セイバー
セイバー (Saber)
剣士の英霊。
「三騎士」の一角。バランスが取れた能力から「最優」と称される。
魔力を除いた能力値が水準以上の英霊でないと該当しない。
クラス特性として、「対魔力」と「騎乗」を保有する。
これまで登場したのは以下24人。
該当する英霊一覧
英霊の個体能力に拠らないクラス基本能力:筋力A 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運D
クラススキル:対魔力、騎乗
『Fate/Grand Order』では、ランサーに強く、アーチャーに弱いクラスになっている。
『Fate/mahjong night 聖牌戦争』では、安定した打ち回しと耐妨害スキルによってオールラウンドに戦えるクラス。
物理的他家妨害スキルに頼らざるを得ないバーサーカーには強いが、速攻と爆発力に長けたライダーが苦手。
メモ
- クラス名がSwordsman(=剣士)ではなくSaber(=剣)なのは、旧Fateを書いた高校生当時やっていたメガドライブのシューティングゲーム「サンダーフォースIII」の武装であるセイバーに由来。(三騎士の他のクラスも同様で、ランサーも同作の武装、アーチャーも当初は同作の武装であるハンターの名称を使っていたとのこと。)
- 旧Fateではセイバーをもじったセイヴァーのクラスが居て、そのオマージュとして後に別の作品にセイヴァークラスが採用された。(一方、リメイクされた『Prototype』では不採用になった。)
- 『Grand Order』を除けばいずれもそれぞれの作品で中心的な役割を果たす人物ばかりで、非常に優遇されている。
- 剣以外の武器は勿論の事だが、騎乗物も宝具として使わない傾向がある。例: アルトリアの馬達、ネロの戦車など。
- クラス特性として騎乗スキルを有するが、上記のような理由により、活用するには別途乗り物を用意しなければならない。
- 聖杯戦争に参加した初代セイバーの苦戦の多さから一部では微妙なクラスかと思われていた時があった。
が、後に登場したセイバー達にも、非常に扱いやすくて忠実な者もいれば、命令無視などの問題行動もとる者もおり、戦局や戦う相手との相性やマスターとの関係に左右されやすく、結局はそのもの次第と言った所である。 - ちなみに誤解されやすいが、「最も優れたサーヴァント」という評価は冬木の聖杯戦争において常に最後まで勝ち残った実績から来た物で、別に「セイバーが他のサーヴァントよりも強い」「セイバーを呼べれば楽勝」という意味ではない。
話題まとめ
- 「セイバー顔」
Fateシリーズにおける不文律、あるいは暗黙のルール、要するに武内。
一時期までは登場していた女性セイバー全員(アルトリア、ネロ、モードレッド、沖田)が「セイバー顔」、つまりはアルトリアの容姿を意識したデザインで描かれていた。この共通点は女性のセイバーのみに見られるもので、一種の掟のようなものになっていた。その徹底ぶりはファンの間のみではなく、公式でもネタにするほど。- 我々読者視聴者プレイヤーからしたら「そっくりさんだらけだな」という感覚だが、作中的には「容姿は見間違えるほど似ていない」設定の様子。
青と赤のセイバー両者と面識を有するギルガメッシュやガウェインが両者の容姿に関してそこまで反応を示さなかったり、セイバーと麗しの聖処女を人違いしたジル・ド・レェもギャグな外伝で赤セイバーに「金髪ショートで男装しているからジャンヌというわけではない」とはっきり見分けたり(そもそも彼の人違いは双方のオーラの輝きが似ていたところが大きい)と、存外皆しっかり判別している。 - ルーラーに関しては武内氏曰わく「デザインはセイバーを意識していない」との事でセイバー顔扱いはしていない。奈須氏も彼女をセイバー系ヒロインである事を否定している。
エイプリルフール企画では青セイバーにセイバー系ヒロインの一人として狙われていたが、弓塚さつきからは似ていないと評され、彼女もキャラクター視点で言えばセイバーとは全然似てないらしい。 - そんな鉄の掟の中、『Fate/EXTRA CCC FoxTail』に登場した鈴鹿御前で、初の「セイバー顔」ではない女性セイバーが生まれることとなった。
- これは本作の作画担当であるたけのこ星人氏が当初キャラクターデザイン・設定を担当する予定だったところが大きいかもしれない。
- 『Grand Order』ではセイバースレイヤーこと謎のヒロインXが所有する宝具『無銘勝利剣』の効果が、そのままずばり「〔アルトリア顔〕特攻攻撃」となっている。
この効果範囲はアルトリアやモードレッドは勿論、作中視点ではそこまで似ていないとされるネロやジャンヌにも適用される。ヒロインX的には彼女たちもセイバー顔として認識&討伐対象であるようだ。
- 我々読者視聴者プレイヤーからしたら「そっくりさんだらけだな」という感覚だが、作中的には「容姿は見間違えるほど似ていない」設定の様子。