ニトクリス

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キャスター

  • 真名:ニトクリス
  • 身長:162cm / 体重:51kg
  • 出典:史実
  • 地域:エジプト
  • 属性:秩序・善
  • 性別:女性
  • CV:田中美海 / キャラクターデザイン:縞うどん

魔術師」のクラスのサーヴァント

略歴
『Grand Order』第六章ではAD.1273のキャメロットにサーヴァントとして召喚され、オジマンディアスに忠誠を誓っている。
百の貌のハサンに捕縛されたところを主人公達に助けられるが、間が悪く主人公達が捕縛していると思い込んで戦闘を仕掛けるが、ベディヴィエールによって誤解は解かれた……のだが、今度はその不審な言動からスフィンクスをけしかけるなど再びこじれつつ、オジマンディアスのもとへ案内した。
オジマンディアスが聖杯を持つため主人公達とは敵対寄りの関係ではあるものの、それからも機会があれば何かと手を貸していた。
人物
天空神を表した魔術触媒と露出度の高い格好が特徴な褐色肌の女性。
基本的には楚々とした聡明な人物であり、危険や危機に対しても常に冷静に、最善手を導き出すことが可能な知性と精神力を有している。
一方で心の裡に燃え盛る激しい意思が在るのか、緊急時になると性格が変わって短気と早とちりを繰り返す事がある。
神の子であり、神へと至る王であるファラオとしての自覚をきちんと有しているが、考えが人間臭い上に人情に篤く、俯瞰的に捉えることができない等、ファラオとしての威厳はあまりない。
聖杯にかける願いは「兄弟たちが永遠の国で安らかに暮らす」こと。
能力
紀元前二千年以前の神秘を備えており、古代エジプト由来の使い魔としてメジェドや黄金スカラベ、マミーを召喚させる。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
キャスター 主人公 (Grand Order) E E C A B+ B+ 陣地作成:A
道具作成:B+
神性:B
エジプト魔術:A
高速神言:B
天空神の寵愛:B

宝具

冥鏡宝典(アンプゥ・ネブ・タ・ジェセル)
ランク:B+
種別:対軍宝具
ニトクリスの鏡。冥界、あるいは暗黒の異界の姿を映す鏡であるとニトクリス本人は語っているが詳細は不明だという設定。ニトクリスの精神を映し出している可能性もあるらしい。
『Grand Order』第六章では『光輝の大複合神殿』を破壊しようと放った『裁きの光』を防いでおり、これによって『光輝の大複合神殿』を聖槍の外殻に特攻するだけの時間稼ぎに成功した。
ゲームモーションではアヌビス神の頭上から悪霊らしきものを召喚させる。

真名:ニトクリス

二トクリス。古代エジプト第六王朝にて、僅かな時期に玉座に在った魔術女王。奇しくもバビロンの古き女王と同じ名を有する。
愛しき兄弟を謀殺した有力者たちによって傀儡として押し上げられた。だが彼女はそれでファラオになった訳ではなかった。
彼女は許せなかったのだ。ファラオを愚弄した逆臣たちを。ファラオを愚弄した愚者たちを。愛しき兄弟を慈悲なく謀殺した醜きものどもを。
逆臣たち全員をナイルの流れの底に沈めて溺死させ、復讐を果たした後に死後の復活の備えもなく自ら命を絶った。
だが謀殺された兄弟たちが無事に死後の世界「永遠の国」へ辿り着けたか分からず、祈るしかない。故にこそ彼女は聖杯に願いをかけたのだ。
――――「兄弟たちが永遠の国で安らかに暮らしますように」。

関連

ファラオ
民を統べ地に君臨する支配者であると同時に、神へと至る者。
ファラオは時代等によって神性が変化するが、彼女は天空神ホルスの子であり、化身とされる。

登場作品と役柄

Fate/Grand Order
キャスターのサーヴァントとして登場。レア度はSR(☆4)。イラストレーターは絹うどん氏。
スキルも含めて宝具による即死攻撃に特化しており、即死が通る相手には滅法強いが、サーヴァント戦には向かないという尖った性能。

人間関係

オジマンディアス
第六章で仕えていた偉大なるファラオ。「真なるファラオ」と呼び、その心に深い憧憬を抱いている。
イスカンダル
偉大なファラオである彼やオジマンディアスの前ではニトリクスは竦んでしまうらしい。
玄奘三蔵
第六章で敵対した際のことを根に持っており、女性の身で長物や拳を振り回している姿に怒っている。
エリザベート・バートリー
悪魔的外見で竜の娘でアイドルと言い張る姿に「盛り過ぎ」とツッコミを入れている。
もっとも、主人公からは「仲良くなれそう」と、同類項と見なされているようであるが。
マシュ・キリエライト
第六章において、彼女がマスターと共に戦う姿を見て「自分と同じく戦いを怖れているが、それを誤魔化さず奮い立っている」と好感を抱いた。

名台詞

「愚かな……具体的にどこがと言われれば困りますが、愚かな。」
戦闘開始時。ファラオとしての威厳を出したいのだろうが、逆効果にしかなっていない絶妙なポンコツ具合である。
「ふふっ、ニトクリスの鏡を見たいのですね?」
「屍の鏡。暗黒の鏡。扉となりて、恐怖を此処へ……『冥鏡宝典アンプゥ・ネブ・タ・ジェセル』!」
宝具選択&発動。冥界を映し出す鏡より多数の死霊を召喚し、ファラオの敵対者を死へと導く。
「可愛い死霊が、ざざーん、ざざーん。」
宝具選択時のもうひとつの台詞。
可愛い…のだろうか?
「サーヴァント・キャスター。天空の神ホルスの化身、ニトクリス、召喚に応じました。
 このようにファラオではありますが、私はあまりに未熟の身。故に、今回だけ特別に貴方を「同盟」の相手と認めましょう。
 ……ですがその前に、言うべき事は言っておきます。…オホン(咳払い)頭を垂れなさい。不敬ですよ!」
召喚時。神へと至る支配者であるファラオでありながら、自分の未熟さを認めマスターとサーヴァントの関係ではなく「同盟関係」として協力を約束してくれる、のだが…。
威厳を出そうとしてのことか、加えた最後の台詞で色々と台無しである。
「どうにもあなたは私への畏敬が足りていません! 今更言うまでもないことですが私は天空の神にして、冥界の神。そして、ファラオなのですよ? 只人であれば、ははーっ!っと平伏するところなのです!
 ……え? 盛りすぎ? 天空なのに冥界とか落ち着かない? それは…言われてみると…そうですね。……気づかなかったわ…。」
「ああ!またこんなに部屋を散らかして!なぜファラオである私が同盟者と言えど、只人の部屋を掃除しなくてはならないのでしょう!
 ……え?いつものマミーにやらせないのか?ですか?当然です。あなたの世話をするのは私の役割。私の臣下たちの役割は、私の敵を倒すことです。」
絆Lv2~3でのマイルームでの台詞。ファラオの威厳はどこへやら、主人公の部屋を掃除するなど、もはや世話女房の域に達している。
「マスター、先程廊下でおかしなサーヴァントとすれ違いました。赤い髪、悪魔の角、悪魔の羽、悪魔の尻尾……それでいて、自分を竜の娘だと言い張り、あまつさえアイドルだというのです。
 私も天空の神だったり冥界の神だったりしますが、いくらなんでも盛り過ぎでは……?
 え? 似てる? きっと仲良くなる、ですか……?」
同じく属性てんこ盛りサーヴァントである、某ランサーを所持している際の台詞。
現時点では本編またはイベントシナリオでの共演はないが、いずれアイドルユニットの結成も近い…?
「ふぅ……。ようやく私らしい姿になりました。これが本来の私ですので、今までのことは忘れるように、マスター。
 ……どうしてか? ですって? 今までの服装は必要最低限のものでしたので、恥辱に耐えていたのです!」
1回目の霊基再臨時の台詞。再臨により装飾具や腰布が増える。
本編第6章でもこちらの姿で登場するのだが、召喚時の初期状態では特に下半身はパンツのみと言っても過言ではない涼しげなスタイルをしており、さすがに恥ずかしかった様子。
とはいえ、全体的な露出度の高さはそう変わっていない。
「これは……! 生前では至れなかった、目指していた私の姿……。
 ありがとう、礼を言います。我が得難き契約者よ。未熟なファラオたる私を、あなたは真なる高みへと導いてくれたのですね。」
3回目の霊基再臨時の台詞。
髪の色が紫と黄金の縞模様に変化するなど、見た目もだいぶ派手になる。
さらに、胸のサイズと露出度が増す
「今や私は真なるファラオ……。以前のような未熟者ではありません。さぁ、どうぞこちらへ、マスター。
 今宵はたっぷりあなたにとって最も優れたサーヴァントが誰なのかを教授して差し上げましょう……」
4回目の霊基再臨時の台詞。
最終段階のセイントグラフもさる事ながら、何かイケない方向に想像してしまいそうな…。

メモ

  • 担当声優である田中美海氏はTYPE-MOON作品参加は『Fate/Grand Order』のニトクリスが初となる。
    • 実は小学生時代に『Fate/stay night』のアニメを見て『Fate』のファンになり、『Grand Order』も以前からプレイしていることが明らかになっている。
  • 具体的な史料が存在しておらず実在が疑われているファラオだが、『Fate』においては実在している模様。
    • 実在の場合、出身年代は紀元前22世紀となる。既出のサーヴァントの中ではギルガメッシュに次いで非常に古い。最初に女性としてファラオになった人物でもある。
  • おそらく歴史上の本人よりもむしろクトゥルフ神話で創作されたアイテム「ニトクリスの鏡」の所有者として有名な存在。
    • クトゥルフ神話における「ニトクリスの鏡」は地獄めいた世界への門となっている鏡で、ニトクリスはこの鏡の中から出てくる妖異を利用して政敵を殺害していたという設定。

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