「ペイルライダー」の版間の差分

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*[[エルキドゥ|神造宝具そのものの泥人形]]や[[ジャック・ザ・リッパー (Fake)|謎の殺人鬼の伝説]]など、英霊というか人間といってもいいのか微妙なラインのサーヴァントばかり呼ばれる今回の聖杯戦争中でも極め付き。
 
*[[エルキドゥ|神造宝具そのものの泥人形]]や[[ジャック・ザ・リッパー (Fake)|謎の殺人鬼の伝説]]など、英霊というか人間といってもいいのか微妙なラインのサーヴァントばかり呼ばれる今回の聖杯戦争中でも極め付き。
 
*[[真アーチャー (Fake)|真アーチャー]]とともに「どうすれば勝てるんだこんなの」と思いたくなるサーヴァントであるが、作者の成田氏曰く「第五次の某サーヴァントや某サーヴァント相手の場合、相性の関係で手も足も出ずに負ける可能性がある」という風に五次のサーヴァントとバランスをとっているとのこと。
 
*[[真アーチャー (Fake)|真アーチャー]]とともに「どうすれば勝てるんだこんなの」と思いたくなるサーヴァントであるが、作者の成田氏曰く「第五次の某サーヴァントや某サーヴァント相手の場合、相性の関係で手も足も出ずに負ける可能性がある」という風に五次のサーヴァントとバランスをとっているとのこと。
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**近年、[[ナイチンゲール|まさにこいつを倒すためと言っていい宝具を持ったサーヴァント]]が出現した。しかし公式には両者の戦った場合の相性はまだまだ見解がないので実際のところどうなのかは不明。
  
 
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==

2016年4月16日 (土) 04:20時点における版


ライダー (strange Fake)

  • 真名:ペイルライダー
  • 身長: / 体重:
  • 属性:
  • 性別:なし

騎兵」のサーヴァント。
繰丘椿の夢の中に現れ、契約を交わすことでスノーフィールドに召喚された最初のサーヴァントとなった。

略歴
英霊ではなく「病」という災厄そのもの。自我も感情も持たないものの、聖杯からの知識をのみ与えられた「それ」はマスターである椿の願いを叶える、というサーヴァントとしての役割を果たすため、病魔の力を振るって椿の両親を自由意志の無い生き人形に変え、夢の世界へと引きずり込む。
人物
「それ」がサーヴァントとして召喚されること自体が大いなるイレギュラーである、英霊どころか人ですらなく、生命体であるかどうかさえ解らない異質の存在。英雄としての資質以前に人格と呼べるものもなく、サーヴァントとして顕現した瞬間から、ただ聖杯の与えた知識の塊として、聖杯戦争をシステム的に再現するロボットのようなものとして活動する。
ライダーのクラスに据えられた所以は「それ」が有史以前から今日に至るまで人々の畏怖と忌避を集めてきた存在であり、風や水、鳥や人、あらゆるものに「乗って」世界に広がり多くの命を奪ってきた「もの」であること、そして何よりも『ヨハネの黙示録』において、死の象徴である蒼褪めた馬を駆る騎士「ペイルライダー」という二つ名と共に、擬似的な人格を与えられてきたがためである。
能力
世界史上、もっとも多くの命を奪ってきた病魔としての力を持つ。
魔術的攻撃にはある程度の耐性を持つ魔術師であっても、生身の肉体を持つ以上、対策なしにその力から逃れる事は出来ない。
半ば本能的な欲求から病に感染させた相手の魔力を吸収し、昏倒させ、椿が望むなら夢の世界へと引きずり込む。
元々が定まった形を持たないもののため、本体を椿の傍らに残したまま分身を偵察や攻撃に向かわせることも可能。自分自身の感情や聖杯にかける望みなども一切持たない「それ」はただ椿の望みを叶え、椿を脅かすものを排除するためにだけ、淡々と持てる力を振るい続ける。
人類の『病への怖れ』がこの世から絶えない限り「それ」にも滅びの概念はなく、いかなる相手にも恐怖することなく襲いかかって行く。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ライダー 繰丘椿

宝具

現時点では不明。

真名:ペイルライダー

登場作品と役柄

Fate/strange Fake
スノーフィールドにおいて、最初に現界したサーヴァント。眠り続ける少女と夢の中で契約を交わし、ライダーのクラスを得て偽りの聖杯戦争を混乱に陥れる。
ちびちゅき!
所属不明。相変わらず椿に対しては過保護気味。

人間関係

繰丘椿
契約を交わしたマスター。現実の肉体は昏睡状態であるため、彼女の夢の中で接触を持つ。聖杯から与えられた、サーヴァントはマスターに従うものという知識に拠って彼女の望むままに両親をはじめとした犠牲者を夢の中へと引きずり込み、また彼女が怖がるものをこの世界から排除しようと行動する。

名台詞

「トオウ、アナタガ、ワタシノマスターカ」
聖杯から与えられた知識に従い、プログラムされたロボットのように聖杯戦争のシステムを実行する。
それは蟲同士がギチギチとせめぎ合うような不気味な音ながらも、無人の街で孤独だった少女にとっては唯一の光となった。
「かわいい女の子ために色々撒き散らしました!撒き散らしっぷりをゴランクダサイ」
「氷室の天地」4巻カバー裏のビデオ投稿コーナーにて、どうやって書いたか不明だがハガキの投稿コメント。
直前の「青ひげ」さん投稿の「子供と動物のおもしろパーティ映像」並に放送禁止な代物であることは疑う余地がない。

メモ

  • 神造宝具そのものの泥人形謎の殺人鬼の伝説など、英霊というか人間といってもいいのか微妙なラインのサーヴァントばかり呼ばれる今回の聖杯戦争中でも極め付き。
  • 真アーチャーとともに「どうすれば勝てるんだこんなの」と思いたくなるサーヴァントであるが、作者の成田氏曰く「第五次の某サーヴァントや某サーヴァント相手の場合、相性の関係で手も足も出ずに負ける可能性がある」という風に五次のサーヴァントとバランスをとっているとのこと。

話題まとめ

黙示録の四騎士
『ヨハネの黙示録』第六章に預言された、七つの封印のうち最初の四つが解かれる際に現れるという、四色の馬を駆る騎士。
第一の封印が解かれた時には白い馬に跨った騎士が現れる。手に弓を持ち、頭に冠を頂き、勝利と支配を象徴すると言われている。
第二の封印が解かれた時には赤い馬に跨った騎士が現れる。手に大剣を携え、戦争を象徴すると言われている。
第三の封印が解かれた時には黒い馬に跨った騎士が現れる。手には食物を制限するための秤を持ち、飢餓を象徴すると言われている。
第四の封印が解かれた時には蒼褪めたペイル馬に跨った騎士が現れる。ハデスや野獣を引きつれ、疫病を象徴すると言われている。
四騎士はそれぞれ死をもたらすものの象徴とされるが、とりわけ第四の騎士はタロットカードの死神のモデルとも言われ、その騎手は骸骨の姿で描き表される。
人類史上最大の災厄
ライダーの真名である「病」には、非常に強い感染力を持ったものが多数存在するが、この中で人類史に深く関わったものと言えばペスト天然痘インフルエンザが挙げられるだろう。
ペストはネズミに寄生するノミを媒介して人に感染る感染症で、死亡率はリンパ腺に感染する腺ペストで50%~70%、肺に感染する肺ペストだとほぼ100%と高い死亡率を持つ。
歴史上でも何度か流行しているが、最大の流行はヨーロッパで14世紀に発生したものである。
当時、ヨーロッパは城塞都市を中心に発達していたが、人口の過度の密集や不衛生な環境によるネズミの大発生等が重なって、未曾有の大流行を引き起こした。
細菌など発見されていない時代であり、何の手も打てなかった教会や労働力を失った荘園領主等は大きく力を弱め、都市の衰退と農村部の中産階級の隆盛をもたらした。
最終的な死者数はヨーロッパでは2000万人とも3000万人とも言われている。これは、当時の人口の三分の一から半数に匹敵する。
天然痘は紀元前から存在している感染症で、その起源は現在も不明のままである。
最も古い記録は紀元前1350年のヒッタイトとエジプトの戦争にまで遡り、死亡が確認されている最古の事例は紀元前1100年のラムセス5世である。彼のミイラには天然痘の特徴である、発疹の後が残されている。
感染力の高さに加えて死亡率は40%前後と極めて高く、地域を問わず世界中で流行した。20世紀に入っても多くの国々で流行し、およそ5億人もの犠牲者が出たと言われている。
一方で一度発症して治癒すると免疫抗体が出来る事から、この性質を利用した種痘と呼ばれる予防法が確立して徹底的な撲滅作戦がWHOの主導で展開し、1980年、撲滅宣言が行われる。
インフルエンザの流行は毎年発生しているが、その中でも最大級の被害を出したのが1918年~1919年にかけて流行したスペイン風邪である。名前に反して発生源はアメリカで、豚から人に感染したと言われている。
感染者はおよそ5億人以上に達し、この内5000万人~1億人が死亡した。これは、第1次世界大戦と第2次世界大戦の戦死者を合計した数よりも遥かに多い犠牲者である。
近年では西アフリカでエボラ出血熱の大流行が起こるなど、21世紀に入っても人類は病に苦しめられている。
これらのことから、「この世すべての悪」を除けば「最も多くの人命を奪ったサーヴァント」とも一部では呼ばれている。
英雄といえども病には勝てぬ
病に没した英霊は存外多い。Fateシリーズだけでもイスカンダルフランシス・ドレイクハンス・クリスチャン・アンデルセンウィリアム・シェイクスピア等々。
やはりというか宝具やスキル重視で本体はさほど強くない騎乗兵や魔術師のクラスに該当者が多い。
死線を掻い潜った幸運な猛者にも戦いとは無縁の生活を送った文化英雄にも、それは平等に襲い掛かった。

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