「クレオパトラ」の版間の差分
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*クレオパトラ7世がいる以上、当然だが1世から6世も存在した。クレオパトラ1世はシリア王アンティオコス3世の娘で、ローマの仲介でエジプトとシリアが和解した際にプトレマイオス5世の后としてエジプトに嫁いできた。 | *クレオパトラ7世がいる以上、当然だが1世から6世も存在した。クレオパトラ1世はシリア王アンティオコス3世の娘で、ローマの仲介でエジプトとシリアが和解した際にプトレマイオス5世の后としてエジプトに嫁いできた。 | ||
*クレオパトラをテーマにした映画はいくつかあるが、1963年にエリザベス・テイラーが主演した作品が良くも悪くも有名である。 | *クレオパトラをテーマにした映画はいくつかあるが、1963年にエリザベス・テイラーが主演した作品が良くも悪くも有名である。 | ||
− | * | + | *カエサルの項目にある通りカエサリオンは9歳で殺害されるが、アントニウスとの間に産まれた3人の子供達はオクタウィアヌスの庇護下に置かれる……が、3人の養育を行ったのは、なんとアントニウスの前妻でオクタウィアヌスの姉であるオクタウィアであった。 |
**'''自分を捨てた男と、自分から夫を奪った女との間に産まれた子供達'''を養育する事になった彼女の心境はどのようなものだったか、歴史は黙して語らない。 | **'''自分を捨てた男と、自分から夫を奪った女との間に産まれた子供達'''を養育する事になった彼女の心境はどのようなものだったか、歴史は黙して語らない。 | ||
2016年11月16日 (水) 18:39時点における版
アサシン
- 真名:クレオパトラ
- 身長:171cm / 体重:58kg
- 出典:史実
- 地域:エジプト
- 属性:秩序・中庸
- 性別:女性
- CV:釘宮理恵
- キャラクターデザイン:小松崎類
- 略歴
- 人物
- 魔性の美貌を有する妖艶な美女。
- 公の場では女王として高慢に振る舞うドSで加虐趣味なのだが、自身が心地よくなるために他人を苛む事や他人を罵倒するのではなく、単にそういう性格なだけである。
- むしろ彼女個人の性格は、礼節を弁え、周囲に気を配り、和を保とうとする人格者であり、生前では他国の使節団たちがやってきた時も、まず彼らを罵倒するがその健康を気遣い、最上級のもてなしで使節団を労っていた。
- 英霊となった後に「魔性の美貌を有する誘惑の女」としての存在を得てサーヴァントになっても同じであり、主人公の誕生日を「どうでもいい情報」と言いつつも、喜ばせるために欲しいプレゼントを聞き出したり、配下である子持ちの女王騎士がハロウィン禁止令に口出しした際、処刑ではなく有給一日を与える形で処断していた。
- 己の美貌と体型にかなりの自信を持っており、エリザベートに対して非モデル体型(ちんちくりん)と切って捨てた。また「夜更かしは美容の大敵」と述べたり、戦闘不能になっても「太るのよりはマシ」と言っていることからそれが伺える。
- また、観察眼もかなりのものであり、トリスタンやランスロットを「出撃したら街の女性を口説く」事を知って待機させている場面もある。
- 能力
- 生前で見せた采配は健在であり、エリザベートたちを足止めするために主人公が(生命以外において)最も恐れている三人組を配置させている。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アサシン | 主人公 (Grand Order) | B | C | A | D | D | A | 気配遮断:B 神性:D |
皇帝特権:A 黄金律(富&体):B 女神の加護:C |
宝具
- 暁の時を終える蛇よ、此処に(ウラエウス・アストラペ)
- ランク:A
種別:対軍宝具
真名:クレオパトラ
- クレオパトラ七世。歴史にその美しさを残した悲劇の女王。紀元前一世紀の人物。
- プトレマイオス王朝エジプト最後の女王にして、実質的な古代エジプト最後のファラオ。
- 多くの創作物では愛に溺れ、国を私物化した妖艶な美女と言われているが、事実は真逆。知性深く、特に経済手腕は天才的で、その采配によって軍事力に劣るプトレマイオス王朝エジプトを世界有数の経済国家にまで育て上げたトップレディ。
- クレオパトラは生涯で二人の男に寄り添った。ガイウス・ユリウス・カエサル、彼に対しては明確なまでに恋に落ちた。その情熱と想いのさまは、地中海をそよぐ風さえもが煌めいて見えるほどだったが……
- 彼は地中海世界の統一を目前にしながら、ブルートゥスによって暗殺されてしまった。息子カエサリオンを残して。
- そうして涙に暮れるクレオパトラの前に訪れた人物があった。クレオパトラとプトレマイオス朝エジプトを守ると告げた男、ローマの将軍アントニウスである。
- だがアントニウスも対立していたアウグストゥスとの間で起きたアクティウムの海戦に敗れて死んでしまった。
- クレオパトラは後を追うように自殺し、プトレマイオス王朝もファラオも終焉を迎えたのであった。
関連
- 最後のファラオ
- 厳密には、『最後のファラオ』はクレオパトラが最後の数年間に共同統治者として選んだ我が子カエサリオンとなる。クレオパトラの死後、少なくとも数日はカエサリオンが長く生きたためである。
- だが命を落とした折のカエサリオンは僅か9歳。国を統べ、運命と戦った事実上の『最後のファラオ』はクレオパトラであろう。
登場作品と役柄
- Fate/Grand Order
- アサシンのサーヴァントとして登場。レア度はSSR(☆5)。
人間関係
Fate/Grand Order
- ガイウス・ユリウス・カエサル
- 第一に寄り添った人物。生前と会った時は「眉目秀麗、痩けた頬骨すら妖美で、誠実さの塊」と述べている。
- 故に愛を育んだ彼と再会することが願いとなっているが、後に彼女が記憶しているモノとは程遠いふくよかな姿を目の当たりにした時はショックで卒倒した。
- ただ、マイルームでのカエサル所持時の台詞では動揺しつつも「どんなにふくよかでも素敵に見える」と満更でもない様子を見せている。
- イスカンダル
- 征服王であり、プトレマイオス朝エジプトの祖。
- 外見を表す通りの荒々しさは趣味ではないものの、「問答無用で目が蕩けてしまいそう」と述べていた。
- ランスロット、トリスタン
- 期間限定イベント『ハロウィン・カムバック』での部下。女性関係その他に対するフリーダムすぎる態度に頭を痛めている。
- エリザベート・バートリー
- 期間限定イベント『ハロウィン・カムバック』で、チェイテ城を彼女から奪いとる。
生前
- カエサリオン
- カエサルとの間にできた子。
- アントニウス
- カエサル亡き後に結婚したローマ皇帝。彼の事も愛していたとのこと。
その他
- アレクサンドル・デュマ
- 向こうの作中での言葉が真実なら、楊貴妃と共に英霊の座で彼女を抱いたことがあるとのこと。
- …まあ、十中八九向こうの与太話なのだろうが。
名台詞
Fate/Grand Order
- 「妾の国では妾こそ絶対の基準、醜いものは誰であれ奴隷と変わりはない。
フッ、覚悟する事ね下等あるいは低質のブ男たち! ここで思う存分くつろいでいきなさい!」 - 生前、使節団に対して語っていた内容。賓客に対するものとは思えない言動だが、フォローは忘れない。
- このため、罵倒される為に謁見を求める使節団が後を絶たなかったとか。
- 「誕生日? あなたの? どうでもいい情報ね。1ミリも知る必要のない裏話ね。
……それで? プレゼントは何が良いのかしら!?」 - 誕生日コメント。彼といい、ファラオは目下の人間へのフォローを忘れないのがデフォルトなのだろうか。
メモ
- 絶世の美女として有名であるが、ローマ帝国時代の伝記では彼女の女王としての教養や才覚、品性などの素晴らしさに触れてはいるものの、容貌の美しさについて言及したものはない。歴史家のプルタルコスには「魅力的な女性と伝わるが、それは比類なき美貌というようなものではなく、身に具えた知性や気品に由来するものであった」と評されている。
- 「クレオパトラの鼻がもう少し短かったら歴史は変わっていた」というよく聞くフレーズは17世紀フランスの哲学者パスカルの例え話だが、この時代のヨーロッパでは既に、クレオパトラが色香によってカエサルやアントニウスを誘惑し堕落させたという、いわゆる「傾国の美女」イメージが広く流布していた。
- 「エジプトの女王」というイメージから絵画や映像では褐色の肌に黒髪ストレートのエキゾチックな容貌に描かれがちだが、プトレマイオス王朝はギリシャ人の家系であり、同時代の肖像画にも巻き毛などヨーロッパ系人種の特徴を持ったクレオパトラ像が残る。いかにもファラオらしい黒髪おかっぱの肖像も存在するが、あれは暑さ対策のカツラである(クレオパトラの時代に限らない)と言われている。
- クレオパトラという名もギリシャ系の女性名であり、有名なところで言えばイスカンダルの同母妹もクレオパトラという名である。
- クレオパトラ7世がいる以上、当然だが1世から6世も存在した。クレオパトラ1世はシリア王アンティオコス3世の娘で、ローマの仲介でエジプトとシリアが和解した際にプトレマイオス5世の后としてエジプトに嫁いできた。
- クレオパトラをテーマにした映画はいくつかあるが、1963年にエリザベス・テイラーが主演した作品が良くも悪くも有名である。
- カエサルの項目にある通りカエサリオンは9歳で殺害されるが、アントニウスとの間に産まれた3人の子供達はオクタウィアヌスの庇護下に置かれる……が、3人の養育を行ったのは、なんとアントニウスの前妻でオクタウィアヌスの姉であるオクタウィアであった。
- 自分を捨てた男と、自分から夫を奪った女との間に産まれた子供達を養育する事になった彼女の心境はどのようなものだったか、歴史は黙して語らない。