「ナタリア・カミンスキー」の版間の差分
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: 彼女の生き様を描いたアニメ版のFate/Zero19話は、5月の第二日曜日(放送スケジュールでは土曜の24時・ネット局の中で最も早い場合)、すなわち「母の日」に放映されたのであった。ファンの間では、母の日にこの放送をするために切嗣の過去編をシャーレイ編とナタリア編で一話ずつにした、とまことしやかに囁かれている。 | : 彼女の生き様を描いたアニメ版のFate/Zero19話は、5月の第二日曜日(放送スケジュールでは土曜の24時・ネット局の中で最も早い場合)、すなわち「母の日」に放映されたのであった。ファンの間では、母の日にこの放送をするために切嗣の過去編をシャーレイ編とナタリア編で一話ずつにした、とまことしやかに囁かれている。 | ||
: このことは制作側も気にしていたようで、後に「Zeroカフェ」にて、切嗣がナタリアと母の日を祝う話が描かれた。 | : このことは制作側も気にしていたようで、後に「Zeroカフェ」にて、切嗣がナタリアと母の日を祝う話が描かれた。 | ||
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2018年7月13日 (金) 16:12時点における最新版
ナタリア・カミンスキー | |
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外国語表記 | Natalia Kaminski |
性別 | 女性 |
声優 | 渡辺明乃 |
初登場作品 | Fate/Zero |
概要
封印指定を執行するフリーのエージェント。衛宮切嗣の傭兵としての師。
- 略歴
- 魔術師をターゲットとする、かつては一匹狼だったハンター。協会派遣の執行者ではなく、それに先んじて獲物を確保し、協会側に転売するというあくどい商売を行っていた。「封印指定の執行者」を名乗るものの、本物の封印指定なんてものは早々現れるはずもなく、もっぱら相手にしていたのは協会の禁を破った外道魔術師である。
- 衛宮矩賢が引き起こしたアリマゴ島の事件で切嗣を拾い、その後彼を狩人として鍛え上げる。
- 切嗣が一人前になった頃、魔蜂使いオッド・ボルザーク暗殺の仕事の途上で致命的なミスを犯してしまい、機乗したジャンボジェットと共に大西洋上空で散る。
- 人物
- 「何があろうと生き残る」のがモットー。金の亡者で稼ぎのためには手段を選ばない。その一方で宵越しの金は持たないという豪快な女性。快楽主義者でもあって、多感な年頃の男の子には倫理面ではかなり問題がある保護者であった。
- 態度にこそ出さなかったが、切嗣に父親殺しをさせてしまったことに罪悪感を抱いていた。島から連れ出した切嗣を放っておけなかったのも、切嗣が自分と同じ稼業につこうとした際に拒否できなかったのも、そこに一因がある。結局、自分が切嗣のためにしてやれるのはそれだけだから、と彼を鍛えたが、才能があるからといってその才能を活かすことが必ずしも幸せになることではないと思い煩っていたようだ。
- 切嗣にとっては厳しくも本当は優しい、父親代わり・母親代わりのような存在であったが、逆にナタリアにとっての切嗣は、息子というだけでなく、ちょっと本気の恋慕の情があった。
- それ故にセクハラは何度も仕掛けてもそれ以上は手を出さなかった、そんな乙女心を秘めていた姐さん。
- 能力
- 数代前の先祖にサキュバスを持つ、半妖の血筋。それにより、不死や再生能力は持たないものの、並外れた運動神経と、吸精によって魔力を貯蔵しブーストするという特殊能力を持つ。
- 切嗣の師匠だけあって魔術師としては異端であり、銃火器を始めとする近代兵器を用いることを厭わない。
登場作品と役柄
人間関係
- 衛宮切嗣
- 弟子。
- 衛宮矩賢
- ターゲットとした魔術師の一人。
- オッド・ボルザーク
- 生涯最後にターゲットとした魔術師。
- 限定的ながら死徒化の手段を手に入れ、死徒化した蜂を使い魔にして配下を増やしていた危険極まりない魔術師。二つ名は「魔蜂使い」。
- 間桐雁夜
- 「Zeroカフェ」にて。蟲の使い魔を見た瞬間に上記のオッドの記憶を思い出し、即座に銃撃をかました。
- シャーレイ
- 「ちびちゅき!」にて、幕間で切嗣を挟んで「大きくなったなー」「ねー」と仲良く笑っていた。
名台詞
Fate/Zero
- 「そいつは子供が親を殺す理由としちゃ下の下だよ」
- 切嗣が矩賢を殺害した現場に立ち会った時の台詞。淡々とした口調だけに重い。
- 「でもね、素質に沿った生業を選ぶってのが、必ずしも幸せなことだとは限らない。
才能ってやつはね、ある一線を越えると、そいつの意思や感情なんぞお構いなしに人生の道筋を決めちまう。
人間そうなったらオシマイなんだよ。 “何をしたいか” を考えずに、 “何をすべきか” だけで動くようになったらね……
そんなのはただの機械、ただの現象だ。ヒトの生き様とは程遠い」 - 切嗣との最後の通信の中で。
- 心配する言葉とは逆に、ナタリアを手にかけてしまった切嗣はこの言葉ゆえにこそ、己を機械とすることを決意する。
- 「やっぱり坊やはそっちを選んじまうんだね」
- 漫画版での最期の言葉。やはり彼女はこうなることを予期していたのだろう。
ちびちゅき!
- 「へえ 私には合わせる顔があったと」
- シャーレイに合わせる顔がないと一人ごちる切嗣への皮肉。
- ニヤニヤしながらの発言なので他意は無く弄って遊んでいるだけと思われるが、切嗣は黙り込んでしまった。
メモ
- 切嗣が遠坂邸探索時に使った「サキュバスの愛液を精製した薬品」の入手経路は、ナタリアが使ってたのを分けてもらったり、製法を教えてもらったりしたのかもしれない。
- よくジャンボジェットから脱出する他の方法は無かったのかと言われるが、まず不可能である。
パラシュートは訓練が必要な上に、旅客機の速度中ではうまく開かない可能性が高い。
また海上着陸はあまりに難度が高く、セスナ程度しか操縦したことのないナタリアには到底不可能である。
結局、かろうじて可能性のあるのが空港への不時着であり、切嗣もそれが分かっているからこそ、残酷な決断を迫られることとなった。 - 小説ではそれほど出番はなかったが、アニメでは多くの追加エピソードや設定の開示が行われた。
- 切嗣の切り札である魔術礼装「起源弾」が、ナタリアによって製作された様が描写された。
- 切嗣がタバコを吸うキッカケになったのはナタリアの影響。しかも彼女が吸っていたタバコはかの蒼崎橙子も吸っている「焔龍」であったことが判明。
- 作中での暗殺は割合あっさりと成功したが、オッド・ボルザークとは過去にやりあったことがあったらしく、その時には取り逃がしたと語った。その後悔を、暗殺の仕事を請けた理由の一つにあげている。
- 小説版では切嗣に視点があったため、その最期の姿は描写されなかったが、アニメ版では爆炎の中に散っていく姿が描写され、まるでこうなることを予期していたかのように、口元に小さな笑みを浮かべていた。
- 漫画版ではさらに踏み込んだ描写であり、「やはりこうなったか」という感情を最期に抱いて逝った。
- Fate/Zeroの切嗣幼少期・アリマゴ島編のボイスキャストは、TVアニメ「Phantom 〜Requiem for the Phantom〜」を彷彿とさせる布陣である。Nitro+繋がりだろうか?
- また、ナタリア役の渡辺明乃女史はリーズバイフェ・ストリンドヴァリも演じている。見た目もよく似ており、容姿の参考にされた可能性もある。
話題まとめ
- 母の日
- 彼女の生き様を描いたアニメ版のFate/Zero19話は、5月の第二日曜日(放送スケジュールでは土曜の24時・ネット局の中で最も早い場合)、すなわち「母の日」に放映されたのであった。ファンの間では、母の日にこの放送をするために切嗣の過去編をシャーレイ編とナタリア編で一話ずつにした、とまことしやかに囁かれている。
- このことは制作側も気にしていたようで、後に「Zeroカフェ」にて、切嗣がナタリアと母の日を祝う話が描かれた。
脚注
注釈
出典