Fate/Grand Orderシナリオ一覧

提供: TYPE-MOON Wiki
2016年6月30日 (木) 01:33時点におけるエリアル (トーク | 投稿記録)による版 (記事肥大化に伴い『Fate/Grand Orderイベントシナリオ一覧』を分割。)
ナビゲーションに移動 検索に移動

Fate/Grand Orderシナリオ一覧

Fate/Grand Order』でのシナリオ一覧。

シナリオ

メインシナリオ

シナリオライターは東出氏と桜井氏が交互に担当。奈須氏は序章や各章の冒頭と終わり、キャラクターの口調監修、ボスを倒した後のまとめ等、「章内の物語」が終わった後の「FGOとしての物語」を担当している[1]。なお、現在のものは竹箒日記によると第一部である。

序章「特異点F 炎上汚染都市 冬木」
シナリオ担当:奈須きのこ
西暦2004年の日本の地方都市、冬木市を舞台にしたシナリオ。
比喩ではなく町の全てが燃え盛っている光景は十年前の大火の比ではなく、未確認座標としか表記されないそれは元の場所の名前すら判別が不可能なほどの有様。
元々は『stay night』同様に大聖杯を巡っての聖杯戦争が繰り広げられていたようだが……。
現在ではもはや人間の気配は無く、正体不明の魔物と聖杯戦争の参加者だった七騎のサーヴァントが残るのみとなっている。
戦場となる市内各所は、大橋、教会、港など、以前からのFateユーザーには見慣れた場所が揃う。
「TYPE-MOONエース Fate/Grand Order」によると、マップには明らかに「とある宝具」をぶっ放した跡が一直線に延びている。
なおこの章のステージBGMは『stay night』の初期タイトル及び劇中曲「Into The Night」のアレンジである。
第一章「第一特異点 邪竜百年戦争 オルレアン」
シナリオ担当:東出祐一郎 / 監修・加筆:奈須きのこ
ジャンヌ・ダルクが火刑に処されてから日がさほど立っていない西暦1431年のフランスを舞台にしたシナリオ。
死んだはずの聖処女が復活し、竜の軍勢を率いて街々を滅ぼしているというが…?
全体を通してワイバーンとその亜種が大量に出没する。ライダークラスの彼らに有利をとれるアサシンのサーヴァントが活躍する章。
なお、この章におけるマリーサンソンアマデウスのやりとりはほぼ奈須きのこが執筆している[1]
第二章「第二特異点 永続狂気帝国 セプテム」
シナリオ担当:桜井光 / 監修・加筆:奈須きのこ
第五代皇帝ネロ・クラウディウスによって統治されていた西暦60年の古代ローマを舞台にしたシナリオ。
複数の皇帝が集まり正当なローマ帝国を名乗る「連合ローマ帝国」が突如出現し、本来のローマ帝国と戦争を行っている。
全体を通して人間の兵士が多数出現する。彼等及び一部のボスサーヴァントに有利をとれる三騎士のサーヴァントが優位に立てる章。
第三章「第三特異点 封鎖終局四海 オケアノス」
シナリオ担当:東出祐一郎 / 監修・加筆:奈須きのこ 11月5日のアップデートにより追加
幾多の海賊が財宝を求めた時代、西暦1573年を舞台にしたシナリオ。人理焼却により海を四方に閉ざされ、更に様々な時代、地域の海が封じ込まれている。
ライダー、アーチャー、バーサーカークラスの敵が多数出現する。彼らに有利なランサーやアサシン等が育っていると多少楽になる。
なお、基本シナリオは東出祐一郎担当だが、シナリオ中のフランシス・ドレイクの台詞は全面的に奈須きのこが担当している[2]
第四章「第四特異点 死界魔霧都市ミストシティ ロンドン」
シナリオ担当:桜井光 / 監修・加筆:奈須きのこ 12月28日のアップデートにより追加
産業革命を迎え人類が著しい発展を遂げた時代、西暦1888年の大英帝国ロンドンを舞台にしたシナリオ。
全く視界が効かない程の濃霧に覆われており、人体に有害な程の濃度の魔力を含んだソレの中では、ホムンクルスや機械人形が動き回っている。
全体的にアサシン、キャスター、ランサークラスが多数出現し、中盤からはセイバークラスの敵も多数出現。
シナリオもほぼ折り返し地点なだけあって敵もかなり強くなってきており、有利なクラスのサーヴァントがいないと厳しい戦いになる。
また、今までイベント報酬以外での入手が不可能だったいくつかの素材アイテムをドロップする敵が本章にあわせてようやく実装された。
ちなみに、シナリオ中のアンデルセンの台詞は全面的に奈須きのこが執筆している。
このシナリオは、舞台設定からか桜井氏のスチームパンク作品からのセルフオマージュと思しき要素が散見される。
特に「碩学」と言う見慣れない単語が頻出するが、これは辞典などにも載っている「広く深い知識(を持つ人)」という意味合いではなく、桜井作品における「偉大な科学者の尊称」としての用法で用いられているため、注意が必要。
第五章「第五特異点 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム」
シナリオ担当:東出祐一郎 / 監修・加筆:奈須きのこ 3月30日のアップデートにより追加
独立戦争の最中にある、西暦1783年の北アメリカを舞台にしたシナリオ。本来ならばイギリス本国とその植民地の民がアメリカという領土をかけて戦っているはずなのだが………。
現在はケルト神話縁の戦士たちとそれに対抗するレジスタンスが東西に分かれて相争う戦場が展開されている。
今回のシナリオ追加に当たって強力な大型ボスが四種追加され、それぞれ専用のドロップ素材も実装された。また、本章以降実装された新規サーヴァント達は強化にこれらの素材を必要とするものが多い。
なお、「イ・プルーリバス・ウナム」とはラテン語で「多からなる一」を意味する言葉であり、アメリカという国を指している。
また、遠く違う世界のアメリカを舞台にした偽りの聖杯戦争を意識したような台詞や単語が見受けられる。
第六章「第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット」
現時点では名称のみ確認できる。
当初のタイトルは「第六特異点 神聖円卓領域 エルサレム」だったが、4月27日のアップデートにより変更された。

イベントシナリオ

期間限定で行われるイベントシナリオ。基本的にギャグシナリオが大半で、キャラクターも本編と比べてかなりはっちゃけている。詳細はFate/Grand Orderイベントシナリオ一覧へ。

メモ

  • 先述のとおり、第六特異点のタイトルがエルサレムからキャメロットに変更されたが、ファンの間では宗教的な問題が絡んでいると推察されている。
    • そもそもエルサレムとは、エルサレム神殿が置かれていた場所にして古代イスラエル・ユダ王国の首都であり、「聖杯」という概念を生み出したかの者が処刑された地でもあり、かの預言者が一夜のうちに昇天する旅を体験した場所とされ、三つの宗教にとっての共通の聖地となっている。
      つまり、エルサレムは宗教的にも非常にデリケートなものであり、今もなおこれに関わる問題が起きているため、変更されるのは是非もないかもしれない。

リンク

脚注

  1. 1.0 1.1 『月刊コンプティーク』2015年12月号106ページ「東出祐一郎・桜井光 Fate/Grand Orderシナリオ対談」
  2. 東出祐一郎Twitter