陰陽師
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概要
陰陽術を行使する者。
創作においては日本版魔術師といったイメージが強いが、実態としては奈良・平安時代において朝廷の中心とも言える中務省配下の陰陽寮に属する、天文学・暦学・易学に独特の呪術体系を組み込んだ陰陽術を扱う者たちであり、現在でいう国家公務員クラスのエリートである。
現代においては、その存在と知名度を確固たるものにした平安時代の陰陽師、安倍晴明が代名詞とも言える程に有名で、宿敵とされる蘆屋道満と共に様々な創作物が作られている。
該当者
平安時代
- 安倍晴明
- 出自に関しては不明確であるが、西日本出身で平安時代中期に名を馳せた陰陽師でも代表的な人物。
- 天文学でも特に占星術を得意としており、現代での天文学にも匹敵する技能と精度だったとされる。
- Fate作品においても度々言及されており、『地獄界曼荼羅 平安京』では実際に術を行使していたが、その実体は依然として不明のままである。
- 蘆屋道満
- 播磨国出身で「道摩法師」の異名を持つ陰陽師。
- 安倍晴明のライバルとされ、彼に負けず劣らずの実力を持っていたとされている。
江戸時代
- 土御門泰広
- 安倍晴明を先祖に持つとされている一族、土御門家の第33代目当主。
- 土御門神道の開祖である土御門泰福の父親(または叔父)でもある。
- 『Samurai Remnant』では陰陽術に長けた様子を見せたが、それでもやはり安倍晴明には及ばない模様。
言及作品
メモ
- 陰陽師ではないが、安倍晴明の手ほどきを受けた紫式部も多少は陰陽術を扱える。
- 土御門泰広の弟である土御門隆俊については、陰陽道は不得手とのこと。
- しかし、彼の息子とされる土御門泰福は史実において、土御門家に朝廷の陰陽頭の地位を取り戻している。
脚注
注釈
出典