思想魔術
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概要
東洋で使用される魔術体系であり、時計塔を始めとする西洋の魔術体系とは根本から異なる体系。
一般に「仙術」と呼称される中国の仙人が使用する魔術が代表的。
神代において西洋では「神」を媒介として根源と接続して現象を発生させるのが主流であり、後に魔術王が魔術回路を媒介として神なしで現象を発生させる方法論を編み出してそちらへとシフトしていった。
それに対して思想魔術では神ではなく「思想盤」と呼ばれる巨大な魔術礼装を根源に接続させ、思想盤に「思想鍵紋」を通してアクセスすることで現象を発生させる方法論を用いている。
思想盤は神代の中国の仙人達によって作成されたものと言われており、現代では新たに作成することは事実上不可能。
思想魔術の使い手の熟達とはこの思想盤に対してどれだけのアクセス権を持ち、どれだけうまく使用できるのかが重要となっている。アクセスできる領域が少なくても基本を積み重ねることでより大きな力を行使することも可能である。
行使するための思想鍵紋は師匠から弟子へと受け継がれていくものであり、魔術刻印のように血統には依存しない。
最上級の思想鍵紋を持っている者は「天仙」と呼ばれ、ゴーストライナーに匹敵する神秘を行使することすら可能となるが、そこまで行くとほぼ地球と一体化している状態で自我を維持するのが難しくなる。
使い手
- 無支奇
- 『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』に登場する仙人であり、下記の山嶺法廷から追放された元十官の一人。
- 白若瓏
- 『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』に登場する彷徨海の弟子。
- 太公望
- 『Fate/Grand Order』に登場するサーヴァントの一人であり、『封神演義』にも登場する名高い仙人。
- 「キャスタークラスならグランドキャスターだった」と自称する通り、思想盤の特権領域まで接続できる最上級の腕前の持ち主。
- 作中では地脈に干渉しての移動・逃走術、いわゆる土遁の術を多用している。
- アルターエゴ・リンボ
- 『Fate/Grand Order』の登場人物。平安時代の日本の陰陽法師であった蘆屋道満が安倍晴明への対抗心から自身を術式として独立させた存在。
- 「天竺は霊鷲山の法道仙人」から仙術の秘奥を教わったと自称しており、実際に疑似思想鍵紋を使用して思想盤の特権領域に不正アクセスしようとしていた。
- 徐福
- 『Fate/Grand Order』の登場人物。秦に仕えた道士。
- 道術(方術)という思想魔術の一種のスペシャリスト。サーヴァントとしては思想盤への接続は一定範囲に限られている。
- 徐福〔アヴェンジャー〕
- 上記の道術(方術)を人形操作に特化させている。
- 張角
- 『Fate/Grand Order』の登場人物。仙人から太平要術なる書を授けられ、天候を操る方法などの妖術を会得したとされている。
- 北米の大規模特異点では尸解を残して仙人に至っている。
関連
- 螺旋館
- 東洋における魔術組織。
- 思想魔術の使い手は基本的にここに所属しており、構成員の人数だけなら時計塔を上回るとも言われている。
- 山嶺法廷
- 東洋における魔術組織。
- 螺旋館より閉鎖的な組織であり、神代に思想盤を創造した仙人たちが所属していると言われている。
メモ
脚注
注釈
出典