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*[[ロマニ・アーキマン|ロマン]]によると「冠位の資格を持つ魔術師はみな優れた千里眼を保有する。たとえばソロモンは過去と未来を見渡す眼。ギルガメッシュ王は未来を見渡す眼。[[マーリン|そこのろくでなし]]は現在すべてを見渡す眼。それぞれに精度・距離の違いはあるが、いずれも“監視者”としての力を持つ」<ref group = "出" name = "『Fate/Grand Order』第7章「絶対魔獣戦線 バビロニア」第2節「人類最古の城塞都市」">『Fate/Grand Order』第7章「絶対魔獣戦線 バビロニア」第2節「人類最古の城塞都市」</ref>とのこと。 | *[[ロマニ・アーキマン|ロマン]]によると「冠位の資格を持つ魔術師はみな優れた千里眼を保有する。たとえばソロモンは過去と未来を見渡す眼。ギルガメッシュ王は未来を見渡す眼。[[マーリン|そこのろくでなし]]は現在すべてを見渡す眼。それぞれに精度・距離の違いはあるが、いずれも“監視者”としての力を持つ」<ref group = "出" name = "『Fate/Grand Order』第7章「絶対魔獣戦線 バビロニア」第2節「人類最古の城塞都市」">『Fate/Grand Order』第7章「絶対魔獣戦線 バビロニア」第2節「人類最古の城塞都市」</ref>とのこと。 | ||
**他のグランドクラスにも英霊に共通した特定の優れた能力があるかは不明。 | **他のグランドクラスにも英霊に共通した特定の優れた能力があるかは不明。 | ||
− | **上述のロマンの発言から[[ソロモン]]・[[マーリン]]・ [[ギルガメッシュ]] | + | **上述のロマンの発言から[[ソロモン]]・[[マーリン]]・ [[ギルガメッシュ]]の3人がグランドキャスターの資格所有者なのは間違いないように見える。しかし一方でギルガメッシュは終局特異点にて「自分は冠位ではない」という旨の発言をしている。これについてはギルガメッシュはあくまでグランドクラスの”資格持ち”なだけでグランドではない(またはなった経験がない)ではないか、この発言をしていたのがアーチャーとしてのギルガメッシュなのでグランドアーチャーではないという意味ではないか、など複数の説が上がっている。 |
+ | ***七章中で[[マーリン]]はグランドキャスターを自称するが、その後あくまで資格を持っているだけで霊基は普通のただのキャスターである旨を語っており、冠位資格を保有することと冠位ではない事が両立することは作中で示されている。 | ||
*[[マーリン]]も冠位の資格を持ってこそいるが、本来はどの並行世界でも死亡することがない存在であるため、そもそも英霊になること自体有り得なかった。 | *[[マーリン]]も冠位の資格を持ってこそいるが、本来はどの並行世界でも死亡することがない存在であるため、そもそも英霊になること自体有り得なかった。 | ||
**なおマーリンとほぼ同条件の人物として、本来は影の国で死ぬこと無く生き続け、そして槍を含めた武芸百般の[[スカサハ]]もいるが、彼女が冠位の資格を持っているかは今のところ言及がない。 | **なおマーリンとほぼ同条件の人物として、本来は影の国で死ぬこと無く生き続け、そして槍を含めた武芸百般の[[スカサハ]]もいるが、彼女が冠位の資格を持っているかは今のところ言及がない。 | ||
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**能力、逸話、どちらも水準が高く、そのクラスの頂点に立つもの。候補サーヴァントは一騎だけではなく複数おり、その時代の“超克対象”によって最終決定がなされる。 | **能力、逸話、どちらも水準が高く、そのクラスの頂点に立つもの。候補サーヴァントは一騎だけではなく複数おり、その時代の“超克対象”によって最終決定がなされる。 | ||
***アサシンのみ“山の翁”がグランドとして限定されていたが、それもバビロニアにおいて空席となった。<ref group = "出">週刊ファミ通 2020年8月13日号 『FGO』一問一答 p109</ref> | ***アサシンのみ“山の翁”がグランドとして限定されていたが、それもバビロニアにおいて空席となった。<ref group = "出">週刊ファミ通 2020年8月13日号 『FGO』一問一答 p109</ref> | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == |
2020年8月2日 (日) 20:30時点における版
概要
通常のサーヴァントよりも一段階上の器を持って顕現した英霊。
人間(霊長)と、人間によって築き上げられた文明を滅亡させる大災害、七つの人類悪を滅ぼすため、天の御使いとして遣わされるその時代最高峰の七騎。英霊の頂点に立つ始まりの七つ。
人類存続を守る抑止力の召喚、霊長の世を救うための決戦魔術である降霊儀式・英霊召喚によって召喚される。ちなみにソレを人間の都合で使えるように「格落ち」させたものが、召喚システム「聖杯戦争」である。
通常のサーヴァントと桁違いの力を誇っており、通常のサーヴァントを「個人に対する
その属性の頂点に立つもの、それが冠位の器を持つサーヴァント、グランドクラスである。
この力の差は英霊としての格や実力からなるものではない。これは権限の問題であり、一段階上の器を扱える権限こそがグランドクラスの強さである。
冠位クラスの適性(資格持ち)を含めるとこれまで登場したのは以下5人。
クラス | 名前 | 登場作品 |
---|---|---|
グランドキャスター | ソロモン | Fate/Grand Order |
マーリン[注 1] | Garden Of Avalon Fate/Grand Order | |
グランドアサシン | “山の翁” | Fate/Grand Order |
グランドアーチャー | 超人オリオン | Fate/Grand Order |
グランドランサー | ロムルス=クィリヌス | Fate/Grand Order |
※ギルガメッシュは冠位の資格を有する魔術師に挙げられているが、本人が冠位であることを否定している。詳細は後述メモ参照。
メモ
- “山の翁”は第七特異点において人類悪の一つティアマトに死の概念を付与する際に「冠位」クラスを放棄した。
- “山の翁”の冠位放棄タイミングとティアマトに死の概念を付与した時について、カルデアエースの対談にて奈須きのこが明確に回答しており、「個人の判断でカルデアに肩入れするということは、人類全体を救うために存在する"冠位"の資格を捨てる必要があります。ただ、その資格を捨てたとしても、“山の翁”自身の霊基の強さは依然として冠位級なんです。冠位を捨てて普通のアサシンクラスとなったからといって、自身の霊基の強さが落ちるわけではないんです。そして、その「優れた霊基」をすべて使っての「死の概念の付加」となります。ティアマトに死を教えたことで“山の翁”の霊基は通常のサーヴァントたちと同じ出力のものになりました。」とのこと。
- つまり、「冠位を捨てる」=「個人の判断で行動する条件」、「霊基の弱体化」=「死の概念の付加」である。
- “山の翁”の冠位放棄タイミングとティアマトに死の概念を付与した時について、カルデアエースの対談にて奈須きのこが明確に回答しており、「個人の判断でカルデアに肩入れするということは、人類全体を救うために存在する"冠位"の資格を捨てる必要があります。ただ、その資格を捨てたとしても、“山の翁”自身の霊基の強さは依然として冠位級なんです。冠位を捨てて普通のアサシンクラスとなったからといって、自身の霊基の強さが落ちるわけではないんです。そして、その「優れた霊基」をすべて使っての「死の概念の付加」となります。ティアマトに死を教えたことで“山の翁”の霊基は通常のサーヴァントたちと同じ出力のものになりました。」とのこと。
- ロマンによると「冠位の資格を持つ魔術師はみな優れた千里眼を保有する。たとえばソロモンは過去と未来を見渡す眼。ギルガメッシュ王は未来を見渡す眼。そこのろくでなしは現在すべてを見渡す眼。それぞれに精度・距離の違いはあるが、いずれも“監視者”としての力を持つ」[出 1]とのこと。
- 他のグランドクラスにも英霊に共通した特定の優れた能力があるかは不明。
- 上述のロマンの発言からソロモン・マーリン・ ギルガメッシュの3人がグランドキャスターの資格所有者なのは間違いないように見える。しかし一方でギルガメッシュは終局特異点にて「自分は冠位ではない」という旨の発言をしている。これについてはギルガメッシュはあくまでグランドクラスの”資格持ち”なだけでグランドではない(またはなった経験がない)ではないか、この発言をしていたのがアーチャーとしてのギルガメッシュなのでグランドアーチャーではないという意味ではないか、など複数の説が上がっている。
- 七章中でマーリンはグランドキャスターを自称するが、その後あくまで資格を持っているだけで霊基は普通のただのキャスターである旨を語っており、冠位資格を保有することと冠位ではない事が両立することは作中で示されている。
- マーリンも冠位の資格を持ってこそいるが、本来はどの並行世界でも死亡することがない存在であるため、そもそも英霊になること自体有り得なかった。
- なおマーリンとほぼ同条件の人物として、本来は影の国で死ぬこと無く生き続け、そして槍を含めた武芸百般のスカサハもいるが、彼女が冠位の資格を持っているかは今のところ言及がない。
- ホームズは中国異聞帯で始皇帝(真人躯体)と立ち会った際、「汎人類史であれば冠位に該当する霊基」と考えている。
- この設定の初出はFate/Grand Orderの第四特異点なのだが、「一つの巨大な悪に対し7つの人類最強で立ち向かう決戦術式こそが聖杯戦争の元」という描写に対し「プライミッツ・マーダーを御するには守護者七騎が必要であり、冬木の聖杯戦争はこれになぞらえている」という、昔に雑誌で紹介された設定を思い出したユーザーも多く、あのプライミッツ・マーダーがFate/Grand Orderに登場するかもと期待の声が上がった。
- その結果が終局特異点での彼である。とはいえ、結局彼は守護者七騎の手にかかることなく静かに舞台を降りていったが…。
- アルクェイドとサーヴァントの比較が、全力時のアルクェイドではなく30%時のものとなっているのはこの力関係からとのこと。
- 冠位クラスの資格と条件について
- 能力、逸話、どちらも水準が高く、そのクラスの頂点に立つもの。候補サーヴァントは一騎だけではなく複数おり、その時代の“超克対象”によって最終決定がなされる。
- アサシンのみ“山の翁”がグランドとして限定されていたが、それもバビロニアにおいて空席となった。[出 2]
- 能力、逸話、どちらも水準が高く、そのクラスの頂点に立つもの。候補サーヴァントは一騎だけではなく複数おり、その時代の“超克対象”によって最終決定がなされる。
脚注
注釈
- ↑ 英霊ではないので、本来は適性があるだけ。