「メフィストフェレス」の版間の差分

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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
; 「アァァァァッ!! どぉうやら大当たりのようですよマスタァー? 悪魔メフィストフェレスまかりこしてございぃまぁす」
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; 「ああ、どうやら大当たりのようですよ、マスター? 悪魔メフィストフェレス、まかり越してございます」
 
: 召喚時の最初の台詞、自ら大当たりのサーヴァントを自称する。第一声でどのようなサーヴァントなのかを理解できてしまう。
 
: 召喚時の最初の台詞、自ら大当たりのサーヴァントを自称する。第一声でどのようなサーヴァントなのかを理解できてしまう。
  

2017年1月4日 (水) 00:05時点における版

キャスター (Grand Order)

  • 真名:メフィストフェレス
  • 身長:188cm / 体重:78kg
  • 出典:『ファウスト』
  • 地域:ドイツ
  • 属性:混沌・悪 / カテゴリ:人
  • 性別:男性(?)
  • CV:子安武人

魔術師」のサーヴァント

略歴
Fate/Grand Order』第一部の四章では西暦1888年のロンドンに召喚される。
人物
道化師のような衣装を着た異形の怪人。一人称は「ワタクシ」。
自ら「生まれついてのサーヴァント」を名乗る。主に対して慇懃な物腰で接し、一見忠実そうにしているが、不穏な言動や異様に明るいテンションからは狂気を感じさせる。
その印象通り、本性は残酷非道を極めており、悪に傾倒しているが故に、善悪の心が分離した際は善の心は一つしかないのに対し、悪の心は数え切れないぐらいある。人のフェチズムを暴くのは好きだが、逆にそれを見せ付けられるのは興ざめである。
マスターに対しては「自分が愉しむための玩具」程度にしか考えておらず、加えてサーヴァントとマスターの関係を「契約者を破滅させるか、契約者に騙されるかの騙し合い」という価値観で動いており、隙あらばマスターを騙して絶望に叩き込み、果てには殺害も厭わない危険人物。逆に言えば、マスターが自身を愉快にさせてくれる「面白おかしい存在」である限り、裏切りはしないらしい。
そして彼の内面に備えている邪悪さと幼稚さ、それらをすべて受け入れつつ絆を深めたマスターがいれば、笑いながら喜んで命を賭して戦う。
能力
ゲーテの著作『ファウスト』を始めとする後世の悪魔伝説によって無辜の怪物スキルにより、契約悪魔メフィストフェレスとしての力を獲得し、その力を振るっている。
刀剣のように鋭く、刃の異様に長いハサミを持ち、敵対者を切り刻む。他、呪術を使用したり、時計型の爆弾を用いている。他者が自身を呪う事で自身がパワーアップする。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
キャスター 主人公 (Grand Order) D C B A B B 陣地作成:C+
道具作成:B
無辜の怪物:B
呪術 :A
道化の大笑:A+

宝具

微睡む爆弾 (チクタク・ボム)
ランク:A
種別:対軍宝具
レンジ:1~10
最大捕捉:30人
懐中時計の形をした無数の小型爆弾をフィールド上に設置させて爆発させるが、この爆弾はイメージとして出現させたものであり、触れたら爆破するのも見せかけに過ぎない。
その宝具の実態は、魔術回路やサーヴァントの霊基に意図的な『バグ』を仕込んで破裂させるもので、「真名」を発動した時点で中距離レンジにいる標的は、体内に爆弾が設置された状態となる。
この場合、呪いに対する耐性で判定を行う。一人あたりの個数は最大五つ、そしてフィールド設置分なども含めて合計三十個の爆弾を設置可能。
宝具の使用者の性格上、体内に仕込んだ爆弾を普通に爆破させるのは勿論のこと、わざと爆弾のイメージを浮かばせて脅迫させる手段を取る。
『Grand Order』では、敵全体に防御無視のダメージを与え、呪いの状態異常を付与する効果。

真名:メフィストフェレス

メフィストフェレス。ゲーテの戯曲「ファウスト」などに登場する誘惑の悪魔。
ゲオルク・ファウスト博士の前に現れ、魂と引き換えに望みを叶える契約を持ちかけ、ファウスト博士が堕落するかどうかを神と賭けたメフィストは彼を悪の道に引き摺り込もうとする。
メフィストフェレスは手練手管を尽くして、ファウストを悪の道へと誘い込むことに成功する。
しかし、魂を地獄に落とそうとする寸前にファウストが愛した者によって魂は救われる。
――――だが、これは『物語』での話。
『現実』における彼は、人間でも悪魔でもない
彼は卓越した魔術師ファウストによって造られ、名前と自意識を与えられたホムンクルスの一体。
大変に慈しんだファウストを、当たり前のように裏切り殺害した。ただ「つまらない」、そんな理由で錬金術の実験中に彼を爆殺したのだ。

関連

無辜の怪物
生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物の名。
彼の場合、ゲーテの著作『ファウスト』を始めとする後世の悪魔伝説によって契約悪魔メフィストフェレスとしての力を獲得し、その力を振るっている。
実像を歪めてしまうこのスキルも、彼にとってはメリットでしかない。

登場作品と役柄

Fate/Grand Order
〔キャスター〕キャラクターデザイン:下越 / 設定作成:東出祐一郎 / レア度:☆3
ちびちゅき!
登場前は「学園に溶け込めるのか」「制服を着ている所が想像できない」と作者にすら言われていたが、無事?学校内の理髪店員として登場。

人間関係

Fate/Grand Order

主人公 (Grand Order)
契約者の一人。
マシュ・キリエライト
四章で敵対した相手。死に際に彼女のことを「羨ましい」と述べた。
もっとも、その理由は「マスターに信頼されていていくらでも裏切ることができるから」という常軌を逸したモノであったが。
両儀式
『空の境界』とのコラボイベントにて彼の善悪が分かれた「悪のメッフィー」「善のメッフィー」が現れ、そのうち善のメッフィーが成り行き上共闘することに。
過度に慣れあわず、さりとて過剰に距離を置くでもない適切な距離感を保っていた。
エドワード・ティーチ
バレンタインイベントにてコンビを組んだ相手。ノリが近い為か、わりと意気投合していた。
ソロモン
自身のクラスの頂点に立つ人物。

生前

ヨハン・ゲオルク・ファウスト
創造主にして自分に名前と自意識を与えた魔術師。自身を慈しんでいた彼を当たり前のように裏切って殺害した。
彼もまた典型的な魔術師であり、目的のためなら他者を犠牲にすることも厭わない人間であり、しかし全く成果を出すことなく日常を過ごしていた事がメフィストフェレスに「つまらない」と見限られた。
ゲーテの描いた『物語』では悪魔と契約を交わした人間。悪の道へと誘い込むことに成功するが、魂を地獄に落とそうとする寸前に彼を愛した女性によって失敗に終わる。

名台詞

「ああ、どうやら大当たりのようですよ、マスター? 悪魔メフィストフェレス、まかり越してございます」
召喚時の最初の台詞、自ら大当たりのサーヴァントを自称する。第一声でどのようなサーヴァントなのかを理解できてしまう。
「さぁぁってっ、御覧あれぇっ!!」
EXアタック時。劇の開幕を告げるような、明るい道化の声で敵に追撃をかける。屍山血河が築かれた戦場では不似合を通り越して不気味でしかない。
「それでは最後の置き土産ぇ! 3サァン2ニィィ1イチィ、パアァッッッツ!
 世界は終わりィッ! イヤァァッホオォォウウゥゥ!!!」
戦闘終了時の、ひたすらに不吉で不穏な台詞。聖杯戦争で彼が齎すものとは。
「おやおやおや? 敵対ですかァ? ワタクシ、平和主義なのですがねぇ。」
敵対者に対しての嘲弄。
なお何の因果か、声の良く似た神父も自称「平和主義者」である。
「おぉっと、敵対ですかァ? いやワタクシ、好戦主義者でして。」
と思ったらこのような戦闘開始台詞もある。
全体的に笑いをこらえるような言い方であり、彼の本心はどこにあるのやら。
「カシコマリィィッッ、マシタァァァァッッッ!!」
宝具選択時。凄まじいテンションで奮起している。
「両目、脇腹、膝、脊髄、設置完了ぉ。『微睡む爆弾チクタク・ボゥム』!アヒャヒャハアアアア!!」
宝具発動。爆発の後に響く、悪魔の悪辣な狂笑。
「『忠実に仕える』、という点でワタクシの右に出る者はおりません」
サーヴァントとしての自負。しかし誰に、どういった形で仕えるのかは彼が決める事である。
「そしてここで! 衝撃の告白! わたくし実は悪魔ではありません、悪魔のようなものとお思いください! 何!? 知っていた!? ただのピエロ! 何という慧眼サイコオオオッ!!」
絆レベル4での台詞。
「嫌いなものと言えば! 平和は退屈ですなぁ。上っ面の平和なら大好きですよ、壊れる時は一瞬ですからね」
嫌いなものを聞かれた時の台詞。ネジが一本処ではない程抜けている。
「マスター様、誕生日おめでとうございます、時計いります?」
誕生日を祝ってくれるが、他の台詞と比べて妙にテンションが低く、宝具に使用する爆発物を祝いの品として渡そうとしてくる。
「いえいえ。後世の歴史に名を残すという、貴方の悲願、叶えてやったじゃありませんか!
 大体私がいなければ、ゲーテもファウスト書きませんでしたしぃ?
 ファウストがなければ、あなたも無名のままでしたしぃ?
 くひひひひ! ま、責めるならゲーテを責めるんですな! ……ぷっ、あっははははははははは!!!」
キャラクエにて、ファウストから「裏切り者」と詰られたことへの最大限の悪意を込めた嘲笑。これを聞いたファウストは激怒した。
彼の悲願はおそらく「魔術師として」後世に名を残すことであったと思われるが、実際はゲーテの著作によってであり、直接的な原因はメフィストフェレスに殺されたことであり、英霊化したのも自分ではなくメフィストフェレスのほう。そりゃ激昂もする。
なお、ゲーテの「ファウスト」におけるファウスト博士は、魔術師的な基準で言うなら唾棄すべき人物であろうことも追記しておく。
「? どうして、とはまた異な事を。 あのわたくしを消すということは、わたくしを消すということ!
 あのですねぇ?悪の心を倒せば善の心が生き残る、とかあるワケないでしょう?
 悪あってのわたくし。善あってのわたくし
 長所あっての人間あなた短所あっての人間わたくしでございます。
 消える時は一緒がいいのです。わたくしどもはそういうものなのです。
 だって―――どちらだけ生き残るなんて、それは悲しい事なのですから
 ヒトはひとりでは生きられないとも言いますし?まあ、わたくしは悪魔なのですがぁ!」
「空の境界 -the Gerden of Order-」にて、悪のメフィストと特異点もどきを消滅した後。分離しても元は同じ存在。悪の心のメフィストが消えた以上、善の心であるメフィストもまた消滅する宿命。だが、精一杯愉しむことができた以上、彼に悔いはない。
「うふふ。うふふふふ。それは違う。違う私の話です。この私ではないのです。
 わたくしは人でない、というかはじめから人間ではないのでぇ―――
 昨日のコトなんて覚えてませんし、アナタのコトも忘れているでしょう!
 悪魔とはそういうもの! 契約者を破滅させるか、契約者に破滅させられるかの騙し合い!
 残るものなど何もなし、だってあったら重くなる。面白おかしくマスターを騙せなくなるではないですか!
 それでは皆様―――悪魔メフィスト・フェレス、これにて退場でございます!
 いやいやお見事、主人公さま!アナタ様は見事、死の微睡みから目覚められた!」
消滅しても「すぐに会える」「召喚してみせる」と意気込んだ主人公に対して。「悪魔」としての本性と価値観をさらけ出しつつも、事件を解決した主人公を本心から賞賛し―――『英霊メフィストフェレス』は消えたのであった。
一見バーサーカー辺りでも通用しそうな狂気染みた振る舞いをする彼だが、その行動の根底には決して揺らぐ事のない彼独特の「悪魔」像が確かに存在している。

メモ

  • ファンからの愛称は「メッフィー」。「空の境界」コラボイベントで登場した際に劇中で自称したものがそのまま定着した。
    • 公式PR漫画『ぐだぐだオーダー』での仮称は、コャスコ。なんでも、キャス子っぽく言おうとしたらしいが、完全に失敗している形なので浸透率はイマイチ。
  • 彼の真名に関して、シナリオライターの東出氏はTwitterで「はーい! 第四回チキチキサーヴァント真名看破大会だよ! みんなが簡単だって言うから最高難易度のサーヴァントを用意したよ。ほめて」とファンへの挑戦の様なコメントをしていた。
    • 道化師的な風貌からポーランドの伝説の宮廷道化師スタンチク、CMの「世界は終わり」発言から終末予言で有名なノストラダムス、とにかく奇怪かつ正体不明な様子から不老不死に至っていたと噂されるサンジェルマン伯爵等色々な憶測がサービス開始前から飛び交った。この事前予想の中にはジャック・ザ・リッパーシェイクスピア等既にシリーズ登場済みの英霊も含まれた。
    • 実際の真名を事前看破出来た人もそれなりに見受けられたが、それでも「契約者だったファウストのほうでは」「いやもしかして両方混ざっているのでは」等、最後まで型月界隈を悩ませた。
  • ゲーテの戯曲『ファウスト』の主人公のモデルとなったヨハン・ゲオルク・ファウスト博士は、一説には自身の研究室内で錬金術の実験中に爆死、体はバラバラに引き裂かれるという壮絶な最期を迎えたとされている。宝具「微睡む爆弾」はそれを反映したものだと思われる。
  • 子安氏の参加はサンクレイド・ファーンアンデルセンに続き、今回で三度目。なおクラスはアンデルセンと同じ、キャラクターの方向性はサンクレイド寄り、と微妙に共通点がある。
  • 予告の時点で強烈なキャラクターを発揮したため、『ちびちゅき!』の作者である華々つぼみ氏は「果たして彼はちびちゅきの学園生活に溶けこめるのでしょうか」とTwitter上でコメントしている。
    • ちびちゅき!2学期』開始記念においてアイコンを配布する際に「彼には制服を着せるのはムリでした」と自身のサイトで綴っている。

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