「魔眼蒐集列車」の版間の差分
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+ | *初めて言及された『[[魔法使いの夜]]』作中では「魔眼収集列車」の記述だったが、『[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]』で本格登場した際に、現在の記述に改められた。後書きによれば、これは設定変更と言うより、「小説としての字面を意識した、訳語の変更」とのこと。 | ||
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2024年3月3日 (日) 07:36時点における最新版
概要[編集 | ソースを編集]
レール・ツェッペリン。欧州の森をいまなお走り続ける伝説。
「列車」とあるように外観は巨大な蒸気機関車のものになっているが、内部は異界化されているため非常に広くなっている。
出発地点こそ駅になっているが、レールではなく霊脈に沿って駆動する。このため、魔力に過敏な人間は慣れていないと酔いやすい。
それ自体が走る異界と化しているため、『Fate/Grand Order』の第二部でも人理の漂白に巻き込まれずに世界の裏側を走行し続けることも可能。
列車の内部ではその名の通り魔眼のコレクションが大量に貯蔵されていて、魔眼のオークションが定期的に開催されており、売買のみならず摘出や移植まで一通り取り扱っている。
オークションの常連や売却希望者には招待状を発送しており、基本的にはそれが無いと乗車やオークションへの参加は出来ない。顧客拡大が目的なのか、毎年「フリー枠」として先述したメンバー以外を対象とした招待状も数枚発送され、オークション前に参加希望者の争奪戦になるとか。
当然ながら参加者は魔術世界でも相当に名の知れたメンバーばかりで、現在の立場になってから日が浅いロード・エルメロイⅡ世ですら名前と顔が一致する人物が半分もいるほどである[注 1]。
戦闘が目的の兵器ではないので武装の類いはないが、セットした魔眼の出力を百倍にして車両前方に出力する「魔眼投射砲」というべき仕掛けがある[注 2]。これに使用した魔眼は過剰出力で破壊されてしまうため、列車スタッフとしても奥の手である。
関連人物[編集 | ソースを編集]
運営関係者[編集 | ソースを編集]
- リタ・ロズィーアン
- 明言はされていないが、魔眼蒐集列車の支配人である「ロズィーアンの家名を持つ上級死徒」は彼女のことだと思われる。
- この支配人の死徒は蒼崎橙子とルゥ=ベオウルフにオークションを台無しにされたことで魔眼蒐集列車からは手を引き、現在は配下と支配人代理にオークションの運営を任せている模様。
- レアンドラ
- 魔眼蒐集列車のスタッフの一人で、オークショナーを勤める女性。豪華なドレスに両目を覆う革の眼帯という特異な姿をしている。
- ロダン
- 魔眼蒐集列車のスタッフの一人で、車掌を勤める痩せぎすの男性。
- 列車の運行を司っており、上記の魔眼投射砲の射手も務めている。
- 支配人代行
- かつて魔眼蒐集列車の支配人が残していった影であり、ロダンをはじめとする魔眼蒐集列車スタッフの前に現れる事さえ稀である。
- 心霊手術にも似た技術で、至難とも言われる魔眼の摘出を行える唯一の存在。
- 影でありながらも上級死徒の能力の一端を使えるようで、『Fate/Grand Order』では並行世界におけるフェイカーへの縁の存在を察知して自分たちの目的に利用した。
オークション参加者[編集 | ソースを編集]
- トレヴァー・コドリントン
- かつてのオークション参加者。妖精眼をオークションで競り落とし、息子のウィルズに移植したことが『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』のアニメ版で語られている。
- ガルヴァロッソ・スクラディオ
- オークション参加者。『Fate/strange Fake』において、過去にフリー枠で発送されていた招待状を億単位の金を出して購入し、出品されていた未来視の魔眼を競り落としたとのこと。[出 1]
- カラボー・フランプトン
- オークション参加者。とはいえ買う側ではなく、自身の過去視の魔眼を持て余しており、摘出してもらう為に参加した。
- イヴェット・L・レーマン
- オークション参加者。レーマン家は魔眼の大家であるため、お得意様として何回か参加している模様。
- ただし、魔眼の購入よりは売りに出されたものをサンプルとして観察する事と、レーマン家の人工魔眼を他の参加者に披露する事が目的のようである。
- マリスビリー・アニムスフィア
- 『Fate/Grand Order』の世界におけるオークション参加者。
- おそらくは聖杯によって得た莫大な富を利用して魔眼を8個ほど買い上げ、ムネーモシュネーに組み込んだ模様。
関連組織[編集 | ソースを編集]
言及作品[編集 | ソースを編集]
- 『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 case.魔眼蒐集列車』
- 『魔法使いの夜』
- 『Fate/Grand Order』
- 『Fate/strange Fake』
メモ[編集 | ソースを編集]
- 『Fate/EXTRA』作中で、ラニルートのバーサーカーのスキルに「レール・ツェッペリン」の名称が使用されている。
- 初めて言及された『魔法使いの夜』作中では「魔眼収集列車」の記述だったが、『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』で本格登場した際に、現在の記述に改められた。後書きによれば、これは設定変更と言うより、「小説としての字面を意識した、訳語の変更」とのこと。
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
- ↑ なお、金持ちのマダムのような分かりやすい女性から、ライネスよりもさらに幼いカラスを連れた少女、果ては頭部が象になっている和装の男やスタイリッシュな服を着た頭がカエルの男?など面子は相当に濃い。
- ↑ ビジュアルは発射シークエンス開始とともに基幹車両「リルカペロー」が複雑に変形して射出機構である霊質回帰型レンズ「ローズアイ」を露出し、「発射!」の合図とともに起動キーを入力してローズアイから数百倍に拡大された魔眼の効果を放射するというロボットアニメのような派手な代物。作中では居合わせなかったが、フラット・エスカルドスが目撃してしまった場合には将来の進路を「魔眼蒐集列車の運転手」にするぐらいには熱狂するとか。