「ネルガル」の版間の差分

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;蒼天陽炎む災禍の轍
:『Grand Order』では「全体攻撃&敵全体のArtsダウン<ref group = "注" name="5ターン">5ターン</ref>&やけど状態を付与<ref group = "注" name="3ターン" />」という効果の宝具。
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:戦闘はシャドウサーヴァントとしてであったが、きっちり宝具演出を伴って放ってくる。なお演出は元であるダレイオス三世のものと同じ。
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:『Grand Order』では「敵全体に攻撃&Artsカード性能をダウン(5ターン)&やけど状態を付与(3ターン)」という効果の宝具。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==

2024年6月26日 (水) 22:59時点における最新版

ネルガル
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order』に登場した太陽と冥界の神。此処では、ネルガル本人とネルガルが残した悪意について記述する。

略歴
元は太陽神であり、天空の支配権を手にするためにイシュタルの半身であるエレシュキガルの評判を落とそうとするも、逆にエレシュキガルの怒りを買ってしまう。
エア神から14の病魔を護衛として借り受け、冥界に侵攻し、自分が死する前に冥界を攻め落とそうとするが、冥界のシステムによってイナゴほどの小ささまでになってしまう。 反省したことで一年のうち半分は冥界に過ごし、権能の半分を譲渡するという条件で許しを得たが、その権能はエア神より借り受けた疫病の力、病魔・災厄としての権能であった[注 1]
『冥界のメリークリスマス』では『絶対魔獣戦線 バビロニア』においてエレシュキガルが女神の誓約を破り弱体化した事で冥界に残った残留思念の悪意が活性化し、エレシュキガルが持つネルガルの権能を依り代にしてカタチを成し、エレシュキガルを消滅させ冥界を支配する為に、カルデアにシュメル熱を蔓延させ、カルデア職員やサーヴァントたちのほぼ全てを床に伏せさせた。
その目的は冥界の支配者として君臨し、冥界を苦しみと屈辱の土地として恐怖と嘆きが蔓延する世界に変え、永久に人間たちの神話であり続ける事にあった[注 2]
人物
尊大な神であったが、裏を返せばその尊大さは寛容さでもあり、冥界のシステムによって戦闘不能になった時には屈辱を飲み込んで自らを省み、自らを負かした女神に敬意を表して、友として権能を譲渡した。とはいえエレシュキガルが望んだ太陽の権能ではなく、エア神より借り受けた疫病の力、病魔・災厄としての権能を渡すなど、ちゃっかり狡賢さを働かせていた。
『冥界のメリークリスマス』でのネルガルは、エレシュキガルが持つネルガルの残滓、ネルガルの権能を依り代にカタチをなした、いわばネルガルの分霊[注 3]
エレシュキガルとの戦いに敗れたネルガルの怨念。エレシュキガルが弱らなければ表に出て来ることのなかった、冥界のもう一人の王といえる。しかしこの悪意はエレシュキガルとの戦いの中で生まれたため、ネルガルが自らを負かした女神に敬意を表して、友として権能を譲渡したことを知らなかった。
能力
強い神であるためか、人間はもちろん、神々もネルガルの増長を黙認したようだが、その偉大な力故、神代の頃から友人が少なかったらしい。

宝具[編集 | ソースを編集]

蒼天陽炎む災禍の轍
戦闘はシャドウサーヴァントとしてであったが、きっちり宝具演出を伴って放ってくる。なお演出は元であるダレイオス三世のものと同じ。
『Grand Order』では「敵全体に攻撃&Artsカード性能をダウン(5ターン)&やけど状態を付与(3ターン)」という効果の宝具。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order
『冥界のメリークリスマス』にて登場。

人間関係[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]

エレシュキガル
かつて本体が敗北し、権能を譲渡した女神。
「ネルガルの悪意」は彼女との戦いの中で生まれた。
オジマンディアス
「なぜなにウルク劇場」で自分の画像のイメージとして配役された。なお、直接の面識はない。

生前(?)[編集 | ソースを編集]

ドゥムジ
同じ冥界関連の神として面識があったようで、彼のフリーダムさが起こすトラブルに巻き込まれていたのか、イベントでは出会い頭に「今度は何をやった」と怒りを向けた。

名台詞[編集 | ソースを編集]

メモ[編集 | ソースを編集]

  • ネルガルの意味は『大きな都市の長』。新はバビロニア時代になると火星を象徴し、戦争の神であるとされた。
  • 神話に登場するネルガルはエレシュキガルと同様、冥府を司る神であるが、元々は夏の太陽を司る神である。
    シュメルにおいて太陽は恵みであると同時に、多くの人間を死に至らしめる暴威としても扱われた。とくに真夏の南風は熱風となって人々を苦しめた。『夏の太陽』であるネルガルが疫病神とされる理由である。また『夕日の王』とも呼ばれる。
    因みに、ギルガメッシュが『太陽神』として例を出したウトゥ(シャマシュ)神も冥界神の一面を持っている。ウトゥは夜を西の果てで過ごすが、そここそが冥界であり、夜になれば暗く乾燥した冥界を照らして悪霊を制し、地上の生者を守護すると信じられていた。…まさにエレシュキガルが求めていた『冥界の太陽』である。
  • 劇中でも語られるが神話においてネルガルとエレシュキガルは夫婦である。
    天界の宴での揉め事からエレシュキガルの怒りを買ったネルガルが冥界へと下るがエレシュキガルは若く雄々しいネルガルに惚れ込んでしまう。二人は6日6晩の間激しく愛し合うも、色々な行き違いからネルガルはエレシュキガルを殺そうと戦いを挑み、これに勝利。エレシュキガルは冥界の支配権と自分が妻になる事を条件に助命を乞い、ネルガルはそれを受け入れた。別の説話においては二人の間には医学の神であるニンアズが生まれたとされる。(ニンアズはネルガルの兄弟とする説もある)
    二人の出会いを描く話はアマルナ版と新アッシリア版で差違があり、古いバージョンであるアマルナ版ではネルガルとエレシュキガルは即座に戦い、新しい新アッシリアでは二人がより深く愛し合っている様が描かれる。ただし、この二つの話はお互いに欠損部分を補完し合う形になっている為、実際には二つを分けて考えるのは難しい。
  • FGOエレシュキガルの持つ槍『メスラムタエア』はネルガルの異名である。ネルガルを守護神とした都市クタの神殿が『メスラム』と呼ばれており、『メスラムタエア』とは『メスラムから立ち上がるもの』の意味になる。メスラムタエアのほうがより古い呼び名のようで、ファラ及びアブサラビク文書に名が見える。『ネルガル』の初出はウル第三王朝期である。

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]

  1. エレシュキガルは肝心の太陽の権能はうまく使えず、冥界の女神として一層暗黒属性が深まる結果になっていた。
  2. もしこれが成った場合、魂は苦しみながら消え、大気は淀み、蛆と蝿と腐敗が蔓延るただの墓場となる。
  3. 冥界の善きガルラ霊はエレシュキガルであり、悪しきガルラ霊がこの「ネルガルの悪意」。正体が明かされるまでは悪しきガルラ霊という表記となっている。

出典[編集 | ソースを編集]


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