はランサー・キャスター時と大差はない。ただし、その服装や宝具他装備類は赤黒く歪で刺々しい意匠に変貌しており、邪悪さが目に見えて強調されている。 |
− | : 性格も冷酷かつ狂暴となり、戦いと殺戮をひたすら求める戦闘機械としての側面を顕にしている。敵味方の区別が明確で、敵として立ったのなら善人・英霊・仲間であろうが皆殺しであり、それが自らの師であったスカサハであろうと躊躇いはない。味方であってもミスを繰り返すようなら、容赦はしない。 | + | : 義理堅くて自他共に裏切りを許さない所などは相変わらずであるものの、性格はいつも以上に冷酷でドライ、好戦的なものになっており、まるで戦いと殺戮をひたすら求める戦闘機械のような人物となっている。敵味方の区別が明確で、敵として立ったのなら善人・英霊・仲間であろうが皆殺しであり、それが自らの師であったスカサハであろうと躊躇いはない。味方であってもミスを繰り返すようならば容赦無く牙を剥き、また死んでいった味方を顧みる事も一切しない。 |
− | : 戦闘への喜びは一切なく、戦が楽しいと思っていない。ただの事務処理として断じており、ただ「王」であることを証明するために戦い続ける。多くのサーヴァントが彼のあり方を「愚か」だと弾劾したが、彼が見てきた「王」とは、例外なく愚かだったのである。 | + | : 戦闘に対して喜びや楽しみを抱く事も一切なく、ただの事務処理として淡々とこなす。そして国を作るに当たって自分に敵対するもの全てを滅ぼす事を掲げ、自身が最強の「王」である事を証明するためだけにひたすら戦い続ける。国を作るという目的があるのにその後の統治の事などを頑なに考えようとしない彼の「王」としての歪な在り方を見て、多くのサーヴァントは彼を「愚か」だと弾劾したが、彼が見てきた「王」とは例外なくそのような愚かな人物であったためそうした言葉を前にしても全く動じない。 |
− | : バーサーカーでありながら論理的な思考も会話も可能だが、それら全てが「戦いに勝つ」というベクトルに向けられているため、基本的に敵対者との会話は成り立たない。というよりは本人がまともに意思の疎通を図る気が無い状態に近い。その為か勝利への渇望は通常のクー・フーリンよりも遥かに強く、勝つ事は当然の義務と考えている。そして慈悲はなく、命乞いも一切効果がない。 | + | : バーサーカーでありながら論理的な思考も会話も可能だが、本人がそれら全てを「戦いに勝つ」というベクトルに向けているため相手とまともに意思の疎通を図ろうとする事自体ほぼなく、基本的に敵対者との会話はほぼ望めない。勝利への渇望もいつものクー・フーリンよりも遥かに強く、勝つ事は当然の義務と考えているため、私情や誇り、手段などを捨ててでも勝利を優先する姿勢は普段以上に顕著であり、慈悲の心も命乞いを聞き届ける耳も一切持たない。 |
− | : 獣の如き凶暴さと性質となったが、その生命力の苛烈さは「生き残る」為のものではなく、「死に至る」為のもの。彼が持つ「獣の欲望」とは生存ではなく疾走であるが、獣が肉をくらうのは生存のためであって疾走のためではないが、食べる欲望すら無駄と切り捨てており、力尽き、倒れた場所こそ自らのゴールだと信じている。 | + | : その獣の如き凶暴な振る舞いからは彼自身のシビアで猛々しい生き方が見て取れるが、その苛烈な生命力は「生き残る」為のものではなく「死に至る」為のものであり、彼が持つ「獣の欲望」とは生きる事でなく死に至るまで全力で駆け抜ける事である。自身の在り方を獣とする彼は、疾走するためでなく生存する為に肉を喰らう獣を引き合いに出し、生きる事を目的としない自身にはそのための食欲すら不要と断じ、そのまま駆け抜けて力尽きて倒れた場所こそが自らのゴールであると語っている。 |
− | : 自身を戦闘機械であり刃と考えているため、不可能ではないと思えるのならばどんな無茶な命令にも逆らえないが、戦闘に関連するもの以外に何かせよ、という命令には全く応じない。自分は相手を殺すための存在であるという考えがあり、それ以外のことについては関与しない、という強い意志を持つ。同時に自分をただの使い魔だと認識して行動し、マスターが命の危機に陥ったなら、躊躇いなくその身を投げ出す。 | + | : 自分は相手を殺すための存在であるという考えがあり、それ以外のことについては関与しない、という強い意志を持つため、不可能ではないと思えるのならばどんな無茶な命令にも逆らわないが、戦闘に関する内容以外の命令には全く応じない。同時に自分をただの使い魔として行動しているため、マスターが命の危機に陥ったならば躊躇いなくその身を投げ出す。 |
| ; 能力 | | ; 能力 |
| : 基本的にはランサー時同様槍による接近戦を得意とする。 | | : 基本的にはランサー時同様槍による接近戦を得意とする。 |
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| :ストーリー中では先走ったメイヴを国に連れ戻す為に先んじて登場し、ストーリー後半で再戦となる。 | | :ストーリー中では先走ったメイヴを国に連れ戻す為に先んじて登場し、ストーリー後半で再戦となる。 |
| :最期は自分の内心の願いを見抜かれて心が折れたメイヴを看取り、崩壊する城と共に消滅した。 | | :最期は自分の内心の願いを見抜かれて心が折れたメイヴを看取り、崩壊する城と共に消滅した。 |
− | :後に2017年のバレンタインイベントにて、クーフーリンオルタにチョコレートを渡すとお返しに「ミニクーちゃん」をくれる。彼曰く朝起きたら枕元にあったとか。当然メイヴを疑ったが彼女も知らなかった。「魔法少女の廃棄場」から直接来たのであろうか? | + | :後に2017年のバレンタインイベントにて、クー・フーリン〔オルタ〕にチョコレートを渡すとお返しとして「ミニクーちゃん」をくれる。彼曰く、朝起きたら枕元にあったらしく、当然メイヴを疑ったが彼女も知らなかったという。「魔法少女の廃棄場」から直接来たのであろうか? |
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| == ステータス == | | == ステータス == |
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| : ランク:B++<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:5~50<br />最大捕捉:100人<br />由来:クー・フーリンが師匠スカサハから授かった魔槍ゲイ・ボルク。 | | : ランク:B++<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:5~50<br />最大捕捉:100人<br />由来:クー・フーリンが師匠スカサハから授かった魔槍ゲイ・ボルク。 |
| : クー・フーリン本来の宝具。魔槍ホーミングミサイル。 | | : クー・フーリン本来の宝具。魔槍ホーミングミサイル。 |
− | : 自らの肉体の崩壊すら辞さないほどの限界を超えた全力投擲で放たれる為、通常の召喚時よりも威力と有効範囲が上昇している。敵陣全体に対する即死効果があり、即死にならない場合でも大ダメージを与える。 | + | : 自らの肉体の限界を超えた全力投擲で放たれる為、通常の召喚時よりも威力と有効範囲が上昇している。敵陣全体に対する即死効果があり、即死にならない場合でも大ダメージを与える。 |
− | : 当然発動の度に右腕が引き千切れかけるほどに損傷してしまうが、ルーン魔術によって肉体を再生・回復させているため本人がダメージを受けることはない。しかし、常人なら発狂するであろう激痛を受けてしまう。 | + | : 発動の度に右腕が引き千切れかけるほどに損傷してしまうが、ルーン魔術によって肉体を再生・回復させているため本人が肉体ダメージを受けることはない。しかし、自らの肉体が崩壊する程に凄まじいその投擲には常人だと発狂するほどの激痛が伴う。 |
− | : 第五特異点では[[ラーマ]]の心臓の八割を破壊した上に強力な呪いを与えて半生半死に追い込み、あらゆるサーヴァントの攻撃や宝具を容易く防ぐ鎧の宝具『日輪よ、具足となれ』を装備した[[カルナ]]に直撃させて致命傷を与えている。 | + | : 第五特異点では[[ラーマ]]の心臓の八割を破壊した上に強力な呪いを与えて半生半死に追い込み、更に不意打ちで[[カルナ]]に直撃させて致命傷を与えている。 |
| : 心臓破壊を免れてもその破壊力は恐ろしく高く、幸運Aを持つ[[ネロ・クラウディウス〔ブライド〕|ネロ]]は心臓破壊こそ免れたものの、心臓以外の臓器を丸々抉り砕かれるという見るも無惨な致命傷を負い、そのまま力尽きた。 | | : 心臓破壊を免れてもその破壊力は恐ろしく高く、幸運Aを持つ[[ネロ・クラウディウス〔ブライド〕|ネロ]]は心臓破壊こそ免れたものの、心臓以外の臓器を丸々抉り砕かれるという見るも無惨な致命傷を負い、そのまま力尽きた。 |
− | : また、第五特異点では、因果逆転の呪詛も使用していた。因果逆転が投擲によるものかは不明。 | + | : また、第五特異点では、因果逆転の呪詛も使用していた。因果逆転が槍そのものによるものなのか投擲によるものなのかは不明。 |
| ; 噛み砕く死牙の獣(クリード・コインヘン) | | ; 噛み砕く死牙の獣(クリード・コインヘン) |
| : ランク:A<br />種別:対人宝具(自身)<br />レンジ:-<br />最大捕捉:1人<br />由来:魔槍ゲイ・ボルクの素材となった紅の海獣クリードの骨で出来た甲冑。 | | : ランク:A<br />種別:対人宝具(自身)<br />レンジ:-<br />最大捕捉:1人<br />由来:魔槍ゲイ・ボルクの素材となった紅の海獣クリードの骨で出来た甲冑。 |
| : クー・フーリン・オルタに付与される宝具。 | | : クー・フーリン・オルタに付与される宝具。 |
| : 荒れ狂う狂王の怒りが魔槍ゲイ・ボルクの素材となった紅海の怪物・海獣クリードの骨格を具象化、鎧のようにして身に纏う、攻撃型の骨アーマー。 | | : 荒れ狂う狂王の怒りが魔槍ゲイ・ボルクの素材となった紅海の怪物・海獣クリードの骨格を具象化、鎧のようにして身に纏う、攻撃型の骨アーマー。 |
− | : この鎧を装着すると耐久がランクアップ、筋力がEXになるが、「抉り穿つ鏖殺の槍」の発動が不可能となってしまう。「攻撃型」の名の通り鎧自体に武器として鋭い爪や棘、刃が無数に付属した怪物のような意匠となっており、更には尖った部分などを敵に突き刺すと、そこを基点に四方へ無数の棘が伸びるという、ゲイ・ボルクの劣化版のような性質も備えている。 | + | : この鎧を装着すると耐久がランクアップ、筋力がEXになるが、「抉り穿つ鏖殺の槍」の発動が不可能となってしまう。「攻撃型」の名の通り鎧自体に武器として鋭い爪や棘、刃が無数に付属した怪物のような意匠となっており、更には尖った部分などを敵に突き刺すと、そこを基点に四方へ無数の棘が伸びるという、ゲイ・ボルクそのもののような性質も備えている。 |
| : 鎧の爪で敵を連続で切りつけた後、力を溜め、爪を敵に突き刺し、爪を起点に無数の細かい棘が伸び、敵を体内から引き裂く。 | | : 鎧の爪で敵を連続で切りつけた後、力を溜め、爪を敵に突き刺し、爪を起点に無数の細かい棘が伸び、敵を体内から引き裂く。 |
| : この宝具は影の国で[[スカサハ]]に与えられたものではなかったため、スカサハはこの攻撃を見切る事が出来ずに直撃してしまう。咄嗟の機転が幸いして辛うじて命は助かったものの、肉体の殆どが崩壊させられて肉体再生までかなり時間が掛かり、定礎復元まで何も出来なくなるという有様だった。 | | : この宝具は影の国で[[スカサハ]]に与えられたものではなかったため、スカサハはこの攻撃を見切る事が出来ずに直撃してしまう。咄嗟の機転が幸いして辛うじて命は助かったものの、肉体の殆どが崩壊させられて肉体再生までかなり時間が掛かり、定礎復元まで何も出来なくなるという有様だった。 |
| ; 爆ぜ喰らう甘牙の幼獣(アマガミ・コインヘン) | | ; 爆ぜ喰らう甘牙の幼獣(アマガミ・コインヘン) |
− | :プリズマ・コーズで登場したミニクーちゃんの宝具。 | + | :プリズマ・コーズで登場したミニクーちゃんの宝具。いつもより短く小さいながらも強烈なゲイ・ボルクの全力投擲。 |
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| == 真名:クー・フーリン〔オルタ〕 == | | == 真名:クー・フーリン〔オルタ〕 == |
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| === Fate/Grand Order === | | === Fate/Grand Order === |
| ;[[女王メイヴ|メイヴ]] | | ;[[女王メイヴ|メイヴ]] |
− | :生前、自分を破滅させた女性。生前同様に纏わりついてくること自体は鬱陶しがっているが、自分と同じ陣営にいる事については「味方なら別にいいか」程度にしか考えていない。 | + | :生前、自分を破滅させた女性。生前同様にしつこく纏わりついてくる事自体は鬱陶しく思っているため常にそっけない態度を向けているが、自分と同じ陣営にいる事については「味方なら別にいいか」程度にしか考えていない。 |
− | :サーヴァントとしては自身を創造した女王。世界だって手に入れられたであろう聖杯への願いを以て自身を邪悪な王として作り出したことには一定の「良い女」という評価を持ち、そんな彼女の為に王であろうとする。 | + | :サーヴァントとしては自身を創造した女王。世界を手に入れる事も出来たであろう聖杯の力を自身の召喚に使うほどに思い入れを見せた事については「良い女」と評価して義理立てしており、そんな彼女の為に王であろうとする。 |
| ;[[スカサハ]] | | ;[[スカサハ]] |
| :師匠を敵に回すのは出来る限り避けたいらしく、彼女を召喚しているとマイルームでは心底ホッとした様子を見せる。 | | :師匠を敵に回すのは出来る限り避けたいらしく、彼女を召喚しているとマイルームでは心底ホッとした様子を見せる。 |
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| === 生前 === | | === 生前 === |
| ;コンホヴァル王 | | ;コンホヴァル王 |
− | :自分が生きた時代の王。彼のどうしようもない振る舞いから、「王とは邪悪なものである」と理解し、自身も狂王として振る舞っている。 | + | :自分が生きた時代の王。彼のどうしようもない振る舞いから「王とは邪悪で愚かなものである」と考え、自身も国の事を一切顧みずに戦いに明け暮れる狂王として振る舞っている。 |
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| === その他 === | | === その他 === |