望月千代女
アサシン・パライソ | |
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真名 | 望月千代女 |
読み | もちづき ちよめ |
性別 | 女性 |
身長 | 154cm |
体重 | 46kg |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 混沌・悪 |
一人称 | 拙者/私 |
二人称 | そなた/あなた |
声優 | 佐倉綾音 |
デザイン | ひろやまひろし |
レア度 | ☆4 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 亜種並行世界『屍山血河舞台 下総国』では英霊剣豪の一体「アサシン・パライソ」として寛永十六年の下総国に召喚されている。
- 既に始末した但馬守配下の侍衆十名の首を添えて松平の姫への殺害予告を届けた後、単独で土気城に侵入して武士たちを血祭りに上げ、姫を仕留めようとするが、護衛に回った武蔵やカルデアのマスター達によって失敗に終わる。
- その後拠点に戻ろうとするが、バーサーカー・衆合地獄によって大蛇の力を流し込まれてしまい、そのまま武蔵との立ち会いで敗れて宿業両断に至ると、安堵をうかべて消滅した。
- 人物
- 見た目麗しい、清らかな黒髪の乙女。
- 本来の性格では戦を好んでいないが、忍として主に忠実に仕えることを信条としている。
- 亜種並行世界では蘆屋道満によって「一切鏖殺の宿業」を埋め込まれても、ただ忍びの者として己を召喚した天草四郎の主命に従って行動している。
- 能力
- 忍びの者としてクナイや刀等の武器を使用して戦うが、下記の宝具に由来する呪術が最大の武器。
- 口寄せされた不可視の大蛇による巻き付きや丸呑みで敵を攻撃できる他、対象に憑依させる事で思い通りに操る事も可能。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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アサシン | 主人公 (Grand Order) | D | D | A | C | C | C | 気配遮断:A+ | 呪術(巫):C おろちの呪:B 甲賀流:A |
宝具
- 口寄せ・伊吹大明神縁起(くちよせ・いぶきだいみょうじんえんぎ)
- ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:1~30
最大捕捉:1人 - 甲賀望月の祖とされる伝説の存在・甲賀三郎にまつわる呪を通じて、恐るべき大明神の神通力を一時的に借り受ける。
- 具体的には、口寄せによって伊吹山の神たる伊吹大明神───すなわち『諏訪縁起事(神道集)』『大岡寺観音堂縁起』にて衣を通じて甲賀三郎に祟った邪神・ヤマタノオロチの分霊を限定的に使役して攻撃対象を呪殺する。
- 攻撃対象となった者は大蛇状の魔力に巻き付かれ、絶命する。
真名:望月千代女
- 信州禰津村の文書に名を残すという戦国時代末期の女性。
- 甲斐武田家に仕えたという
女忍者 であり、 - 甲賀望月家の出身であるとされるが、実際に忍者であったかは定かではない。
- ある意味、彼女の存在は───隠密活動を旨とするはずの忍者にとって矛盾する、
- 「高名な忍者」という命題に対する皮肉な回答であるのかもしれない。
- また、彼女は甲賀の祖先たる甲賀三郎が神によって与えられた
呪 を受け継ぐ、異形の力を有した存在である。 - 忍として主人のために活動する傍ら、ただひとりの大蛇の巫女として、神の荒魂を鎮めるために祈りを捧げる。
- 厳密に言えば、本家の血筋ではなく、家名もとうに変わっているが。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 亜種特異点Ⅲ『屍山血河舞台 下総国』の解禁に際して真名を伏せる形で実装。
人間関係
Fate/Grand Order
- 主人公 (Grand Order)
- マスター。
- 主人として敬愛しており、体を求められた際には「仕事として」受ける事もやぶさかではないとのこと。
- バーサーカー・衆合地獄(酒呑童子)
- 亜種並行世界で同じ陣営だった存在。
- 伊吹大明神に由来する相手なので非常に苦手意識が強く、ストーリー中では近くにいるだけで血に潜んだオロチが活性化させられる。
- 最終的には強制的に体内のオロチを活性化させられたことで、捨て駒の鉄砲玉同然にされてしまった。
- 亜種平行世界での出来事は座に刻まれるほどのトラウマになってしまったらしく、カルデアで正規に召喚を受けてもなお酒呑童子を前にするとビクついてしまうほど怖れている。
- 清姫(亜種並行世界Ⅲ)
- 亜種並行世界にて、予告状を出した上で彼女を暗殺し、世情を恐怖で包む事を目論んでいた。
- その過程で彼女に大蛇を憑依させて操り、主人公達に嗾ける事になった。
- 風魔小太郎
- 亜種並行世界にて英霊剣豪として戦ったカルデアのサーヴァント。
- マイルームでは同じ忍として戦乱の時代で名を馳せた彼に畏敬の念を抱く。……同時に「そのような御仁がボッチだとは」と呟いている。
- 加藤段蔵
- 亜種並行世界にて同じ陣営で戦ったサーヴァントであり、同業者。
- マイルームでは段蔵のほうからは親しげに懐かれているが、なぜか千代女のほうからは奥歯に物が挟まったような対応になっている。
- ゴルゴーン
- 『節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔』で顔合わせした際には「同じ大蛇の呪を受けた者同士」と盛大に誤解して珍しく積極的に会話しにいった。
生前
- 望月盛時
- 信濃国の望月城城主であった夫。
- 史実では第四次川中島合戦で戦死しており、それが後述する「戦を好まない」という発言に繋がっているものと思われる。
名台詞
- 「甲賀上忍、真名を望月千代女。クラスはアサシン。―――どうぞ拙者に、主命をお与えください。」
- 真名開放後の召喚時の台詞。
- 「呪え、我が血を。祟れ、我が罪を。甲賀三郎より幾星霜、濯げぬものがここにはあろう。『
口寄せ・伊吹大明神縁起 』!」 - 宝具発動。血を呪い、罪を祟る、甲賀三郎が神から与えられた濯げぬ
呪 。
- 「戦国の世に名高き、風魔の頭領。そのような御仁もいらっしゃるとは。……そして、ぼっちだとは…。」
- マイルーム会話「風魔小太郎」。戦国の時代に名を馳せた忍への畏敬の念をにじませる。
- 同時に彼をぼっち認定している。
- 「飛び加藤といえば、あの…。……ああ、これは…きちんと話をせねばなるまいな。
だ、だが…今ではない…今ではない。」 - マイルーム会話「加藤段蔵」。
- 妙に言葉を濁しているが、加藤段蔵はその能力を恐れた武田信玄に暗殺された、またはスパイであり信玄の命を狙う暗殺者だったため殺されたなどの説があるので、それ絡みで彼女にも何かあったのかもしれない。
- 「戦は、あまり好きにはなれませぬ。―――盛時様も……あ、いえ、何でもありませぬ。拙者はお館様のしもべ。過去を生きた望月千代女は、ここには居りませぬ。」
- マイルーム会話「嫌いなこと」。本来の性格では戦を好まないが、忍として主の命令に忠実であろうとする。
- 「や—————
やめろ……!
や、やだ、嫌だ、それだけは嫌ぁッ……!!
許して、許して!お願いやめて!
拙者は、私、私が私でなくなって……消える……!
あ、ああああああああああああああ!!
あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・ああァァ!!
入ってくる、入ってくるいやだやめてやめて痛い痛い痛い気持ち悪い痛い気持ち悪いィ———
———殺せ、殺せェ!
私ではない、私じゃないんだ、私じゃないのよ!!ソレは私が受け取ったものじゃないのに……!」
「—————————————ひ、ィ。」 - 『屍山血河舞台 下総国』にて、バーサーカー・衆合地獄から大蛇の力を流し込まれている際の台詞。
- 忍者然とした中性的な口調をかなぐり捨てて無我夢中に叫ぶ。
- 非道の限りを尽くした彼女だが、自身が最も恐れるソレに侵食されていく様は哀れと言うしか無い。
- ……が、そんな姿に嗜虐心をくすぐられたプレイヤーもいたとかいないとか。
- 「そ、その呼び方には邪念を感じるでござる!」
「そも、大将殿とて未亡人でツノで袴で弓持たぬアーチャーで、属性パンパンでござろうに!」 - イベント『節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔』にて、節分大将に「属性の多い女忍者」と呼ばれた際に。互いに属性パンパンなので、どっちもどっちである。
- なお、1.5部からその気配があったものの、今回真名を隠すために使われた名前が『薄幸な巫女忍者』。彼女の属性を簡潔に詰め込んだ名前である。
- 「やはりにござる。そなたは……そなたも……」
「大蛇の呪を身に宿す者にござるな!?」
「ふふ、同じ立場の―――そう、お仲間に会うなどとは初めての出来事。
サーヴァント、という人ならぬ身に成り果てた矢先、かような合縁奇縁 に出くわすとは。
いやはや、いやはや……。」
「……承知の上、にござる。その心情、痛いほど分かるいというもの。左様。他人には言い難きもの。
同じ境遇同士……同じ女の身でなくば話せぬ事柄もありましょう。
こちらはその役割を持つ巫女として相談を受ける所存。そして無論、こちらからもあれこれ聞きとうござる。
たとえば。
…………冬の朝の寝起きは、やはり辛 いのでは?もう春までずっと寝ていたいと思ったりは?」 - イベント『節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔』にて。
- 立ちはだかったゴルゴーンを「同じ大蛇の呪を受けた者同士」と盛大に誤解しており、仲間を見つけた喜びで満面の笑みを浮かべながらゴルゴーンにすり寄っていく。当のゴルゴーンは困惑するしかなかった。
- なお、「冬の寝起き」の所を聞いた主人公からは「変温動物的な特徴」「(千代女が)単にズボラ」なのではと推測したが、マシュから止められた。
- この後、温泉でゴルゴーンと意見交換しようとする千代女だったが、ゴルゴーンは姉上たちに匹敵(?)する天敵から必死に逃げ出した。
- 「拙者、リップ殿と同じく謂われなき責め苦をつね受ける
宿業 でございますが…」 - パッションリップの幕間の物語「サクラ迷宮/M」にて。
- 自身がパッションリップと同じく被虐体質持ちであること告白する。
- 『屍山血河舞台 下総国』での悲惨な末路や方々で垣間見られる不幸属性の要因は彼女の体質的なものなのかもしれない…
- 「ならば放っておいていただきたい! 拙者は、巡り巡って、新たなお館様を得た!」
「私を……! 忍びを……!」
「使い潰すべきものを使い潰そうともされぬ、二度とは仕えられぬであろう御方に巡り合えたのだ!」
「私は! 私は……!! もっと忠義を尽くしたい!」
「もっともっとこの身を役立てたい! 最後の最後まで!」
「な・の・に!」
「どうして邪魔をするのよ! あなたが!」 - 幕間『蛇―――我が身を這い回るものよ』にて、千代女の苦手なものを見抜き、ひたすらシミュレーターで蛇を仕掛けてくる酒呑童子への叫び。
- 忍びは主君あってこそと語るだけに忠義は前提であるが、稀有なマスターの在り方に理想を重ね、その巡り合いに喜びを感じている。
- それだけに、その主の前で弱みを暴こうとする(そのような意図はないが)酒呑童子に激しい怒りをぶつけている。
- 日頃忍びであろうとする千代女が、感情を御せずに女言葉になっている辺り、その怒りの深さが伺える。
- 「ち、ち、忠義と思慕は別物にござる!」
- 同上。マスターの命令であれば
褥 も共にできると答えた千代女に、「浮気しはるん?」と指摘されて。 - 二度ほど重ねて、夫を比較に出されたことで、主従関係への愚弄を感じた千代女の怒りは頂点に達した。
- なお二度に渡る質問に対して、二度共同じ言葉でどもっているので、やや複雑な感情を抱ていることが伺える。
- 「如何に、如何に伊吹の御子とて……我が祖・甲賀三郎の……」
「呪われし血が……如何に……拙者の躰を苛もうとも! それ以上は!」
「口を開くならば、お覚悟召されよ! ―――童子殿!」 - 同上。自身のトラウマを刺激する存在そのものとも言える酒呑童子に向かって。
- それでも力の差はあり敗北濃厚ではあったが、千代女の姿を見て満足したのか、酒呑童子は敗北を認めて去っていった。
メモ
- 英霊剣豪の名前であるパライソとは英語で言う「パラダイス」に相当し、「天国」「楽園」を意味する言葉。
- 日本ではキリスト教徒=キリシタンが天国を指す際に使用する言葉でもある。
- イラスト担当のひろやまひろし氏曰く「パライソを描いてるときは、まさかイリヤの方が先に実装されるとは夢にも思わんかったよ」という発言から、このキャラのデザインは少なくともイリヤが登場するイベント「魔法少女紀行 ~プリズマ・コーズ~」実装より先(一年以上前)に上がっていたと見るべきだろう。
- 戦国・未亡人・少女・くのいち・巫女…と、属性の多さに一部のサーヴァントから心配されている他、マイルーム会話でも主人公から指摘している。
- セイントグラフではソレを反映するかのように、第一再臨では
T.M.Revolutionのような露出度の高い服装、第二・第三再臨では巫女装束を纏っている。 - なお、最終再臨では酒を飲んで酔っぱらった上に衣装の一部をはだけて誘惑するという忍びらしい姿を見せており、その手の技にも長けているのが伺える。
- セイントグラフではソレを反映するかのように、第一再臨では
- 『屍山血河舞台 下総国』新登場としては初めてビジュアルが明らかになったキャラクターであり、そのインパクト抜群な姿が話題をさらった。また、先述の通り
ただの帯のような露出度の高い扇情的な服装の割に中性的で凛とした容貌から、男性なのか女性なのか判別も付きづらい点も話題になった(ひろやま氏曰く「性別を隠す意図は無かった」とのこと)。 - 本作では名前を「ちよめ」と読ませているが、名前の末尾に付く「女」は本来は接尾語である。類例だと現代でも使われる「~氏」のようなものであり、厳密には名前の一部ではない。読み方も「ちよじょ」と読ませ、「千代という名前の女性」という意味になる。
- エイプリルフール企画『Fate/Grand Order Gutentag Omen Adios』でのテキストでは「由緒正しい巫女忍者。かわいそうな格好をさせられている。不幸せオーラを放ちながらもマスターに献身的に仕える様が涙を誘う。蛇の扱いがうまい。」と「不幸キャラ」という彼女の属性が全面に押し出されている。
脚注
注釈
出典