「キ械維新都市 SAITAMA」の版間の差分

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2023年3月16日 (木) 23:23時点における版

キ械維新都市 SAITAMA
場所 日本・埼玉
年代 1870年代

概要

『昭和キ神計画 ぐだぐだ龍馬危機一髪! ~消えたノッブヘッドの謎~』にて発生した特異点。
本来の歴史であれば明治維新が行われた数年後の埼玉近郊を舞台としている。

来歴

本来の歴史であれば明治維新の過程で討幕軍の西郷隆盛と幕臣の勝海舟が秘密裏に会談を行い、幕府軍と討幕軍の全面衝突を避けて江戸城が開城させた「無血開城」が行われたはずであったが、先の二人を含めた幕臣・討幕軍の主要人物が皆殺しになり、結果として統制を失った両者が全面衝突。
住民が十万人以上死亡し、江戸の町も荒廃して都市としての機能を失う「流血開城」の大惨事となった。

その後は荒廃した江戸から埼玉に都市としての中心が移り、魔術と科学の融合を掲げる「高杉重工」なるコングロマリットによる大規模な開発が進み、明治と大正をすっ飛ばした「昭和維新」によって昭和時代に匹敵する技術レベルの市民生活が達成されている。
その一方で高杉重工の支配に反対し、勤王を達成せんとするテロリスト集団「昭和勤王党」の活動も活発に行われている。

名物は高杉重工の食品生産部門が作っている「維新まんじゅう」。よく売れているためか、昭和勤王党の作った海賊版「勤王まんじゅう」もこっそり売り出されている。

主人公一行は「織田信長の首が突然消滅する」という怪事件の原因がこの特異点にある事を突き止めたが、何故か新選組を始めとする幕末後期以降のサーヴァントがレイシフト適性がなかったため他のメンバーでレイシフトして事態の調査を始めることとなった。

真相

上記の「流血開城」の発端は、当時の江戸を舞台として開催された聖杯戦争「戊辰聖杯戦争」が原因。
召喚されたサーヴァントの一部が暴走してマスターたちを皆殺しにし、戦闘の余波で江戸の町が壊滅したというのが真相である。
本来であればマスターを失ったサーヴァント達は消滅するはずであったが、サーヴァントの一人であった森蘭丸が所有していた宝具「信長の首」が奪い取られてアンカーの役割を果たし、暴走したサーヴァント達が消滅せずに残り続けることになってしまった。

そして残されたサーヴァントのうちの一人の高杉晋作が「信長の首」を他のメンバーを出し抜いて奪い取って逃走し、埼玉に「高杉重工」を築き上げて支配体制を構築した。
他のメンバーのうちの武市瑞山田中新兵衛坂本龍馬は高杉から「信長の首」を奪い取るべく「昭和勤王党」を設立して反抗を開始した、というのが真相である。

カルデアの織田信長の首が消滅したのも、この特異点での「信長の首」と存在がリンクしていたからであった。

さらにはこの特異点では「高千穂の峰でお竜さんを連れ帰らずに天逆鉾を持ち帰り、鉾の力で近江屋の暗殺を生き残った」という歴史から連続しており、ここで召喚される「坂本龍馬」は前述した経歴を辿った汎人類史とは異なる坂本龍馬であり、幕末後期以降のサーヴァントがレイシフトできない理由も「流血開城よりずっと前から歴史が分岐してしまっているから」という理由であった。

登場人物

高杉晋作
「高杉重工」の社長であり、戊辰聖杯戦争で召喚されたサーヴァント。
カルデア一行を迎え入れて味方として振る舞うが「自分は黒幕である」など不審かつ胡散臭い言動を続けている。
出雲阿国
戊辰聖杯戦争で召喚されたサーヴァント。
「高杉重工」のエージェントとして活動している。
武市瑞山
「昭和勤王党」のリーダーであり、戊辰聖杯戦争で召喚されたサーヴァント。
田中新兵衛坂本龍馬
「昭和勤王党」のメンバーであり、戊辰聖杯戦争で召喚されたサーヴァント。
森蘭丸
戊辰聖杯戦争で召喚されたサーヴァント。
聖杯戦争の中で宝具の「信長の首」を奪われ、自身も殺されてしまった。
勝海舟、西郷隆盛、大久保利通
江戸城の無血開城に関連した、幕府と討幕軍の重鎮たち。
戊辰聖杯戦争のどさくさで全員殺されてしまい、聖杯戦争に歯止めが効かなくなってしまった。
天逆神
高杉晋作が秘密裏に協力していた相手。
「坂本龍馬」に取り憑いて道を違えされた張本人。

メモ

  • 中央に魔力炉「YAMATO」を置き、高度に発達した円形の都市で、都市を支配する企業とレジスタンスが戦いを広げているという設定から、スクウェア・エニックスのRPG『ファイナルファンタジーⅦ』を連想したプレイヤーも多かったとか。
  • また、主に昭和勤王党周りの拗れに拗れた人間関係から「埼玉・ル・フェ」だの「埼玉のモルガン」「埼玉のウッドワス」「埼玉のバーヴァンシー」「埼玉のオベロン」などと言われてしまっている。

脚注

注釈


出典


リンク