「アン・ボニー&メアリー・リード」の版間の差分
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: ある日、ラカムの船がオランダ船を拿捕した際に、その船に乗っていた美少年を見かけたアンは彼を誘惑しようとするが、実は彼は女性であり、彼女こそがメアリー・リードだった。 | : ある日、ラカムの船がオランダ船を拿捕した際に、その船に乗っていた美少年を見かけたアンは彼を誘惑しようとするが、実は彼は女性であり、彼女こそがメアリー・リードだった。 | ||
: メアリーは早くに夫を亡くした母が亡夫の親から仕送りを得るために娘を息子と偽って育てており、男として奉公に出されるも出奔。陸軍に所属して兵士と結婚するも早くして未亡人となり、男装してオランダ船の船員になっていたという。 | : メアリーは早くに夫を亡くした母が亡夫の親から仕送りを得るために娘を息子と偽って育てており、男として奉公に出されるも出奔。陸軍に所属して兵士と結婚するも早くして未亡人となり、男装してオランダ船の船員になっていたという。 | ||
− | : | + | : 男性と勘違いして誘惑してきたアンとメアリーは女性同士ということもあって意気投合し、メアリーもラカム配下の海賊となってからはコンビを組んで海賊業に精を出していたという。 |
: ラカムの船が海賊追討のためにかの船を追ってきたジョナサン・バレットに捕捉されて戦闘になった際には、早々に意気消沈して船室に逃げ込んだラカム他男性の船員と異なり、メアリーとアンは捕縛される瞬間まで抵抗したと伝えられている。 | : ラカムの船が海賊追討のためにかの船を追ってきたジョナサン・バレットに捕捉されて戦闘になった際には、早々に意気消沈して船室に逃げ込んだラカム他男性の船員と異なり、メアリーとアンは捕縛される瞬間まで抵抗したと伝えられている。 | ||
: 捕縛された後は二人共死刑を宣告されたが、揃って妊娠を主張したことで当時の慣習から執行は延期され、メアリーは拘留中に熱病で病死、アンは有力者であった父のとりなしで刑を免除されて天寿を全うしたとされるが、詳しくは分かっていない。 | : 捕縛された後は二人共死刑を宣告されたが、揃って妊娠を主張したことで当時の慣習から執行は延期され、メアリーは拘留中に熱病で病死、アンは有力者であった父のとりなしで刑を免除されて天寿を全うしたとされるが、詳しくは分かっていない。 | ||
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*カードの絵柄ではメアリーの身長はアンの腹あたりまでしかなく極端に大柄・小柄な印象を受けるが、設定上はどちらも人並みの範疇で、身長差は13cmしかない。 | *カードの絵柄ではメアリーの身長はアンの腹あたりまでしかなく極端に大柄・小柄な印象を受けるが、設定上はどちらも人並みの範疇で、身長差は13cmしかない。 | ||
**ちなみに幼く見えるメアリーのほうが15歳程年上でありふたりが出会った頃アンは十代だった。色々とギャップのあるふたりである。 | **ちなみに幼く見えるメアリーのほうが15歳程年上でありふたりが出会った頃アンは十代だった。色々とギャップのあるふたりである。 | ||
+ | **スタイルの面から見ても、グラマーなアンとスレンダーなメアリーは非常に対照的だが、これは男装していても船員に女性だとバレていたアンと、性別を明かすまでバレなかったメアリーの逸話も関係していると思われる。 | ||
**なお、アンの身長はセミラミスを抜いて女性サーヴァント第4位である。 | **なお、アンの身長はセミラミスを抜いて女性サーヴァント第4位である。 | ||
*初期の絵柄は普通のコート姿だが、再臨を重ねるとコートの前が開きバニースーツ姿になる。 | *初期の絵柄は普通のコート姿だが、再臨を重ねるとコートの前が開きバニースーツ姿になる。 |
2015年11月21日 (土) 18:07時点における版
ライダー (Grand Order)
- 真名:アン・ボニー&メアリー・リード
- 出典:史実
- 地域:カリブ
- 性別:女性
- イラスト:I-IV
『Fate/Grand Order』に登場する、「騎兵」のクラスのサーヴァント。二人一組の女海賊。
- 略歴
- 大海賊時代に実在し、カリブ海を荒らし回った女海賊コンビ。両者共に数少ない女性の海賊の代名詞として有名だが、その実像には謎が多い。
- 先に海賊となったのはアンであり、裕福な家庭に生まれながらも三流海賊と駆け落ちして出奔。酒屋で出会ったジョン・ラカムが特赦で再び海賊稼業に戻ると決めた際、夫と別れて彼に付いていった。
- 掟により女性は船に乗れなかったために一応男装はしていたが、アンが女性であることは仲間内では知られていた。ラカムと男女の仲であったかは不明だが、一説によるとラカムが再起する前に一子を設けたが、出航する前に地元民に預けたという。
- ある日、ラカムの船がオランダ船を拿捕した際に、その船に乗っていた美少年を見かけたアンは彼を誘惑しようとするが、実は彼は女性であり、彼女こそがメアリー・リードだった。
- メアリーは早くに夫を亡くした母が亡夫の親から仕送りを得るために娘を息子と偽って育てており、男として奉公に出されるも出奔。陸軍に所属して兵士と結婚するも早くして未亡人となり、男装してオランダ船の船員になっていたという。
- 男性と勘違いして誘惑してきたアンとメアリーは女性同士ということもあって意気投合し、メアリーもラカム配下の海賊となってからはコンビを組んで海賊業に精を出していたという。
- ラカムの船が海賊追討のためにかの船を追ってきたジョナサン・バレットに捕捉されて戦闘になった際には、早々に意気消沈して船室に逃げ込んだラカム他男性の船員と異なり、メアリーとアンは捕縛される瞬間まで抵抗したと伝えられている。
- 捕縛された後は二人共死刑を宣告されたが、揃って妊娠を主張したことで当時の慣習から執行は延期され、メアリーは拘留中に熱病で病死、アンは有力者であった父のとりなしで刑を免除されて天寿を全うしたとされるが、詳しくは分かっていない。
- なお、アンは抵抗を初めから諦めたラカムに失望し、処刑される彼に出会った際に「貴方が男らしく戦っていれば、そうやって犬のように繋がれることはなかった(=絞首刑)のに」と厳しい言葉を投げつけたという。
- 人物
- アンは最初から親しみやすいタイプ、メアリーは最初はとっつきにくいものの、心を開くと誰より懐いてくれるタイプのサーヴァント。
- 海賊としての習性なのか、聖杯に託す願いは無いにも関わらず聖杯そのものを求めている。
- 能力
- 二人一組で召喚された異例なサーヴァント。そのことによるステータスへのペナルティは存在しないが、どちらか一人が倒れればもう一人も戦闘不能となる。
- アンはマスケット銃、メアリーはカトラスを使用する。『Grand Order』ではメアリーがメインで戦闘を担当し、アンは宝具演出でのみ登場する。
アン・ボニー
- 出典:史実
- 地域:カリブ
- 身長:171cm / 体重:54kg
- 属性:混沌・悪
- 性別:女性
- CV:川澄綾子
メアリー・リード
- 出典:史実
- 地域:カリブ
- 身長:158cm / 体重:46kg
- 属性:混沌・中庸
- 性別:女性
- CV:野中藍
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ライダー | 主人公 (Grand Order) | C | C | A | E | B | C | 対魔力:D |
航海:A 射撃:B コンビネーション:C |
宝具
- 比翼にして連理(カリビアン・フリーバード)
- ランク:C+→C++
種別:対人宝具 - アンとメアリーのコンビネーション攻撃。メアリーが突撃してカトラスで斬りつけた後、アンがマスケット銃で敵を撃ち抜く。
- 『Grand Order』では、敵単体に自身のHPが少ないほど威力の高いダメージを与える効果。ギリギリまでHPを削るととんでもないダメージを叩き出す上、HPが多い状態でも威力はむしろ高い部類に入る。
登場作品と役柄
- Fate/Grand Order
- ライダーのサーヴァントとして登場。レア度はSR(☆4)。イラストレーターはI-IV氏。
人間関係
生前
- ジョン・ラカム
- 二人が乗り込んでいた海賊船の船長。
- メアリーは不明だが、アンは彼と男女の関係にあったという説もある。
名台詞
メモ
- カードの絵柄ではメアリーの身長はアンの腹あたりまでしかなく極端に大柄・小柄な印象を受けるが、設定上はどちらも人並みの範疇で、身長差は13cmしかない。
- ちなみに幼く見えるメアリーのほうが15歳程年上でありふたりが出会った頃アンは十代だった。色々とギャップのあるふたりである。
- スタイルの面から見ても、グラマーなアンとスレンダーなメアリーは非常に対照的だが、これは男装していても船員に女性だとバレていたアンと、性別を明かすまでバレなかったメアリーの逸話も関係していると思われる。
- なお、アンの身長はセミラミスを抜いて女性サーヴァント第4位である。
- 初期の絵柄は普通のコート姿だが、再臨を重ねるとコートの前が開きバニースーツ姿になる。
- 最終再臨になると暗い部屋でバニーガール姿のふたりが向かい合い座って挑発的な眼で見ているという絵になる。審査が厳しいと言われるAppleのチェックによく通ったものである。
- これまで同一の真名を共有する別々の英霊は散見されていたが、一つの召喚枠を二人の英霊が共有しているという初の形式を取ったサーヴァント。
- 多重人格を再現した宝具の効果で疑似的な枠の共有を行っている百の貌のハサンやヘンリー・ジキル&ハイド、固有結界の宝具で一時的に軍勢を呼び出すイスカンダル、エーデルフェルトの双子によって同一の英霊の複数の側面を分離して使役していたとされる第三次セイバーとも異なり、召喚の時点で完全に別人同士の英霊。
- 『Fate/EXTRA』において、当初銃使いの女ライダーの正体候補としてファン達から予想されていた英雄の一人。『Grand Order』でまさかの本人(達)の登場となった。また、実装タイミングも同時期である。
- ライダーとして召喚されているが、他の海賊系ライダーと違って船の宝具を持っているわけでもなく(船長ではないので当然ではある)、ライダー要素が限りなくゼロに近い。