禁忌降臨庭園セイレム

概要

亜種特異点Ⅳ。十七世紀アメリカの因習に縛られた片田舎を模した舞台。

七つの特異点と終局特異点を解決した後の2017年、アメリカ合衆国のマサチューセッツ州に突如として発生した特異点。
領域内は下記の「ミスト」で覆われて米軍も魔術協会も侵入することが叶わず、唯一帰還できた使い魔によって内部の情報が明かされた。

内部では十七世紀のセイレム村に酷似した環境や文化で人々が生活を営んでおり、住民たちも基本的に全員が自分たちの生活環境に疑問を持っていない。
だが史実同様に謎の儀式を巡って村人たちが互いに疑心暗鬼になっていたり、グールと呼ばれる死体のような怪物が森の中で目撃されたりと不穏な状況になっている。

主人公達カルデア一行は「同時代レイシフト」によってセイレム内に侵入し、劇団を装うことで内部の調査を行って特異点の解決を目指すことになる。

キザイア・メイスン: 村の酒場の女将。; ゲーム本編では「村から逃げ出した」とのことで出番はなかったが、コミカライズ版では事態をかき回す役として出番をもらっている。

ミスト: 特異点全域を覆って外界から隔絶している暗黒領域。; 半径七キロ、高度600メートルくらいまでを覆っており、侵入を試みた兵士やジャーナリストや魔術師は誰一人戻ってこなかった。; 領域内に侵入しようとした無人車両やドローンは全て消失したり機能停止したりで使い物にならず、魔術的な使い魔も同様であったが、唯一とある人形遣いが作成した使い魔のみが侵入と機関に成功したことで、十七世紀以降の技術による産物は侵入できないことが判明した。

セイレム魔女裁判: 史実の17世紀アメリカのセイレム村で発生した惨劇。; 村に在住していた少女が行ったおまじないをきっかけに村人の間に疑心暗鬼が芽生え、互いを魔女だと告発し合って最終的には二百名が拘留されて十九人が処刑された。; 現在では閉鎖環境で発生した一種の集団ヒステリーであったとされている。