沖田総司〔オルタ〕

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アルターエゴ
真名 魔神・沖田総司
読み まじん おきた そうじ
性別 女性
身長 163cm
体重 51kg
出典 史実
地域 日本
属性 中立・中庸
声優 悠木碧
デザイン 武内崇
レア度 ☆5
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要

アルターエゴ」のサーヴァント。若くしてこの世を去った沖田総司が到達しえたかもしれない可能性の末路。
魔神の「神」の字は正確には「神」の下に「人」を合わせたフォントの存在しない漢字である。wikiでは表記できないので便宜上、魔神と表記する。

略歴
沖田総司が産まれた直後に生死の境を彷徨った際、姉であるおみつが神仏に祈り「死後に一度だけ魂を世界の為に使う」という条件で命を繋いだ。その「世界の為に使われた」可能性としての存在。
『Fate/Grand Order』の期間限定イベント『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』では明智光秀の策謀を阻止するべく帝都に召喚されたが、まともに生きた経験が無いため目的や記憶どころか当初は言葉すら喋れなかったが、主人公に出会って行動を共にするうちに急成長し、明智光秀を打倒した。
抑止の守護者としての役目を果たしたため、本来ならばそのまま消える筈だが未練が生まれた事で「消えたくない」と願ってしまうが、主人公のカルデアの記憶を見た事で満足して消滅……した筈が、何故かカルデアに召喚されてしまい、そのまま過ごすようになった。
人物
一見すると無口なクールキャラに見えるが、人生経験が少ないためか言動は非常に子供っぽく天然ボケの傾向が強い。
能力
戦闘スタイルそのものは沖田のそれを踏襲しており、高い機動力と高速の剣術による強襲戦闘を得意とする。得物は身の丈ほどもある、漆黒の刀身を持つ大太刀「煉獄」。
完全な瞬間移動と化した歩法「極地」に加え、大型武器である大太刀を得物とするにも関わらず、その手数は沖田のそれと同等以上と人知を超越した戦闘能力を誇る。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
アルターエゴ 主人公 (Grand Order) B C A B C A 対魔力:B
単独行動:A
極地:A
不断:B
無辺:A

宝具

絶剱・無穹三段(ぜっけん・むきゅうさんだん)
ランク:A
種別:対界宝具
無量、無碍、無辺、三光束ねて無穹と成す。光り輝く黒光を放つ魔神・沖田総司必殺の魔剣。
本来存在しえないもの、してはいけないものすら強制的に世界から退去・消滅させる事が可能。
特殊な大太刀「煉獄」を使用して放つ。
大太刀の銘「煉獄」は勝手につけられたもので本来は無銘の謎兵装。
どういうわけか自律意思のようなものがあるらしく、使用者の気分に合わせて性能がかなり変動する。
調子がいいときは刀身の中央が赤く輝く。「煉獄」という銘はそれなりに気に入っている模様。
『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃&Buster耐性をダウン[注 1][注 2]」という効果のBuster宝具。

真名:沖田総司〔オルタ〕

ただ一度の輝きのために調整された決戦英雄。別名「魔神・沖田総司オルタナティブ」。
沖田総司の別側面であり、抑止力の行使のために霊基を改変、調整された極めて特殊な英霊。
「ただ一度きりの顕現」を目的として調整されたため、基本骨子以外は元となる沖田の霊基とは別物ともいえるレベルに変質している。
沖田の適性クラスであるセイバーではなくアルターエゴでの召喚もそのため。
ちなみに病弱は克服されている。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚-極東魔神戦線1945-』の開催に伴い期間限定でガチャに追加。イベントガチャ限定サーヴァントであり、恒常的な入手手段は現状ない。

人間関係

Fate/Grand Order

主人公 (Grand Order)
マスター。物心づいてから最初に出会った人物である為か、雛鳥のように過剰に懐いている。
一度は悲しい別れをしたが、カルデアで再会を果たした。
沖田総司
抑止力の行使のために別物レベルの改変・調整となってしまったが、霊基の元となった存在。
沖田総司として生きた記憶がほとんど残っていない為、自分自身という感覚はあまり抱いていない。
『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』では直接相見え、剣を交える事で急速に成長していった。
土方歳三
霊基の元となった存在の同僚。『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』では沖田オルタを別の存在と理解しながらも沖田総司として接して(怒鳴って)いた人物。
マイルームでは彼の事を怖くないどころか「優しい人」と認識しており、言動に隠れた沖田総司への信愛を、本能的に理解している。
茶々
『ぐだぐだ明治維新』の時の沖田の記憶が無意識にあるのか、母親のように懐いている。
明智光秀
『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』において抑止の対象とされた人物。
第六天魔王となった彼を無穹の狭間に落とし、この世から消し飛ばした。
エミヤ
『もっとぐだぐだ帝都聖杯奇譚』にて遭遇。
「(抑止力の)先輩」と言いかけたが、触れられたくなかったのか却下された。

その他

阿弥陀如来
沖田総司が産まれた際、姉のおみつの祈りを受け、死ぬはずだった所を救い上げたと思われる。
沖田オルタの使用する技からしても何らかの影響がある可能性が高い[注 3]
煉獄
自身が持つ特殊な大太刀。本来は無銘の謎兵装で自律意思を持つ。名前をつけたのは織田信長。オルタだけでなく煉獄自身も気に入っている。
『第六天魔王の全魔力の5分の3を注ぎ込まれた」とのことだが、名前と発言から漫画『るろうに剣心』のパロディであり、実際に5分の3かどうかは怪しい。

名台詞

戦闘

「魔神のまは、真っ二つのま!」
「魔神のじんは、微塵切りのじん!」
アタック時。真っ二つにしたり微塵切りにするといった物騒な単語を発するが、どこか残念な所を感じてしまうのはオリジナルの影響だろうか?
「zzz……はっ! 寝てない、寝てないぞ。寝て……寝てた!」
スキル使用時の台詞の一つ。戦闘中において居眠りをやらかしてしまう魔神さん。思わず寝てないと弁解するも、結局は認めてしまった。
「魔神剣、煉獄斬り!」
「終わりだ、炎王煉獄斬!」
エクストラアタックでの台詞。必殺技の名前をつけるのが好きな魔神さん。
「塵刹を穿つ。無辺の光を持って、天命を断つ。『絶剱・無穹三段ぜっけん・むきゅうさんだん』!」
「無量、無碍、無辺、三光束ねて無穹と成す。『絶剱・無穹三段ぜっけん・むきゅうさんだん』!」
宝具発動。『絶剱・無穹三段』。無量・無碍・無辺の三光を束ね、天命を断つ無穹と成す。悠木碧氏の演技も相まってかなりシリアスな印象を与えるのだが……。
「え~っと…なんだったかな…? う~~ん…忘れた! 必殺!『魔神さんビーーーム』!」
「え~っと…なんだったかな…? う~~ん…忘れた! くらえ!『なんかすごいビーーーム』!」
宝具発動。『絶剱・無穹三段』別バージョン。低音ボイスで「宝具名を忘れたので適当に真名解放する」という残念ぐだぐだっぷりをプレイヤーに見せつけた。
どこぞの理性が蒸発してるポンコツ英霊といい勝負である。
「魔神さん大勝利ー、だな。」
戦闘終了時。クールにその言葉を発する辺り、ますますオリジナルの影響を感じさせてしまう。

マイルーム

「我がは魔神・沖田総司、召喚に応じ現界した。この身の霊基が砕け散るその時まで……共に戦おう。」
召喚時の台詞。本来その姿を見せる事のない抑止の守護者が、この世界に現界した瞬間である。
「沖田総司、私の別存在か。私には沖田総司として生きた記憶がほとんど残っていないから、たまに自分が本当に沖田の写し身なのか、わからなくなる時がある。
 ところで全然関係ないが、何故か身長や胸は私の方が大きいのだな。私が育ち盛りだからだろうか。」
マイルーム会話「沖田総司」。元になったオリジナルの霊基に関する記憶がほぼ無いため、オリジナルかどうかもあやふやな状態になっている。
身長や胸がオリジナルより成長したのは病弱が治ったからなのか、抑止力と契約したからなのか、原因は不明。
ちなみにオリジナルの沖田は元々胸は大きい設定であるが、オルタはそれ以上であるらしい。沖田「斬り合いの邪魔なんですけどね」秋葉様「ぬかしおる」
「ん……? あの時の人斬りか。確かに以蔵の剣の腕は天才的だな。もしやすると、私も及ばないかもしれない。
 まぁ、その時はビームでやっつければいいだろう。」
マイルーム会話「岡田以蔵」。剣はあくまで勝つための手段であり、その優れた技術の優劣に拘りはなく“勝てば良い”のは本家と同じらしい。
「好きなものか。そうだな、この間食堂で食べたおでん。アレはうまかった、特に白いアレ。
 なんだったか……そう、ちくわぶだ。なんとも、もむちゃっとした歯応えがいい。だが、からしはいらない。辛み。」
「嫌いなものか。特にはない……いや、そうだ。
 先日、売店でくじを引いたのだが、全てハズレだった。引く前はそう欲しくもなかったのに、実際外れるととても悔しいものだな。悔しみ。」
マイルーム会話「好きなこと」「嫌いなこと」。この台詞は彼女の原型となった魔神セイバーのプロフィールに記載されている「好きな物」と「苦手な物」が元ネタである。
「誕生日……そうか、マスターの生まれた日か。それは私にとっても、とても素敵な日だな。
 ん? そういえば聞いたことがある。誕生日には贈り物をすると。何か……そうだ、この刀は……駄目だな。重いし、ドアによく引っかかるから邪魔になるだろう。
 ……よし、代わりに今日は何でも言うことを聞いてやろう。」
マイルーム会話「誕生日」。プレゼントに大太刀「煉獄剣」を送ろうとするも、大太刀の刃長が長すぎる事を気にしたのか大太刀のプレゼントを辞めて、誕生日の間だけマスターの言うことを何でも聞く事にした。仮にも抑止の守護者なのに、それでいいのか…。
「我はいつ消えるとも分からない虚ろな霊基だ。あまり関わらない方がいい。」
マイルーム会話「絆Lv1」。一度きりの霊基として顕現した存在である以上、いずれ消えるのは決まったこと。だからこそ彼女はマスターを遠ざけようとする。
「いいのか?私になど構っていて。そうか……ならば私も好きにさせてもらおう。」
マイルーム会話「絆Lv2」。マスターはそんな自分でも接しようとする。関わりを持とうとしない彼女に変化が生じていく。
「今日はどうするのだ? 私か? 私はマスターについて回ろう。ん? 気になるだと? わかった。気配も足音も立てずに、ついて回ろう。」
マイルーム会話「絆Lv3」。マスターに対して要件を聞き出し、彼女自身はマスターについて回ろうとする。この時点で、彼女にとってマスターが放ておけない存在になりつつあることを示している。
「私はマスターが好きだ。どうした? 何かおかしな事を言ったか、私は。
 マスターは、いつ消えるともわからない私に良くしてくれるし、ここで過ごす生は、私には許されなかったはずのものだからな。本当に、感謝している。」
マイルーム会話「絆Lv4」。いずれ消える定めであり、いつ消えるとも知れない自分に良くしてくれるマスターに対して親愛の感情を見せる。
「頬に触れてもいいか……? ああ、そうだ。マスターは私に全てをくれた。本来、この世界に存在しえない私に、居場所を、生を、全てを……。
 私は、マスターと、マスターの生きるこの世界が好きだ。たとえこの身の霊基が砕けようと、私は私の全てを賭けて、マスターとマスターのいるこの世界を守ろう。」
マイルーム会話「絆Lv5」。本来なら有り得ることのない物をくれた。抑止の守護者ではなく、マスターのサーヴァントとして、マスターとマスターのいるこの世界を守ると、彼女は宣言した。

イベント

「…………マ、……ター。」
「………い、……じょ……!」
「………わか、……った。」
「………なる……ほど、………これが言葉か、覚えた。」
『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』で織田信長と戦闘した後の台詞。言葉を覚えておらず、戦闘時のLvも1だった。
戦い方も現状も、自分自身すら理解していない赤子のような状況でも、会話すらしたことがない主人公をマスターとして救おうとしたいたことが分かる。
だがこれ以降「覚えた」という言葉通り、ほんの短時間で流暢に言葉を語るようになった。
「我は―――」
「抑止の守護者。」
「―――ここは無窮むきゅうの空。」
「ここより先も、ここより後もない。お前も同じだ。」
「後も先もない無窮のはざまに落ちるがいい。」
「我は魔を裂き、神を穿うがつ、人のいのりを束ねしもの。」
「―――魔神・沖田総司!」
同上イベントにて、抑止の守護者として目覚めた際の台詞。一人称が「私」から「我」に変わっており、台詞や立ち振る舞いは『Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚』の魔神セイバーを意識したものになっている。
「私だって嫌だ!!」
「もっとマスターと過ごしたい!」
「もっと世界を見たい!」
「もっと生きたい……!」
「このまま消えたくなんてない……!」
抑止の守護者としての役割を果たした後の台詞。既に消滅しかかっており、涙を流しながら主人公と共に互いの気持ちを叫び合う。
「……最後にマスターの記憶カルデアが見れてよかった。」
「……この記憶だけが、私が生きたその生の証だ。」
「……ありがとう、……本当に、」
「―――ありがとう。」
マスターの頬に触れて。流れてくるマスターの記憶に己の生を見出す。
「……煉獄、……今日からお前は煉獄だ。」
『もっとぐだぐだ帝都聖杯奇譚』にて、信長から大太刀の名前・力を譲り受けて。本家沖田は「戦国時代遅れのネーミングセンス」と評したが、オルタおよび剣自身は気に行った様子。
そうした経緯もあり、マイルームでは信長の事を「煉獄の銘をくれたから、そんなに嫌いでもない」と語っている。
それと同時に「妙に近いものを感じる」とも語っており、煉獄の炎も含めてこの辺りは魔神セイバーの初期設定「沖田と信長が融合した存在」が関わっていると思われる。

メモ

脚注

注釈

  1. 3ターン
  2. オーバーチャージで効果UP
  3. 阿弥陀如来の力を示す「十二光」と呼ばれる物の中に「無量光」「無碍光」「無辺光」「不断光」が含まれている。

出典


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