スプリガン
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スプリガン | |
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性別 | 男性 |
種族 | 人間 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
『Fate/Grand Order』に登場する妖精……と思われていた人間。
同ゲームのエネミーとして妖精「スプリガン」が登場するが、ここでは固有キャラクターとしてのスプリガンについて解説する。
- 略歴
- Lostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』で妖精國の都市のひとつ、ノリッジの君主にして「土の氏族」の氏族長として登場。
- 主人公一行にも理解のある素振りを見せ、ノリッジの鐘については「鳴らすことを黙認する」という形で解決させた。
- 実は彼は妖精ではなく『
漂流 』によって流れ着いた人間であり、汎人類史の幕末日本の薩摩出身の下級武士。「ナカムラ」というのが彼の本名と思われる。 - 外国交流や西洋文化に憧れて英国に留学を希望していたが叶わず、代わりに研修船の乗組員となって英国に渡り、交代の合間の休息を狙って辺りを散策していた所妖精國に迷い込んでしまい、以降は30年ほど奴隷として働き、「妖精は個体差が大きいため妖精のふりをすれば正体に気づかれない」という事に思い至り、「キャップレス」を名乗って土の氏族の一員[注 1]として活動し、最終的には先代のスプリガンを謀殺して「スプリガン」を襲名していた。
- 最初の頃は自分の地位に満足していた様だが、次第にただ人間の技術や文化を模倣をするだけで発展も交流も殆どない閉塞的な妖精國と、そんな風に創り上げたモルガンを強く憎む様になり、裏ではオーロラの策略に便乗する形でウッドワスと妖精騎士トリスタンを利用してモルガンを戦意喪失させて追い落とし、目的に王手をかけた。
- だが、ノクナレアの戴冠式の際に彼女が毒殺されてしまった上に厄災が各地で勃発したため、早々にオーロラを見切り慌てて逃亡。そこでようやく彼女の本性に気づいて愕然となった。
- 最期には兵士も領民も何もかもを見捨ててノリッジの本拠地に閉じこもって集めた芸術品に執着してたところ、窓越しに見た大厄災の実態を目にして我に返り、全てを諦観しながら崩落の中に消えた。
- 人物
- いかつい顔つきをしたとがった耳を持つ中年男性。
- 上記のように正体は人間であり、実年齢は100歳を超えるが魔術を含んだ偽装によってそれを補っている。
- 元々芸術品に興味があり、ノリッジの塔を百年かけて改修した「金庫城」と呼ばれる城塞に妖精國中から集めた芸術品を保管している。
- 権謀術数に長けているが、基本的には自分への損失が少なければより話が美味しい方へ転がればいいという商売人筋な性格。だが一方で自分がより安心出来る居場所に居ることを重要視しており、自ら表舞台に出るよりかは面倒な事は偉い者に押し付け、自分はそれを支援しつつ気ままに過ごせればいいという歓楽思考。
- その出自から人間に対しても理解があり、ノリッジでは「人間と妖精は対等である」という法が敷かれている。
- 能力
- 人間であるため妖精と比べるとその実力は及ぶべくもないが、人間ゆえの陰謀力や経営能力、技術力で土の氏族とノリッジの頂点に君臨している。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- Lostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』で現地人として登場。
人間関係
Fate/Grand Order
- モルガン (Grand Order)
- 妖精國の女王。
- オーロラと共謀して彼女を滅ぼしにかかった。
- なお、彼女自身については自分の境遇もあって嫌っていたが、妖精國の事は「少女の夢のようだった」とそれほど否定的ではない。
- 妖精騎士トリスタン
- モルガンを滅ぼすために利用した妖精。
- オーロラ
- モルガンを滅ぼすために手を組んだ相手。ゆくゆくは彼女を傀儡の女王に仕立てあげ、裏から適当に操りつつ自身は芸術品を主とする貿易交流をしながら気ままに暮らす予定だった。
- 途中まではうまくいっていたのだが、厄災が発生するに至って彼女の本質を理解してしまい、愕然とした。
- ノクナレア
- モルガン亡き後に女王に即位するはずだった妖精。
- 彼としては最後には彼女も用済みとして始末するつもりだったようだが、戴冠式のタイミングで毒殺されたことは完全に予想外であった。
- ボガード
- かつてノリッジの領有権をめぐって争い、勝利した相手。
名台詞
Fate/Grand Order
メモ
- 名前の由来は汎人類史の妖精「スプリガン」。古い遺跡とそこにある財宝を守護するとされている。
- 「厳重な要塞に籠り、芸術品を失わせないように守り続ける」という彼の最期の在り方は皮肉なことにそっくりである。
脚注
注釈
- ↑ 土の氏族を選んだ理由は、「技術」という分かりやすい価値観を共通認識として持っているおかげで外部から食い込みやすかったため。
出典