メディア
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キャスター
- 真名:メディア
- 身長:163cm/体重:51kg
- スリーサイズ:B82/W57/H84
- 属性:中立・悪
- イメージカラー:紫
- 特技:奸計、模型作り
- 好きなもの:寡黙で誠実な人、可愛らしい服と少女/苦手なもの:筋肉ダルマ
- 天敵:バーサーカー
- CV:田中敦子
「魔術師」のクラスのサーヴァント。
フードによって顔を隠した女性。
- 略歴
- 真名はギリシャ神話に登場する「裏切りの魔女」メディア。
召喚した魔術師と相性が悪く、召喚後数日で彼を殺害して逃亡した。
しかし、魔力供給を受けられない彼女が長く現界できる道理もなく、消滅の危機に瀕する。そこへ偶然通りがかった男性・葛木宗一郎に助けられた。彼と出会い、葛木が居候している柳洞寺に転がり込む。
その後、生前手に入らなかった束の間の日常を守るため、そしてマスターに聖杯を渡すため、町中から魂喰いを行いルール違反なサーヴァントであるアサシンを召喚し、第五次聖杯戦争で暗躍し始める。
- 人物
- 冷酷・残忍、目的のためには手段を選ばず、奸計を得意とする正真正銘の悪女。しかしこの性格は彼女に課せられた運命の反動である面もあり、裏切りに会い続けた結果に、今度は自身が人を裏切る立場へ堕ちてしまった悲劇の女性。
本来は清純な女性で、惚れた相手にはとことんまで尽くすが、惚れた相手は甘えると逃げていったというトラウマを持つために、一歩引いた態度を貫く。
必要であればどんなあくどい手段に訴えることも厭わない反面、必要でないのなら何もしない人で、hollowでは日常を十分に楽しんでいる。
かわいい女の子とかっこいい男を好む。筋肉マッチョとイケメンは嫌い。天敵はバーサーカー。バーサーカーが狂化しているので描かれないが、同じギリシャの英霊で面識があるため。
- 能力
- 神代の魔術師であり、その腕前は現在の魔法使いをも凌ぐとされる。奈須氏いわく、「本気になったキャスターには、蒼崎青子ですら敵わない」とのこと。
「工房」を上回る「神殿」を作り上げることが可能で、柳洞寺を陣地としており、冬木全域から集めた魂によって莫大な魔力を蓄えている。また直接的な魔術に限らず、魔術道具の作成など、魔術の関わるものは万能にこなす。。
さらに、詠唱スキル「高速神言」を持つために長い詠唱を唱えずとも屋敷数件を吹き飛ばすAランク大魔術をマシンガンの如く連射させることが可能。
また、使い魔兼護衛用に竜の牙で製作した「竜牙兵」を多数使役する。ローブを翼の様に広げて空を飛ぶことも出来る。
しかし大抵のサーヴァントは高い魔術耐性スキルを有しているため、魔術は攻撃手段というより策謀を巡らす手段になり易い。
宝具
- 破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)
- ランク:C
種別:対魔術宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人
由来:彼女の「裏切りの魔女」としての伝説が象徴として具現化した宝具。
攻撃力は普通のナイフと同程度しかないが、「あらゆる魔術を初期化する」という特性を持つ最強の対魔術宝具である。マスターとサーヴァント間の契約を断ち切るなどの用法で用いられた。しかし、どれほど低いランクであっても宝具の初期化は出来ない。
- 金羊の皮(アルゴンコイン)
- 由来:彼女の母国コルキスの秘宝
彼女が所有しているとされるものの、実態については不明な点が多い。「地に放ると竜が現れる」とされる一方で、「キャスターには竜召喚能力がないため使用できない」ともされており、この宝具単体で竜召喚が成しえるわけではないらしい。
仮に召喚したとしても五次最弱から中堅程度にしか上がらないという。第七聖典よろしく、ヘンな精霊が憑いているとか。彼女が扱えないため、宝具ではなく「スキル」の項にて言及されている。ちなみにスキルランクはEX。
登場作品と役柄
- Fate/stay night
- 柳洞寺に拠点を構えるサーヴァント。陣地内で力を蓄え、策を研ぎ澄まし、虎視眈々と聖杯を狙う。
- Fate/hollow ataraxia
- フードをとった姿で登場。もはや新妻。本作の事件の真相を薄々感づいており、現在の倖せが仮初のものであることを知った上で、デパートで「葛木メディア」の名前を連呼したり、士郎に料理の弟子入りをしたりと少々壊れ気味に楽しんでいる。
- フェイト/タイガーころしあむ/フェイト/タイガーころしあむ アッパー
- 虎聖杯なんて、私の知ったことではなくてよ!と今回の聖杯戦争を全否定。そんなことよりも、と葛木の授業を見に行こうとするが……?
アッパーでは出番はあるものの個別のシナリオモードはなし。 - Fate/unlimited codes
- 「神代の魔術師」。
- 氷室の天地 Fate/school life
- 本編には一切登場せず、単行本カバー下のおまけ漫画「空腹・眼鏡・人妻の おなじみ英霊様」で女性英霊の両名と共に出演。
人間関係
- 葛木宗一郎
- マスター。行き倒れになっていたところを救われ、契約を結ぶ。
- イアソン
- 「アルゴー号の冒険」で名高いギリシャの英雄。彼に裏切られた事が、キャスターの性格を決定づけた。
名台詞
- 「でも、残念です。やっと望みが、みつかったのに」
「悲嘆する事はない。おまえの望みは、私が代わりに果たすだけだ」(葛木)
「それは駄目でしょうね。だって、私の望みは」
―――さっきまで、叶っていたんですから。 - 凛ルートでの最後のセリフ。裏切られ、彷徨い続けた彼女は時の彼方において出会った男に看取られ、僅かでも幸せだった時を噛締めながら静かに消え逝く。
- 「皆様ぁ! わたくしはぁ!葛木メディアでございますー!葛ーー木ーーメーーーディーーーー」
- Fate/hollow ataraxiaの一場面。新婚生活を満喫している。
- 「あら、夫婦の仲は遠回りをしつつ、深まっていくものですわ。これからも二人で歩いていきましょう……宗一郎様」
- フェイト/タイガーころしあむの葛木ルートのエンディングを締めるシーン。宗一郎はキャスターと共に、キャスターは宗一郎と共に歩んでいく未来を望んでいた。途中の様々な障害を跳ね除けてまで叶えた願い……宗一郎は遠回りをしたと溜息をつくが、彼女はそれも無駄じゃない、と最愛の夫に微笑むのだった。
メモ
- 能力自体は魔法使いレベルだが、彼女は魔法を知らないので定義としては魔術師に位置する。だが、元々彼女は神代、多くの魔術が未だ魔法だった頃の人物なので、元を正せば立派な魔法使いである。魔法使いではなく魔術師である、というのは、「現代まで残った五つの魔法は、キャスターは修得していない」ということ。
- 尚、五つの魔法への適性は無いようで習得する事は出来ない。因みに固有結界も使えないが、此方は小さい魔術と大きな魔術を重ねて、費用と時間さえかければ似たような異界は作れるという。
- いわゆる「エルフ耳」と呼ばれる長い耳。ぴこぴこ動く。『stay night』PC初回版ではこの設定を忘れた普通の耳のCGが存在し、後にパッチで修正されるという逸話を持つ。
- 模型や服を作るのが趣味。一升瓶でボトルシップを作ったり、可愛らしい服をセイバーに着せたがったりしている。UBWでキャスターに捕えられたセイバーがドレス姿になっていたのは、彼女のこの趣味によるもの。
なお、本人は、自分自身が可愛らしい服を着ることに興味はなく、「似合う人間が着るからいい」とのこと。ちなみにボトルシップは洋酒の瓶で作るからこそ味があるという事を衛宮士郎にも突っ込まれた。 - サーヴァントである彼女は自力で魔力を精製できないようになっている。
そもそも本人自身の魔力生成量自体がたいしたことはないと発言されている。その上魔力供給を担うはずのマスター・葛木は魔術師の素養を持たず、契約も出来ないために魔力を作れない。このため、町中の人間から「魂喰い」をすることで魔力を集めて本陣である柳洞寺に蓄えなければ本領発揮は出来ないという。- 正確には、サーヴァントに魔力を精製する機能=エンジンがないわけではなく、それを始動させるための機能=キーが、マスターの魔力によって担われている。キーがなければ車は動かないが、動くためのエンジンは車がもとから持っている、という関係。「英霊」という莫大な魔力の塊を人間であるマスターの魔力のみで現界させているわけではない(とはいえ、マスターからの魔力供給が潤沢であれば、その分エンジンは好調に回るので、それに越したことはない)。
- ステータス中の「幸運」はBランク。生前といい聖杯戦争中といい、幸運というほどラッキーなことに恵まれてるとは程遠く、そもそもこの数字は召喚した魔術師の補正なのだが……?葛木との出会いで運を使い果たした説が存在するが、対魔力で苦難してるのが他のキャスターと比べても彼女だけだったり、葛木が魔術素養がないため契約も出来ないので、一人で陣地を確保して魔力供給しなればならなかったりと、信憑性に乏しい。
- 伝承ではイアソンも含めて3回、もしくは4回結婚したとされる。4回目の時は不老不死の力を獲得し、トロイ戦争の英雄であるアキレウスと結婚したとも言われる。『hollow』では凛から戸籍を買って、式こそ挙げていないものの正式に葛木先生と入籍している。
- プロット段階ではキャスタールートも存在したらしい。なんでもロリっ娘になった彼女をパートナーにするとかなんとか……。「英雄史大戦」のカードでロリっ娘になっているのは、このプロットが元ネタ。
- ルール違反によってアサシンを召喚したキャスターだが、彼女とは別に「聖杯が選んだ、本来アサシンを召喚するはずだったマスター」も存在はしていた。しかし、この人物はサーヴァント召喚前に彼女に発見され、殺されている。
- 金羊の皮が使えればコルキスの竜を召喚出来るが、この竜は竜種の中でも大したことない方なので、第五次聖杯戦争においては最弱から中堅に上がる程度の戦力にしかならないという。しかし、第五次で中堅と言うと、ギルガメッシュ、ヘラクレス、アルトリアの三人以外は勝てるか怪しい強さになることを意味するので、大いに戦力増強されるのは間違いない。
- 他の参加者達と渡り合えるようにという時点で戦略の幅は大いに広がるので有用なのは確かである。
- 若妻のイメージが強いが、実は本物のお姫様。したがって、騎士であるセイバーとの相性は意外とよかったりする。
- アイリスフィールは「人妻で姫君」というキャラクター性が被るためか、相性が悪いらしい。「タイころアッパー」では壮絶な舌戦を繰り広げた。
- 間桐桜から「理想の奥様」として尊敬されている。彼女も桜を気に入っており、士郎に自分が料理を習っている事を桜に知られないようにしてほしいと頼んでいる。
- 宝具「破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)」は威力を出すことを目的とした物ではないため、『unlimited codes』や『トラぶる花札道中記』などでは、相手を呪詛で束縛した上で、上空から全力全壊の魔力弾連射攻撃、「神言魔術式・灰の花嫁(ヘカティック・グライアー)」が最強の必殺技として設定されている。
各マスターごとのステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | 備考 |
葛木 | E | D | C | A+ | B | C |
保有スキル:陣地作成(A)、道具作成(A)、高速神言(A)、金羊の皮(EX)
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