メディア〔リリィ〕
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キャスター (Grand Order)
- 真名:メディア〔リリィ〕
- 身長:149cm / 41kg
- 出典:ギリシャ神話
- 地域:ギリシャ
- 属性:秩序・善 / カテゴリ:地
- 性別:女性
- CV:野中藍 / キャラクターデザイン:こやまひろかず
- 設定作成:東出祐一郎
- 略歴
- 『Fate/Grand Order』第三章ではAD.1573年の大海原に召喚され、イアソンのサーヴァントとして従順に付き従う。
- 無論、サーヴァントである以上彼女は生前に関する記憶も全て持っているのだが、あえて何も知らない少女として振る舞うことをよしとしていた。
- しかし、主人公らによってヘラクレスやヘクトールが倒されイアソンと彼女はもはや絶体絶命の状況となるが、「守るため」と称してイアソンを魔神フォルネウスへと変貌させる。
- 敗北の後、彼女の上にいる何者の存在を匂わせ、主人公にささやかながら助言を残して消滅する。
- 人物
- 一人称は「私」。浮世離れした可憐なお嬢様。
- 可憐な立ち居振る舞いが特徴で、仲良しが一番であることを公言している。
- 基本的に良い子で、純真で人を信じやすいお人好し、しかし裏を返せば人間への不信に満ちており、彼女は「信じる」のではなく「信じたい」という思いが強い。
- また、浮世離れした性格に加え、天真爛漫が極まってサイコの域に達しており、善意からの行動も常軌を逸した方法を介することが多い。
- 能力
- 攻撃的な魔術はほとんど使用できないが、治癒系の魔術が得意。また、レイシフトで飛んだ先なら、魔術でいくらでも材料を錬成できる。
- 接触した対象の魔術回路構造を解析し、世界の何処にいようとも見つけ出すことができる。
- 「高速神言」こそ同じAランクであるものの、この姿では戦闘に長けないのは自他共に認めるところである模様。
- しかし神代の魔術師であり、幕間の物語「幸せのパンケーキ」では魔神柱の残留魔力を触媒に他の魔神柱を召喚するという芸当を見せた。
愛と癒やしの魔法少女 メディカル☆メディア
- 『Fate/Grand Order』期間限定イベント『プリズマ☆コーズ』に登場したキャラクター。
- 王女メディアをモデルにした魔法少女で、おとも「イアソンくん」を引き連れている。
- 彼女が治める「大海原と竜の国」はとても平和で住人は誰もがメディアとイアソンくんを崇めているが、その実態はメディアによる完全な統制国家。
- 平和を愛する事を標榜しているものの、わずかな犯罪を為した者を問答無用でブタに変えてしまうという独裁国家である。
- 彼女自身も非常に危険な性格で、嫌味半分で煽るイアソン君を問答無用で燃やしたり、竜牙兵5ダースとボトルシップ(衝角に竜骨を腐らせる呪い付き)を常備していたり、攻撃は得意ではないもののエグい方法(精神医療を応用した精神攻撃、変豚術、箱庭世界への幽閉)が多かったりとまごう事なきサイコである。
- ストーリー上では自分の国に来たイリヤ達を排除する為に行動し、次には不可侵の約束をしようとするが、いつまでも夢を諦めないイリヤに激昂し戦いを挑む。
- だが実際には数百年以上に渡り魔法少女同士で行われた殺戮に疲れきっており、敗北後は半ば押し付けるように自分の持っていた宝石(トモイの石と名付けていた)を渡した。(なお、未着手のキットへの未練から向こう数百年は消えるつもりはない模様)
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
キャスター | 主人公 (Grand Order) | E | E | D | A | A | C | 陣地作成:B 道具作成:B |
高速神言:A 耐毒:A うたかたの恋:B |
宝具
- 修補すべき全ての疵(ペインブレイカー)
- ランク:C
種別:対魔術宝具
レンジ:1
最大補足:1人 - 本来のメディアが持つ『破戒すべき全ての符』と対になる治療宝具。こちらも短剣の形をしている。
- あらゆる呪い、魔術による損傷を零に戻す。時間操作ではなく、本来あるべき姿を算定することにより自動修復している。“死”以外のあらゆる理不尽を打破できるが、死者だけは取り戻せない。
- また、零に戻す効果は記憶にも適合できるらしく、諍いを起こした2人組を刺して「喧嘩をする前の正常な状態」に戻して仲直りさせた。
- 『Grand Order』では味方全体の弱体状態を解除、HP大回復、弱体耐性大アップという効果になっている。
真名:メディア〔リリィ〕
- コルキスの女王メディア、彼女が「魔女」と呼ばれる前の姿。ちなみに年齢は14歳となっている。
純粋無垢、可憐な少女であった彼女に「コルキスの魔女」の面影は未だない。
イアソンに籠絡される前、魔術をヘカテーより学び、蝶よ花よと育てられている。
- 外の世界を知らずに育った彼女は、しかし自由になる羽を欲しがった訳でもなく、広大な外界に憧れていたわけでもない。
生まれ育った国を愛し、山の中で人生を終える事に満足していた。
可憐な立ち居振る舞いから誰にも愛される少女であり、アルゴナウタイがコルキスに来訪しなければ幸福な一生を送っていただろう。
- 否、後に彼女の運命を狂わすであろう英雄、イアソンさえいなければ、メディアは魔女と呼ばれずに済んだのに。
登場作品と役柄
- Fate/Grand Order
- キャスターのサーヴァントとして登場。レア度はSR(☆4)。イラストレーターはこやまひろかず氏。第三章クリア後に召喚に追加される。
- 設定通り、スキルも宝具も回復系に極振りされた、純然たるヒーラータイプと言える性能を持つ。
- ちびちゅき!
- 所属不明。ぐだ男達をお月見に誘っていた。
人間関係
Fate/Grand Order
- ソロモン
- 神代の魔女である彼女をして、魔術師としてまったく敵わない相手。
- 彼に出会ってしまったことで絶望し、イアソンを唆して人理を焼却しようとする。
- アストルフォ、ジャンヌ・ダルク
- キャラクエにて喧嘩していた二人を仲裁し、仲直りさせる。
- 単なる口喧嘩が発展した感じだったので、両方とも短剣で刺して「喧嘩前の精神状態に戻す」という非常に乱暴な方法であったが。
- ギルガメッシュ、イスカンダル
- キャラクエにて喧嘩していた二人を仲裁し、仲直りさせる。
- 互いに言いたい事を言っているだけなので、双方の言葉を聞いた後にパンケーキをごちそうしたら解決したとのこと。
メディカル☆メディア
- イアソンくん
- 自身の守護獣。
- 発言の都合のいい部分だけを聞き取ったり怒ると燃やしたりと若干扱いが酷くなっている。
- エウロペ
- 「超合金タロス像」をあげちゃった相手だとか。
- ギリシャ神話では有名な女性が元ネタなのであろうが、どのような魔法少女だったのだろうか。
- イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (プリズマ☆イリヤ)
- 敵対する魔法少女。
- 自分より他人を優先し、夢や理想を諦めない彼女に「国を出る前の自分」を見いだし、怒りと嘆きから激昂した。
生前
- イアソン
- 未来の夫であり、自分を裏切る存在。
- キルケー
- 「お姉さま」と呼ぶ師であり姉弟子。
- 「温情措置は刑罰をやりきった後にゆっくり行えば良い」とかなり物騒な教訓を与えられたらしい。
その他
- メディア
- 未来の自分。
名台詞
Fate/Grand Order
- 「どうか誰も傷つけぬ、傷つけられぬ世界でありますように……『
修補すべき全ての疵 』!」 - 宝具発動。病は癒え、傷は塞がり、あるべき姿を取り戻す。
- ……とても可愛らしい言葉なのだが、魔神柱を回復するときもこの言い方なので若干怖い。
- 「はい、嘘ではありません。だって、時代が死ねば世界が滅ぶ。
世界が滅ぶということは、敵が存在しなくなる。ほら――無敵でしょう?」 - 第三特異点で「目的を果たせば無敵の力が得られるのではなかったのか?」と問い詰めるイアソンに対して。
- イアソンの目的は、神であるエウリュアレを『契約の箱』に捧げることだったが、それは「あの御方」のいう無敵の力を得るのではなく、人類史が崩壊するものであった。
- 彼は「理想の国」を作ることが目的で、人類史が滅びればそれが叶わなくなる。自分を欺いたことに問いただすも……。
- 「―――戦う力を与えましょう。抗う力を与えましょう。
ともに、滅びるために戦いましょう。
さあ、序列三十。海魔フォルネウス。その力を持って、アナタの旅を終わらせなさい!」 - 第三特異点の最終局面で彼を「守るため」にイアソンを強制的に魔神柱の依代に捧げて、彼女は共に滅びようとする。
- 序列三十。魔術王の使い魔が魔神柱「フォルネウス」。こうして主人公たちは二体目の魔神柱に挑むこととなった。
- 「裏切られても、罵られても、そもそもの発端から騙されていたとしても。
彼女はイアソン様が本当に、本当に大好きだった。あなたは神の力を授けられながら―――
どこまでも、無邪気だった。拙い宝物を与えられてはしゃぐ子供のように。
どうしようもなく残酷で、全く無邪気なあなた。弱い癖に、人を引きつけて離さないあなた。
それがイアソンだった。それが彼女の初恋だった。
でもあなたはすぐに全てを裏切る。そういうふうにしか生きられない人だから。
だったら―――裏切られないように世界ごと沈んでしまったほうが楽でしょう。
アナタは永遠に―――国 に帰ってはいけなかったの。」 - 第三特異点で主人公たちに敗れた後の台詞。イアソンは自分を利用した彼女に呪詛をぶつけながら消滅したのであった。
- 「……それを口にする自由を私は剥奪されています。魔術師として私は彼に敗北していますから。」
ロマン「サーヴァントとしてではなく、魔術師として王女メディアが敗北した……!?それはつまり―――」
「ええ。どうか覚悟を決めておきなさい、遠い時代の、最新にして最後の魔術師たち」
「アナタたちでは彼には敵わない 魔術師では、あの方には絶対に及ばないのです」
「だから―――星を集めなさい。いくつもの輝く星を」
「どんな人間の欲望にも、どんな人々の獣性にも負けない、嵐の中でさえ消えない宙を照らす輝く星を―――」 - 第三特異点で消え去る時に黒幕を問われて残した言葉。神代の最高峰にいる彼女ですら勝てなかった王の恐ろしさを語り、自由を奪われて従わざるを得なかった彼女にできた唯一の抵抗。
- 『星を集めよ』―――それこそが人理を焼き尽くそうとする王に抗うための道筋として。
- 「ほーら、痛くない、痛くない〜☆ 魔法の粉でどんな悩みも消えていけ〜☆」
- イベント『セイバーウォーズ』にて、「みんな仲良く」と言いつつジークフリートに囁きかける言葉。
- 確かに彼女は回復専門で、ハーブ系の魔術もよく使うのだが、どうにも危険な響きがするのは気のせいだろうか。
- 「この程度なら、唾を付ければ治りますよ。チュッ」
- マイルームでの絆会話Lv.3。この言葉に優しさを感じるか、突き放す厳しさを感じるかはマスター次第。
- 「小さくなぁーれ、小さくなぁーれ…… ボウルで跳ねる小麦粉みたいに小さくなぁーれ……」
「ぺったん、ぺったん、メイプルぺったん…… スプーンひとさじ、苺みたいに小さくなぁーれ……」 - 幕間の物語にて、召喚した魔神柱ハーゲンティの核をパンケーキに変換する際の呪文。
- かわいらしい響きではあるが、やっていることは大人モードのバッドエンドの一つで、士郎を投影杖に変換しているのとまったく同じであると考えると背筋が凍ってくる。
マンガで分かる!Fate/Grand Order
- 「えっと……」
「霊基売却のときの確認画面で売るカードのサムネを表示してほしいです……」
「そうじゃないと売るときドキドキしちゃうんです……」 - 「もっとマンガで分かる!Fate/Grand Order」第39話にて、ぐだ子に「運営へのクレームを言え」と命令された際の台詞。
- この直前にジャンヌが上記の命令に対してぐだ子が常々言っている「宝具演出をスキップできるようにすべき」と主張して「私の部下に太鼓持ちはいらない」と殴り殺された後だったため、殺伐とした空気に包まれたのだがメディア・リリィのこの発言によって「かわいい……」と一気にほのぼのした空気になった。
- 余談だが、この話が掲載された直後のアップデートにて本当に売却時のサムネが表示されるようになった。
運営に対しては脅すよりおねだりする方が効果的ということか。
メモ
- 初出は「Fate/complete material IV Extra material.」の初回特典のアレ本に乗っていたイラスト。その時点では「キャスターリリィ」という名前で『stay night』本編の大人のメディアのリリィ化だった。
- キャラクターデザインを担当したこやまひろかず氏によると、セイバー・リリィに対抗してデザインという、あくまでも冗談であったが、目につけたある人物がこれを「リファイン化してロリ化してくれ」とオーダーをしたとのこと。
- また、『Fate/Grand Order』では氏が最初にデザインしたキャラクターである。ちなみに彼女は、『hollow』に出てきた「短髪メディア」とは別パラレルの存在とのこと。
- 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』の作者であるひろやまひろし氏曰く、もしも発表順が逆だったらイリヤのキャスターの夢幻召喚のデザインをこちらにしたかったとのこと。
- キャラクターデザインを担当したこやまひろかず氏によると、セイバー・リリィに対抗してデザインという、あくまでも冗談であったが、目につけたある人物がこれを「リファイン化してロリ化してくれ」とオーダーをしたとのこと。
- 成長したメディアが「裏切りの魔女」の異名を持つのに対し、リリィは自称「仲良しの魔女」。しかしユーザーからはしばしば「目が死んでる」と恐れられている。
- 作中における描写から、かなり早期からユーザー間では「サイコ」と見なされてきた。そして『Fate/Grand Order』期間限定イベント『プリズマ☆コーズ』にて、とうとう公式からもサイコ呼ばわりされた。
- 料理があまり上手ではない大人バージョンと比べると、お菓子作りを得意とする描写が多く出てきている。
- ただ、メディアが料理下手なのは計量をきっちりやりすぎるからなので、逆に正確な計量が求められるお菓子作りの方が向いているのかもしれない。
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