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20 バイト除去 、 2018年12月29日 (土) 00:43
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::旧スカゲラク海峡は汎人類史では海上だが、異聞帯では凍り付き、降雪した山と見紛う状態の領域になっている。オスロからガルフピッゲン山までは延々と続く氷の山嶺だったため、ヨートゥンハイメンのあたりと比べると比較的気温は高く、暖かい。
 
::旧スカゲラク海峡は汎人類史では海上だが、異聞帯では凍り付き、降雪した山と見紛う状態の領域になっている。オスロからガルフピッゲン山までは延々と続く氷の山嶺だったため、ヨートゥンハイメンのあたりと比べると比較的気温は高く、暖かい。
 
::[[スカサハ=スカディ]]はオスロ・フィヨルド北部、汎人類史ではオスロだった場所にある雪と氷で出来た城に住んでいる。この城は北欧異聞帯でも最大の建造物<ref group = "注">そもそも建物自体が少ない。</ref>。一目見ただけ柄高貴な者のための城だと分かる、支配者に相応しい外観。王が座るためだけに造られた城。実在する神がおわす一種の神殿。人に恩恵を与えるものではなく、[[スカサハ=スカディ]]の為の城<ref group = "注">[[スカサハ=スカディ]]曰く、オーディンは人の来訪については考えて城を与えたりはしない。</ref>。要塞としての機能は考えられておらず、外観の荘厳さを優先して設計されたものと思われる。汎人類であれば近代以降のヨーロッパ様式の城郭を思わせる建築意匠を行われている。[[スカサハ=スカディ]]が魔力を以て編み上げたもので、北欧に降り積もる雪を固めたもの。そのために城そのものが魔力を発し<ref group = "注">城の中にいる事は、[[スカサハ=スカディ]]の胎の中に立っているようなものとされる。</ref>、雪原よりも濃い魔力が渦巻いており、城全域に意識を失ってしまう程の濃厚な[[スカサハ=スカディ]]の魔力が充満しており、通常の生態系の生物であれば即死しかねない<ref group = "注">[[マシュ・キリエライト]]曰く、第七特異点を思わせる大気の魔力。</ref>。魔力によって感知の類は困難になり、隣にいるサーヴァントの気配すら感じられない。城の内部は礼装がなければ霜だらけになるほどの寒さで、常人は魔術的な防御が切れると凍死するため、美しいが人は住めない。人間たちの憧れでありながら、決して人間の手が届かない魔女の城。[[スカサハ=スカディ]]曰く、この城は自分の趣味ではない<ref group = "注">逆に[[コヤンスカヤ]]は城のデザインや材質は好み。</ref>。巨大な主塔に繋がる大橋が一つだけあり、渡ろうとすると御使いや巨人種が山ほど寄ってくる。城の地下には主塔に続く地下通路があり、上のホールらしき広い空間ににあがる階段が存在する。地下通路は警備は緩いが氷獣が棲み着いている。ホールには氷で出来た玉座がある。ホールの床は開いて、地下から仮面を被って鎖で拘束されたムスペル巨人種がせり上がってくる。地下通路には巨人種は居なかったため、思ったより面白い構造になっている模様。地下牢は鍵が神鉄で出来ていて、蝋燭からベッド、鉄球付きの足枷まですべて氷で出来ている。主人公たちが閉じ込められた地下牢より更に深いところに[[シトナイ]]が閉じ込められた地下牢がある。
 
::[[スカサハ=スカディ]]はオスロ・フィヨルド北部、汎人類史ではオスロだった場所にある雪と氷で出来た城に住んでいる。この城は北欧異聞帯でも最大の建造物<ref group = "注">そもそも建物自体が少ない。</ref>。一目見ただけ柄高貴な者のための城だと分かる、支配者に相応しい外観。王が座るためだけに造られた城。実在する神がおわす一種の神殿。人に恩恵を与えるものではなく、[[スカサハ=スカディ]]の為の城<ref group = "注">[[スカサハ=スカディ]]曰く、オーディンは人の来訪については考えて城を与えたりはしない。</ref>。要塞としての機能は考えられておらず、外観の荘厳さを優先して設計されたものと思われる。汎人類であれば近代以降のヨーロッパ様式の城郭を思わせる建築意匠を行われている。[[スカサハ=スカディ]]が魔力を以て編み上げたもので、北欧に降り積もる雪を固めたもの。そのために城そのものが魔力を発し<ref group = "注">城の中にいる事は、[[スカサハ=スカディ]]の胎の中に立っているようなものとされる。</ref>、雪原よりも濃い魔力が渦巻いており、城全域に意識を失ってしまう程の濃厚な[[スカサハ=スカディ]]の魔力が充満しており、通常の生態系の生物であれば即死しかねない<ref group = "注">[[マシュ・キリエライト]]曰く、第七特異点を思わせる大気の魔力。</ref>。魔力によって感知の類は困難になり、隣にいるサーヴァントの気配すら感じられない。城の内部は礼装がなければ霜だらけになるほどの寒さで、常人は魔術的な防御が切れると凍死するため、美しいが人は住めない。人間たちの憧れでありながら、決して人間の手が届かない魔女の城。[[スカサハ=スカディ]]曰く、この城は自分の趣味ではない<ref group = "注">逆に[[コヤンスカヤ]]は城のデザインや材質は好み。</ref>。巨大な主塔に繋がる大橋が一つだけあり、渡ろうとすると御使いや巨人種が山ほど寄ってくる。城の地下には主塔に続く地下通路があり、上のホールらしき広い空間ににあがる階段が存在する。地下通路は警備は緩いが氷獣が棲み着いている。ホールには氷で出来た玉座がある。ホールの床は開いて、地下から仮面を被って鎖で拘束されたムスペル巨人種がせり上がってくる。地下通路には巨人種は居なかったため、思ったより面白い構造になっている模様。地下牢は鍵が神鉄で出来ていて、蝋燭からベッド、鉄球付きの足枷まですべて氷で出来ている。主人公たちが閉じ込められた地下牢より更に深いところに[[シトナイ]]が閉じ込められた地下牢がある。
::神様と御使いが作った第1から第100までの村・集落が存在しており、それぞれの集落の人口は約100人。広範囲にわたって木製の壁に囲まれており、家の数は50戸未満。北欧にか細く残っていた霊脈の上に在る。第23集落と第67集落を比べると、ディティールは異なっているが基本的な構造は何もかも同じ<ref group = "注">数字にすると80%の一致。</ref>。
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::神様と御使いが作った第1から第100までの村・集落が存在しており、汎人類史でいうヴェッテルン湖の北西にあるヴェーネルン湖上にある。それぞれの集落の人口は約100人。広範囲にわたって木製の壁に囲まれており、家の数は50戸未満。北欧にか細く残っていた霊脈の上に在る。第23集落と第67集落を比べると、ディティールは異なっているが基本的な構造は何もかも同じ<ref group = "注">数字にすると80%の一致。</ref>。
 
::唯一の出入り口である大きな扉は独特の雰囲気の意匠で、大人が何人も集まって引かないと開かない重さ。閂が閉まっている<ref group = "注">サーヴァントの膂力で押せば、閂ごと砕いて開ける程度。</ref>。この大扉は集落から出るための出口で、定めの日に大人が外に出るための場所。集落の近くにはぽつぽつとだが巨人がいる。大扉を基点として集落を[[スカサハ=スカディ]]が施した巨人種や獣、魔術的な存在を弾き、冷気を避ける結界で覆われているが<ref group = "注">デミ・サーヴァントであるマシュにも少しとはいえ負荷がかかる。</ref>、氷雪に混ざる魔力と結界の性質が似ている事により、集落の中に入るまで結界にマシュは気付けなかった。後に『カルデアの者』を名乗る人物によって、柵と扉にルーン以外の神代の域に達した魔術で新しく、大盾や堅牢の要塞と称されるあらゆる外敵から身を守るための強力な結界を付与された。結界の強度は神代に近しい力を取り戻した巨人種から半日保つ程度。
 
::唯一の出入り口である大きな扉は独特の雰囲気の意匠で、大人が何人も集まって引かないと開かない重さ。閂が閉まっている<ref group = "注">サーヴァントの膂力で押せば、閂ごと砕いて開ける程度。</ref>。この大扉は集落から出るための出口で、定めの日に大人が外に出るための場所。集落の近くにはぽつぽつとだが巨人がいる。大扉を基点として集落を[[スカサハ=スカディ]]が施した巨人種や獣、魔術的な存在を弾き、冷気を避ける結界で覆われているが<ref group = "注">デミ・サーヴァントであるマシュにも少しとはいえ負荷がかかる。</ref>、氷雪に混ざる魔力と結界の性質が似ている事により、集落の中に入るまで結界にマシュは気付けなかった。後に『カルデアの者』を名乗る人物によって、柵と扉にルーン以外の神代の域に達した魔術で新しく、大盾や堅牢の要塞と称されるあらゆる外敵から身を守るための強力な結界を付与された。結界の強度は神代に近しい力を取り戻した巨人種から半日保つ程度。
::第23集落は汎人類史でいうヴェッテルン湖の北西にあるヴェーネルン湖の場所にある。[[ナポレオン]]が作った拠点も各地に点在しており<ref group = "注">御使いを追い払った集落から徴集、もとい預かったもので細々と野営している。</ref>、毛布や焚火などの野営の設備が整っている。
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::[[ナポレオン]]が作った拠点も各地に点在しており<ref group = "注">御使いを追い払った集落から徴集、もとい預かったもので細々と野営している。</ref>、毛布や焚火などの野営の設備が整っている。
 
:;文明
 
:;文明
 
::大きく分けて三種の霊長が存在している<ref group = "注">ここで言う霊長とは高度な文明な知性体や文明の保持者などの意味ではなく、生命力や支配力を指している。</ref>。一つ目は強靭きわまる捕食者の巨人種、ヨトゥン種、ベルグリシ種、ムスペル種などが存在する。雪原や山を彷徨する個体は居るが、集落に集まる事はない。二つ目は集落外では生存できない人類。人類に対する上位者である御使いと神。氷の獣は人類よりは強者だが、巨人の従属存在で自由意志を持たない。通常の生物は希少でほとんど存在せず、極稀に存在する炎と氷の中間地点の温暖箇所の花園にのみ、辛うじて動植物が生きている。犬などといったものはずいぶん昔に全て消し飛んでいる。
 
::大きく分けて三種の霊長が存在している<ref group = "注">ここで言う霊長とは高度な文明な知性体や文明の保持者などの意味ではなく、生命力や支配力を指している。</ref>。一つ目は強靭きわまる捕食者の巨人種、ヨトゥン種、ベルグリシ種、ムスペル種などが存在する。雪原や山を彷徨する個体は居るが、集落に集まる事はない。二つ目は集落外では生存できない人類。人類に対する上位者である御使いと神。氷の獣は人類よりは強者だが、巨人の従属存在で自由意志を持たない。通常の生物は希少でほとんど存在せず、極稀に存在する炎と氷の中間地点の温暖箇所の花園にのみ、辛うじて動植物が生きている。犬などといったものはずいぶん昔に全て消し飛んでいる。
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