「ディルムッド・オディナ」の版間の差分
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===とびたて!超時空トラぶる花札大作戦=== | ===とびたて!超時空トラぶる花札大作戦=== |
2016年2月11日 (木) 13:30時点における版
ランサー
- 真名:ディルムッド・オディナ
- 身長:184cm/体重:85kg
- 出典:ケルト神話、フィオナ騎士団
- 地域:アイルランド
- 属性:秩序・中庸
- 性別:男性
- イメージカラー:翡翠色
- 特技:アウトドア料理、接客対応
- 好きなもの:友情、仁義/苦手なもの:恋する乙女、嫉妬深い男
- 天敵:ソラウ、ケイネス
- CV:緑川光
「槍兵」のクラスのサーヴァント。第四次聖杯戦争において、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトによって召喚される。
右目の下に泣き黒子のある美男子。
- 略歴
- ケルト神話におけるフィオナ騎士団筆頭騎士。
- 生前、主君の婚約者から主への裏切りをゲッシュにより強制され、悩んだ末に愛に応えることを選んだという逸話を持つ。そのことに後悔はないが、主君への忠義と騎士としての本懐を最後まで全うしきれなかった未練から、今回は愛でなく忠義を選ぼうと心に決めて第四次聖杯戦争挑む。しかし彼の生前を知っているケイネスは自らのサーヴァントを信用しきれず、ことあるごとに痛罵する。それでもなお、彼は献身的に主へと仕えようとした。
- だが、ケイネスの婚約者であるソラウ・ヌァザレ・ソフィアリがランサーの持つ魔貌による魅了を受け入れてしまい、盲目的なまでの恋慕を寄せる。奇しくも生前と同じ状況に陥りながらも、彼はあくまでも忠義を貫こうとするのだが……
- 人物
- 忠義に篤く、名誉ある戦いを重んずる英霊らしい英霊。生前、向けられた愛情に折れて主君を裏切り、それにより最期は主君に見殺しにされた彼であるが、忠義より愛を選んだ己の行動に後悔はなく、自分を見殺しにした主への恨みもない。主君と酌み交わした杯も、妻と囁きあった睦言もかけがえのない記憶として残っている。
- しかし、もし二度目の生が与えられるならば、その時は忠義を選ぶ戦いを、という想いから聖杯戦争に参加した。サーヴァントには契約とはまた別に『聖杯を欲する理由』があるのだが、彼の場合は彼自身がほしがっているわけではなく「主君に聖杯を献上すること」がその理由。
- ケイネスへ捧げる忠誠に偽りはないが、「騎士の誇りに則った、より価値のある誉れ」を主に捧げようとするあまり、下される方針にただ機械的に従うのでなく主への嘆願を申し出たり、命令にない部分で騎士の道理を通すが、魔術師であるケイネスの理念との相互理解が上手くいかなかったこともあってやること為すことことごとく裏目に出てしまう。
- 能力
- 二刀流ならぬ二槍流の槍兵。それぞれが宝具で、右手の長槍「破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)」と、左手の短槍「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」の二つ。他の宝具のような圧倒的破壊力こそ持たないものの、同じ相手と長期に渡って戦うことに長ける、非常に実用的な宝具。
- 絶世の美男子としても知られ、頬にあるホクロには女性を魅了(チャーム)してしまう呪いがかけられている。これはランサー自身にもコントロールできる力ではない。ゆえに彼の貌は「魔貌」と呼ばれている。「魔眼」が「相手を見る」ことで効果を発揮する能動的な能力であるのに対し、ランサーの「魔貌」は「相手に見られる」ことで効果を発揮する受動的な能力である。
ステータス
クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考 ランサー ケイネス・エルメロイ・
アーチボルトB C A+ D E B 対魔力:B 心眼(真):B
愛の黒子:C主人公 (Grand Order) B C A+ D E B 対魔力:B 心眼(真):B
愛の黒子:C
騎士の武略:B
宝具
- 破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)
- ランク:B
- 種別:対人宝具
- レンジ:2~4
- 最大捕捉:1人
- 由来:ディルムッドが養父であるドルイドのアンガスより贈られた紅槍ゲイ・ジャルグ。
- 紅の長槍。刃が触れた対象の魔力的効果を打ち消す。基本的には、魔術的防御を無効化させるための能力を持った宝具。
- セイバーの鎧のように魔力で編まれた防具や、魔術やあるいはバーサーカーの宝具「騎士は徒手にて死せず」のような魔術的な強化・能力付加を受けた武具からその魔力的効果を奪い、物理的な防御力のみの状態にする。
- 打ち消される魔力の対象は防具に限った話ではないが、「刃の触れた部分だけ」「刃の触れている間だけ」効果を発揮するため、防御的な使い方には向かない。また、過去に交わされた契約や呪い、既に完了した魔術の効果を覆すことはできない(魔術は無効化できるが、その魔術が残した結果までは無効化できない)。
- 「宝具殺しの宝具」と呼ばれる槍だが、この破魔の効果単独で宝具の初期化はできない。あくまで「刃の触れている間だけ」効果を打ち消す。作中、セイバーと切り結んでも「風王結界」はその瞬間だけ僅かにほどけるのみであるし、キャスターの「螺湮城教本」を傷つけて海魔の大群を消し去った時も、表紙を切り裂かれた宝具は時間を置かず再生している。
- 魔術を使わないものにはただの槍だが、サーヴァント同士の戦いに魔術的なものを使わないことはまずなく、派手さはないが実に有用な宝具。
- 必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)
- ランク:B
- 種別:対人宝具
- レンジ:2~3
- 最大捕捉:1人
- 由来:ディルムッドが妖精王マナマーン・マック・リールより贈られた黄槍ゲイ・ボウ。
- 黄の短槍。治癒不能の傷を負わせる。通常のディスペルは不可能で、この槍で付けられた傷は槍を破壊するか、ディルムッドが死なない限り癒えることがない。
- いかなる治癒や再生でも回復できない仕組みは、この槍が与えるダメージは最大HPの上限そのものを削減するため。それ故に回復や再生をしても「傷を負った状態が全快状態」であるため、それ以上治らない。
- 短期決戦であるとただの槍だが、同一の相手と長期に渡って複数回戦うことを前提に考えると、じわじわと、しかし確実に効いてくるボディブローのようなもので、対象がサーヴァントでなければ、時間経過による出血死などのより致命的な効果が期待できる。
- 「破魔の紅薔薇」同様、派手さには欠けるが、非常に使い勝手のいい宝具。なお、使い手である彼はこの槍で傷つくことはない。
真名:ディルムッド・オディナ
- ケルト神話におけるフィオナ騎士団の最盛期、癒やしの水を司る大英雄フィン・マックールが首領を務めた時代において最強とも言われる筆頭騎士。
- 生前、主君であったフィン・マックールの婚約者であったグラニア姫を、その魔貌によって誤って魅了してしまい、ゲッシュにより駆け落ちを強制されてしまう。名誉を試すゲッシュと忠義の狭間で思い悩んだ末、彼は姫の愛に応える道を選ぶ。
- 出奔した二人に対し、怒り狂ったフィンは多数の騎士を差し向けるが、彼はフィオナ騎士団の騎士とは決して矛を交えず、フィンに呼び集められた外地の追っ手のみと戦い、その全てを切り抜ける。
- 結果として、皮肉にもかつてフィオナ騎士団の一員であった時よりも優れた武勲を立てる羽目になり、敵を切り裂くたびにディルムッドの心もまた切り裂かれ、相矛盾する忠節とゲッシュの板挟みに苛まされ続けた。
- ディルムッドは逃亡中もフィンへの忠節を貫き、グラーニャには指一本触れなかったという。
- 後にフィンの方が折れる形で騎士団への復帰を許され、ディルムッドが願って止まなかったフィンと和解した後には、晴れてグラーニャと結ばれたものの、その幸福は長くは続かなかった。
- フィンと共に狩りをしていたディルムッドが異父弟の生まれ変わりである猪の牙によって致命傷を負わされた際、癒しの魔力を持つフィンに助けを求めるが、グラーニャの件を根に持っていたフィンは彼を見殺しにする。
- 過ぎし日の自身の末路を顧みてもディルムッドに後悔はない。ただ運命の巡り合わせがあまりにも悪すぎただけのことであり、彼と彼を巡る者達は精一杯前向きに生きたのだから。フィンと交わした杯も、グラニアと囁きあった睦言も、その末路が悲劇であったとしても今もかけがえのない記憶である。
- 『ただ一度きりの、過ぎてしまった人生を否定はしない。』
- 『だが、もし仮に。』
- 『再び騎士として槍を執る、二度目の人生があったとするならば――』
- 『前世では叶わなかった、騎士としての本懐に生きる道。』
- 『今度こそは忠節の道を――』
- 『曇りなき信義とともに、主に勝利を捧げる名誉を――』
関連
- フィオナ騎士団
- フィアナ騎士団とも。アルスター神話の時代であるクー・フーリンの赤枝の騎士団から約300年後ほど後の時代に活躍した、エリン(アイルランド)の守護を行う騎士団。一説には後のアーサー王の円卓の騎士、シャルルマーニュの十二勇士の原型であるとも。
- この時期のアイルランドにはキリスト教はまだ入っていないので後のアーサー王伝説、シャルルマーニュ伝説のようにキリスト教観念は存在せず、後の時代の「騎士」とは在り方が異なる。だが騎士としての在り方が全く異なるかというとそうでもなく、フィアナ騎士団の団員は様々な制約や決まり事を課しており、「牛(この時代における富の象徴)を強奪してはならない」など、宗教感こそ無いもののフィオナ騎士団たちの在り方は後の時代に共通する部分がある。
- 騎士団というが実際は傭兵集団といったところで、エリンの上王(この時代4つの国が存在したアイルランドを統べる王様)とは雇い雇われの関係であった。それでも信頼と忠義で結び合うことで互いに発展し、また騎士団員も男性には寛大、女性には優しく民からの人気もあり、最盛期には首領であるフィンは上王と並び立つ権勢を誇ったとされる。
- 有名なのは入団試験の厳しさで、12冊の詩書に精通していること。すぐれた詩が作れること。地中に身体半分埋められたままで、ハシバミの楯と棒をもち、9人の騎士が投げる槍を防ぐこと。髪の毛を紐で結び、後ろから迫ってくる騎士に追いつかれないで、しかも、髪の紐もほどけず、森の枝を1本も折らずに逃げること。自分の額の高さの枝を跳び越えること。膝の高さに身をかがめて、坂を全力で駆けおり、駆けながら足のとげを抜くこと。 をすべてクリアして始めてフィオナ騎士団の一員となれる。
登場作品と役柄
- Fate/Zero
- 主には忠誠を、敵には戦士の礼をもって応える騎士の鑑。その在り方からセイバーとはお互い好敵手と認め合う間柄。
- Fate/unlimited codes
- 「忠誠なるフィアナの騎士」。PS2版追加キャラクター。ZEROランサーの名で登場。
- Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~
- 「ゼロカフェ」の厨房を一手に引き受けるシェフ。女性客にモテすぎて困るため、滅多に客席の方には姿を見せない。
- あまり女っぽさのない店長や男性スタッフに囲まれている時だけが、彼の心から安らげるひとときである。
- Fate/Ace Royal
- 英霊カードの一枚として登場。スキルは地味ながらも有用な物が揃っており、「愛の黒子」は相手が「セイバー」クラスで召喚されていない限り、アルトリアも式もメロメロにしてしまう。セイバーとライダーの適性も持ち隙が無い。またその相手の防御力を常時下げる「破魔の紅薔薇」と回復不能のダメージを与える「必滅の黄薔薇」によって、襲撃に回った際の攻撃は強烈で、ステータスに表れるもの以上の強さを発揮する。
- とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦
- ケイネスとソラウの間で気苦労が絶えない。しかし後半思わぬ展開で彼にとっては一番幸運なルートになった。
- 戦車男
- エルメロイの兄。ものすごいシスコン。
- コハエース
- 不遇なランサー。血の涙を流しながら、ウロブチにぶつけられない怒りをコハエースを潰す事で発散しようとする。
- カプセルさーばんと
- さーばんとの一匹。
- コスト200 戦闘力D 突破力E- 移動力B 体力C 忍耐力C リキャストA
- ちびちゅき!
- のんびりした世界でもケイネス・ソラウ・ランサーの三角関係は続行中。
- 幸いというか、殺傷行為が禁止されている型月学園では自害させられる危険性はないが……
- Fate/Grand Order
- ランサーのサーヴァントとして参戦。レア度はR(☆3)。イラストはまた。
- 同時に実装されたフェルグス共々「スカサハ体験クエスト」で登場したが、最終パートのみで出番は少なめだった。スカサハやフェルグスは新規キャラクター、彼は元々の出演作がある身と考えれば妥当ではあるか。
- ちなみに、ゲーム的な都合上1種類しかない宝具は二槍をどちらも用いる「破魔の紅薔薇、必滅の黄薔薇」という扱いになっている。
人間関係
Fate/Zero
- ケイネス・エルメロイ・アーチボルト
- 召喚者にしての令呪の所有者。
- 勝利と聖杯を捧げる絶対の主と定め、忠実な騎士として仕える。
- ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ
- 主の婚約者であり、魔力提供のパスがつながっている相手。
- 魔貌の呪いで想いを寄せられるが、それに応えるつもりはなく、後に彼女がマスターとなってからも、あくまで主の婚約者として接する。
- だがもしグラニアのようにすべてを捨て縋り付いてきたら想いを振り払うことができるのか自身でも分からなかった。
- セイバー
- 良き好敵手として鎬を削りあう。
- 単純に勝利を競り合うでなく、誇りをもった相対はこの聖杯戦争において一際清廉。
- 衛宮切嗣
- セイバーのマスターであり、勝利のためには手段を択ばない「魔術師殺し」。
- 後に彼の謀略のために命を落とすことになる。
- ウェイバー・ベルベット
- 本編では主の(元)教え子もしくはライダーのマスターくらいの認識しかなく、対大海魔戦の際に僅かな会話を交わした程度だが、『ゼロカフェ』や『戦車男』などのスピンアウト系では何かと親しい間柄になることが多い。
生前
- グラニア
- 主君の婚約者として出会い、魅了の黒子によって魅了してしまった女性。後の妻。
- ゲッシュで主への裏切りを強制する、恩人である巨人を殺させるなど何かとディルムッドを貶めた人物であるが、ディルムッドはその覚悟に敬意を持ち、彼女を恨むこと無く最後には愛するようになった。
- フィン・マックール
- 生前の主君であり、フィオナ騎士団の首領。ディルムッドとの遺恨を忘れることができず、最後は結果的に彼を見殺しにしてしまう。
- 謀殺されたも同然の破局を遂げたが、フィンの怒りを理解していたためディルムッドは死後も恨んでおらず、フィンと交わした杯はかけがえのない記憶として残っている。
名台詞
Fate/Zero
- 「このディルムッドを差し置いて、“片腕のみのセイバー”を討ち果たすことだけは、断じて許さぬ。
なおも貴様が引かぬとあらば、これより先は我が槍がセイバーの“左手”に成り代る」 - VSキャスター。ライバルのセイバーとの共闘。
- 「――今ここで貴様を串刺しにするのがどれだけ容易いか、判っていような? セイバーのマスターよ」
「俺のマスターは殺させない。セイバーのマスターも殺さない。俺も彼女も、そのような形での決着は望まない」
「ゆめ忘れるな。今この場で貴様が生き長らえるのは、騎士王の高潔さ故であることを」 - 切嗣によって再起不能にされたケイネスを救出しつつ、セイバー無しで単独行動していた切嗣をあえて見逃す。
- 全ては騎士の本懐のため。この選択があれほど無惨な結末を呼び込もうとは。
- 「私はサーヴァントであるより以前に一人の騎士なのです。忠義を尽くす君主は、ただ一人しか有り得ない。ソラウ様、どうかご容赦を」
- ケイネスに代わり令呪の所有者となったソラウに言った言葉。
- ケイネスに令呪がなかろうとランサーはケイネスに忠義を尽くす。しかし、彼の忠誠は主に届かない。
- 「いま勝たなければならないのは、セイバーか? ランサーか?
否どちらでもない。ここで勝利するべきは、我らが奉じた『騎士の道』——そうだろう? 英霊アルトリアよ」
「我が勝利の悲願を、騎士王の一刀に託す。頼んだぞ、セイバー」 - VSキャスター第2ラウンド。「約束された勝利の剣」を封じていた切り札の「必滅の黄薔薇」を自らへし折る。サーヴァントとしてではなく、騎士としての勝利を選ぶ。
- 「セイバーよ……この胸の内に涼風を呼び込んでくれるのは、今はもう、おまえの曇りなき闘志のみだ」
- ケイネスの誤解を解こうにも聞き入れてもらえず罵倒され侮辱される。そんな修復不能な関係に悩むランサーにとって、もはやセイバーとの戦いだけが癒しだった。
- 「……騎士王の剣に誉れあれ。俺は、おまえと出会えてよかった」
「フィオナ騎士団が一番槍、ディルムッド・オディナ――推して参る!」 - 騎士の王たる貴すぎるセイバーの在り方を目にして出会えてよかったと告げる。そして再び戦いが繰り広げられていく。
しかしそんな正々堂々とした清々しい二人の戦いの裏で切嗣の暗躍は進んでいく……。
- 「貴様らは……そんなにも……」
「そんなにも勝ちたいか!? そうまでして聖杯が欲しいか!?
この俺が……たったひとつ懐いた祈りさえ、踏みにじって……貴様らはッ、何一つ恥じることもないのか!?」
「赦さん……断じて貴様らを赦さんッ! 名利に憑かれ、騎士の誇りを貶めた亡者ども……その夢を我が血で穢すがいい!
聖杯に呪いあれ! その願いに災いあれ! いつか地獄の釜に落ちながら、このディルムッドの怒りを思い出せ!」 - 切嗣の卑劣な作戦で、ケイネスに令呪を用いての自害を強要されたランサー。憤怒の血涙を流し、呪詛の断末魔を上げるその姿には常の美貌は見る影なく、切嗣やセイバー、世界全てに向け怨嗟をぶつけ、絶望と共に散っていった。
Fate/Grand Order
- 「っ!?……征服王……なのか……?
お前が……いったい何がどうやったら十年後にああなるのだ!?」 - アレキサンダー所持時のマイルーム会話。真面目一辺倒の彼は突っ込まずにはいられなかった模様。
とびたて!超時空トラぶる花札大作戦
- 「……それには及びません、我が主。必ずや勝利をもたらす、その誓いに優るものなどありましょうか」
「されど、その隣に並び立つ無礼をお許しあれ!」 - 本編では決して叶う事のなかった、主に忠誠を尽くすその願いの成就。これが「とびたて!超時空トラぶる花札大作戦」の1シーンであることに目を瞑れば、ディルムッドファン感涙のシーンである。
- 「まさに望外の喜び。セイバー、貴様は使える主君を誤ったな」
「お前の残念騎士道など、我が槍で斬り結ぶには値しないと言ったのだ。この黒子ひとつで――十分だ。」 - 主と信頼関係を深めた途端手の平返したイケメン。
- 「我が主は、誇りと栄光の為、あえて草木の一本も生えぬ不毛の道を選ばれたのですから」
- ケイネスの頭髪がネタにされまくってる。
お願い!アインツベルン相談室
- 「過去に振り回されるのはもう止めよう。俺は相応しい戦場、素晴らしい好敵手と出会い、騎士としての本懐を遂げたのだから!」
「マスターから妬まれる事も疑われる事も無かった。ソラウ殿とケイネス殿はオシドリ夫婦だった。
グラニアの事はもう勘弁してください」
「よし、そういう事にして騎士王に会いにいこう! セイバーの首級は我が槍の誉れ!」
「うおお、もう一度四話からやり直すぞ~!」 - 弟子ゼロ号にウロブチックな展開はなかった事にしようと励まされ、辛い過去はもう忘れたままやり直す気でいる。
- 「無論だとも。いざとなれば格闘ゲームの方で妥協する、という手もある。」
「そこでもう一度、セイバーと刃を交え、清く正しい聖杯戦争から男女交際に発展して――」 - 男女交際……本編でもセイバーに対して好敵手的な好意だけでなく異性としての好意も持っていたのだろうか。
- 「そうか——そうだったのか
——俺は自分の騎士道に殉ずるあまり、常時イケてない主の苦悩を想像できなかった。
——なんという不忠者だ——この馬鹿者、この馬鹿者めー!」 - さらりと酷い事を言っているが、彼に悪意はまったくなく自分の行いを悔やんでいた。
- 「世話になった。…フッ。おまえたちには恥ずかしい所を見せてしまったな」
- もう格好よく決められても弟子ゼロ号、きゅんきゅん出来ない……。
Fate/unlimited codes
- 「光の御子との手合わせとは……身に余る栄誉でありました。その勇姿、胸に刻みます」
- 対ランサー勝利セリフ。
- フィオナ騎士団の時代には既にクーフーリンの名が大英雄として知られていた事を考えると、それはもう感激もひとしおであろう。
- 「これぞ、待ち望んだ結末だ。セイバー、再び巡り会えた運命に、心から感謝する」
- 対セイバー勝利セリフ。
- かつて決着をつけられなかったセイバーとの戦いを噛み締めている。
その他の作品
- 「なにっ、知っているのか英雄王!」
- コンプティーク付録のドラマCD『アルトリア・ロマンス』より。本人たちが登場して早々始まった男塾ごっこの中で、自ら買って出たのがこの立ち位置である。
- 「ま、今現在は我が主、土木研部長の卒業制作である巨大迷路作製を手伝っているのだがな……
これがフロアひとつ借り切った上に、隠し扉24層、音響効果機械3基、猟犬代わりの柴犬数十体、無数のトラップ、廊下の一部はトリックアート化させていて……」 - 『アルトリア・ロマンス』より。学園ロマンスものにおける所属部活動を訊かれて「土木研究会」と爽やかに答える彼に、セイバーも「えっ……ランサー、なのに、土木研……?」と困惑を隠しきれない。
- もちろん土木研部長の卒業制作とは冬木ハイアットホテルと共にアレした魔術工房のパロディであり、話を聞いているセイバーからは「なんでしょう、その迷路、妙に報われない予感がひしひしと……」と不吉なコメントを頂いてしまっている。
- 「い、いや、あれは不可抗力というか、抗えなかったというか…」
- 『アルトリア・ロマンス』より。この世界線でもケイネスとソラウとの三角関係を展開していた。
- 「つまりは武者修行と華々しい成功の部分こそが、本来重要視すべき部分。
それが後年、ご婦人と騎士の部分のみがクローズアップされて、ロマンス=恋愛物という認識が出来上がったという一説があり、ああ……嘆かわしい事だ」 - 『アルトリア・ロマンス』より。ロマンスの意味を勘違いしているセイバーに対し、ライダーやギルガメッシュとともにロマンスについて解説する。
- タイトルと学園ものという事で、セイバーを巡る逆ハー展開を期待していた層にはちょっとがっかりな内容だった。
メモ
- 第五次聖杯戦争のランサーといい、彼といい、槍兵のサーヴァントとはケルト神話系の英霊を呼びだすことが多いのかもしれない。
- 聖杯に仮託する望みがなく、召喚に応じて戦うことそのものが聖杯戦争への参加動機という点や、序盤でセイバーを翻弄して手傷を負わせるという点でもstay nightへのオマージュの妙が窺える。しかし、最期までオマージュしなくてもいいだろうに…
- Zero執筆の際、ランサーは最後までキャスティングに悩んだらしい。槍の伝承に加え、Fate(=不幸な運命)に沿った逸話がある英雄が欲しかったとのこと。また、冬木の聖杯戦争に召喚できるのは西洋の英霊のみという縛りも存在した。
- 作中では語られていないが、伝承では彼が主君と和解してから最期を迎えるまでには16年の間がある。その間は姫と結婚して寄り添い、子供も3人(4人とも言われる)も設けている。さすがに「これで不幸か?」という印象になってしまうためか省略されたと思われる。
- もっとも、グラニアはディムルッドの死後、フィンと再婚しているので、それを踏まえればやっぱり不幸である。逆に、ディムルッドの後を追うように死んだとする伝承も存在する。
なお、フィンがディルムッドを見殺しにしてグラニアを娶った事はフィアナ騎士団からも非難の声が上がっており、フィンの孫であったオスカはディルムッドの親友であり、最後までディルムッドを救うよう頼んでいたため、祖父との間に確執が出来ている。
- 余り世界的には有名ではないケルト神話の中においても知名度は高くない。ただし、大英雄フィン凋落の切っ掛けとして語られるので、言い方が悪いがフィンのおまけのような形で、ある程度認知されている。
なお、フィオナ騎士団を円卓の騎士やシャルルマーニュ十二勇士の原典とする説もあり、ランスロットのモデルがディルムッドであるという話もある。 - フィンが彼を見殺しにしたのは変わらないが、伝承によってその対応は様々。死にかけの彼に向かって罵り侮蔑の言葉を投げかけるのもあれば、救おうとして水を掬うも土壇場で踏みとどまる等、多岐に渡る。
TYPE-MOON世界のフィンはアニメ版、漫画版共に悪意を持って彼を見殺しにした方を採用している。 - 生前のディルムッドの死因は、イノシシに跳ねられたため。作中、飛行中の戦闘機に飛び乗るほどの驚異的な身体能力を持った彼の死因がコレなので、ファンの間ではこのイノシシは「INOSHISI」と呼ばれてネタにされている。だが、このイノシシは神話において、ディルムッドの異父弟である耳と尾を持たない真性の魔物であり、英霊を殺せても不自然ではない。
- 昔における猪との遭遇は、現代で言う所の自動車事故くらいに身近なものだった。猪というのはそういう意味で、日常に潜む分かり易い死の象徴の一つとも言える。
- というか、ディルムッドはゲッシュにより「イノシシと戦うと死ぬ」。フィンも呪いを気にして「危険だ」とディルムッドを止めているのだが、スルーして相討ちになった。ついでに嫁からも「嫌な予感がするからちゃんと武器持ってけ」と言われたのに「狩りだから」とスルーして死んだ。
- 『Fate/Grand Order』での幕間の物語「ゲッシュ」にてクー・フーリンとDr.ロマンが彼と猪に関する話題を挙げていた。
ちなみDr.ロマンには「彼は嫌がると思う」と難色を示し、主人公は彼の名前を言おうとしたところをマシュに「誰しも苦手なものがある」と遮っており、実際マイルームでの発言にて猪が死ぬほど嫌いであることが判明した。…が、彼と同時に実装された概念礼装「魔猪」は幾多の戦士の亡骸の上に「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」を喰っている禍々しい猪のイラストとなっている。
- 伝説によれば、彼は二本の槍だけでなく二本の剣、モラルタ(「大いなる激情」の意)、ベガルタ(「小なる激情」の意)を所持していたとされる。
用語辞典には、ケイネスはむしろディルムッドがセイバーのクラスで召喚されるのを望んでいたのかも、と記されている。- 伝承によると、二本の剣は共に養父であるドルイドのアンガスより贈られた物で、元々は妖精王マナマーン・マック・リールが所有していた。モラルタは一太刀ですべてを倒すと言われ、ベガルタの詳細は不明とされている。
伝承ではこれらの二剣二槍の武器を用い様々な敵と闘い、グラニアとの逃避行の時には空飛ぶ魔女を投げ槍で倒したり、巨人を倒すなど騎士団に所属してた時以上の武功を立てたという。最も優れた組み合わせはゲイ・ジャルグとモラルタのようだが、クラスの都合で再現できない。なお、彼が最期に魔猪の牙に倒れた時、携えていたのはゲイ・ボウとベガルタであったとされる。- 「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」は伝承によると、元々は妖精王マナマーン・マック・リールが所有していたもの。乖離剣エアを除く神造兵装は、人の意志を汲まずに星が生み出し、その後星の触覚たる精霊種を介して人間に託されたものだと明言されているため、「必滅の黄薔薇も神造兵装ではないのか?」と言われることがある。
実際にそうであってもおかしくはなく、その点を考えるとこの宝具のランクはずいぶんと控えめではあるが、断言された設定ではない点に注意が必要。
- 「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」は伝承によると、元々は妖精王マナマーン・マック・リールが所有していたもの。乖離剣エアを除く神造兵装は、人の意志を汲まずに星が生み出し、その後星の触覚たる精霊種を介して人間に託されたものだと明言されているため、「必滅の黄薔薇も神造兵装ではないのか?」と言われることがある。
- 騎士の鑑といえる人物であるが、本来は二槍流や二刀流だけでなく剣と槍を同時に扱うという、かなり変則的な戦闘方法の持ち主である。
この非常に珍しい得物の扱いは、英霊という歴戦の戦士もまず相手にした経験が無いという面で白兵戦にて絶大な効果を発揮し、セイバーはやりにくい闘い方と相当戸惑っていた。
ただし、「剣士」のクラスで現界した場合、今度は槍の方が使えなくなる可能性が高い。
アニメ版でケイネスが見たランサーの過去夢および第一期エンディングでは、槍と剣を同時に装備している姿が確認出来る。
- 伝承によると、二本の剣は共に養父であるドルイドのアンガスより贈られた物で、元々は妖精王マナマーン・マック・リールが所有していた。モラルタは一太刀ですべてを倒すと言われ、ベガルタの詳細は不明とされている。
- 『unlimited codes』で両ランサーが対決すると、ディルムッドがクー・フーリンに畏敬を示す台詞が聞ける。
クー・フーリンも後輩となるディルムッドの腕を評価するような発言をする。この対戦カードでクー・フーリンが彼に勝利した場合、「これほどの傑物を私怨で取りこぼすとは魔が差したものだ」とフィン・マックールに苦言を呈している。ちなみに『hollow ataraxia』でクー・フーリンが述懐しているように、赤枝の騎士団も王による女性絡みの遺恨で騎士の死や離反を招いている。- また、石化の魔眼に悩まされているライダーは、魔貌によって不自由な生を送ったランサーに、思うところがあるような言葉をかける。ちなみにキャスター曰く「これだから顔がいい男は! 油断! ならないのよ!」とのこと
- 仮に両ランサーが戦った場合、虚淵氏は「クー・フーリンの戦闘能力には一歩譲る」とコメント。
奈須氏は「同じランサーであるクーフーリンとディルムッドがガチンコで戦ったら、どっちが勝ちますか? 初登場時のクーフーリンはセイバーに押しまくられましたが、ディルムッドは逆に押してましたよね? ということはディルムッドのほうが強い……?」という質問に対して
「ディルムッドはマスターからのバックアップ(魔力供給量)が優れているので、単純な火力勝負ならディルムッドに軍配が上がるかと。日本ではどちらも地形効果はゼロですが、舞台がアイルランドならクーフーリンに一本かと」と回答しており、互いに見解に違いが出ている為にファンの間ではどちらが勝つのか物議を醸している。- 各本編の時点でのお互いの長所としては、ディルムッドはマスターからの魔力供給が非常に優位な点、ランサーは「刺し穿つ死棘の槍」が強力かつ相性が良い(ディルムッドは幸運Eのためまず回避出来ない)点が挙げられるか。
- 聖杯戦争中、マスターとの関係に終始頭を痛める彼だが、両者の関係がこじれた原因は複数ある。その最たるものはソラウの恋慕だが、彼に何の責任もなかったわけではない。
ケイネスは、彼の人格や思想を認める気が無く、サーヴァントはあくまで使い魔=戦いの道具であるとして、始終その様に扱おうとした。
ランサーの方も、マスターに求めるのは「忠義を受け入れる器」だけであり、ひいては一個人としてのマスターはどうでもよかった節があり、ケイネスの人格や思想と向き合おうとすらしなかった。
両者は、命を賭した戦場で共闘しなければならないパートナーでありながら、相互理解を怠った。このことも、彼らの敗因の一つである。- 「ただ今生の主たる召喚者に忠誠を尽くし、騎士としての名誉を全うすること。それだけが己の望みであると」この言葉に嘘偽りはなく本心で、ランサーの望みはただ忠節の騎士として主に聖杯を捧げることのみ。しかしマスターであるケイネスの価値観からすれば、「英霊は英霊なりに、聖杯を求める理由を持ち合わせているはず」であり「名のある英霊が誇りを曲げて人間風情の使い魔に身をやつすとなれば、何かよほどの理由がなければ辻褄が合わない」として、その望みを信じてはおらず、彼が自分に偽りを言っている、という認識だった。
そのためケイネスは彼が「いずれ本当の望みを叶えるために自分を出し抜こうとするのではないか」と疑っていた。彼はいくら問い質されても頑なに「騎士としての面目を果たせばそれで良い。願望器の聖杯はマスター一人に譲り渡す」と終始その一点張り。何故そう思うかを彼に説明しなかったし、ケイネスも「令呪があるのだからいざという時はどうとでもなる」「サーヴァントは所詮道具。道具が何を秘めていようと問題ない」と、ランサーに何故そう思ってるのか問うこともしなかった。 - ケイネスの「名のある英霊が誇りを曲げて人間風情の使い魔に身をやつすとなれば、何かよほどの理由がなければ辻褄が合わない」という考え、これ自体は完全に間違いとは言えない。ただ、「騎士の誇りを賭して戦い、主に聖杯を献上すること」はランサーにとっては「よほどの理由」に該当するのだが、魔術師であるケイネスにその思考は無かった。そこから完全に誤解である「いずれ本当の望みを叶えるために自分を出し抜こうとするのではないか」という考えに至ってしまったのが、相互理解の欠如である。
- なお、そもそも冬木の聖杯戦争における基本中の基本であるため見落とされがちだが、「既に終わった存在である英霊が再び現世で何かを為せる」という事自体が既に聖杯の奇跡の範疇である。ランサーは厳密に言うと「聖杯を使わなくても目的を達成できる」というだけで「聖杯を求めた理由(聖杯の奇跡に頼らなければ叶える事のできない望み)」は実際にあったわけである。言ってしまえば、ランサーの望みには聖杯は不可欠だったものの、召喚された時点で目的を半ば達成し、聖杯自体にもう用は無くなったことになる。
- 「ただ今生の主たる召喚者に忠誠を尽くし、騎士としての名誉を全うすること。それだけが己の望みであると」この言葉に嘘偽りはなく本心で、ランサーの望みはただ忠節の騎士として主に聖杯を捧げることのみ。しかしマスターであるケイネスの価値観からすれば、「英霊は英霊なりに、聖杯を求める理由を持ち合わせているはず」であり「名のある英霊が誇りを曲げて人間風情の使い魔に身をやつすとなれば、何かよほどの理由がなければ辻褄が合わない」として、その望みを信じてはおらず、彼が自分に偽りを言っている、という認識だった。
- 彼がここまで頑なに「騎士の誇り」にこだわったのは、緒戦でセイバーと戦ってしまったためとされている。
聖杯戦争が騎士の誉れを賭けた誇りある戦いの場ではなく、ただ奪い合うだけの凄惨な殺し合いでしかないという認識の下でありさえすれば、彼もあそこまで意固地にはならなかったとのこと。
尤も、仮に互いに理解してたとして生粋の騎士と魔術師が良い関係を築けるかどうかは疑問である。 - 最後の慟哭もケイネスにとっては「主君に聖杯を献上すること」しか聞かされてないので「騎士の誇り」など今更言われた所で何の話か解らないし、文句言われる筋合もないので結局最後まで理解し合うことはなかった。
- 自害以前から「騎士としての面目を果たせればそれで良い。願望機の聖杯はマスター一人に譲り渡す」「私はただひとえに誇りを全うしたいだけのこと!貴方と共に誉れある戦いに臨みたかっただけのこと!主よ、何故騎士の心胆を理解してくださらぬ!?」とは伝えていた。が、ディルムッドへの不信と不満、騎士道の誇りに共感しにくい一流魔術師の在り方のダブルパンチでケイネスには届かなかったようだ。
- バーサーカーを相手にした場合、抜群に相性が良い。バーサーカーが戦闘でメインに使う宝具「騎士は徒手にて死せず」で宝具化される諸々の武器は、それが最初から宝具でもない限り、「破魔の紅薔薇」の前には無力となるためである。
- 「アインツベルン相談室」のゼッちゃんの寝言によると、バーサーカーには強いがライダーには弱いとの事。対人宝具しか持たない彼にとって多大な物量を誇るライダーの相手は厳しいという事と推測される。
- 同時に高火力、広範囲の攻撃手段を持つセイバーはライダーとの相性が良いと語られている事がこの説の裏付けになっている。
- 「アインツベルン相談室」では本編で負ったトラウマを無かった事にして現実逃避を図ろうとしたのでアイリによって事実を突きつけられる。そして16話Bパートの出来事を思い出し血涙を流した。
- 思い出すために用意された本編映像の編集は切嗣。花札のバーサーカー陣営シナリオでの発言といい、ランサーは切嗣に追い詰められる運命なのかもしれない
- 召喚シーンの描写が原作に無いランサー陣営。当然ランサーがアニメ本編中で「問おう、貴方が俺のマスターか」という台詞を発することは無い。
- ランサー役の緑川光氏とケイネス役の山崎たくみ氏が「召喚シーンをやりたい」と希望するものの実現せず、ランサーが上記の台詞を発する機会は永遠に来ないかと思われた……………が、とあるイベントで「『問おう、貴方が俺のマスターか』と言って欲しい」というファンのリクエストに緑川氏が応え、アニメ放送開始から二年以上の時を経て幻のシーンが(完全な形ではないが)実現。会場のFate/zeroファンを歓喜の渦に巻き込んだ。
- アニメ版『Fate/Zero』の第一期EDで生前を描いた一枚絵、モチーフはおそらくアイルランドのスライゴにある銅像『The Pursuit of Diarmuid and Grainne』。構図はそのままに、本気絵のグラニアが描かれている。
話題まとめ
- ケイネス・ランサーチームの必勝パターン
- 1. 戦場の誉れとか騎士の誇りとかを意識させない。ただの汚れ仕事の処理業務だと諦観させておく。これを満たすため、セイバーとの接触は厳禁。
- 2. 戦闘は長引かせず、常に撤退ありきで行動。「必滅の黄薔薇」の一撃を与えたら即退却。これを繰り返して相手の消耗を図る。
- 3. いつでも倒せるバーサーカーチームを利用。可能であればバーサーカーに他チームを殲滅させ、しかるのちに漁夫の利を得る。
- この戦法なら充分に聖杯戦争を制する事が出来るだろうとの事。騎士道とは程遠い戦法であるが……。