「超人オリオン」の版間の差分
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:『神代巨神海洋 アトランティス』にて。ヘファイストスの鍛造した矢を相殺され、自身の霊基も消滅寸前になりながら、[[ヘクトール]]と[[マンドリカルド]]がその身を捨てて時間を稼ぎ、[[パリス]]が己が身を換えて造った矢を番え、彼方の女神に向けて獅子の如く咆える。 | :『神代巨神海洋 アトランティス』にて。ヘファイストスの鍛造した矢を相殺され、自身の霊基も消滅寸前になりながら、[[ヘクトール]]と[[マンドリカルド]]がその身を捨てて時間を稼ぎ、[[パリス]]が己が身を換えて造った矢を番え、彼方の女神に向けて獅子の如く咆える。 | ||
:そして放たれる存在しないはずの第三宝具、「<ruby>其は、女神を穿つ狩人<rb></rb><rt>オルテュギュアー・アモーレ・ミオ</rt></ruby>」。冠位を捨て、命を捨て、愛ゆえに放たれるその一矢は、遂に虚空の神をも撃ち落とす――――! | :そして放たれる存在しないはずの第三宝具、「<ruby>其は、女神を穿つ狩人<rb></rb><rt>オルテュギュアー・アモーレ・ミオ</rt></ruby>」。冠位を捨て、命を捨て、愛ゆえに放たれるその一矢は、遂に虚空の神をも撃ち落とす――――! | ||
+ | ;「―――孤高の空から落ちてこい、アルテミス!」<br>「―――俺も、一緒に落ちてやるから。」 | ||
+ | :同上。彼が放った最後の一矢は殺意でも敵意でも無く「愛」であった。虚空を独り漂う女神と、共に落ちる為の矢。 | ||
+ | :それは、神を撃ち落とす日。愛を知らぬ機械じかけの女神に、小さく暖かな愛の火を灯した日。 | ||
== メモ == | == メモ == |
2020年3月14日 (土) 00:18時点における版
グランドアーチャー | |
---|---|
真名 | オリオン |
性別 | 男性 |
身長 | 230cm |
体重 | 187kg |
出典 | ギリシャ神話 |
地域 | 欧州 |
属性 | 混沌・中庸 |
声優 | 神奈延年 |
デザイン | Ⅰ-Ⅳ |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- Lostbelt No.5『神代巨神海洋 アトランティス』で出会ったサーヴァント。
- 当初は異聞帯のアルテミスと敵対関係になることに躊躇いがあったが、島ごと住民ごと攻撃を仕掛けるアルテミスの所業を見過ごせず、カルデア一行と共に戦うことを決意する。
- アトランティス決戦では機神アルテミスを撃墜し得る要のサーヴァントとして戦いに臨む。多くの犠牲を出しながらも、孤独な兵器と化したアルテミスを解き放つべく放った最後の矢によりこれを撃破。自らの役目を果たして消えていった。
- 人物
- マスコットのクマではなく、本来の人間の姿のオリオン。筋骨隆々の大男。
- 外見は似ても似つかないが、クマの時と性格はまるで変わらない。筋金入りの女好き、プレイボーイ。
- 時々表情がクマっぽくなる。
- 能力
- 無力なクマ時代とは一変、ギリシャ最高の狩人を自称するだけの実力を存分に発揮する。
- 棍棒を主武装とし、その強靭な肉体はあらゆる獣を素手だろうが弓だろうが仕留めるだけの膂力を持つ。
- アトランティスでは鍛冶神ヘファイストスがアキレウスの鎧を鍛ち直して作り出した神造兵装・黄金の弓矢『アイギス・エクリプス』を使用し、高度500kmの機神アルテミスへと狙撃を行っている。
- グランドクラスの一騎『グランドアーチャー』であり、アトランティス決戦時には冠位を返上すると共にアルテミスを撃ち落とす宝具の一撃を放った。強力なサーヴァントではあるが、平時は通常のサーヴァントを凌駕するほどの力までは発揮していない模様。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アーチャー | 主人公 (Grand Order) | A | A | B+ | C | A | EX | 単独行動:EX 海神の祝福:B 天蠍の呪い:D |
獣性の剛腕:B+ 月女神の圧:EX 三星の弓人:A+ |
宝具
- 月女神の無垢な愛(アルテミス・アグノス)
- ランク:B
種別:対軍(自身)宝具
レンジ:0
最大捕捉:1人 - アルテミスの愛が降り注ぎ、一時的にではあるが自身の大幅な強化を図る。愛が重い、何か物理的に重い。
- なぜ対軍なのかというと、この宝具は一人を一軍に匹敵するものへと変化させるほどの祝福だからだ。
- 副作用として常人ならば爆散するが、オリオンは筋肉痛で済む。
- 時折浮気を察知してキレたアルテミスに首を絞められるアニメーションになることもあり、宝具の台詞もコミカルなものになる。
- 『Grand Order』では「自身に無敵貫通状態を付[注 1]&攻撃力をアップ[Lv.1~][注 1]&クリティカル威力を大アップ[注 2]&弱体無効状態を付与[注 1]&毎ターンスター獲得状態を付与[注 1]」という効果のArts宝具。
- 我が矢の届かぬ獣はあらじ(オリオン・オルコス)
- ランク:不明
種別:不明
レンジ:不明
最大捕捉:不明 - 手にした弓から強烈な矢を放つ。
- 恐らく特定の武具の有無が宝具と結びつかない宝具で、『神代巨神海洋 アトランティス』ではアキレウスのヘファイストスが造った神造兵装の鎧を、異聞帯のヘファイストスが鍛え直して造り替えた対狙撃型星間戦闘機専用複合長弓『アイギス・エクリプス』を装備して使用している。
- 一射目で機神アルテミスの外殻を破壊し、神核を露出させることに成功する。しかし、神核を狙った二射目は主砲の一射目を貫く事に成功するも、二連射目により相殺されて防がれてしまった。
- 其は、女神を穿つ狩人(オルテュギュアー・アモーレ・ミオ)
- ランク:不明
種別:不明
レンジ:不明
最大捕捉:不明 - 存在しないはずの第三宝具。
- 憎悪や闘志、敵意や殺意ではなく愛と憐憫をもって放たれた一撃。アルテミスのあらゆる防御要素を無視し、あらゆる理不尽を回避して必ず中る最強の矢。
- オリオンの生命の全てを出し尽くした一撃であり、代償としてオリオン自身の命も尽きる。
- ヘファイストスの神造の弓とアポロンがパリスを変換した英霊の矢を冠位を返上した超人オリオンが用いて発動、アルテミスの砲撃をものともせずに撃破した。
真名:超人オリオン
- オリオン。月の女神アルテミスに愛されてしまい、波瀾万丈の人生を歩んだ狩人。
- 「放尿するもの」という意味を持つ名前のオリオンは、海神ポセイドンとエウリュアレ[注 3]の間に生まれた子である。
- 「どんな敵でも仕留めてみせる」と豪語した彼はある日、女性関係のトラブルで両目を奪われてしまう。
- オリオンはハンマーの音を頼りに小舟で海へとこぎ出し、知り合った暁の女神エーオースの伝手で視力を回復してもらった。
- この時点で既に女神との危険なフラグを立てていることに注目したい。
- 妹のアルテミスがオリオンと恋仲になったことに危機感を抱いた兄にして太陽神アポロンは、
- 「おまえは弓の名手だが、あのガンダオンという男を射てるかな?」と、海の中にいたオリオンを射つようにアルテミスを唆した。
- アルテミスは愛したオリオンを見事に射貫いてしまい、死体を抱き締めて嘆いたという。
- 死人をも蘇らせるというアスクレピオスに蘇らせてもらおうとも考えたが、生き返らせる前にアスクレピオスはゼウスの
雷霆 によって死んでしまった。 - 仕方なく、アルテミスはオリオンを星に昇華した。
- 冬になると、
輝く三つ星 が空に見える。それはオリオンのベルトだという。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- Lostbelt No.5『神代巨神海洋 アトランティス』配信に伴い期間限定サーヴァントとして実装。
人間関係
Fate/Grand Order
- 主人公 (Grand Order)
- マスター。
- アルテミス
- なんだかんだで大切な相手。
- オリオン
- 自分自身。最初はアルテミスだと思っていたが、本体が「ぬいぐるみにされた自分自身」だと知って涙していた。
- パリス
- いつも連れているアポロンがろくでもない神であると忠告するが、そもそも神自体がろくでもないと返されてしまった。
- メドゥーサ
- 美人なので興味はあるが、姉妹二人がどちらも女神なので嫌な予感しかせず手を出していない模様。
名台詞
Fate/Grand Order
戦闘時
- 「我が宿命、月女神に請い願う。肉体に剛力を、精神に冷徹を。そして我が運命をここに定めよう。『月女神の無垢な愛
』。……充填完了! 行くぞぉ!!」
「アルテミス、その力を貸してくれ。お前と一緒なら負ける気がしない……ようし、ぶちかます! 『月女神の無垢な愛』。勇気凛々! やってやる!!」 - 宝具解放。「月女神の無垢な愛」。超人と謳われた狩人は、月女神の加護―――アルテミスの無垢な愛をその身に宿す。
- 「あ、何かやな予感がするー。やべぇ! アルテミス怒ってる!なんかバレたっぽい!! 宝具中止!中止ー!! ぎゃあああクビ締めないでーッ!! ……ってあれ、夢か」
「マスター唐突だが浮気がバレたのですいませんちょっと撤退しまーす! え? ダメ? ヒィッ! アルテミスさん!! ぎゃぁぁあぁあぁあぁーっ!! 『月女神の無垢な愛』ー!! あ……愛が……重い……」 - 宝具解放。別バージョン。いかに超人とうたわれようと、日頃の行い(?)で月女神に絞められるが宿命である。
- 結局本来の姿になっても、オリオンはやっぱりオリオンだということをプレイヤーに認識させたのであった。
- 「アルテミスいないよな? いない? よし、じゃあ街に繰り出そう! 女の子が俺を待ってるはずだ!」
- 戦闘終了時の台詞の一つ。そんな事したとしても、アルテミスに制裁を加えられる未来しか見えないが……。
マイルーム
- 「助けてマスター! あの天秤の女神、俺を一目見るなり『罪が重すぎますわ』ってバックドロップ仕掛けてきたの! やっべーよアイツ、ガチのガチだよ! バックドロップちゃんとヘソで投げてるよ!」
- マイルーム会話「アストライア」。何をどうしたらアストライアにそう評された挙句にバックドロップ仕掛けられたのだろうか。
- 「助けてマスター! あの拳で戦う聖女さま、ちょっとちょっかいかけたら、ステップが完全にボクサースタイルに切り替わったの!! あご
とこめかみ を的確に狙って打ってくるの!! シュッシュッ! って呼吸が鋭いの!!!」 - マイルーム会話「マルタ〔ルーラー〕」。マルタにナンパしたら案の定ファインティングポーズを取ってしまった。そういえばクマの時でもブッ飛ばされたような……。
- 「助けてマスター! あの南米の女神、俺がちょっかいかけると、ほがらかに笑いながら俺の首を折りに来たの! フロントチョークから一気に飛ぶ感じで! 関節技で即死技とかありなの!? 俺の首ちゃんとくっついてる!?」
- マイルーム会話「ケツァル・コアトル〔サンバ/サンタ〕」。ケツァル・コアトルにナンパしたらやっぱり首を折りにかかろうとした。それもう殺す気マンマンのような……。
- 「好きなこと? 狩りナンパ、以上! サーヴァントマッチングアプリとか使わない方がいいぞ? 不思議なことに、アルテミスしか表示されないんだぜ?」
- マイルーム会話「好きなこと」。サーヴァントマッチングアプリなるものが存在するらしいが、オリオンの場合アルテミスしか表示されないようだ。
- とは言え、『神代巨神海洋 アトランティス』での活躍を見ると納得せざるを得ないのがなんとも……。
本編
- 「おまえは、俺以外の誰にも落とさせない。誰にもだ!!」
- 『神代巨神海洋 アトランティス』にて。ヘファイストスの鍛造した矢を相殺され、自身の霊基も消滅寸前になりながら、ヘクトールとマンドリカルドがその身を捨てて時間を稼ぎ、パリスが己が身を換えて造った矢を番え、彼方の女神に向けて獅子の如く咆える。
- そして放たれる存在しないはずの第三宝具、「其は、女神を穿つ狩人
」。冠位を捨て、命を捨て、愛ゆえに放たれるその一矢は、遂に虚空の神をも撃ち落とす――――! - 「―――孤高の空から落ちてこい、アルテミス!」
「―――俺も、一緒に落ちてやるから。」 - 同上。彼が放った最後の一矢は殺意でも敵意でも無く「愛」であった。虚空を独り漂う女神と、共に落ちる為の矢。
- それは、神を撃ち落とす日。愛を知らぬ機械じかけの女神に、小さく暖かな愛の火を灯した日。
メモ
- イラストを担当したI-IV氏は超人オリオンのレア度がいくつかは知らず、☆1だと思いこんでいた[出 1]。
- ちなみに「オリオンは優男なイケメンではなかったのか」という点についてはオリオンの逸話を確認したI-IV氏曰く「どこをどう解釈しても優男のわけない」[出 2]。加えてあのギリシャ世界はヘラクレスがイケメンであり、ステンノ、エウリュアレがモテモテの世界。つまり「筋肉とロリがモテ要素」だと解釈してラフを提出したらしい。ほぼほぼ直しなく一発で通ったとのこと[出 3]。
- 没案ではもうちょっとちゃんとワイルド系のイケメンというか野性的だった。目に傷ある感じだったが、生々しすぎるので没になった[出 4]。
- 「どうせ☆1で一般的なイケメンでもないから人気は出ない」と考えていたI-IV氏が「可愛そうだし表情だけでも愛されてほしい」という理由でクマ顔を勝手にちょっと足して提出したが、スタッフの方にクマ顔もちゃんと使ってもらえた[出 5]。
- ちなみにアメンボの脚は水に浮くために毛が生えてて爪二本になっている[出 6]。オリオンの靴にも爪の様な部位が二本付いている。