妖精騎士ランスロット

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妖精騎士ランスロット
真名 メリュジーヌ(妖精としての名)
アルビオン
性別 雌型
身長 147cm
体重 20kg
出典 フランス妖精史、メリュジーヌ伝説
地域 暗い沼
属性 中立・悪
一人称 私、僕[注 1]
声優 高野麻里佳
デザイン CHOCO
レア度 ☆5
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概要

槍兵」のサーヴァント。

略歴
Fate/Grand Order」Lostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』で女王モルガンから「湖の騎士」の名前を着名された騎士。
人物
青水色の鎧とゴーグルをまとった少女姿の妖精。一人称は「僕」。
公私を使い分けるタイプで、戦いでは感情的にならずに冷徹に任務を遂行する仕事人。
人に接するときには紳士的で騎士道的振る舞いをするため、妖精國では非常に人気が高い。ただし、本人の愛は自分を掬ってくれたオーロラに対して注がれている。
素の性格はあまり人と話すのが得意ではないが、いたわりと優しさを持つ人間が大好きで、結構な甘えたがり。カルデアではその側面をかなり強く見せてくれる。基本的にデジタル思考なため、行動に移すまでが早い。
ただし愛が強い分反転した際も強烈で、自分の愛を守るために強硬な手段に出ることもある。
能力
最強の妖精騎士と言われるだけあり、一人だけ世界観が違うとさえ評されるほどの、次元違いの戦闘能力を持つ。バーゲストは「妖精騎士というより、妖精國で最も強い生物」と評している。
素の敏捷ステータス自体はそれほど高くないが、竜種故の強大な魔力炉心が齎す膨大な魔力を活かした魔力放出によって凄まじい機動力を発揮し、高速飛行も可能。
両腕に携える鞘は基部が回転し、打撃と斬撃を使い分けられる。この中には魔力を固めて造ったアロンダイトの刀身がストックされており、短時間で雲散霧消してしまう一方で通常攻撃のように気軽に繰り出す上に、高い威力を持つ攻撃となる。この鞘は腰背部に備えたラックに懸架しておける。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ランサー 主人公 (Grand Order) C   A+    B A+   B   A+   対魔力:B
陣地作成:A
ドラゴンハート:B
ペリー・ダンサー:B
レイ・ホライズン:A 
 

宝具

今は知らず、無垢なる湖光(イノセンス・アロンダイト)
ランク:A
種別:対人宝具
レンジ:1~10
最大捕捉:1匹
イノセンス・アロンダイト。
自らの外皮から『妖精剣アロンダイト』を精製し、対象にたたきつけるシンプルな宝具。
ランスロットのアロンダイトの槍版。
ダメージは低いが、回転率はトップランク。まるで通常攻撃のような気軽さで展開される宝具。
なぜダメージが低いかというと、メリュジーヌにとってこの宝具はあくまでランスロットの宝具であって自分の宝具ではない借りもの(偽物)だからだ。アロンダイトは短時間で雲散霧消してしまうため、両腕の鞘の中に予備をストックしている。
『Grand Order』では「自身のNP獲得量をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵単体に超強力な攻撃[Lv.1~]&敵単体に被ダメージが増える状態を付与(5ターン)+スターを獲得」という効果のArts宝具。
誰も知らぬ、無垢なる鼓動(ホロウハート・アルビオン)
ランク:EX
種別:対界宝具
レンジ:20~500
最大捕捉:500匹
第三スキル使用後、または第三再臨において『本来の姿』になったメリュジーヌが放つドラゴンブレス。
『本来の姿』になったメリュジーヌはもはや妖精と呼べるものではなく、その威容の心臓からこぼれる光は広域破壊兵器となる。
その様は境界にかかる虹とも、世界に開いた異界へのゲート(異次元模様)ともとれる。
使用後、メリュジーヌは『そうありたい』と願った妖精の器に戻れず、人知れず消滅する。
異聞帯のアルビオンは『無の海』を飛び続け、やがて死に絶えたが、どの人類史であれ『星に帰り損ねた竜』は無残な最期を迎える、という事の証左でもある。
『Grand Order』では「自身に無敵貫通状態を付与(1ターン)&自身のBusterカード性能をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵全体に強力な攻撃[Lv.1~]&敵全体にやけど状態を付与(5ターン)」という効果のBuster宝具。

真名:メリュジーヌ

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
☆5ランサー。2021年7月14日より、Lostbelt No.6「妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ」後編開幕に合わせて期間限定実装。

人間関係

Fate/Grand Order

主人公 (Grand Order)
カルデアにおけるマスター。
ブリテン異聞帯では比較的関わりが少なかったにも関わらず、カルデアで召喚された際には極めて距離感が近い。彼/彼女が「自分より強いものに立ち向かえる強さ」を持つ者でなく、「自分より弱いものを労われる優しさ」を持つ者であるため、後者のような性質を好む彼女にとっては相当タイプの相手。
ランスロット〔セイバー〕
自分の名前の元ネタになった湖の騎士。
モルガンからは「清廉で、流麗で、誠実で、立派な騎士」と聞かされていたが、トリスタンと一緒に妻のいる騎士としてあり得ざる行動をしていたのを目撃してしまい、「陛下にそういう目で見られていたのか」とショックを受けている。 敢えて共通点を探せば、騎士の中で最強の戦闘力を持つこと、愛ゆえに主君を裏切ったこと、真名的にフランス由来であること、彼女自身は無自覚の天然とはいえタラシであることが挙げられる。
メカ関連の人々
自身を「戦闘機」であるとも定義しているためか、第三再臨時では戦闘機の武装になりそうなものにはだいたい興味を示す。
ランスロット … :上記のセイバーと同一人物だが、宝具で戦闘機に乗って機関銃を乱射する姿に「マシンガンにときめかない戦闘機はいない」と好意的。
ジェームズ・モリアーティ … 話術で相手を欺くその性格はあまり好みではないものの、彼の武装「ライヘンバッハ」は相当ツボに入ったらしく、副武装として翼に付けたがっていた。
オデュッセウス … モロに変形ロボである彼の「木馬」は最大のライバルと見なしているようで、変形機構に興味津々。
エウロペ … タロスはジャンル自体が違うためか、あまり敵視しておらず、温かみとユーモアがあって良いと評価している。
ネモ
なんだか他人の気がしないらしい。異聞帯では最終的に彼の宝具の「ストーム・ボーダー」と対峙しており、そのことに触れてか、自身を搭載する母艦としていたく気に入っている。
諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕
ブリテンの神秘に詳しいため、「こちらの世界のアルビオンはどうなったのか」と興味を持っている。さすがに地面につっかえて死んだとは言えない。
ジーク
人(ホムンクルス)から竜になった存在として、昔だったら排斥していたが、竜が人になることを知った今なら許せるとのこと。
光のコヤンスカヤ
異聞帯内で撃退したコヤンスカヤとの関係は詳らかではないが、カルデアに至ってもなお警戒を解いていない。サーヴァントであるうちは許容範囲だが、ビースト化の兆候が見えるようなら容赦しないとのこと。

生前

モルガン
ブリテン異聞帯における主君。
オーロラへの愛を優先し裏切ったことに関しては合わせる顔が無いとしている。
オーロラ
かつて湖水地方で自分を掬い上げてくれた存在。
それ以降は彼女の本質をおぼろげに理解しつつも騎士として愛を捧げ続けてきたが、妖精國の崩壊に際してとある決断をさせることになる。
パーシヴァル
ソールズベリーの少年。自分の義弟として育て上げ、自身が厄災と化した際には最期の一撃を受けた。
カルデアでの彼は「自分の義弟」ではないと知りつつもいろいろと複雑な模様。
妖精騎士ガウェイン
同じ妖精騎士。
彼女のことは「大型犬みたい」と気に入っているが、目の敵にされていることについては不思議がっている。
妖精騎士トリスタン
同じ妖精騎士。
彼女の無軌道な殺戮を愚かだとは思いつつも、同類である自分は弾劾できないとコメント。

名台詞

マイルーム

「サーヴァント、ランサー。妖精騎士ランスロット、召喚に応じ参上した。
 ……まだ、僕との縁はそうないようだね。まあ、おいおい知っていけばいいさ」
召喚時。
上記のようにカルデアでの彼女は主人公に対して異常なほど距離感が近いが、召喚時から何かを期待するような様子がありありと見える。
そもそも主人公一行はブリテン異聞帯で彼女とそれほど接点がないため、「ブリテン異聞帯後にイベントで彼女のその後が語られるのではないか?」と推測するプレイヤーもある程度いた模様。
「マスターとの、関係? えーと、一心同体……ちょっと違う気がする。所有物……それも違う。恋人同士であることを示すには、言葉はちょっと難しい」
マイルーム会話デフォルト3
果たして言葉の意味を正しく理解して言っているのかは定かではないが、他のセリフで「夜は体温が恋しい」とか「24時間でも顔を見ていたい」などと平気で言う。
そしてこのセリフ、上記の通りマイルーム会話のデフォルトセリフであるため、絆0の召喚直後の状態でも言う。確かに異聞帯での記憶を持ちこしており、主人公と初対面状態ではないとは言え、急接近しすぎである。一応、体温が恋しいだの24時間見ていたいだのは絆Lv5ではあるが…。
「翼を展開した私は最速よ。起動から0.3秒で空気の壁を突破する私に、追い付ける英霊がいると思う?」
絆Lv2(第3再臨時)。
空気の壁とは要するに音速を超えるという事で、秒速340m、時速1225km。これに僅か0.3秒で達するという事は加速度1133m/s^2で加速しているという事で、もしこれが人間の乗った戦闘機だったなら、中の人はおおよそ115GというとんでもないGがかかっている事になる。訓練されたパイロットがギリギリ意識を失わない最大が5G程度であり、50Gを超えると自重だけで骨が砕けていくレベルの重量がかかるようになる。もちろん現代文明でこんなトンデモ加速を行えるような乗り物は存在しない。アルビオンがいかに物理法則を無視しているかがはっきり分かる台詞の一つ。
他のキャラクターで飛行速度の描写があるものとしては、聖杯を内蔵しているキングゥが時速500kmでの飛行、アストルフォの駆るヒポグリフがジャンボジェットと同等=時速800~900km、魔力消費を自重しない状態のカルナがそのヒポグリフにぴったり食らいつける程度。いずれも音速を超える英霊は今の所見られず、それも時間をかけて加速した最高速度での話。自負の通り、速度に関しては全く勝負になっていないレベル。
ちなみに地上でいきなりこんな加速をしたら、莫大なソニックブームで周囲が更地になる。少なくとも近くにいるマスターはバラバラの肉片になるだろう…が、物理法則もあったもんじゃないアルビオンなのでその辺は安全なのかも知れない。
「誕生日、おめでとうマスター! 今日は目いっぱい遊ぶとしよう!
 ……え? 仕事がある……? うれしいけど、丸一日は無理…?
 そんな……! 24時間完璧なスケジュール組んだのに……頑張ったのに……仕事……しごと、か。
 ……ここで待ってて。ちょっとカルデア、滅ぼしてくる」
誕生日コメント。
入念に準備して綿密なスケジュールを立てていたようだが、主人公に仕事があったために完遂は無理となった。そして最後に超絶に危険な発言をかましてくるのであった。
主人公に距離感が近いために予定が合わないことにショックを受けるサーヴァントはそれまでにも一定数いたが、ここまで極端なのはそうそういない。

メモ

  • 竹箒日記にて奈須きのこ氏がCHOCO氏に依頼した時「Fateにはアルビオンという竜がいて、コイツだけひとりで世界が違うんです。 ファンタジーの中に、ひとりだけSFというか。異物感すごい」「んーと。他のサーヴァントがモビ○スーツなら、コイツだけゲッ○ー」と説明してCHOCO氏に「―――なるほど。 確認しますが、デザインするのはFateのサーヴァントで、 アナタは本物の奈須きのこさんですよね?」と反応されたことを明かしている。[出 1]
    • 実際その正体は「生物的な要素を持ったメカドラゴン」というべき代物であり、プレイヤーからは「モンスターハンターシリーズのバルファルクを思い出した」という声も聞かれた。
    • 分からない人のために簡単に説明すると、モビ○スーツは曲がりなりにも物理法則に従ってちゃんとSFしている兵器だが、ゲッ○ーは物理法則を無視して亜光速で飛んだり飛行中に直角に曲がったり平気でする代物。バルファルクは翼で羽ばたくワイバーンなどが生息する狩猟時代の世界観の中で、1匹だけジェット噴射で音速飛行しているトンデモ生物。
  • サーヴァント1騎で全く異なる姿のバトルグラフィックを2パターン持ち、宝具も2種類持ち、実装直後から簡易霊衣が3種類も存在するという莫大な量のグラフィックを持つサーヴァント。さらにはボイスも多くのセリフがLB6クリア前とクリア後で異なるため、ファミ通でのインタビューによると、通常のサーヴァント1機をプレイアブル実装するのに比べて5倍の手間がかかっているらしい。


脚注

注釈

  1. ブリテン異聞帯の関係者に関して話す時だけ、もしくは「妖精騎士」として話す時だけ。

出典