ディアドラ・バリュエレータ・イゼルマ

ディアドラ・バリュエレータ・イゼルマ
ディアドラ・バリュエレータ・イゼルマ
性別	女性
初登場作品	ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
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概要[編集 | ソースを編集]

『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』の登場人物。

略歴: 十二人のロードの一人であるバリュエレータ家の分家の一つである、イゼルマ家の最高傑作の片割れである「黄金姫」。; 双貌塔での事件ではお披露目の直後に自室でバラバラ死体として発見されたが、実は事件発生よりも前に度重なる肉体改造の結果事故死しており、お披露目された「黄金姫」は別の存在を替え玉として仕立てたものであった。
人物: 卓絶した美貌を持つため、顔をヴェールで隠した女性。; 本人は事件発生前に死亡しているため人格のほどは不明。
能力: 「黄金姫」として卓絶した美を持ち、対となる白銀姫と同様にイゼルマ家の最高傑作と呼ばれる存在。; その反面卓絶した美を作り出すため、感覚を完全にしないようにする必要があり、聴力を無くしている。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿: イゼルマ家の最高傑作「黄金姫」として『case.双貌塔イゼルマ』に登場……したが実は物語開始前に本人は死亡しており、回想シーンのみでの登場となる。

人間関係[編集 | ソースを編集]

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿[編集 | ソースを編集]

バイロン・バリュエレータ・イゼルマ: イゼルマ家の当主であり父。彼が施す魔術による美の施術には限界が来ており、その結果ディアドラは命を落とす。なお、この事に当人が気付いていたかは不明。

エステラ・バリュエレータ・イゼルマ: イゼルマ家の最高傑作の片割れ「白銀姫」であり、双子の妹。

カリーナ: 幼い頃から自身に仕えていたメイド。彼女がマイオに想いを寄せていた事を、ディアドラ本人が気付いていたかは不明。

レジーナ: 白銀姫の付き添いのメイドであり、幼馴染。

マイオ・ブリシサン・クライネルス、イスロー・セブナン: 上記の3人同様、幼馴染。; 特にマイオからは異性間の恋愛相手としても、美の魔術の研究対象としても盲目的に愛されていた。

名台詞[編集 | ソースを編集]

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿[編集 | ソースを編集]

メモ[編集 | ソースを編集]

「ディアドラ」とは、ケルト神話（クー・フーリン達が活躍するアルスター伝説世代）に登場する美女の名前で『災いを招くもの』という意味がある。
彼女は母親が洗礼を受けた際、ドルイドから「腹の子は類まれなる美姫となるが、代わりに多くの戦士が命を落とすであろう」という予言を受ける。その予言に周りの者達は皆腹の子を始末する様に詰め寄ったが、アルスター王コンホヴォルだけは「産まれてくる生命に罪は無い。ならば予言が成就しない様、自分が責任をもって妻としよう」と約束(ゲッシュ)を交わした。
そうして世間から隔離されて育てられたディアドラは文字通りの美女に育つが、彼女は年配のコンホヴォルとの結婚を嫌がり、たまたま居合わせたノイシュを見初め共に駆け落ちしてしまった。激怒したコンホヴォルはノイシュの親友フェルグス・マック・ロイと、彼のゲッシュを利用した謀略を仕掛けてノイシュとその兄弟を皆殺しにしてしまい、あまつさえディアドラを連れ戻した戦士に戦利品として彼女を与える宣告を当人の目の前で与え、ディアドラは絶望のショックにより護送中の戦車から崖下に飛び降りて自殺してしまった。フェルグスはこの蛮行をきっかけにコンホヴォルを見切り、配下の戦士達を引き連れてメイヴがいるコナハトへ亡命してしまう。
- ディアドラとノイシュ、コンホヴォルとの三角関係構図は、皮肉にも本作におけるディアドラとマイオ、カリーナの関係そっくりそのままである。