葛木宗一郎
2013年8月2日 (金) 21:33時点における222.228.85.103 (トーク)による版
葛木宗一郎
- 読み:くずき そういちろう
- 誕生日:月日/血液型:型
- 身長:180cm/体重:70kg
- イメージカラー:無色
- 特技:格闘技
- 好きなもの:特になし/苦手なもの:特になし
- 天敵:(強いてあげるなら)キャスター
- CV:中多和宏(Fate/stay night・他)/石塚運昇(フェイト/タイガーころしあむ アッパー)
衛宮士郎や遠坂凛の通う穂群原学園の教師。社会科と倫理の担当で2年A組担任教師。生徒会の顧問も勤めている。成り行きからキャスターのマスターとなる。
- 略歴
- 暗殺組織に「暗殺道具として」育てられていたという壮絶な過去の持ち主。暗殺道具としての仕事を果たした後に自害するはずであったが、自身の成果に疑問を感じたことからそのまま惰性で生き続けた。暗殺のため用意された仮の経歴・社会的地位にそのまま納まり、2年ほど前からは柳洞寺に客分として居候している。
魔術師ではなく、そもそも聖杯戦争とは関係のない人間だったが、柳洞寺の前で行き倒れていたキャスターを助け、彼女に頼まれるままに力を貸すことになった。
- 人物
- 実直と寡黙を絵に描いたような人物。生徒からの評判は悪くなく、上級生になればなるほど彼の持ち味を理解し親しむ生徒が多くなるとか。
いささか融通の効かな過ぎるきらいがあり、テスト問題に誤字があっただけでテストを中止したという逸話が語り草となっている。
自らを「朽ち果てた殺人鬼」と言い、生ける屍であったが、キャスターとの出会いに彼なりの意味を見出す。
- 能力
- 特殊な暗殺拳「蛇」の達人。役割の異なる二つの拳打を用いた戦闘技術で、左は「しなる鞭のように円弧を描く」と「垂直かつ直線的」という二つの軌道を組み合わせての牽制と可変軌道による強襲を担当。対する右は普段は動かさず、ここぞというときに強力な一撃を放つ。形が非常に奇特で読みづらく、奇襲についてこの上ないほどに優れる。
キャスターに魔術で拳を「強化」してもらうことにより、サーヴァントであっても彼の技を初めて見る相手であれば互角以上に戦うことができる。
令呪も魔術回路も持たないマスターであるため、彼だけではサーヴァントを現代に留めて置ける能力が無い。
登場作品と役柄
- Fate/stay night
- キャスターのマスターとして聖杯戦争に参加するが、聖杯を得るためではなくキャスターの要請に答えるために戦う。
- Fate/hollow ataraxia
- 柳洞寺や学校での平穏な暮らしが描かれる。また、本編Fateルートで士郎たちの前に現れられなかった理由が語られる。
- フェイト/タイガーころしあむ/フェイト/タイガーころしあむ アッパー
- ギルガメッシュに敗れた葛木とキャスター。傷ついたキャスターに願いを叶えさせるべく、葛木は最後の力を振り絞る。
ギャグ色の強い本作としては例外的に(台詞の端々にパロディが見え隠れするものの)、徹頭徹尾シリアスな内容。
アッパーでは出番はあるものの個別のシナリオモードはなし。 - 氷室の天地 Fate/school life
- 三人娘の担任。暴走する蒔寺楓には容赦なく「謎格闘技」を叩き込んで昏倒させる。
人間関係
- キャスター
- サーヴァントだが、使役や共闘といった関係ではなく一方的に助力をしている状態。hollowでは夫婦としてどう向き合っていくのが正しいのか模索している。
- 柳洞一成
- 「宗一郎兄」と呼ばれて慕われている。休日などは組み手などする仲。
- 柳洞零観
- 組み手・酒飲み仲間。
- 藤村大河
- 同僚。穂群原では対極的な位置にいるが、相談事を持ちかけられたりと仲は悪くない。
名台詞
- 「成程……。それは悪い事なのか? 衛宮」
- 士郎にキャスターが街の人の生命力を奪っている事を聞かされた時の一言。 眉毛一つ動かさずに言い切っている。
- 「……くだらん」
「この聖杯を、“あれ”が手にしたとしよう。本懐を遂げたとしよう」
「だが、その日から長き月日を耐え、忍び、困難に打ち勝たねばならぬ『生きる』という試練が待ち受けているのだ」
「それに対し私に出来うる事は、今現在の数刻の苦痛のみ。何と楽な道か。だがこの程度の事しか、私には“あれ”にしてやれる術が見つからん——」
「……以上だ。柄にもなく声をあげるとは私も未熟だな。では来い、人あらざる者。我が安楽の道を阻んでみるか」 - 「タイガーころしあむ」葛木編にて、虎聖杯に固執する理由をイリヤに向けて語るくだり。コメディであるタイころにおいて、彼のシナリオだけは本編と見まがうシリアスぶりである。
- 「ならおまえの旅はもうここまでだ。冒険を打ち切ろう。」
- 「氷室の天地」で、修学旅行中蒔寺を無断行動させないよう氷室と美綴に取り押さえ、涙ながらに「知らない街を冒険したい。冒険でしょでしょ」と訴える蒔寺に対して。元ネタはアニメ「ガンバの冒険」のED曲で、絶望的な歌詞で知られる「冒険者のバラード」より。その台詞に対して蒔寺も同じ曲から「夕日にドクロをうつされるー」と返している。
- 「そして美綴用は…ヤールギュレシか?」
- 基本大真面目な葛木先生の貴重なボケシーン。氷室が提案したネタ格闘技を真顔で採用しようとする。
メモ
- 所謂、山育ち。
- hollow発売以前は、「所属していた暗殺組織は七夜と似たような組織」という説明があり、月姫とのつながりを示唆する人物として見られていた。
が、hollowで明らかになったところでは、彼相手にするのは政治的・経済的な重要人物、あくまで人間の要人であり、退魔組織とは関係ない様子。あくまで「似たような」というのは使っている技術の点だったらしい。
また、七夜一族は「生還」のためにその技術を築いたが、彼のいた組織は「道具生産」として葛木に技を教え込んでおり、使い捨てのものとして見ていた。 - hollowのエピソードから逆算した場合、実年齢は25〜6歳と見た目に反してかなり若い。ただし、名前や経歴はすべて偽装と思われる為、戸籍上の年齢がこれに一致するかは不明。
- キャラクター設定は小説版『魔法使いの夜』の主人公の一人静希草十郎の「裏の顔」からで、名前も草十郎のもじりである。stay night製作時点では魔法使いの夜を発表する予定が全くなかったため流用したとのこと。なおPCゲーム版での草十郎のキャラクターは小説版とは大きく異なるらしい。