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| : 誕生したアルトリアを約定によって父王から譲り受け、騎士エクターの下で育てる。ブリテンの王となる運命を背負ったアルトリアが岩に刺さった選定の剣を抜く際に現われ、王の運命を告げる。彼女が王となって以降は、そのサポートにつく。 | | : 誕生したアルトリアを約定によって父王から譲り受け、騎士エクターの下で育てる。ブリテンの王となる運命を背負ったアルトリアが岩に刺さった選定の剣を抜く際に現われ、王の運命を告げる。彼女が王となって以降は、そのサポートにつく。 |
| : アルトリアの治世に永く携わったが、彼女のローマ遠征に際して、 手を出した<ruby><rb>性質</rb><rt>タチ</rt></ruby>の悪い妖精に狙われアヴァロンへと逃げ、そこに仕掛けられた塔に幽閉された。同地でカムランの戦いを眺め、アルトリアの契約とその結果を見届ける。 | | : アルトリアの治世に永く携わったが、彼女のローマ遠征に際して、 手を出した<ruby><rb>性質</rb><rt>タチ</rt></ruby>の悪い妖精に狙われアヴァロンへと逃げ、そこに仕掛けられた塔に幽閉された。同地でカムランの戦いを眺め、アルトリアの契約とその結果を見届ける。 |
− | : 塔から抜け出すこともできたが、遊び気分でひとりの少女の運命に関わった事に思うことがあるのか、生きたまま己の罪を見続ける道を選び、彼自身が塔を永久に封印。そのため、最早永遠に出ることも死ぬこともできず、座に上がり英霊となることもない。何にも関われない存在として塔の中で一人、惑星の終わるその日まで、今も生きて世界を眺めている。『Réalta Nua』のLast Episodeでは――― | + | : 塔から抜け出すこともできたが、遊び気分でひとりの少女の運命に関わった事に思うことがあるのか、生きたまま己の罪を見続ける道を選び、彼自身が塔を永久に封印。<br>最早永遠に出ることも死ぬこともできず、座に上がり英霊となることもない。何にも関われない存在として塔の中で一人、惑星の終わるその日まで、今も生きて世界を眺めている。 |
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| ; 人物 | | ; 人物 |
| : 一人称は「私」、アルトリアの夢の中では「ボク」。ただしローマ遠征に出る直前のアルトリアとの会話で一度だけ「ボク」を使用している。 | | : 一人称は「私」、アルトリアの夢の中では「ボク」。ただしローマ遠征に出る直前のアルトリアとの会話で一度だけ「ボク」を使用している。 |
− | : 自分が混血児であることについては複雑な感情を持っているが、出自からすれば不自然なほど人間を嫌いにならず、むしろ同胞である妖精や巨人たちよりも人間に肩入れするほどに好いていた。後に世界有数のキングメイカーと評される程に、彼は人間にとって良き時代を作るために多くの王を育てた。常に笑顔を絶やさず、人々の営みを楽しみ、花のような統治を目指し、そうした彼の姿は周囲の目には好青年と映っていた。 | + | : 自分が混血児であることについては複雑な感情を持っているが、出自からすれば不自然なほど人間を嫌いにならず、むしろ同胞である妖精や巨人たちよりも人間に肩入れするほどに好いていた。 |
− | : しかしその本当の性質は昆虫のそれに近く、ひたすらに機械的かつ客観的。この惑星の知性体とは相容れないほど脈絡の飛び過ぎた思考形式を有している。現在の世界の全てを把握できる『千里眼』を有していることも相まって、マーリンにとって世界は一枚の絵のようにしか見えていない。マーリンは彼にとって“美しい”ものを愛しており、彼の求める“美しい絵”が、たまたま“人類のハッピーエンド”であった。彼はそうした“人間の遺す結果”を好いており、その好みとしてハッピーエンドになるよう人間に肩入れしていたに過ぎず、それを作り出す人間そのものには全く感情移入できず、本質的に愛していない。 | + | :後に世界有数のキングメイカーと評される程に、彼は人間にとって良き時代を作るために多くの王を育てた。常に笑顔を絶やさず、人々の営みを楽しみ、花のような統治を目指し、そうした彼の姿は周囲の目には好青年と映っていた。 |
| + | : しかしその本当の性質は昆虫のそれに近く、ひたすらに機械的かつ客観的で、この惑星の知性体とは相容れないほど脈絡の飛び過ぎた思考形式を有している。現在の世界の全てを把握できる『千里眼』を有していることも相まって、マーリンにとって世界は一枚の絵のようにしか見えていない。マーリンは彼にとって“美しい”ものを愛しており、彼の求める“美しい絵”が、たまたま“人類のハッピーエンド”であった。彼はそうした“人間の遺す結果”を好いており、その好みとしてハッピーエンドになるよう人間に肩入れしていたに過ぎず、それを作り出す人間そのものには全く感情移入できず、本質的に愛すこともできなかった。 |
| : マーリン自身もそれを酷いことだとは理解していたが、それこそが夢魔の性質であるため変えることもできず、また、理解していてもそこに罪の意識は無かった。マーリンは人間に手を貸し、王を作るだけ。それによって国がどうなろうと彼に責任はないし、何の罪悪感も感じていなかった。 | | : マーリン自身もそれを酷いことだとは理解していたが、それこそが夢魔の性質であるため変えることもできず、また、理解していてもそこに罪の意識は無かった。マーリンは人間に手を貸し、王を作るだけ。それによって国がどうなろうと彼に責任はないし、何の罪悪感も感じていなかった。 |
| : ひとりの少女の、別れの言葉を聞くまでは。 | | : ひとりの少女の、別れの言葉を聞くまでは。 |
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| 『[[Fate/Grand Order]]』では「[[キャスター|魔術師]]」の[[サーヴァント]]として登場。 | | 『[[Fate/Grand Order]]』では「[[キャスター|魔術師]]」の[[サーヴァント]]として登場。 |
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− | 詳細は「[[マーリン (Grand Order)]]」を参照。
| + | 上述の通り本来はサーヴァントにすら成りえない存在だが、その理由などは「[[マーリン (Grand Order)]]」を参照。 |
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| === フラグメンツ === | | === フラグメンツ === |
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| ; [[Fate/Apocrypha]] | | ; [[Fate/Apocrypha]] |
| : モードレッドの回想シーンに、円卓の騎士達と共に馬に乗って登場。 | | : モードレッドの回想シーンに、円卓の騎士達と共に馬に乗って登場。 |
− | ; [[Fate/Grand Order]]
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− | : 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』解禁に伴い期間限定でガチャに追加。イベントガチャ限定サーヴァントであり、恒常的な入手手段は存在しなかったが、1000万ダウンロード記念ガチャで待望の復刻を果たした。
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− | : 存在の示唆自他は序章でされており、第五特異点と第七特異点にて登場。第六特異点でも直接登場こそしないものの物語の鍵に関わる重要な役割を担う。
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− | : PCとしても長らく実装を望まれつつも音沙汰無しだったが、第七特異点に於ける専用サポート限定で先行実装となり、第一部最終章解禁とほぼ同時に開催されたソロモンピックアップでついに正式参戦となった。
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− | : その性能はBuster重視サーヴァントの火力とパーティーの持久力を大きく押し上げる能力が際立ち、「『サポートサーヴァント最強格』として名高い[[ロード・エルメロイⅡ世|かの時計塔講師]]と双璧を成す」と言われる程に強烈なスキル/宝具を誇る、サポート特化サーヴァントの一人に数えられる。
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| ===その他=== | | ===その他=== |
| ;[[ちびちゅき!]] | | ;[[ちびちゅき!]] |
− | :所属不明。文化祭オーラスの舞踏会で司会を務めた。 | + | :文化祭オーラスの舞踏会で司会を務めた。普段は花屋をやっているようである。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
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| : 同じ円卓の一員であり、上記の武者修行の際の同行者。大事になった事件の尻拭い役をいつも押し付けていた。 | | : 同じ円卓の一員であり、上記の武者修行の際の同行者。大事になった事件の尻拭い役をいつも押し付けていた。 |
| ; [[モードレッド]] | | ; [[モードレッド]] |
− | : 同じ円卓の一員として以外の当時の関係は不明。人類史焼却という非常事態の中では、魔術師としてこの事態の解決には役立つだろうと言及されている。 | + | : 同じ円卓の一員として以外の当時の関係は不明だが、彼女の願望については「直接言ってしまったら自殺してしまうかもしれないから」とあえて不干渉であった模様。 |
| : マーリン側の評価の一端は「彼ら(円卓の騎士)だって馬鹿じゃない。モードレッドは馬鹿だけど。」という言葉に現れている。 | | : マーリン側の評価の一端は「彼ら(円卓の騎士)だって馬鹿じゃない。モードレッドは馬鹿だけど。」という言葉に現れている。 |
| ; [[トリスタン]] | | ; [[トリスタン]] |
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| ;[[モルガン]] | | ;[[モルガン]] |
| :王の姉で自身を貶めた魔女。宿敵の筈だが、彼女をどう思っているかは不明。 | | :王の姉で自身を貶めた魔女。宿敵の筈だが、彼女をどう思っているかは不明。 |
| + | :湖の乙女の彼女に対しては魔術の師匠である。 |
| + | ;[[ブラダマンテ]] |
| + | :過去に何度か彼女にテレパシーを送ったり巫女を介したりで彼女の冒険を手助けしていたとのこと。 |
| + | ;ウーサー・ペンドラゴン |
| + | :概念受胎によって「竜の血を引くブリテンの王」を生み出すために共謀した相手。 |
| + | :この結果生まれたのが上記のアルトリアである。 |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
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| :アヴァロンから最後の同居人であるフォウを窓から離し外界へ送り出した台詞。 | | :アヴァロンから最後の同居人であるフォウを窓から離し外界へ送り出した台詞。 |
| :一見優しげな言葉だが、アヴァロンの塔はかなりの高さがあり、しかも地表から浮いているため、マーリンは遥か下方の地上に向かって窓からフォウを投げ落としたとも考えられる。何よりフォウがアヴァロンに籠っていた理由を鑑みれば、マーリンシスベシフォーーーウ!と体当たりされるのも当然か。 | | :一見優しげな言葉だが、アヴァロンの塔はかなりの高さがあり、しかも地表から浮いているため、マーリンは遥か下方の地上に向かって窓からフォウを投げ落としたとも考えられる。何よりフォウがアヴァロンに籠っていた理由を鑑みれば、マーリンシスベシフォーーーウ!と体当たりされるのも当然か。 |
| + | |
| + | ===Fate/Grand Order=== |
| + | ;「まあ、キャスターとして私が脅威なのは分かるけどね!<br /> 何しろ冠位の魔術師だから、私は。魔術王と同格の、選ばれたキャスターだ。<br /> 他のサーヴァント、特にキャスターのサーヴァントが私を羨み、妬み───<br /> そして最後には負けを認めて二軍落ちするのは、もう避けようのない展開だからね!」 |
| + | :カルデアと共に人類史存続の為に戦ってくれるかと問われた際に答えた台詞…の余計な部分。冠位キャスターとしての自負ゆえなのだろうが、煽りがすぎるだろう…。 |
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| == メモ == | | == メモ == |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |
− | <references/> | + | ===注釈=== |
| + | <references group = "注"/> |
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| + | ===出典=== |
| + | <references group = "出"/> |
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| == リンク == | | == リンク == |
| * [[登場人物]] | | * [[登場人物]] |
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| [[category:Fate/stay night]] | | [[category:Fate/stay night]] |
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