「ビースト」の版間の差分
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2020年4月13日 (月) 18:57時点における版
ビースト(Beast)とは七つの人類悪。
概要
人間の獣性から生み出された、災害の獣どもの総称[出 1]。
ビーストの形は一つではなく、獣性に親和・適合した存在がビーストになる。
そもそも人類悪とは、文字通り人類の汚点であり、人類を脅かし、人類を滅ぼす七つの災害を指している[出 1]。
言うなれば人類史に溜まる澱みであり、人類が発展するほど強大な存在となって、その社会を内側から食い破る人類種の癌細胞のようなもの[出 1]。
そして、「文明より生まれ文明を食らうモノ」「霊長の世を阻み、人類と築き上げられた文明を滅ぼす終わりの化身」とも言われる[出 1]。
これは聖杯と由来を近しくする「救世主が持ち去った人類の七罪」ではなく、人が人であるが故の性質・知恵持つ生き物であるが故の切り捨てる事の叶わないモノである[出 2]。
全人類が内包しているであろうこの大いなる悪に誰も克つ事はできず、知恵を人類が捨てられないのと同じく、悪もまた捨てることができない[出 2]。
なぜならその在り様は敵意によって人類を滅ぼそうとしたゴルゴーンのような復讐者や、茨木童子のような人類に仇なす人外とは完全に逆だからである。彼女たちが人類「を」滅ぼそうとする悪(外的要因)なら、ビーストは人類「が」滅ぼす悪(内的要因)だといえる[出 1]。
人類「が」滅ぼす悪。その人理を脅かすものの本質は人間への悪意という一過性のものではなく、人理を守ろうとする願いそのもの。即ち、人類愛である[出 3]。
曰く、より善い未来を望む精神が今の安寧に牙を剥き[出 3]、やがて、英霊召喚の元になった人類の自滅機構・即ち自業自得の死の要因(アポトーシス)となる[出 4][出 1]。
実際、顕現したビースト達の思想は(形や方向性はどうあれ)慈しみと幸福への願いに溢れた眩いものとも見ることができる。
当然これも霊基として存在し、顕現するが[出 1]、全てが通常のサーヴァントでは到底太刀打ち出来ないレベルの強さを持つ。
これが地球上に完全に顕現してしまった場合、その打倒のために抑止力・人類の安全装置として七つの冠位クラスのサーヴァントが召喚される[出 4][出 1]。
また、クラススキルである「獣の権能」「単独顕現」「自己改造」以外にも、
「ネガ・○○」などの名を持つスキルとして、ビースト毎に何かしらの特殊スキルを備えている。
そして恐ろしい点としては、一度ビーストが顕現した世界は他のビースト達が連鎖的に顕現する宿命となる[出 3]と言われており、
ギルガメッシュも、ビーストⅠが出現した段階で「終局のⅦは『Grand Order』の世界のどこかに出現している」旨を語った[出 3]。
加えてビーストのうち何体かには『対』の概念があり、右と左、陰と陽のように複数に分かれたセットとして存在している[出 5]模様で、
その『対』となる片割れが顕現し打倒された場合、重りを取り除かれた天秤が傾く様にもう片割れが自然に目覚め顕現することになる。
これまで登場したのは以下の8体。
名称 | キャラクター | 理 | 固有スキル | アイコン | 登場作品 |
---|---|---|---|---|---|
ビーストⅠ 「第一の獣」 |
ゲーティア | 憐憫 | ネガ・サモン | 左上 | Fate/Grand Order |
ビーストⅡ 「第二の獣」 |
ティアマト | 回帰 | ネガ・ジェネシス | 右上 | Fate/Grand Order |
ビーストⅢ/R 「第三の獣」 |
殺生院キアラ (ヘヴンズホール) |
愛欲 快楽 |
ネガ・セイヴァー | 右中 | Fate/Grand Order |
ビーストⅢ/L 「第三の獣」 |
カーマ/マーラ | 愛欲 快楽 |
ネガ・デザイア | 右中 | Fate/Grand Order |
ビーストⅣ 「第四の獣」 |
キャスパリーグ プライミッツ・マーダー |
比較 | Fate/Grand Order | ||
ビーストⅤ 「第五の獣」 |
タマモヴィッチコヤンスカヤ | 愛玩 | ネガ・ウェポン | Fate/Grand order | |
ビーストⅥ 「第六の獣」 |
ビースト (Prototype) | ? | (ネガ・メサイヤ)? | Fate/Prototype Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ | |
ビーストVII 「第七の獣(獣冠)」 |
U-マリスビリー | 獣冠 | ? | Fate/Grand order}
『Fate/Grand Order』ではビースト毎にクラス相性の特性が異なっており、 メモ
脚注注釈
出典
リンク |