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− | 自然干渉的な破壊力等の効果ではなく、「意味・概念への干渉」を起こす強力な武装のこと。主に、儀式や積み重ねた歴史、語り継がれる伝承などにより付与された概念(すなわち魂魄の重み)に依って能力を発揮する。 | + | :自然干渉的な破壊力等の効果ではなく、「意味・概念への干渉」を起こす強力な武装のこと。主に、儀式や積み重ねた歴史、語り継がれる伝承などにより付与された概念(すなわち魂魄の重み)に依って能力を発揮する。 |
− | 歴史を重ねた品であることと、対吸血鬼(主に[[死徒]])に有効な品であるため、名の知れている物は[[聖堂教会]]によって運用されている場合が多い。 | + | :歴史を重ねた品であることと、対吸血鬼(主に[[死徒]])に有効な品であるため、名の知れている物は[[聖堂教会]]によって運用されている場合が多い。 |
− | 吸血鬼は肉体が破損しても復元呪詛によって短時間で復元してしまうので、彼らを滅ぼすためには復元速度を上回るか、復元呪詛を無効化する外的要因が必要となる。対吸血鬼用の概念武装は後者のような神秘の類を引き起こす。 | + | :吸血鬼は肉体が破損しても復元呪詛によって短時間で復元してしまうので、彼らを滅ぼすためには復元速度を上回るか、復元呪詛を無効化する外的要因が必要となる。対吸血鬼用の概念武装は後者のような神秘の類を引き起こす。 |
− | 「不死」という概念に守られている吸血鬼に、例えば「死」「天寿」「昇天」といった概念を上書きすることで、その不死性を消滅させるのである。 | + | :「不死」という概念に守られている吸血鬼に、例えば「死」「天寿」「昇天」といった概念を上書きすることで、その不死性を消滅させるのである。 |
− | 通常の吸血鬼が相手の場合、正式な「浄化」の手順としては、その吸血鬼が人間であった頃の経歴(宗派)にそって解呪する。概念武装を持ち出す必要があるのは、よほど相手が強力か、はじめから人でない吸血種の場合。いわば奥の手。 | + | :通常の吸血鬼が相手の場合、正式な「浄化」の手順としては、その吸血鬼が人間であった頃の経歴(宗派)にそって解呪する。概念武装を持ち出す必要があるのは、よほど相手が強力か、はじめから人でない吸血種の場合。いわば奥の手。 |
== 概念武装リスト == | == 概念武装リスト == |
2014年8月9日 (土) 16:47時点における版
概念武装
- 自然干渉的な破壊力等の効果ではなく、「意味・概念への干渉」を起こす強力な武装のこと。主に、儀式や積み重ねた歴史、語り継がれる伝承などにより付与された概念(すなわち魂魄の重み)に依って能力を発揮する。
- 歴史を重ねた品であることと、対吸血鬼(主に死徒)に有効な品であるため、名の知れている物は聖堂教会によって運用されている場合が多い。
- 吸血鬼は肉体が破損しても復元呪詛によって短時間で復元してしまうので、彼らを滅ぼすためには復元速度を上回るか、復元呪詛を無効化する外的要因が必要となる。対吸血鬼用の概念武装は後者のような神秘の類を引き起こす。
- 「不死」という概念に守られている吸血鬼に、例えば「死」「天寿」「昇天」といった概念を上書きすることで、その不死性を消滅させるのである。
- 通常の吸血鬼が相手の場合、正式な「浄化」の手順としては、その吸血鬼が人間であった頃の経歴(宗派)にそって解呪する。概念武装を持ち出す必要があるのは、よほど相手が強力か、はじめから人でない吸血種の場合。いわば奥の手。
概念武装リスト
聖堂教会由来
- 黒鍵
- 所有者:シエル、言峰綺礼、シロウ・コトミネ、須方スナオ
- 「浄化」に用いる「節理の鍵」たる概念武装。代行者たちの正式武装とされる。
- 刃渡り80〜90cmの投擲剣。刀身は聖書のページを精製したもので作られている。その気になれば、柄だけを大量に持ち歩き、刃はその場で作ってしまうことも可能。
- シエルは刻印を刻むことで「火葬式典」や「土葬式典」などといった魔術的効果を付与して、より強力にしたものを扱うことも多い。
- しかし、投擲に特化した形状ゆえに剣戟には向かず、扱いには熟練を要することから現在では敬遠される傾向にあるという。
- 第七聖典
- 所有者:シエル
- 教会所蔵「転生批判外典」たる概念武装。大型のパイルバンカー。
- もともとは祭礼用に使われていた一角獣の角。一角獣が臨終した際に、人身御供の少女と角に宿る動物霊を融合させた。融合して生まれたのが精霊「セブン」である。表面には「転生かっこ悪い」といった意味合いの転生批判の文句がびっしりと書き込まれていた、という儀礼用のアイテムが武器として使用されることとなり、槍やら杭となったが、近代化にあわせて銃剣に、現在はシエルの趣味でミサイルランチャー付き大型パイルバンカーに改造されている。
- 正式外典「ガマリエル」
- 所有者:リーズバイフェ・ストリンドヴァリ
- 対吸血鬼用の「滅び」の概念武装。大型の弦楽器を模した盾でありパイルバンカー。
- パウロの黙示録とエジプト人による福音という二つの外典によって鍛えられた銃盾兼槍鍵。音律を以てあらゆる不浄を弾く正しい秩序の具現とされている。
- 聖葬砲典
- 所有者:エンハウンス
- 詳細不明。
- 使う度、死徒であるエンハウンスは左手を腐らせる結果になるらしい。メンテナンスは聖堂教会一の火器好きが行っているとか。
- マグダラの聖骸布
- 所有者:カレン・オルテンシア
- 赤い聖骸布。呪文に反応して「男性を拘束する」という機能を有する。
- 概念による縛りであるため、特に全身をくまなくぐるぐる巻きにする必要はなく、手足といった身体の一部に巻きつくだけでも全身の身動きがとれなくなる。
- 被拘束者が自ら束縛から脱出することは非常に困難だが、外から別の者が布を取り払う分には、さしたる強度は持ち合わせない。
- マルティーンの聖骸布
- 詳細不明。
- その一部を言峰綺礼が代行者時代に入手し、冬木教会に秘蔵されていた。
- 衛宮士郎がアーチャーの腕を移植された折、その封印に使用された、「魔力殺し」の聖骸布。ただし、「英霊の腕」を恒久的に封じるだけの強度は持ち合わせていない。
魔術協会由来
- 黒い銃身(ブラックバレル)
- 所有者:不明(アトラス院における七大兵器の一つ)
- 第五架空要素を自壊させる、第五真説要素(エーテライト)によって作られた兵器。神殺しの銃(Longinus)。
- 第五架空要素によって活動するものは能力を無視して傷を受けるため、銃身に触れることさえできない。含む量が多い相手ほど殺傷能力は飛躍的に高まる。第五架空要素に対する癌細胞のようなもの。
- 『Notes.』では、ゴドーが封印区アトラシアから発掘、オリジナルとレプリカの2丁を発見してオリジナルを愛用。
- ブラックバレル・バレルレプリカ
- 所有者:シオン・エルトナム・アトラシア
- ブラックバレルの模造品であり、「天寿」の概念武装。対象の寿命に比例した毒素(攻撃力)を発揮する。
そのほか
- アーチャーの外套(赤原礼装)
- 所有者:アーチャー
- とある聖人の聖骸布。外界に対する一級の守りとなって着用者を守る。
- 魔剣アヴェンジャー
- 所有者:エンハウンス
- 詳細不明。
- エンハウンスが先代の祖から奪った魔剣。使う度、未だ人間である右手の神経を破壊するらしい。
メモ
- 『Fate/EXTRA』にて、「概念武装」に対して「ロジックカンサー(恐らくは、Logic cancer=論理の悪性腫瘍)」というルビが振られた。これが『EXTRA』独自のものなのか、他の作品にも共通するものなのかは不明。
話題まとめ
- サークル「07th Expansion」のゲーム『うみねこのなく頃に散』において「赤鍵(セキケン)」と「青鍵(セイケン)」という物が登場。ネタではなくストーリーに絡み、おまけにしっかりと概念武装と明言されている。以前のシエルのように許可をとってのオマージュかどうかは不明。