「ドン・キホーテ」の版間の差分
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(ページの作成:「{{サーヴァント概要 |タイトル = ランサー | 真名 =ドン・キホーテ | 読み = | 外国語表記 = | 初登場作品 = Fate/Grand Order | 声優…」) |
(相違点なし)
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2022年10月30日 (日) 00:10時点における版
ランサー | |
---|---|
真名 | ドン・キホーテ |
性別 |
男性(ドン・キホーテ) 女性(サンチョ) |
身長 |
148cm(ドン・キホーテ) 169cm(サンチョ) |
体重 |
50kg(ドン・キホーテ) 54kg(サンチョ) |
出典 | 『ドン・キホーテ』 |
地域 | ヨーロッパ |
属性 |
秩序・善(ドン・キホーテ) 混沌・中庸(サンチョ) |
声優 |
飛田展男(ドン・キホーテ) 新井里美(サンチョ) |
デザイン | 村山竜大 |
レア度 | ☆4 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 2部6.5章『死想顕現界域 トラオム』において、王道界域のトップを務める「カール大帝」として登場。
- もちろん本人のはずもなく、王道界域をまとめるために彼の名前を騙っていただけであった。
- 実は大西洋異聞帯『神代巨神海洋 アトランティス』で汎人類史によって召喚されたサーヴァントの一員であり、他のサーヴァントと共にオリュンポス攻略作戦に参加していたが、ヘラクレスがアルテミスの砲撃を受けて蒸発したのを見て戦意喪失。
- そのままサンチョの助けによってトラオムに迷い込み、そこで王道界域のトップとなったのが真相であった。
- トラオムでは正体が主人公達に発覚した後は「カール大帝」の役を主人公に渡し、自分はその親衛隊の一人として振る舞うようになった。
- 復権界域との決戦時には絶体絶命のところでヴラド三世を差し出して生き延びようというサンチョの提案を拒否し、コンスタンティノス11世に「騎士としての一騎打ち」を挑む。
- 戦士としてもサーヴァントとしても格上の相手のために再度絶体絶命となるが、その「夢を見据え、現実に屈さずに戦い続ける」という姿に感化されたシャルルマーニュの介入によって生き延びることとなった。
- 復讐界域との決戦では張角に対して第二宝具を使用してほぼ相討ちに持ち込み、王道界域の勝利を祝いながら消滅していった。
- 人物
- 髭を蓄えた小柄な老人。傍らには常に従者であるサンチョを連れている。
- 物語にあるように大仰な言動の暑苦しい騎士道の信奉者であるが、サーヴァントとして「人生を一度終えている」ためにそのような自分を客観視している節もある。
- 騎士として正しく振舞おうとし、何よりも「現実に屈して自分の夢を裏切る」ことを嫌っている。
- それはそれとして、サンチョと一緒にいる時には弱音を吐いたりネガティブな言動をしたりと等身大の人間としての振る舞いになる。
- 能力
- 騎士として槍を使った戦闘を行う。
- 戦闘技術そのものは卓絶しているわけではないが、圧倒的な知名度の高さゆえに基本スペックは高く、スキル「閉じるは現実の帳」の効果もあって本人が屈さない限り十全の状態で戦うことができる。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ランサー | 主人公 (Grand Order) | C | C | C | C | EX | EX | 対魔力:E 騎乗:E 同行従者:B |
遍歴騎士の大冒険:EX 開くは夢想の扉:EX 閉じるは現実の帳:E |
宝具
- 嗚呼、愛しき姫に捧ぐとも我が槍を!(ヴァリエンテ・アサルト・デディカド・ア・ラ・プリンセッサ)
- ランク:D++
種別:対巨人宝具
レンジ:1~10
最大捕捉:1人 - ドン・キホーテのもっとも有名な逸話「風車を巨人と思い込み、槍を構えて突撃した」に由来する宝具。
- 逸話通りに敵に向かって突撃していくが、物語中でも当然ながら風車に跳ね返されたオチになるため、宝具使用時には大きなデメリットが発生する。
- ただし「相手を巨人と知りながらも突撃した」という本人の精神性によって周囲には大きなバフがかかる。
- この宝具を使用した際には第二・第三再臨時であっても煌びやかな第一再臨の姿に変わるが、宝具を使用した後にはボロボロの第三再臨の姿になってしまう。
- なお、この宝具を使用する際、サンチョは後ろで旗を振って応援している。
- 嗚呼、この惨たらしくも優しき現実を(トリステ・スアベ・アロンソ・キハーノ)
- ランク:EX
種別:対人宝具
レンジ:1
最大捕捉:10人以内 - 物語の終盤の「熱病に罹って正気を取り戻してしまった」に由来する現実回帰宝具。
- 周囲のあらゆる幻想を「17世紀の現実社会におけるスペインの片田舎」のレベルにまで希釈してしまう。
- 相手に対する強烈なデバフとして働くが、同時に自分にも影響するため使用すると霊基の消滅のリスクがついて回る。
- また、スキル「閉じるは現実の帳」にあるように「現実を認めつつも、それに屈さない」という姿勢を貫くことで、様々な「不可能」を「現実的な願望」として実現することができる。
- なお、この宝具は本人は使用できず、サンチョの意思によってしか真名解放できない。
真名:ドン・キホーテ
17世紀のスペインの作家、ミゲル・デ・セルバンテスによって執筆された小説『ドン・キホーテ』の主人公。
元は地方の田舎貴族であったアロンソ・キハーノが騎士道物語に耽溺してそれを現実であると妄想し、騎士として様々な冒険譚を繰り広げてゆく。
当然ながら騎士道などとうに失われたスペインの片田舎ではただの狂った老人の戯言でしかないのだが、それを笑われつつも次第にその情熱に周囲も感化されてゆくことになる。
最後には彼を正気に戻そうとして友人の奮闘もあって遍歴の旅から故郷に戻り、そこで熱病に罹って正気を取り戻し、騎士道という妄想に取り憑かれていた自分を愚かと嘆きながら死んでいくことになった。
関連用語
- 『ドン・キホーテ』
- 上記のように、セルバンテスによって執筆された小説。
- 「世界中で聖書の次に売れた本」「人類史上最高の文学の一つ」と様々に称えられる傑作であり、文学に留まらず音楽や芸術など様々な分野に多大なる影響を与えた。
- 歴史の中での批評の移り変わりも大きく、執筆された当初は「時代遅れの騎士道に取り憑かれた愚者の滑稽話」として、ロマン派の時代には「自分の夢に邁進する情熱的な冒険譚」として、そして現在のTYPE-MOONでは「狂気に侵されても自分の善性だけは決して失わなかった一人の人間の物語」として、時代を問わずに受け入れられている。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 第2部6.5章『死想顕現界域 トラオム』の開催に伴い実装された。
人間関係
Fate/Grand Order
- サンチョ
- 常に傍らに控えている従者。
- 彼女の前では騎士として立派に振る舞うが、弱音を吐いたりネガティブな側面を見せることもある。
- 彼女としてもそんな彼を慰めたり励ましたり、時には無茶振りしたりと強い絆で結ばれている。
- 彼にとっては、彼女は下記の「生前」における登場人物全ての象徴ともいえる存在でもある。
- アストルフォ、ローラン
- 『死想顕現界域 トラオム』で、王道界域の部下をしていた騎士たち。
- 「カール大帝」の正体にも当然ながら気づいており、そうと知りつつも支えられていた。
- シャルルマーニュ
- 『死想顕現界域 トラオム』で、王道界域に途中から参加してくれたサーヴァント。
- 自分が騙っていた「カール大帝」の幻想としての姿でもある。
- 余談ではあるが『ドン・キホーテ』では、騎士道物語に取り憑かれるきっかけになったのが、彼を主人公としたシャルルマーニュ十二勇士の騎士道冒険譚であった。
- コンスタンティノス11世
- 『死想顕現界域 トラオム』で、復権界域のリーダーの一人。
- 復権界域との決戦時には大敗状態を覆すべく、彼に対して騎士としての一騎打ちを挑んだ。[注 1]
- マリー・アントワネット
- その輝くような美しさからドゥルシネーア姫と見間違え、傍らのサンチョに引きずられていく結果となった。
生前
- サンチョ・パンサ
- 従者。自身の旅に最後まで同行した。
- ロシナンテ
- 愛馬。類稀なる名馬だと思っているが、実際にはただの瘦せ馬。
- なお、しばしば誤解されているがロバではない。
- ドゥルシネーア姫
- 忠誠を誓った姫君。だが、物語においてすら彼女は実在していない。
- サンソン・カラスコ
- 学士。自身を騎士道の妄想から引き離すべく、騎士に扮して「決闘」をたびたび挑んでくる。
- アルティシドーラ
- 自身に恋するうら若き乙女。……という役割をとある公爵に命じられた少女。
- 公爵
- 『ドン・キホーテ』を読んでファンになった貴族。
名台詞
メモ
- 一般的なサーヴァントは再臨状態が進むとどんどん衣装が豪華になってゆく(露出度が増えるケースもある)のだが、彼の場合は第一再臨の煌びやかな黄金の鎧が第二再臨で無骨な鉄の鎧となり、第三再臨ではその鎧もボロボロになる、というふうにどんどんくたびれた姿になってゆく。それに反比例するかのように傍らのサンチョは豪華な姿になってゆき、さながら幻想に生きる騎士が次第に現実に近づいていくかのようである。
- そして最終再臨では鎧すら脱いだ姿で穏やかに眠る姿が描かれ、まるで物語の終わりのようになっている。
脚注
注釈
出典