「ヘンリー・ジキル&ハイド〔アサシン〕」の版間の差分
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: 第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』の解禁に伴い実装。また、第四特異点のクリアボーナスとして一騎確定で入手できる。 | : 第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』の解禁に伴い実装。また、第四特異点のクリアボーナスとして一騎確定で入手できる。 | ||
: ゲームシステム的には、平常時(ジキル)はアサシンクラスとして戦うが、宝具を使用することでバーサーカークラス(ハイド)へ変化する。 | : ゲームシステム的には、平常時(ジキル)はアサシンクラスとして戦うが、宝具を使用することでバーサーカークラス(ハイド)へ変化する。 | ||
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; Fate/Grand Order 英霊伝承 ~ヘンリー・ジキル/ハイド~ | ; Fate/Grand Order 英霊伝承 ~ヘンリー・ジキル/ハイド~ | ||
: 彼の生前の姿が描かれる。 | : 彼の生前の姿が描かれる。 |
2020年5月15日 (金) 15:36時点における版
アサシン | |
---|---|
真名 | ヘンリー・ジキル / エドワード・ハイド |
外国語表記 | Henry Jekyll & Hyde |
性別 | 男性 |
身長 | 175cm |
体重 | 60kg |
出典 | 『ジキル博士とハイド氏』 |
地域 | 欧州 |
属性 |
秩序・善(ジキル) 混沌・悪(ハイド) |
一人称 |
僕(ジキル) オレ・俺様ちゃん(ハイド) |
二人称 |
きみ(ジキル) てめえ・○○(呼び捨て)(ハイド) |
三人称 |
彼・彼女・○○さん(ジキル) あいつ/あの野郎/あの女(ハイド) |
声優 | 宮野真守 |
デザイン | 中原 |
設定作成 | 桜井光 |
レア度 | ☆3 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
「暗殺者」のサーヴァント。『Fate/Grand Order』におけるヘンリー・ジキル&ハイドの姿。
- 略歴
- 『Fate/Grand Order』第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』では、西暦1888年のロンドンに居住する科学者として生前の状態で登場する。
- 本来の歴史では、彼が存在した時間は第四章の舞台となるよりも以前であり、「ジキル博士とハイド氏」もこの時点ですでに刊行されているはずだが、特異点においては事象がズレているのか時代がズレており、出版もなかったことになっていた模様。
- 正式な魔術師ではないものの、霊薬調合の心得や聖杯戦争に関する知識があり、モードレッドと契約して主人公たちが到着する以前から魔霧の調査やロンドンのパトロールを行っていた。
- 彼の住んでいるアパルトメントは霊脈の上に位置しているため、四章では主に彼の住居を拠点とすることになる。また、無線を使って各地の協力者と連絡を取り合い、情報収集で活躍する。
- その後、特異点の修復と共に本来の時間へと帰還した。
- 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅣの座を統括する管制塔バルバトスと交戦する。
- 人物
- 人格の移行に伴い肉体さえ変化する、二重存在者。
- ジキル時は、誠実で理性的な善人の本来の人格となる。物事を深く考えるのが長所でもあるが、短所でもあり、大人しい性格ではあるものの、穏やかな見た目に反して正義感が強く、生前は「人間の内に潜む悪の打倒」について真剣に苦悩し、研究し、立ち向かい、そして失敗した。何らかの理由によって霊基が軋み、自己に対する自信を確立できずにいる。
- ハイド時は、道徳心なき快楽主義者な悪の人格となっており、反射的にすべてを傷付けようとする悪意の反英雄と化す。粗暴で粗野、触れるもの全てを傷つけようとする悪意の塊。
- 誠実な善人として知られていたジキルの中に潜んでいた悪意の凝縮。普段のジキルが善人であったからこそ反動として悪が多く潜みハイドとなったのか、それとも悪の少ないジキルだったからこの程度の悪逆で済んだのかは不明。
- 基本的に物事を考えておらず、道徳観が無い。目の前にあるものに対して、反射的に行動することが多い。何らかの理由によって霊基が歪んでいると思わしい。
- アサシンのクラスでの現界のためか、以前の召喚の折に失ったマスターのためか、ジキルはハイドを制御し切れずにいる。
- 能力
- ジキル時、ハイド時ともに、手に持ったナイフを使い戦う。また、霊薬を飲む事で人格を入れ替える事ができるのもバーサーカーとして召喚された時と変わらないが、バーサーカーの時とは違ってこちらの状態では人格が入れ替わっても人外じみた姿に変身する事はない。
- 別クラスでの召喚であればジキルは殆ど戦闘能力を持たないのに対し、アサシンとして召喚されているこの状態ではある程度戦う事もできるようになっているが、このような形でジキルがサーヴァントとしての能力を有しているのは霊基の異常によってハイドの人格及び獣性がジキルへ溶けだしているためと考えられる。また、無力の殻スキルをハイドの側も使えたり、ハイドがジキルのふりをしていたりとハイドの方もジキルの影響を受けている描写が散見される。
- 精神と肉体がジキルの状態である間は能力値パラメーターが低下し、サーヴァントとして感知され難くなる。逆に「密やかなる罪の遊戯」の使用によってハイドと入れ替わった際には反動のように能力値が爆発的に跳ね上がる。
別クラス / バリエーション
バーサーカー (Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ)
『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』で登場した「狂戦士」のサーヴァント。 こちらは「ハイド」になった際に魔獣のような異形となっている模様。
詳細は「ヘンリー・ジキル&ハイド」を参照。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アサシン | 主人公 (Grand Order) | C+ | E | A+ | E | C | C | 気配遮断:A | 怪力:B 恐慌の声:A 自己改造:D 無力の殻:A |
宝具
- 密やかなる罪の遊戯(デンジャラス・ゲーム)
- ランク:C+
種別:対人宝具
レンジ:-
最大捕捉:1人 - ジキルからハイドへ、ハイドからジキルへと変身する霊薬。
- ハイド時は三騎士クラスをも圧倒する近接戦闘能力を得る。その性質はアサシン時であってもバーサーカーに近い。
- 幾つかのスキルを付与し、バーサーカー時は、特に高い耐久力をもたらす高ランクの「狂化」と、自分の肉体を状況に応じて最適な形態に変化させる「自己改造」によって、獣化とも言える変貌を遂げて、驚異的な生命力を発揮することが可能となる。この宝具を使用しないとサーヴァントとしては無力に近い。服用には何らかの副作用(リスク)が存在する模様。アサシン時では「自己改造」のレベルが低くなっており、せいぜい髪型が変化し、手足が僅かに長くなった程度となっている。
- 薬学及び錬金術、そして経年劣化のような幾つかの偶然の結果として精製されたものであり、現代の科学技術や魔術で再現することは不可能。
- 名前の由来は、ミュージカル版『ジキル博士とハイド氏』で演奏される曲名の一つ。
- 『Grand Order』では「自身の人格を入れ替える[注 1]&自身の最大HP大アップ&自身のHPを全回復&自身のBusterカード性能アップ[注 2]」という効果のBuster宝具。
真名:ヘンリー・ジキル&ハイド
- 怪奇小説『ジキル博士とハイド氏』の主人公である狂心を宿した紳士、或いは良心に縛られた悪鬼。正確にはその小説のモデルとなった人間。
- 彼はある裕福な資産家の子供として生まれ、賢明で善良な人々の元で誠実な人物として育ち、医学、民法学、法学、薬学などの博士号を取得した上に王立協会会員となり、新聞で取り上げられるほどの慈善家としても著名であり、将来を保証されていた。
だが、彼は「大きな欠点」と称している『耐え難きまでに迸る享楽性』を『浅ましき欲望』をひた隠しにしながら生きていた。
普通の人間が持つソレを病的なまでに恥し、自ら「善行と人徳に満ちた紳士」であろうと生きていた。
- やがてある友人と出会ったジキルは仕事をこなすうちに、この真理を確信したのだ。
- 善と悪。人間とは単一の性質から成るのではなく、二元的である。
- 同時に、『犯罪世界の皇帝』とも言うべき巨悪が存在する可能性を感じたジキルは悪に魅了され、それからは屋敷にこもって実験を行ってしまう。
科学と錬金術を用いて、人が有する善悪の要素を分離しようと―――
- ジキルは自己の人格から「悪」を切り離そうとしたが、それは叶う事はなかった。むしろ「悪」を形にしたような人格『ハイド』が顕われ、肉体と精神は変質してしまう。
『二重人格者』となって、それぞれの人格の入れ替えを繰り返した彼は、否、ハイドは多くの暴力を振るい続け、やがて倫敦を騒然とさせた上院議員の殺人事件を引き起こしてしまう。
- 彼は徐々にハイドになってしまう事に恐怖してしまう。だが、人が人である以上、「悪」を切り離すことなど出来はしないのだから。
- ■月■日。ジキルは変死体となって発見した。彼は、「自滅」という形で酷く錯乱した末に服毒自殺を遂げたのであった。
関連
- 二重人格
- 一人の人間が二つの人格を持つ状態。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』の解禁に伴い実装。また、第四特異点のクリアボーナスとして一騎確定で入手できる。
- ゲームシステム的には、平常時(ジキル)はアサシンクラスとして戦うが、宝具を使用することでバーサーカークラス(ハイド)へ変化する。
- Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツの時とクラスが違い霊基も安定していないためか、過去の聖杯戦争での記憶は断片的にしか保持できていない模様。
- Fate/Grand Order 英霊伝承 ~ヘンリー・ジキル/ハイド~
- 彼の生前の姿が描かれる。
人間関係
Fate/Grand Order
ジキル
- モードレッド
- 第四特異点で共に行動していた味方。とはいえ、勝手に真名を名乗ったり、お気に入りのソファを使うなどする自由奔放な彼女にだいぶ呆れていた様子。
- その一方で彼女の為に嗜好品を用意し、魔霧に包まれた街に出ていく際には護衛として全幅の信頼を置くなど、関係はなかなか良好だった模様。
- 期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル』や『水着剣豪七色勝負』でも共演しており、彼女の相方を通り越してもはや円卓関係者と見なされるようになってきつつある。
- ヴィクター・フランケンシュタイン
- スイス人科学者。
- 小説のモデルになった同名の魔術師ヴィクター・フランケンシュタインの孫で、彼自身も正真正銘の魔術師。モードレッドの言によれば元素魔術が好きだったという。用心深い老人で、結界や仕掛けで屋敷を防御している。
- ジキルとは同じ科学者として連絡をとりあっていたが、主人公たちと出会う前に「計画」に参加することを拒んだせいでメフィストフェレスによって殺害されていた。しかし死の寸前に、「魔霧計画」の存在と、それが「P」「B」「M」という英霊と思われるほど強力な三名の魔術師によるものであることを突き止めている。
- フランケンシュタイン
- 前述のフランケンシュタインの祖父である魔術師が創りだした人造人間で、英霊になる前の状態。彼女の体組成等の調査のため体をあちこち触ったことに文句を言われてしまう。
ハイド
- アンリマユ
- 「この世全ての悪」という規格外の存在の為、「一人の人間の悪性の化身」であるハイドにとっては憧れの対象。
- 岡田以蔵
- 期間限定イベント『水着剣豪七色勝負』で一緒にチンチロに挑戦していた。
- 結果はお察しの通りであり、あまりの惨状に裏に回っていたジキルがツッコミに入る程であった。
Fate/Grand Order 英霊伝承 ~ヘンリー・ジキル/ハイド~
- H氏
- 英国最高の探偵。生前のジキルは彼が解決した過去の事件の追跡調査などを行う、彼の協力者の一人だった。
- 彼の使用する資料を作成するため様々な事件を調査しているうちに、それらの事件の中心に「犯罪世界の
皇帝 」とも言うべき巨悪が存在する可能性を感じたジキルは悪に魅了され実験を行ってしまう。 - W博士
- H氏とジキルの友人である医学博士。なんらかの作品の発表も行っているらしい。
- ガブリエル・ジョン・■■■■
- 知人の弁護士で、自殺したジキルの遺体を発見した人物。
- 名前は一部伏せられているが、フルネームはおそらく「ガブリエル・ジョン・アタスン」。原典である「ジキル博士とハイド氏」の登場人物で、物語は主に彼の視点で進行する。
- サー・ダンヴァズ・ガルー
- 原典である「ジキル博士とハイド氏」の登場人物。ハイドによって殺害された。
その他
- ヘンリー・ジキル&ハイド
- 互いに分つことができない自分自身。
- ハイドは都合の悪い悪性を全て押し付けて品行方正に振る舞っていることからジキルを殺したいほどに憎んでいる。
- ジキルはその時の精神状態によって、ハイドのことは越えるべき業、都合良く利用する相手、嫌悪の対象など見方が変わってくる。
名台詞
Fate/Grand Order
- 「飲むしか……ないのか! ……来た、来た来た来た来たァッ!」
- 宝具発動。ジキルから反英雄ハイドへ入れ替わる霊薬を飲む。
- 「僕は、人の善と誠実を信じる。けれど俺はァ、人の悪逆をこそ愛する……!」
「俺はァ、人の善と誠実を憎む……! けれど僕は、人の悪逆をこそ憎む」 - マイルームでの会話。会話の最中に、二つの人格が入れ替わりジキルがハイドを御し切れていないのが分かる。
メモ
- フランケンシュタインに続く創作小説のキャラクターが英霊化したサーヴァントである。またその性質上真名が二つある珍しい英霊。
- 名前こそ伏せられているがH氏とW博士とはシャーロック・ホームズとワトソン博士、犯罪世界の皇帝とはモリアーティ教授のことだと思われる。
- 宝具を使い続けると発生する副作用は2017年1月現在明言されていない。原作を考えると、「無意識の内に勝手にハイドに変わってしまうようになる」「ジキルに戻る為にも薬を服用する必要が出てくる」「むしろハイドに変身しない為に定期的にジキルに戻る薬を飲み続けないといけなくなる」あたりだろうか。戦力が欲しいマスターにとってはともかく、本人にとってはいずれもロクなものでないことは確かそうである。
脚注
注釈
出典