「キングプロテア」の版間の差分
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2019年4月11日 (木) 00:34時点における版
アルターエゴG | |
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真名 | キングプロテア |
外国語表記 | Kingprotea |
性別 | 女性 |
誕生日 | 4月1日 |
血液型 | 不明 |
身長 | 30~?m |
体重 | ?kg |
特技 | なし |
好きな物 | なし |
苦手な物 | なし |
天敵 | パッションリップ |
属性 | 秩序・善 |
イメージカラー | ペール・アイリス |
初登場作品 |
Fate/EXTRA CCC没案 Fate/EXTRA CCC FoxTail |
概要
- 略歴
- 余りにも危険な存在であるため、創造主であるBBも完全に持て余し、月の中枢部「熾天の檻」と同じフォトニック結晶から造った「堕天の檻(クライン・キューブ)」に封印して、ギルガメッシュがいた空間に非常に近い「何もない宇宙」に廃棄していた。
本来ならそのまま誰にも見つけられず、理解されることもなく、無の宇宙を漂い続けるだけだったが、物好きなマスターに見つかって対決する事となる。……という設定で『Fate/EXTRA CCC』の初期企画案で登場する予定だったキャラクター。
後に『Fate/EXTRA CCC FoxTail』にて正式に登場を果たした。 - 『FoxTail』では夢の中でヴァイオレットと共に白野を襲撃、その後サクラ迷宮にてBBと共に再び白野の前に現れる。
追いつめた白野を「彼を殺せば愛が手に入る」というBBの言葉を信じ、食べようとするが、その直前に白野の放った「愛はそんなことじゃ手に入らない」という言葉を聴き、愛を得る方法を問うために彼を自身の心へと招き入れた。 - 白野との会話はBBによって途中で妨害されるも、触れ合いの中でプロテアは「愛とは相手を思って育てるもの」という答えを出し、BBの意志に反して独自に行動を開始。後に正体を現したカズラドロップによって監禁された白野を助けるため、虫空間を破壊しつつ再登場した。
- 人物
- 愛を求める欲望の権化であり、周囲にある何もかもを飲み込んで成長し続け、さらに肥大化した空腹を満たすため食事を繰り返し、ますます大きくなる。サクラファイブ最下層の位置づけでありながら、サーヴァント達はもちろん、創造主であるBBや他のエゴ達をも超えたムーンセル最強の存在。
「楽しいから、美味しいから、温かいから」と、動物的な理由でさしたる目的もなく、己がために宇宙中の愛を求め続けている。
キングプロテアは無垢な嬰児なのか、それとも醜悪な災害なのか。罪が有るのか、無いのか。
消費文明に生きる現在の人間には彼女を「悪」と断じることは出来ない。
“際限なく求める心”が悪ではなく、善として受け入れてもらえる日が来ることを夢見て、彼女はソラを漂い続ける。
欲望の権化と表現されているがその内面は非常に幼く、子供が物を欲しがるように愛を欲している感じである。性質自体も決して邪悪ではなく、他者を傷つけることを好んではいない。このあたり、同じ「幼さ」を持つアルターエゴでも言い訳が多く自分が全てのパッションリップとは対照的である。
そんな彼女のフェチズム?は『成長願望』。際限なく愛を求める心は否定しようも無いが、どこか前向きである。
『FoxTail』劇中で彼女の心にマインドダイブする機会があるが、その際の心の奥での姿はまさかの幼女であった。
- 能力
- 彼女達BBの分身(アルターエゴ)は、BBが自らの一部にある系列の複数の英霊を融合させて作り出した「英雄複合体」と呼ばれる存在で、複数の英霊の性質と力を兼ね備えた人工サーヴァント。
更にハイ・サーヴァントと呼ばれる、あらゆる神話に共通する大地母神のエッセンスを元に創られている。戦闘用のアルターエゴは全員最強クラスのサーヴァントに匹敵する存在だが、キングプロテアはその中でも別格で、「彼女自身が宝具」として扱われているため宝具は所持していない。
主人公達がアリーナ探索に長時間費やしていると突然出現し、サクラ迷宮をその巨体で破壊しながら追跡してくる。ラスボスを上回る隠しボス的な存在だが、倒して得られる経験値は『1』で固定されているらしい。
id-es(イデス)を二つ持ち、一つはスキル「自己改造」が暴走して生まれた『ヒュージスケール』。
地上では重力によって、全ての生命は決められた規格を超えることは出来ず、人工物も技術的・資金的な問題から無限に大きくなっていくことなど有り得ない。電脳世界でもあらゆるプログラムにレベル制限がかけられており、どれほど優れた存在であっても一定以上の容量に達すると自らを分離し、最適化しなければならない。
しかし、『ヒュージスケール』はこの絶対の原理を無視し、無限の規模拡大を可能とする。レベルが上限に達すると自分自身を変革し、更なるレベル上限を設定、これを無限に繰り返す。巨大化する程、知性・機能の複雑さが失われていくため、通常の知性体ではこのスキルの負荷に耐えきれずに自己崩壊する事になるが、彼女には自らを複雑化させる意思がなく、ただ「飲み込む」機能のみを特化させているため単一のエゴとして膨張し続ける。最終的に星を容易く滅ぼせるほどの力を持った宇宙レベルの災厄となる。ただしプロテアが増殖していくスピードより宇宙が広がるスピードの方が速いため宇宙が滅びる事はない。
二つ目のid-es(イデス)として、スキル「経験値ボーナス」が暴走して生まれた能力、『グロウアップグロウ』を持つ。
「経験値ボーナス」はその名の通り、戦闘によって得る経験値にランクによって追加ボーナスが入る能力だったが、『グロウアップグロウ』は暴走したことで『常時、経験値を取得し続ける』能力となっている。上限を上げ続ける『ヒュージスケール』との組み合わせによって常に強くなり続け、彼女の怪物性を更に上げている。
初期設定では、BBが万が一の為に「幼化現象」という拘束スキルを付加しており、年齢が20歳になると若返りはじめ、成長がリセットされる。そして8歳児にまで若返ると効果が切れ再び成長するというループが形成されている。
また一定以上の大きさになるとBBが仕掛けたプロテクトが発動し「クライン・キューブ」に戻されてしまう。その状態となると中でプロテアがどこまで成長しているのか誰にも観測する事が出来なくなるが、この状態でも行動できるらしく、戦闘場面では空中に浮いた箱から巨大な手や惑星が飛び出してくるという、まるで『ドラゴンクエスト』に登場するミミックのような仕掛けが考えられていた。
基本的には巨体を利用した肉弾戦を行うが、マインドダイブした際には自身にかけられた「幼化現象」を利用し、接触した相手に呪いを感染させたり、遠距離に飛ばしたりして攻撃していた。
また、成長と幼化の繰り返しの中で「幼化現象」の解析はとっくに終わっており、解除も上記のような行使も自由自在になっている。
そもそも質量そのものが圧倒的な武器であり、ちょっと動いただけでエネミーや迷宮の構造を破壊してゆく規格外の存在である。コードキャストやスキルを使おうにも、生半可な代物では純粋な質量で押し潰されてしまう為意味をなさない。事実、出力が四分の一になっている制約はあるとしても、BBの権能である「十の王冠」を力ずくで打ち破るという無茶苦茶っぷりを見せている。
バリエーション
- キングプロテア (Grand Order)
- カルデアのマスターと契約したキングプロテア。
- 詳細は「キングプロテア (Grand Order)」を参照。
ステータス
クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考 アルターエゴ G ? EX EX A D B - ヒュージスケール:EX
グロウアップグロウ:EX自己暗示:EX EXTRA Material記載のマトリクス原案では「幼化現象」という
スキルも所持しており、Fox Tailでも使用している。
宝具
- なし
- キングプロテア自身が宝具扱いであるため、宝具は所持していない。
- EXTRA materialでは「ヒュージスケール」が宝具に相当するとされている。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/EXTRA CCC
- 初期企画案で登場。
- Fate/EXTRA CCC FoxTail
- 復活したエゴの一人。登場シーンが怖いと評判。
その他
- ちびちゅき!
- 所属不明。というか、校舎に入れない。
人間関係
Fate/EXTRA CCC FoxTail
- BB
- 創造主。だが完全に持て余しており、封印され廃棄されてしまった。
- 本編では仲間とみなして行動しているが、こちらでも完全にコントロールはできていない。
- 後述する彼女の正体については気づいていなかったようで、自分を解放したのもBBであると思い込んでいた。
- カズラドロップ
- 同胞。それほど悪い感情は抱いていないようであるが、本編では岸波を虫空間に監禁した事から決裂し、救出のため交戦した。
- そもそもBBに封印されていたキングプロテアを解放したのも彼女なのだが、その時はBBに変装していたためカズラへの恩義は皆無であった。
- パッションリップ
- 同胞にして天敵。理由は、リップは自分のid-es『トラッシュ&クラッシュ』でサイズに関係なく圧縮し、封印することが出来るため。ただこの相性関係に、「プロテアがリップの認識に収まりきらない位に巨大化した場合」が含まれているかは不明である。
- ヴァイオレット
- 同胞。本編では冒頭で一緒に行動していた。
- 岸波白野(男)
- 執着している相手。彼女曰く「あいをくれるっていった」らしいが・・・?
- ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ
- 彼から白野の窮地を教えられ、協力してBBの虫空間に侵入した。
ちびちゅき!
名台詞
- 「はくのせんぱい
みぃ
つ
け
た」 - 空が現実感の無い空虚な白となったことに愕然となる白野。だが「自分を凝視する校舎よりも巨大な少女」という悪夢のような光景を目にしたことで、彼の平和な日常は砕け散る事となった。
- 「さあおしえて? どうすればあいってもらえるの?」
- 「そんな方法では愛は手に入らない」と諭す岸波を心の深奥へ迎え入れての、無邪気な問いかけ。
- 彼女にしてみれば、そもそも戦っているつもりなどはなく、普通に疑問に思ってのことであろう。
メモ
- BBを起源とするアルターエゴは元の名前が「サクラ」なためか全員花の名前が由来であるが、彼女の由来はおそらく「キングプロテア」。全体で一つの花の名前である。
- 花言葉は「王者の風格」「甘い恋」。夢見るような恋愛観の彼女に相応しいとも言える。
- なお、「王者の風格」の花言葉通り、花の直径は20cmにもなる大型の花で、南アフリカ共和国の国花となっている。
- 没になったアルターエゴ仲間でカズラドロップとヴァイオレットがいる。
- 登場した場合、同じくエゴであるパッションリップを追い抜き、TYPE-MOON作品最大のバストの持ち主として記録されただろう。
何しろ宇宙規模の大きさである。何だか反則のような気もするが……。
体重もリップより遥かに重いため、最重の女性キャラでもある。- ちびちゅき!では「ネタ枠でG秋葉を超えるキャラが出てしまった」と琥珀が涙していた。しかし、桜本人もカプさばやエイプリルフール企画で巨大娘キャラにさせられていたり、玉藻の前の大元の金毛白面という存在もいる。型月巨大娘業界は最近活発である。
- オリジナル桜がB85であり、同じく玉藻はB86、バストサイズがオリジナル(玉藻の場合は大元は金毛白面のほうだが)と等倍なら真の型月最大のバストサイズは金毛白面であろうか。
- その後も巨神アルテラやティアマトなど、自己拡大する乙女たちが続々登場。型月スタッフの中で巨大娘萌えの波が訪れているのだろうか。
そもそもティアマトは桜系キャラの究極としてデザインされており、桜の吸収の属性が発展した結果とも言える。- また、ハイ・サーヴァントとしてのキングプロテアを構成する為の素体として「ありとあらゆる神話の大地母神」が組み込まれているため、ヴェルバーから発生した巨神アルテラはともかく、ティアマトはその中の一柱の可能性はある。更に無限に成長する事から、ティアマトとガチで殴り合える唯一の存在と思われる。
- 後の『Fate/Grand Order』にて、ティアマトが素体の一つに使用されている事が明言された。
- また、ハイ・サーヴァントとしてのキングプロテアを構成する為の素体として「ありとあらゆる神話の大地母神」が組み込まれているため、ヴェルバーから発生した巨神アルテラはともかく、ティアマトはその中の一柱の可能性はある。更に無限に成長する事から、ティアマトとガチで殴り合える唯一の存在と思われる。
- ちびちゅき!では「ネタ枠でG秋葉を超えるキャラが出てしまった」と琥珀が涙していた。しかし、桜本人もカプさばやエイプリルフール企画で巨大娘キャラにさせられていたり、玉藻の前の大元の金毛白面という存在もいる。型月巨大娘業界は最近活発である。
- 尖った体型やエロスを表現されるサクラファイブ達であるが、彼女は所謂「ぽっちゃり」枠(といってもちょいぽちゃ程度だが)。丸出しの背中がエロスポイント。
- 何と属性が秩序・善。この属性はその人物が聖人君子であることを主に示し、アルトリアやカルナ、ケイローンなどが該当する。先にあげた面子は間違いなく聖人君子だが、EXTRAに登場する「秩序・善」属性持ちは狂ったマスターに召喚された吸血鬼、主への忠誠心など一片もない上に想い人以外は世界などどうなってもいいと考える少女などで、何やらオカシイ。
- 『FoxTail』で登場した際は主人公を殺そうと迫ってくるものの、巨体でエネミーを踏み潰すことに罪悪感を覚えるなど、聖人君子とは言えないまでも意外とまともな感性であった。
- パラメータ中、筋力と耐久の二つでEXランク評価を受ける上に、保有スキルも全てEXランクというとんでもないキャラクター。今までのサーヴァントでもパラメータでのEX評価は最大一つまでだったことを鑑みると、彼女の規格外さに驚かされる。もっとも、彼女のその巨大さを考えれば妥当な判定ではあるだろう。
ちなみに筋力と耐久ばかりに目が向きがちだが、敏捷もAランクとトップクラスであり、巨体とは裏腹に並みのサーヴァントより素早く動ける。- 近年ではパラメータでEXランク評価が二つ以上あるサーヴァントも登場しているため、彼女のみというプレミア感は薄れている。もっとも筋力・耐久の物理部門でEXランクはいまだにキングプロテアのみなのは変わりない。
脚注
注釈
出典