キングプロテア (Grand Order)
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アルターエゴ | |
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真名 | キングプロテア |
外国語表記 | Kingprotea |
性別 | 女性 |
誕生日 | 4月11日 |
血液型 | 不明 |
身長 | 5~?m |
体重 | 5~?kg |
好きな物 | かわいいお嫁さんになること |
苦手な物 | 自分より大きいもの |
出典 | Fate/EXTRA CCC |
地域 | SE.RA.PH |
属性 | 秩序・善 |
一人称 | 私 |
二人称 | 呼び捨て/〇〇〇さん[注 1] |
三人称 | あの人 |
声優 | 藩めぐみ |
デザイン | ワダアルコ |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 「渇愛」のアルターエゴ。BBのアルターエゴ、「サクラファイブ」の一人。
途方もなく巨大な、全身に包帯を巻いた少女。 - その余りの強さと性質を持て余され、封印・破棄されていたが様々な偶然が重なり『Grand Order』の世界にてサーヴァントとなった。
- 略歴
- 殺生院キアラが海洋油田基地セラフィックスをSE.RA.PH化するに際して「偶然再現されてしまったもの」。
- メルトリリス、パッションリップの2騎は「同期した先のキアラ」が取り込んでいたものを、こちらのキアラが自身の意志でサルベージしたものだが、キングプロテアについてはそうではなく「SE.RA.PHに付随するもの」として、SE.RA.PH化と同時に再現されてしまった。
- キアラ自身も意図しない、気づいていない再現であったため、本来ならばキアラやSE.RA.PHと共に泡と消えるはずの存在だったが、物好きなマスターによって発見される[注 2]。
- 人物
- 基本的には月の裏側のキングプロテアと同一だが、SE.RA.PHを再現した者の影響により、14歳程度の少女の知能を保持している。幼児退行を起こして成長が解除される所は同じだが、退行してもこの14歳程度までで止まる。
- 性格的にはパッションリップに似て内向的かつ内弁慶ではあるが、パッションリップよりも羞恥心が無いことと愛に飢えていることから、傍から見ると存外にぐいぐい来る系に見える事もある。
- マスターを盲目的に愛するが、「好きだから愛する」のではなく「愛してくれるから好き」と逆転している。つまりマスターに付き従うのも、そのマスターを捕食して取り込んでしまわないのも「愛してくれるから」であり、マスターからの愛が感じられなくなってしまえばマスターを捕食してしまう恐れがある。そうなる前に「愛とは与え合うもの」であると教えられるかどうかで、キングプロテアと契約したマスターの運命は決まる。
- 能力
- 物質世界に顕現したことで物質世界の限界や制限を受ける、およびカルデア式召喚では再現できなかった部分があった等の理由により、本来のキングプロテアに比べると「最低30mだった身長が最低5mに縮小」「ヒュージスケールがEXからCまでランクダウンし、グロウアップグロウの効果と統合されて任意での発動を必要とするアクティブスキルに変更」「保有しているスキルのうち領域粉砕を自己封印している」等、一見すると弱体化した部分が多い。
- しかし一方、設定の頃は自己暗示しかなかったはずの保有スキルが大量に追加、しかもどれもランクが異様に高いというハイスペックを誇っており、更に元は宝具扱いであったヒュージスケールのランクが下がった結果、それを一時解除することを宝具とした「巨影、生命の海より出ずる」を獲得するなど、総合的に見て申し分のない戦力を持つサーヴァントとなっている。
ステータス
クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考 アルターエゴ 主人公 (Grand Order) EX EX A D B E 狂化:A+
単独行動:B
陣地作成:EX
女神の神核:A
ハイ・サーヴァント:EX
領域粉砕:Aヒュージスケール:C
幼児退行:C
怪力:EX「領域粉砕」は自身で封印している。
宝具
- 巨影、生命の海より出ずる(アイラーヴァタ・キングサイズ)
- ランク:E
種別:対人宝具
レンジ:100 - 月の裏側では彼女自身が宝具であり、別途の宝具は所持していない扱いだったが、サーヴァントのスケールにダウンした事で宝具を所持する形になった。
- ヒンドゥー教の神話に登場する「乳海撹拌」をモチーフにした宝具で、「アイラーヴァタ」とは乳海から生まれた白い象の名前である。
- 電脳世界ではない物質世界に召喚されたキングプロテアは、その巨大さ故に常に世界から「圧迫」されており、成長に限界が設けられている。荒廃した世界で生き延びるために不老不死の薬「アムリタ」を作り出そうとした神々の行いを再現する事でこの限界を一時的に突破し、従来のサイズをさらに超えて本来の自分に戻る事を可能とする固有結界の一種。
- もはや人間の認識では捕えきれないサイズになったキングプロテアは、敵をただ殲滅する。
- 『Grand Order』では自身のBusterカード性能をアップ<1ターン、オーバーチャージで効果UP>&[増殖]状態の時、自身のBusterカード性能をアップ<1ターン>+敵全体に強力な攻撃という効果のBuster宝具。
- 「増殖」状態
- スキル「ヒュージスケール」を使用すると付与される状態。効果としては最大HPアップする状態だが、上記の宝具などで消費する用途があるからか、固有の名前がついている。
- 厳密にはヒュージスケールのスキルでは「無限増殖」という状態が付与され、無限増殖状態だと毎ターン「増殖」状態が付与され、増殖状態だと最大HPアップの効果が付与される、というやたらややこしいスキルとなっている。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 復刻版『深海電脳楽土 SE.RA.PH -Second Ballet-』において追加された高難度クエスト「堕天の檻」のラストに登場。
- 固有グラフィック・専用宝具を持った巨大エネミーかと思いきや、イベント期間後半のピックアップ召喚において、なんと敵対時のサイズのまま期間限定サーヴァントとして実装された。
人間関係
Fate/Grand Order
- BB
- 創造主。ただこちらのBBもキアラと同じくキングプロテアを再現した事に関わっていないため、サーヴァントとなった後にしか関係を持っていない。
- 彼女のことは怖くはあるが嫌いではないと言い、お母様と呼ぶ。むしろ自分をエゴの中で一番恐れていたことを慮っている。
- パッションリップ
- 「EXTRA CCC」と同じく、マイルーム会話にて天敵として挙げている。トラッシュ&クラッシュが自身にとって最大の脅威であることに加え、気配遮断により不意打ちを受ける危険性が高いこともより危機感を煽るらしい。
- メルトリリス
- 同胞。リップとは逆に自分の方が強いと誇っている。ただその理由は「泳ぎが得意だからメルトが例え津波になっても大丈夫」だそう。
- 主人公
- 自分を見つけてくれたマスター。
- マスターからの愛に執着するが、最終的には彼女のサイズをもってして「満たされた」と感じるまでに懐く。
- 殺生院キアラ
- SE.RA.PHの再現の過程で、興味本位から彼女の廃棄されたエリアまで再現した元凶。
- 座の知識なのか彼女がコラボイベントでやらかした内容を把握しており、カルデアにいる彼女を見かけた途端に排除しようとする。
- 直後にマスターに宥められて矛は収めたものの、「アルターエゴだなんて、同じと思われるの恥ずかしい」と、実に正論な理由で嫌がっている。
- メカエリチャン、メカエリチャンⅡ号機
- 自分が「退治される怪獣の側である」という認識を持っており、アルターエゴというのも被っているからか、動物系巨大アルターエゴとして負けられないと変な対抗意識を燃やしている。
- ハリボテでロクに動かなさそうとか街を壊しそうとかボロクソに言っている。半分くらいはアタリだった事もあったが……
- ゴルゴーン
- 「理想の大人の女性」だそう。ただし見かけただけなので、外見だけの話だと思われる。
- 「シックでキリっとした大人の女性」と憧れの目で見ている。
- パールヴァティー
- 自身の創造主のさらにオリジナルとある意味言える存在。
- 近くにいると落ち着くらしい。自分の夢である「可愛いお嫁さん」の理想像に合致する模様。
その他
- ポール・バニヤン
- 彼女の実装イベント時の特別編にて、リヨぐだ子が「巨人なのになんでこんな小さいの? 運営の奴らの技術力の現界?」とキャラモデルの小ささに悪態をついていた。
- そのため実装時に何か反応があるかと一部ユーザーに戦々恐々(期待)されていたが、幸か不幸か実装時直近の回でリヨぐだ子は謀反を起こしたサーヴァントらの襲撃で重傷を負わされており、現状回復に努めているため未だコメントはない。
- スルト
- その巨体と性質故に世界に対する脅威となる存在である点や、その存在の在り方故に誰からも求められず、故に自身の存在を認めてくれた相手に執着する様子など、符合する部分の多い相手。
- しかし、あくまで主人公の呼ぶ声に応えて召還に応じ、危険な部分はあるもののマスターの力になろうとする彼女と、執着心から召喚に割り込み他の英霊の霊基を強奪した上、自分の考えた結末に沿って動くためにマスターに対して計画的に令呪を消費させる、精神汚染を図る等したスルトでは召喚された理由はともかく、その後の行動の差が際立ち過ぎている。
名台詞
Fate/Grand Order
マイルーム
- 「マスター……マスター……
アルターエゴ、キングプロテア……
あなたに、召喚されました……。
……私、大きいですか? 小さいですか……?」 - 召喚時の台詞。カルデアからの呼び声に答え、怪物が怪物のまま召喚される。
- この時点でカルデアのマスターは「強力な仲間を得ると同時に、彼女の精神の成長」という重い使命を背負うこととなる。
- 「くうくうおなかがなりました……なーんちゃって。」
- マイルーム会話「会話11」。まさかの本家リスペクト。とてもじゃないがなんちゃってではすまない。
- 彼女の実装時期は『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]』第二章が公開真っ最中であり、上記の台詞も映画オリジナルの描写付きで捕食シーンがガッツリ描かれていたため、タイムリーにトラウマを掘り返されたマスターが大量発生し、動画サイトやイラストサイトでは怖気を覚える英雄王が続出した。
- また「渇愛の重力圏」シナリオパートでも愛を欲する訴えに『[Heaven’s Feel]』第二章の主題歌「I beg you」の歌詞を思い浮かべたマスターも多い模様。
メモ
- 没になったアルターエゴ仲間でカズラドロップとヴァイオレットがいる。
- 過去のイベントが復刻する際は「関連する新しいサーヴァントが追加される」というのが近年のFGOの定例であったため『深海電脳楽土 SE.RA.PH -Second Ballet-』で新サーヴァントが追加されること自体は予想されていた。しかし、カズラドロップは『FoxTail』で現在ラスボスとして活動している真っ最中であり、キングプロテアはゲーム上で再現するのが非常に難しい部分がいくつもあったため、消去法でヴァイオレットが最有力候補と目されていた。
- 構成する女神の一柱にティアマトが含まれているからか、第二再臨以降では頭からティアマトを思わせる角が生え、第三再臨では体に巻き付いている衣装のようなものも若干の面影を見せる。また、包帯に隠されていた側の目が赤いオッドアイになっている、腹部に赤い紋様が現れるといった神代回帰と類似した兆候も現れる。
- 見た目の通りに「超巨大」特性を持つ。BB (水着)に続いてプレイアブルのサーヴァントでは2人目(ただしBBと違い「人型」特性はきちんと持っている)。
- ゴルゴーンやポール・バニヤンの前例があるため、味方としての実装時にはサイズダウンか設定の調整による等身大のキャラが個別に用意されると大半のユーザーは考えていたため、ボスキャラそのままの超巨大サイズで実装されたことでユーザー達の度肝を抜いた。
- そのサイズたるや立ち絵では体育座り状態でそれでも口から上が画面外に飛び出し、マイルームでは体育座りでなおかつ屈みこんでいる専用絵が用意されているという規格外。戦闘モーションでは何と体育座りから瞬間移動し、敵前で四つん這いの体勢で出現して殴りかかる。プロフィールで「最低サイズが5m」とあるが、イヴァン雷帝が体育座り状態の彼女の膝くらいの身長となっているので、最低まで縮むと5mというだけで、別に平時は最低サイズで圧迫状態でいなければならないというわけではない模様。
- 「人間を遥かに超えたサイズになる」「サイズ可変」「宝具が巨大さを活かした質量攻撃」などの共通点から、実装直後から二次創作ではポール・バニヤンとセットで描くファンアートが多数創作されている。
- CVを担当する潘めぐみ氏は、型月関連作品初出演と同時に「桜系のキャラクターのCVは下屋則子氏が担当する」という法則を打ち破るという快挙を成し遂げた。
- アルターエゴ”G”というのはCCCマテリアルのとおり「Gigantism、Growing、Greed」といった単語の略称だったのだが、FGO実装後は霊基再臨1度目の姿とその際の怪獣モーフから「ゴジラ」と「ガチャピン」なる意味合いまでファン間で冗談交じりに言及されるようになった。
- ゴジラは当然怪獣の始祖的な意味合いで例えに出されているのに加え、作中でも関係する諸々がゴジラの頭文字を取って「G○○」と呼称されることが多い点や、彼女が上記の再臨時のみライバル視しているメカエリチャンがメカゴジラのオマージュを多く持つ点、大本であるティアマトの第七特異点での描写に『シン・ゴジラ』の影響がある点などが大まかな理由。
- ガチャピンは再臨の姿が緑を基調とした着ぐるみのような印象であるのに加え、手の甲部分に付いている毛玉のようなものがガチャピンの体の各所に付いているものと似ているため。また、彼女が霊基再臨時に発言する「食べちゃうぞ」という台詞が、豆知識番組などで取り上げられるガチャピンの歌「たべちゃうぞ」にてガチャピンが歌っているとされる[注 3]「イタズラする子は食べちゃうぞ」という歌詞が被ることも理由。なお、ガチャピンは設定上は恐竜の子供である。
- 第三再臨時の姿も姿で「模様がダダ(ウルトラマンに登場する宇宙人)っぽい」「角がゼットンやエレキングに見える(前者はウルトラマン、後者はウルトラセブンの怪獣)」などと喩えられ、とにかく怪獣関連の話題に事欠かない。理由としては声優の潘氏が近年のウルトラシリーズでマスコットキャラの声を担当したことも一因と思われる。
脚注
注釈
出典