「オーロラ」の版間の差分
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:だが、ロンディニウム陥落の件などでところどころ不審な動きを見せており、後編のキャメロット陥落の際には『風の報せ』を使って真偽を織り交ぜた情報を意図的に流して王宮の上級妖精達にモルガンへの憎悪を植え付けさせて反旗を翻し、彼女を陥れて滅ぼしてしまった。 | :だが、ロンディニウム陥落の件などでところどころ不審な動きを見せており、後編のキャメロット陥落の際には『風の報せ』を使って真偽を織り交ぜた情報を意図的に流して王宮の上級妖精達にモルガンへの憎悪を植え付けさせて反旗を翻し、彼女を陥れて滅ぼしてしまった。 | ||
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:大聖堂で籠城している間に状況がどんどん悪化していくも、対策も何も取らずひたすら傍観を決め込み続ける。そこへ運命を共にするべく[[妖精騎士ランスロット|メリュジーヌ]]が駆けつけると、これ幸いと言わんばかりに「外の世界(汎人類史)へ一緒に逃げよう」と提案。だが、彼女はオーロラが持つ妖精の『本質』上、あちらの世界では到底生き延びる事など出来ないと一番よく理解していたため、自分なりの感謝と決別、そして何よりオーロラ自身を慮った末の粛清によって致命傷を負わされてしまう。 | :大聖堂で籠城している間に状況がどんどん悪化していくも、対策も何も取らずひたすら傍観を決め込み続ける。そこへ運命を共にするべく[[妖精騎士ランスロット|メリュジーヌ]]が駆けつけると、これ幸いと言わんばかりに「外の世界(汎人類史)へ一緒に逃げよう」と提案。だが、彼女はオーロラが持つ妖精の『本質』上、あちらの世界では到底生き延びる事など出来ないと一番よく理解していたため、自分なりの感謝と決別、そして何よりオーロラ自身を慮った末の粛清によって致命傷を負わされてしまう。 | ||
:その後も妖精國の崩壊間際まで半死半生で倒れたまま生き延び、最期に自らを砕きながら空を舞うアルビオンに戻ったメリュジーヌを羨望交じりに見上げながら息を引き取った。 | :その後も妖精國の崩壊間際まで半死半生で倒れたまま生き延び、最期に自らを砕きながら空を舞うアルビオンに戻ったメリュジーヌを羨望交じりに見上げながら息を引き取った。 |
2021年12月21日 (火) 01:06時点における版
オーロラ | |
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性別 | 女性 |
種族 | 妖精國の妖精/風の氏族 |
デザイン | TAa |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
『Fate/Grand Order』に登場する妖精。
- 略歴
- Lostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』で妖精國の都市のひとつ、ソールズベリーの君主にして「風の氏族」の氏族長として登場。
- 人間に厳しいことを言うコーラルと比較しても主人公一行に好意的に接していた。
- だが、ロンディニウム陥落の件などでところどころ不審な動きを見せており、後編のキャメロット陥落の際には『風の報せ』を使って真偽を織り交ぜた情報を意図的に流して王宮の上級妖精達にモルガンへの憎悪を植え付けさせて反旗を翻し、彼女を陥れて滅ぼしてしまった。
- そして戴冠式に際しては、新しい女王に即位するはずだったノクナレアの元へ嘘を吹き込ませた「王の氏族」を送り込んで彼女を弱体化させ、隙を付いて毒殺した後『予言の子』と主人公達にそれらの罪を着せようとしたが、その過程で「厄災」が発生。
- 大聖堂で籠城している間に状況がどんどん悪化していくも、対策も何も取らずひたすら傍観を決め込み続ける。そこへ運命を共にするべくメリュジーヌが駆けつけると、これ幸いと言わんばかりに「外の世界(汎人類史)へ一緒に逃げよう」と提案。だが、彼女はオーロラが持つ妖精の『本質』上、あちらの世界では到底生き延びる事など出来ないと一番よく理解していたため、自分なりの感謝と決別、そして何よりオーロラ自身を慮った末の粛清によって致命傷を負わされてしまう。
- その後も妖精國の崩壊間際まで半死半生で倒れたまま生き延び、最期に自らを砕きながら空を舞うアルビオンに戻ったメリュジーヌを羨望交じりに見上げながら息を引き取った。
- 人物
- まばゆい虹色の翅を持った非常に美しい女性。
- 人間に対して厳しい態度を取るコーラルとは反対に何事に対しても鷹揚で好奇心旺盛な「妖精らしい」妖精。
- だが、風の氏族の能力を利用しての情報の収集と扇動を最大限に悪用した腹黒い陰謀家としての面も持っており、上記のようにモルガンやノクナレアを陥れて躊躇いなく失墜させてしまうほど。
- そして彼女の本質は陰謀家ですらなく、「誰よりも一番に愛され、その時自分を差し置いて輝ける存在を陥れて潰し、後になったら罪も行為も忘れ去ってしまう」というこの上なく自己中心的な八方美人。
- 『そこにいるだけで完璧な存在』『誰よりも価値のある妖精』という風の氏族の特性を顕著に現した存在で、「自分が輝き、周囲から褒め称えられている」という状況が第一であり、その為なら誰であろうと陥れるし刹那的に危険な行為も躊躇いなく行い、同時に自分を褒めないものは平気で切り捨てる、まるで子供のような「誰よりも妖精らしい妖精」[注 1]である。
- その為か損得勘定や善悪の自覚等もなく、自分の些細な言動がきっかけで予想以上の揉め事や大騒動が起こってもすぐさま放棄し「周りが何とかしてくれる」とひたすら他人に任せっぱなしな状態。その言動さえ当人が「真実」だと本気で思い込み、それに煽られる形で周りも「オーロラがそう言うのだから本当」なのだと思い込むので口からの出任せなのかどうかの判断は、よっぽど知恵の回る者か或いは彼女の身近にいて『本質』をよく知る者でなければ難しい。なので両者に該当するメリュジーヌが終盤で言っていたように、オーロラが「一番輝ける存在」でいられるのは、本人と同じく純粋無垢に善悪を楽しむ者達がいるブリテン異聞帯だけであり、万が一汎人類史世界に移り住めたとしても周りを貶めるしか能のない自己愛に満ちた性格など到底あちらの人間に受け入れられるはずもなく、翅はおろか姿形も瞬く間に落ちぶれ、その醜い姿を毎朝ひたすら鏡の前で嘆きながら心を殺す惨めな日々を送る羽目になっていただろう。
- 能力
- 3000年もの年月を生きている故か妖精としても高い能力を持っており、コーラルをあっさりと毛虫に変えてしまうほど。
- 風の氏族長として広範囲から噂を蒐集し「風の報せ」で情報を広めて扇動する非常に悪質な能力の持ち主でもある。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- Lostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』で現地人として登場。
人間関係
Fate/Grand Order
- コーラル
- 側近。
- それなりの期間部下にしていたが、厄災発生時に諫言を受けたためにあっさりと毛虫に変え、「うっかり」踏みつぶしてしまった。
- 後から考えると、「人間に厳しい態度を取る」彼女を「慈悲深い」自分の引き立て役にしていた可能性が高い。
- 妖精騎士ランスロット
- かつて湖水地方で毒の沼から拾い上げ、「メリュジーヌ」の名前を与えた存在。命の恩人と想い人両方の意味で深く愛されていた。
- 彼女としては「醜い存在を命がけで助ける」という行為で周囲の賞賛を得たかったからの利己的な行為であるが、その美しく純粋な姿には心惹かれ、またそんな風に新たに生まれ変わらせた自分の行動を、初めて心から「やって良かった」と感じ入っていた。
- 最期には彼女の手によって致命傷を負わされ、空を舞う姿を羨望しながら命を落とすこととなった。
- ベリル・ガット
- 「風の報せ」の中で彼女が知らないはずのカルデア式魔術について言及していた事と、ベリルが時おり顔の見えない何者かと会話をしていたことを合わせると、モルガンの正体に関する情報を彼から得ていた事が窺える。
- スプリガン
- モルガンを失墜させるため便乗して共闘したつもりでいた土の氏族長。
- 厄災の発生と彼に本質を見抜かれた事から自然と縁が切れ、お互いあずかり知らぬまま別々に命を落とすこととなった。
- ウッドワス
- 牙の氏族長。友好の証として自身の部下を下賜する位に好意を寄せられていたが、彼のモルガンへの想いを巧みに煽り、失墜への一手とした。
- パーシヴァル
- かつてソールズベリーの孤児院で育て、妖精騎士ランスロットの義弟となった騎士。
- 彼女としては「予言の子」の身代わりにするつもりだったが、選定の槍を使ったことで一気に肉体年齢が大人になったことからあっさりと見捨ててしまった模様。
- モルガン
- 妖精國の女王。
- 内心では彼女の事をどう思っていたのかは不明だが、好機と見るや躊躇なく追い落としにかかった。
- ノクナレア
- モルガンに後継者として指名されていた王の氏族の長。
- 彼女に対する内心も不明だが、モルガンの死後自分よりも輝く存在となったために戴冠式の席で間諜を使って毒殺という形で抹殺してしまった。
- ハロバロミア
- 元はコーラルと同じく側近として仕えていた。
- だが「正論好き」と吐き捨てていた通り尽くオーロラに反発していたため、翅を取り上げて「名無しの森」に追いやってしまった。
- 異邦の魔術師
- 「汎人類史の世界」の事を教えてもらうため、彼/彼女だけは見逃してもらえるよう申し立てするつもりだった様だが、(耐毒効果をなしにしても)万が一戴冠式で皆と同じく毒酒を口にしていた場合の事を考えていなかった様である。
名台詞
Fate/Grand Order
メモ
- 名前の由来は天体現象のオーロラからと思われる。
- ブリテン異聞帯の物語は「糸紡ぎの妖精」や「眠り続けるマシュ」など『眠れる森の美女』のモチーフが散見されるため、「悪い魔女を追い詰めるオーロラ姫」のイメージもあるのかもしれない。
- 「前編」の時点から黒幕であることを推測するプレイヤーも多かったが、「後編」で一気に腹黒さが明らかになり、「戴冠式」で腹黒さすら通り越した突き抜けっぷりに多くのプレイヤーが唖然となった。
脚注
注釈
出典