「シャルルマーニュ十二勇士」の版間の差分

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シャルルマーニュを盟主に仰ぎ、ローラン、オリヴィエ、アストルフォなど、いずれ劣らぬ武勇に優れた騎士であるが、後年に成立した武勲詩や叙事詩の影響からか、超人的な戦闘力を持つ伝説上の人物として中世のヨーロッパでは人気を博した。パラディンを「聖騎士」と呼称するのは彼らに由来する。<br/>
 
シャルルマーニュを盟主に仰ぎ、ローラン、オリヴィエ、アストルフォなど、いずれ劣らぬ武勇に優れた騎士であるが、後年に成立した武勲詩や叙事詩の影響からか、超人的な戦闘力を持つ伝説上の人物として中世のヨーロッパでは人気を博した。パラディンを「聖騎士」と呼称するのは彼らに由来する。<br/>
  
……が、その実態は実力はともかく一癖も二癖もある人物で構成されており、結構なポンコツである[[エリザベート・バートリー]]が「十二勇士の資格がある」と評されるようなスカポンタンの集団である。<br/>
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……が、その実態は実力はともかく一癖も二癖もある人物で構成されており、シャルルマーニュ本人が結構なポンコツである[[エリザベート・バートリー]]を「十二勇士の資格がある」と評するようなスカポンタンの集団である。<br/>
 
また、構成員の人間関係も非常にフランクで、アストルフォの言動を見る限り明確な上下関係というわけではなく、同じチームのメンバーのようなノリである。
 
また、構成員の人間関係も非常にフランクで、アストルフォの言動を見る限り明確な上下関係というわけではなく、同じチームのメンバーのようなノリである。
  
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また、ローランやアストルフォなどのメンバーは史実には実在はするものの、彼らはシャルルマーニュのモデルである[[カール大帝]]の配下の精鋭騎士団であり、「十二勇士」という組織自体は伝説の中にしか登場しない。このため、サーヴァントとして召喚された十二勇士は物語内の記憶と史実での記憶が混在した状態になっており、葛藤に苦しんでいるとのこと。
 
また、ローランやアストルフォなどのメンバーは史実には実在はするものの、彼らはシャルルマーニュのモデルである[[カール大帝]]の配下の精鋭騎士団であり、「十二勇士」という組織自体は伝説の中にしか登場しない。このため、サーヴァントとして召喚された十二勇士は物語内の記憶と史実での記憶が混在した状態になっており、葛藤に苦しんでいるとのこと。
  
奇しくも、十二勇士が幻想としての属性が強いために、彼らの中にある『存在しない聖騎士王』の存在証明ともなっている。例え聖杯が直接承認せずとも、十二勇士が世界に存在するならば、彼らの主であったシャルルマーニュもまた存在していたはずなのだから
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奇しくも、十二勇士が幻想としての属性が強いために、彼らの中にある『存在しない聖騎士王』の存在証明ともなっている。例え聖杯が直接承認せずとも、十二勇士が世界に存在するならば、彼らの主であったシャルルマーニュもまた存在していたはずなのだから。
  
 
==人物==
 
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:上記のブラダマンテの冒険の際にはテレパシーを送る等の形で何度も手助けをしていた模様。
 
:上記のブラダマンテの冒険の際にはテレパシーを送る等の形で何度も手助けをしていた模様。
  
;ロジェロ
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:アフリカ王の息子であり、上記のブラダマンテの恋人。
 
:アフリカ王の息子であり、上記のブラダマンテの恋人。
 
:伝説では彼とブラダマンテの恋物語が物語の軸の一つとなっている。
 
:伝説では彼とブラダマンテの恋物語が物語の軸の一つとなっている。

2024年3月28日 (木) 13:48時点における最新版

概要[編集 | ソースを編集]

『シャルルマーニュ伝説』に登場するシャルルマーニュの仲間である12人の英雄。
シャルルマーニュを盟主に仰ぎ、ローラン、オリヴィエ、アストルフォなど、いずれ劣らぬ武勇に優れた騎士であるが、後年に成立した武勲詩や叙事詩の影響からか、超人的な戦闘力を持つ伝説上の人物として中世のヨーロッパでは人気を博した。パラディンを「聖騎士」と呼称するのは彼らに由来する。

……が、その実態は実力はともかく一癖も二癖もある人物で構成されており、シャルルマーニュ本人が結構なポンコツであるエリザベート・バートリーを「十二勇士の資格がある」と評するようなスカポンタンの集団である。
また、構成員の人間関係も非常にフランクで、アストルフォの言動を見る限り明確な上下関係というわけではなく、同じチームのメンバーのようなノリである。


シャルルマーニュ十二勇士の英雄譚は全て架空の物語で、カール大帝の治世に聖剣や魔獣や魔女は一切存在しない。シャルルマーニュ伝説に登場する歴史、地名、国のほぼ全てが虚構。
また、ローランやアストルフォなどのメンバーは史実には実在はするものの、彼らはシャルルマーニュのモデルであるカール大帝の配下の精鋭騎士団であり、「十二勇士」という組織自体は伝説の中にしか登場しない。このため、サーヴァントとして召喚された十二勇士は物語内の記憶と史実での記憶が混在した状態になっており、葛藤に苦しんでいるとのこと。

奇しくも、十二勇士が幻想としての属性が強いために、彼らの中にある『存在しない聖騎士王』の存在証明ともなっている。例え聖杯が直接承認せずとも、十二勇士が世界に存在するならば、彼らの主であったシャルルマーニュもまた存在していたはずなのだから。

人物[編集 | ソースを編集]

盟主[編集 | ソースを編集]

シャルルマーニュ
十二勇士を統べるリーダー。なお、十二勇士自体には含まれていない。

メンバー[編集 | ソースを編集]

ローラン
シャルルマーニュの甥であり、十二勇士を代表する人物。
卓越した実力を持つものの、狂人レベルで破天荒な人物である上に、すぐに服を脱ぎたがる問題児。
アストルフォ
十二勇士のメンバーであり、ムードメーカー。
理性の吹っ飛んだ行動を繰り返し、女装趣味という結構な性格。それでも十二勇士ではまともなほうである。
テュルパン
十二勇士のメンバーであり、大司教も務める。
戦いでは非常に苛烈であり、最後の戦いでは槍が何本も刺さった状態で大暴れしていたとか。
普段は人格者であるが、人格者過ぎて他のメンバーの問題行動もスルーしてしまうという別の意味で結構な性格である。
オリヴィエ
十二勇士のメンバー。
メンバーの中では割と常識人寄りで、面倒なノリになった時にはシャルルマーニュから後始末をいつも押し付けられていたとか。
オジェ・ル・ダノワ
十二勇士のメンバー。
文献によってはトリスタンが使用していた剣を継承していたり、モルガンと内縁の夫婦的な仲だったり…と、アーサー王伝説との橋渡し的な存在でもある。
ブラダマンテ
十二勇士の紅一点でアストルフォの従姉妹。彼女を十二勇士に数えない伝承も多いが、Fate世界では数えているようである。
真面目で一途な少女騎士だが多分に脳筋で、恋人のロジェロの事になると著しくIQが低下する。
リナルド
十二勇士のメンバーで、上記のブラダマンテの兄。
多少はまともな性格のようで、アストルフォの女装についても苦言を呈すだろうと妹に述べられている。

その他[編集 | ソースを編集]

マーリン
シャルルマーニュ伝説において、彼らに何らかの形で助力していたと言われている。
上記のブラダマンテの冒険の際にはテレパシーを送る等の形で何度も手助けをしていた模様。
ロジェロ
アフリカ王の息子であり、上記のブラダマンテの恋人。
伝説では彼とブラダマンテの恋物語が物語の軸の一つとなっている。
マルフィーザ
ロジェロの双子の妹で、インドの女王。
ロジェロと再会した際に、浮気相手と勘違いされたブラダマンテに叩きのめされる。
マンドリカルド
上記のローランとデュランダルを巡って戦った相手。
後にヘクトールの武具を巡ってロジェロとも戦うが、巻き込まれに近い形で死んでしまった。
魔女モルガン
聖騎士達の敵とされた存在。いくつかの伝説で登場している。
ブラダマンテの言動からすると、ブリテンのモルガンと同一人物のようである。
大王アグラマン
聖騎士達の敵とされた存在。アフリカの王であり、父の仇であるシャルルマーニュを倒す為に大軍をもって攻め込んできた。
魔神デモゴルゴン
聖騎士達の敵とされた存在。妖精達の王とも神とも悪魔とも呼称される存在であるが、実態は不明。

言及作品[編集 | ソースを編集]

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 現実の歴史では、彼らが活躍する『シャルルマーニュ伝説』が評判になった為に、それのイングランド版として、アルトリウスの物語をベースに「円卓の騎士達の物語」が統合され、アーサー王物語として成立した背景がある。
    • これらの伝説は互いに影響を与え合っており、上記のようにシャルルマーニュ伝説にアーサー王物語のキャラクターであるマーリンが登場したり、ランスロットの剣であるアロンダイトがオリヴィエの持つ聖剣オートクレールと同一視されたりと色々である。

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]


出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]